最新更新日:2024/09/22 | |
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やるべきこと、やり方今、やるべきことは何か、 そして、そのやり方を理解していると、 子どもは動く。 学習会の模擬授業と学校訪問そこでは、志水の簡単な講話と川畑典子先生の模擬授業を実施した。 翌日、庄内小学校を訪問して川畑先生の研究授業を見た。 とてもすっきりした展開になっていた。 学習会をお世話した大羽沢子先生からメールが届いた。 <9月7日、新学期早々に学習会にご参加いただきありがとうございました。 教材研究の奥深さと、教材研究を仲間とともにじっくり進めることの大切さを改めて感じた学習会になりました。 その後、川畑先生は「この5年間で一番納得できる授業になりました。」と、模擬授業と教材研究の成果を伝えてくださいました。 今後とも「授業で勝負」できる力量をつけるために、学習を積み重ねていきたいと思います。> 学習会での模擬授業によって、本番の授業が改善されたことは誠に喜ばしいことである。 学習会に参加した人たち、また授業者本人の修正作業のおかげである。 確かに、川畑先生の授業は、しっとりとしていて、なおかつ子ども達の頭の中が動いているのがよくわった授業であった。 ps 模擬授業を研修に取り入れたのは、7月の東日本大会(東京)からのヒントによる。 UD30 算数授業のUD化の4つのポイント1.視覚化 2.焦点化 3.共有化 がよく言われる。 その上で、算数の授業では、 4.そろえる化 が大切だと提案したい。 というのは、算数の授業では、問題把握、自力解決、話し合い、練習 などの異なる学習場面がある。 それらは、一つずつの積み重ねである。例えば、問題把握の場面で全員の子どもが把握していないと、自力解決はできない。次に、自力解決できていないと、話し合う土台ができない、さらに、話し合いの場面で解き方の理解がしっかり理解されていないと、練習問題に入ってもできないことになる。 だから、各場面において、そろえることが不可欠である。 さらに言うならば、ヒント包含法、○付け法、意味付け復唱法、適用問題定着法などの志水メソッドは、算数授業の各場面で「そろえる化」の一つの手立てとなっている。 小五教育技術 10月号に「意味付け復唱法」の記事ごらんいただければ幸いです。 繰り返しの連続だから毎日の仕事は同じことの繰り返し。 普通は繰り返せば、何かしら上達する。 上達しないのは、どこかに「ムダ」がある。 つまり、理にかなっていないのてある。 だから、その「ムダ」を見つけて改善していけば どんどん楽になる。 UD29 ノートを意識した板書ユニボ君の紙版である。 子どもにとってはとてもわかりやすい。 ノートを意識して板書をすると、教えたいことが整理されてくる。 「知」の視覚化。焦点化の働きをもつ。 取材 糸田小学校より いつものギャグ私は何ども同じギャグは使いたくない。 でも、期待している。 まくらの話があって、ギャグがくる。 まくらの話の後、いつものギャグを期待する。 落語と同じで、同じつぼで笑いたいのである。 だから、これからは同じギャグも使うことにした。 期待にそむいてはいけないからだ。 もちろん、新作も披露する。 楽しいね。 深いほど教材研究が深ければ深いほど、 実践で得られる知見は、 高いものがある。 丹陽小学校の授業診断の会のときにそう感じた。 8月の研修会のときに、ミニ指導案の作成について講演と演習を行った。 今回、9月の授業の指導案は、ミニ指導案を採用した。そこから得られる知見が、よりよい実践へとつながった。 教務主任によれば、ミニ指導案は好評だということである。 とても嬉しいことである。 6刷りになりました 「算数授業のユニバーサルデザイン」
9/10 本日、UDの本が重版になりました。第6刷りです。
