最新更新日:2024/09/25 | |
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京都府久御山町佐山小学校訪問元気のよい授業が展開されている。 特に、特別公開の1年生の授業は、机間指導と子どもとの息がぴったり合った授業であった。 だから、とても満足そうな表情を子どもたちは浮かべていた。 シミュレーション授業と1年生の学年団のサポートもあっての勝利だと思った。 愛知県数学教育研究大会講演をしてきました。 これからの教育は、学ぶ意欲が問題となってくる。 したがって、「知」の変容だけではなくて、「心」の変容も大切となる。 そのためには、算数数学の面白さを伝えるしかない。 ほんの少しの工夫でできることがある。 数学を閉じられた世界ではなくて、オープンな世界へと創造していきたい。 そこそこそこそこ働いて、そこそこの暮らしができればよい。 これは、人間が元々持つ特性から、はずれている。 なぜなら、人間は、常に生成発展を目指す生き物だからである。 「そこ」とはどこなのか? 「そこ」とは「底」のことではないか。だから、そこそことは、底の底ではないだろうか。 一区切り前々から頼まれていた単行本の原稿が終わった。 簡単のようで、なかなか取りかかれなかった。 時間が集中して取れなかったからである。 とにかく終わった。 ここからは、前進あるのみ。 さらにわくわくする。 ロボットロボットに情熱はない。責任もない。覚悟もない。 ただ、淡々とやるだけ。 人間は、情熱、責任及び覚悟がある。 だから、人間は、未知のことに挑戦できる。 長所伸展法船井幸雄氏は、人や組織を伸ばすコツとして長所伸展法を主張された。 その要諦は、長所をさらに伸ばすこと。そして、短所には触れないことである。 個人の能力を伸ばすには、得意なものに磨きをかけて徹底的に伸ばすことである。 平均点に到達したというのでは、普通であって、長所でも何でもない。それは、普通ということである。 他者から見て圧倒的な優位をもつまで伸ばすとよい。そうすれば、他のものに回すエネルギーが生まれる。 組織の能力を伸ばすにも、長所伸展法がよい。できる教師、意欲のある教師を伸ばすことである。力がかなり高くなってくると、他の人にもエネルギーを分け与えることができる。それまで、余裕がない。 短所に触れるととてつもないエネルギーを奪われる。しかも成果は少ない。 ところが、学校の要望はできない教師の改善である。私も覚悟をもって指導することになるのだが、できる教師の伸び方と比較すると、かなりの差が生まれる。 実感として、長所伸展法が理にかなっている。 無謀な教師ある授業診断でのこと。 教師は、教科書では2時間扱いの所を1時間で計画した。 しかも、教科書の素材を変更して授業した。 そして、結果は1時間では終わらなかった。 診断の初発の発言。 「やはり、終わりませんでした。」 ここまでは、許せる範囲の発言である。 その次の発言にあっけにとられた。 「私の学級は重い(できない)ですから、1時間では終わりませんでした。」 どうなっているのだ。 子どもの実態が重いといいながら、難しい素材に変更し、しかも1時間扱いにする。 わけがわからない。 できない教師ほど、無謀なことに挑戦する。それは、メタ認知が働かないからである。 しかも、できなかったことを子どもの責任にする。 できる教師ほど、謙虚に行動する。できる教師ほど、自己責任にする。 福岡県福智町金田小学校訪問午前中は6本の授業の授業参観と指導。 午後は図形の指導と学力の向上のための方略を講話した。 授業参観では、ベテランの味を感じた。 2年生のかけ算の授業では、かけられる数とかける数の順序が問題であったが、 あまりひっかからなかった。判断力がよく身に付いている。 4年生の授業は見積もりの授業であったが、とてもうまいしかけで子ども達は100になるペアを見つけていた。 6年生の授業は、1つずつ押さえていく授業であった。写真は、いろいろな立体模型を見せて底面積×高さを示していた。とてもすっきりした教え方であった。 おしゃべりな教師なぜ、教師はしゃべり過ぎるのか。 3分間で終わる説明を15分間も延々としゃべる。 その度に言葉を言い換えるので、聞いている子どもはますます分からなくなる。 では、どうすればよいか。 しゃべる原因を考えてみよう。 それは、子ども達が反応しないから、不安になってさらにしゃべるのである。 では、不安にならないためにはどうすればよいか。 説明したあとに確認をすることである。 この確認は、子どもに外化させるところから始まる。 