最新更新日:2020/03/31 | |
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人権に関する校長講話以下,校長講話。 ……………………………………………………………………………… 今日は人権集会ですが,本の話をします。 日本で一番たくさん売れた本はなんだか知っていますか? ダントツの1位は,この「窓ぎわのトットちゃん」です。 今から35年前の本で,800万冊以上売れました。 先生の大好きな本です。 主人公は,トットちゃんという小学1年生の女の子。 授業中,先生のお話を静かに聞けません。 話すのが苦手で,自分の名前もきちんと言えません。 この子の名前は「てつこ」ですが,「トット」としか言えませんでした。 だから,みんなにトットちゃんと呼ばれていました。 授業中も,バタバタ音を立てたり,急に立ち上がって窓の外を見に行ったりします。 担任の先生は,とても困っていました。 同級生の子たちも,嫌がっていました。 だから,一緒に遊んだり,お話ししたりする友だちもいませんでした。 ひとりぼっちです。 みんなの近くにも,こんな子はいませんか? 髪の毛の色,着ている服などの,見た目が自分と違う子。 足が悪くて上手く歩けない,言葉がすらすらとしゃべれない,みたいに,できないことがある子。 みんなと違うことをしている,とか,いつも暗い,みたいな子。 きっといますよね。 みんなは,その子といっしょに楽しく遊んでいますか? ひょっとしたら,その子がひとりぼっちになっていませんか? 遊ぶときに,のけ者にしていませんか? トットちゃんは,遊んでもらえませんでした。 学校でも1人でした。 みんなとどこか違うから,一緒に遊べない。 これが「人権」が守られていないということです。 このあと,トットちゃんは担任の先生から, 「みんなが嫌がっています。よその学校へ行ってください。」 と言われます。 ですから,小学校1年生で別の学校に行くことになりました。 新しい学校はとても変わった学校でした。 教室は電車の中にあって,電車に乗って勉強します。 運動会では,足の悪い子が一番速く走れます。 話をするのが苦手な子も,みんなと一緒のことができないトットちゃんも,仲良く過ごせる学校でした。 ここまで話を聞いて,「本当の話じゃない。」と思ってますよね。 「そんな学校,あるわけないって。」 今はなくなってしまいましたが,どんなにみんなと違った子でも,一緒に仲良く遊べるこの学校は,本当にありました。 この学校を卒業したトットちゃんは,お話をするのが上手になり,日本で最初のテレビタレントになりました。 黒柳徹子さんです。 (子どもたちから,「見たことある〜。」と声が出ました。) 「世界ふしぎ発見」という番組には,毎週出ていますね。 黒柳徹子さんは,新しい小学校に変わって,人権が守られました。 先生も,祖母懐小学校を, 「違ったことをする子も,みんな一緒に仲良く遊べる」 学校にしたいと思っています。 「自分と,周りの人を大切にできる学校」を, みんなで作っていきましょう。 祖母懐小学校校長 栗原幸宏 スポーツ週間開始 3「全員跳び」(写真下) と順番に挑戦! スポーツ週間開始 26年生が縄を回すチームが多かったようです。 スポーツ週間開始 1朝学校に来ると,子どもたちは縄跳びを始めています。(写真上) 体育委員の子たちが,コーンや長縄を準備しています。 集合! なかよし班で集まります。(写真下) 各班,1年生から6年生までの混成チームです。 スポーツ週間 雨天中止でも,晴れ間の出て来たお昼の休み時間には,たくさんの子が外へ出て来ました。 縄跳びをしています。 綾跳びや二重跳びに挑戦する低学年の子もいます。 「ぼく,連続綾跳びができるよ!」と,見せに来てくれました。 |
瀬戸市立祖母懐小学校
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