ご利用いただき、ありがとうございました。 2月に初版を出してから、わずか半年で6刷りというのは驚異的な数字である。 一番驚いているのは、著者の志水と大羽先生かもしれない。 現在の順位 「算数授業のユニバーサルデザイン」 算数部門ランキング 第1位 http://www.meijitosho.co.jp/search/?title=%83%8... 素直に実行授業力アップわくわくクラブの機関誌「悠・愉」において、リーダーシップのことについて書いた。 その際、ある学校の校内研の取り組みを紹介した。 それを読んだH校長先生は、早速、夏休みに実行した。 この手立てのよさとともに、教職員の意識の高さに感激した。 その報告が封書で私のもとに届いた。 アンテナを張っていると、学校改革の手立てのヒントが見つかる。 それをそっくり取り入れてみる。 すると、新しい気づきが生まれる。 素直さが新たな感動を生んだ。 L字型の面積の実践の報告 2先週の実践の反省に基づき、再度、福岡で示範授業をさせていただいた。 今回は、満足のいくものであった。 上の板書にあるように、子どもの言葉を引き出すことができた。 子ども達はよく考えていた。 机間指導でどの子もできるようにした。 だから、子どもの言葉を引き出すことができたと思う。 言えることは、 確かな見通しと自力解決の保証である。この保証がなかなかうまくいかない。 つまり、このL字型の面積の問題は、あまりにもステップが多すぎるである。 例えば、 1.面積はかけ算と覚えている。だから、2つの長方形を求めたあと、その面積の数値をまたかける。 2.面積はかけ算の式が一つと覚えている子ども。式が一つで止まっている。あるいは、一つの式だけの公式を作ろうとしている。 3.長方形の2つの式のあと、立ち止まっている。合わせるという発想がない。 4..面積と長さを足そうとしている。 5.全ての辺の長さをかけようとしている。 6.必要な辺を決められない。 7.必要な辺の長さが何cmかがわからない。 8.多様な発想で求めることができる。 これらの「ずれ」が自力解決を困難にさせている。 そこで、私の作戦は、多様な発想は認めつつも、まず1つの考え方で解いてみようということである。具体的に言えば、縦に切って長方形の面積を求めて合わせる方法だけにしぼって机間指導した。それでも、一人の子ども(X児)がなかなか解決できなかった。今度は、この子どもへの指導をしつつ、他の子どもには、横に切って長方形の面積を求めさせることを指示した。 これによって、その子(X児)に指導してできるようにさせることができた。 それから、縦に切る方法を発表させ、次に横に切る方法を発表させた。 最後に、全体引く部分について考えさせた。 このとき、ヒントを言わせつつ解かせた。 このヒントは導入部分でずれた子どもの考えを生かすことができた。 すると、先ほど指導した子ども(X児)がなんと、42−6=36と書いたのであった。 これを取り上げて、2×3の式を埋めた。 結果的に、どの子も生かす授業を作ることができた。 授業の途中はハラハラドキドキの連続である。 今回の授業をつくるに当たって、京都の御牧小学校の授業を参考にさせていただいた。お礼申し上げる。 前回の授業から学び、今回の授業からさらに学ぶことが多かった。 ありがとうございました。 『愛される学校の作り方』PTA会長さんと共に書かれた本でとても珍しく、また内容の濃い本です。 おすすめいたします。 本の紹介 http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=p... お手本の授業3年の授業は、お手本のような授業であった。 見事だと思ったのは、位取りの表を示すときに、もう一枚出したことである。 あらかじめ準備していたそうだ。 だからこそ、位の数字の変化が際立っていた。 例えば、「数字がななめに動いている」「一の位が0」という気づきが生まれた。 子どもから言語を導きだすためには、一事例だけではだめで、2事例、3事例を出すことによって、一般化がはかられ、そして「あっ」と思い立ち、言葉が生まれてくる。 お見事でした。 登校したら花壇校門を入ると花壇とプランタン。 お花たちが出迎えてくれた。 こういう学校にしたいものである。 石堂校長先生に尋ねると、こちらの花壇は職員でつくりましたという。 ステキだと思いませんか。 五時間半五時間半かけて、出張に行き、五時間半かけて帰る。 飛行機を使っても五時間半である。 そこには、先生方との出会い、子ども達との出会いがある。 その喜びがあるからこそ、往復する。 自宅に戻り、お風呂に入り、思わずでたことばが 「最高や−−−」 福岡県飯塚市立庄内小学校訪問子どもの学力が伸びていることが分かる授業であった。 2年の国語の授業では、インタビューがとも面白く、しかも力がついているのがよく分かった。 理科の授業では、電磁石の微妙な設定に子どもが不思議さを感じていた。 3年の算数の授業では、学びの発展が見える授業であった。 6年の授業では、静かな授業の中に子どもの思考が十分に揺れ動いていた。 