福岡県飯塚市立蓮台寺小学校子ども達は、落ち着いた雰囲気で学習に取り組んでいた。 教師と子どもが一体化している。 そういう状況で次のレベルをアドバイスしてきた。 完成の法則日本の特性 何か1つ完成しないと、評価されない。 つまり、見込みだけでは評価はゼロ。 完成すると、とたんに評価される。 ということは、何が何でも完成させることが大事。 学力テストでも、なぜ秋田や福井が評価されるかというと、実績を示したから、さらに示し続けているから。 これも完成の1つの事例。 志水塾長野大会201530名の参加で盛り上がった。 毎年、開いていることもあり、しかも会の内容が進化している。 スタッフの力量も確実にアップしている。 特に林尚江先生の話は素晴らしかった。研修は自分から求めてするものであるということを話され、とても説得力があった。 講演資料 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 教師と子ども教師は勉強したくないけれど、 子どもには勉強させたい。 学び続ける子どもの育成が求められているが、 その前に教師なんですよ。 日本数学教育学会秋期大会語彙研究について発表してきました。 山形県小国町小国小学校、中学校訪問11月6日 午前 小国小学校訪問、叶水小学校訪問 午後 叶水中学校訪問 久しぶりに中学校でも示範授業をした。 二日間はハードスケジュールだった。 しかし、学びの多い二日間でもあった。 小国小学校の学力も上がってきたと報告があった。2年間の成果である。 一番上の写真は、4年 小数のわり算の筆算である。ここで、小数点が問題となった。子どもの疑問はとても大きい。 真ん中の写真は、1年 繰り下がりのあるひき算である。10から9をとる意見がだされたあと、9トルのではなくて、1取ればよいという意見がでた。たしかにこの方が速い。子どものアイデアに驚いた。 一番下の写真は外国語かとの写真であるが、ALTとのコラボであったが、日本人の男性教師も英語ぺらぺらで素晴らしい発音であった。なんと、昨年から学んでここまできたという。すごいことだと感嘆した。 教師として教師として続く条件は2つ。 1 子どもが好きなこと。 2 教材研究が好きなこと。 教材研究はやめるまで続く。 これが面白くて、続けることができないと、マンネリ化していく。 この2つを続けましょう。 管理職管理職は部下を育てなければならない。 能力が低いから、放出するのは育てていないことになる。 とは言うものの、能力が低い人を伸ばすことは容易ではない。 だから、そのためには、情熱、責任感、そして覚悟がいる。 会員の声
授業力アップわくわくクラブの会員よりメールが届きました。
この方は、9月に会員になった方です。1学期に配給したDVDをご覧になられての感想です。 「わくわくクラブのDVDが届きました。 3月の志水先生の退官記念講演会が収録されたものです。 勉強になることはもちろん,笑いまで届けていただきありがとうございます。 特に,幸せの貯まりやすさを貯金の利率で説明していた部分が納得できました。 教室でも,マイナスのことはどんどんふくらんで,プラスのことはなかなかふくらみにくいなと思っています。 そんな中でも,プラスのことをコツコツ積み重ねていくことが大事なんだろなと思いました。 ○付け法もきっと続けていくことで,気付いた時には定期預金のようにプラスが貯まるのだろうなと感じます。」 授業力アップわくわくクラブについて http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 愛知県一宮市立中部中学校訪問社会科、数学科、技術科の3本の字を参観して授業診断をした。その後、講話をした。 中部中学校には、「知」と「心」の変容を目指してほしいので、授業で盛り上がるような場面を工夫してほしいとお願いし、そのための「しかけ」について研究開発している。 中部中学校の今回の特徴は、全員で3人のうちの誰かの授業を参観して、その後の協議会で討論したことである。建設的な意見が多く出された。 3本の授業から学べることはたくさんあった。 教材そのもののしかけ、発問のしかけ、提示の工夫などいろいろと見応えがあった。 この訪問で分かったことは、しかけは教師からのしかけではあるが、実は、子どもの反応に対する切り返しでもしかけになることがわかった。 西日本大会2この会は、宿泊を伴う合宿です。 愉しい懇親会、またリクリエーションもあります。 笑いヨガを披露してくれる方もいました。 |
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