感心することが多い授業ばかりであった。 わくわくクラブ 9月号メールブック「悠・愉」 配信しましたどうぞ、じっくり眺めてください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1表紙 目次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p1 2巻頭言 夏休みの研修の思い出 ・・・・・・・・・・・・・・・・p2志水廣 3前川流 幼児のさんすう 幼小の円滑な接続をはかる数量や図形の教育2 p7前川公一 4子どものこだわりに応える算数指導 その3 ・・・・・・・・・p10荒川文雄 5飯塚市庄内生活体験学校での学び NPO法人ドングリと庄内緑の少年団 p12勝田 靖 6鍛える学び合う学び(第6回) ・・・・・・・・・・・・・・・・p14玉置 崇 7適用場面定着法で自信を持たせよう 計算のじゅんじょ(2年)p16中村基子 8国語学力を高める 発問を掘り出そう ・・・・・・・・・・・・p19伊藤彰敏 9情報収集のスキルアップを図るための授業 ・・・・・・・・・・p23林 尚江 10つまずきを防ぐ指導18 中学校数学 数学的な考え方を育てる課題(問題)と発問の工夫 p25 鈴木正則 11あえて旧教科書を利用してみた一次関数の導入の授業 ・・・・p27横田茂樹 12おもしろ素材発見で授業力アップ 一瞬を切り取る ・・・・・p30鈴木健二 13出会った「人・こと・もの」が繫がる 想定外という発想の転換 p32佐方はるみ 14パワーアップ通信6 子どもの健全育成について ・・・・・・・p34小山 安 15頴田で縁あって…頴田小での実践を振り返って ・・・・・・・・p36川畑典子 16授業 GOIKENBAN 18 ・・・・・・・・・・・・・・・p38落合・中根 17全教科でユニバーサルデザインを考えよう! ・・・・・・・・p39木山麻衣子 18続・内地留学記「暢記」(6)「公倍数を使って」の教科書研究 p40下石暢彦 19私の生き方の公開 内地留学生との思い出(2) ・・・・・・・p44志水 廣 208月のイベント報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p46近藤雅子 21算数授業研究 VOL95 論究7 ・・・・・・・・・・・・・・・p47志水 廣 22志水廣先生「退官記念講演会」のお知らせ ・・・・・・・・・・p49近藤雅子 23編集後記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p50近藤雅子 人生のwindows人生の窓はとても不思議である。 未来の窓は見えない。 この窓の先が見えないから、怖くて明けられない。 やがてどうしても扉を開けざるを得ない時がくる。 そして、扉を明けてみると、 少しの光がある空間にいることになる。 ここで、大概の人はひるむ。 しかし、しばらく淡々と進んでいくと、 もっとたくさんの光がある空間に導かれる。 そして、ようやく、そうかあ、私はこういう人生の役割を自覚するために、 ここに飛び込んできたのだと。 最近、ある先生からの報告で、新しい人生を歩み始めたところ、 非常勤の仕事が来て、その後、常勤の仕事が舞い込んできたと。 結局、その方は、人生のwindowsを開けたからこそ、舞い込んできた。 あなたは人生のwindowsは98,2000,XP,セブン,エイト・・・。 ときとぎ、更新していくといいですよ。 福岡 授業力アップわくわくセミナー学習会今回は、学校のミドルリーダーに当たるような方のための学習会である。 顧問学校から多くの参加者があり、 20名近くになった。 内容は、 1 志水 廣の講話 リーダーとして 2 模擬授業 川畑先生の授業を通して授業づくり この2点であった。 午後の時間の研修ではあったが、あっという間に時間が過ぎた。 教材研究をすることの楽しみを感じた。 算数の授業は問題解決型ばかりではない。それぞの研究の現状を議論した。 共通することは、算数の授業に対する見方である。 算数の授業には次のタイプがある。 1.概念の導入のための概念形成型の授業 2.概念形成と問題解決との複合型の授業 3.問題解決型の授業 4.技能の習熟の授業 これらの分類があってこそ、指導法が異なることになる。 |
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