最新更新日:2024/09/22 | |
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三重県桑名市立大成小学校研究発表会大成小学校とは3年前からかかわりがあり、27年度・28年度と桑名市の研究指定を受けて研究してきた。当初は近藤先生が校長(現教育長)、2年前から小森先生である。 着実に落ち着いた環境で授業研究ができるようになってきた。 その授業研究の支援に志水と落合康子がかかわった。 学級経営・生徒指導の面では、堀越博幸先生が指導されたという。 授業改革に取り組んで、○付け法、意味づけ復唱法、フラッシュカードなどを授業に取り入れて頑張ってこられた。 特に、子どもの言葉で授業を作りたいという思いで教員集団が取り組んでいる。 写真上と中は、その場面が板書に現れている。 子どもの「心」の発言、「知」の発言がそこにはある。 実際にこの場面を目の前で見たが、子どもも教師もゆさぶりをかけられたひと言だった。 下の写真は、重さのはかりの仕組みを引き出す工夫であった。子どもがノートに書いた気づきはたくさんあり、子どもの知的発見力のすごさを垣間見た。とても面白いものであった。 とにかく、研究発表会は大成功で、公開授業、フラッシュカードの演習など参加者の満足度はとても高かった。 最後の私の講演も研究発表会の授業をもとに意味づけ復唱法の講演をリアルタイムでできた。 教師がどうにも止まらないのは良い授業とはいえないが、私の講演は話し出しらどうにも 止まらず導入から理論、実践、演習とばたばたと駆け抜けた。力を出し切った。 どうもありがとうございました。 第22回 音声「悠・愉」を配信します。こんにちは。 第22回 音声「悠・愉」を配信します。 今回は福岡県糸田小学校の石堂校長先生のインタビューです。 内容は学校改革についてです。 どうぞお聞きください。 授業力アップわくわくクラブ事務局 志水廣・近藤雅子 ps 授業力アップわくわくクラブでは会員の皆様に 毎週、志水自身の声でメッセージを 毎月 メールブック(約40ページの情報)を 毎学期 志水 廣の示範授業のDVDをお届けしています。 威勢のよいつぶやき新宮東小学校の井上校長先生と懇談していて教えてもらったことがある。 「子どものつぶやきが出る授業はとてもよい」 これが授業の定理になっている。 しかし、それは必ずしも良くないという。授業の場面によるという。 授業の初めのつぶやきは意味がある。 授業の練り上げの場面で声の大きい子のつぶやきは、他の子どもがつぶやけないという。 本当に考えなければならないときに考えなくてすんでしまう。 また、答えのつぶやきがでてしまうと、「わからない」という声がでてこないという。 確かにそうで、最近声が大きい子ども達が四六時中声を出して授業を創っている授業を参観した。教師は止められないのである。だから、ずうっと押し黙っている子どもがいた。 授業は教師がコントロールするべきである。 練り上げの場面であえて意図的に大きな声で発言していくことを制止することが求められる。 福岡県糟屋郡新宮東小学校を訪問中堅教師が授業をしました。さすがに鍛えてある学習集団です。 思考回路が速いのです。 子どもが数理を生み出すことができました。 既習からの類推をもとに二通りの概算の仕方を編み出しました。 この授業のよさは、数値の改善をしたこと。 子どもがノートを振り返りながら考えていたこと。 その上で、2桁÷1桁と1桁÷1桁の概算の仕方の比較を子どもなりに答えたこと。 これにはびっくりしました。数感覚が鋭いと思いました。 飯塚市立片島小学校 25校時に代表授業としてジグソー学習に挑戦しました。 「子どもの学び」と「子ども達の学び」の違いを感じました。 仲良く、しかも深く学びたい子どもがたくさんいました。 子ども達のパワーに負けない教師の力量が求められます。 このスタイルもなかなか面白いネ。 福岡県飯塚市立片島小学校を訪問確かな学びは教師の授業力生まれると実感しました。 パワーあふれる子ども達でした。 必要・必然・ベスト自分にとって起きることは必要で必然でベストだと考えてみよう。 これを受け入れると、過去は全て善だったと肯定できる。 すると、この過去肯定から未来への一歩が始まる。 過去を捨てきれない限り、現在はもちろんのこと未来も明るく築けない。 過去に感謝し、今ある現在に感謝し、これから来る未来にも感謝して生きていこう。 本日の訪問者午後の夕方は、進路情報センター昭栄広報のKさんが来室され、講師依頼について相談されました。高校生のためにどんな話ができるか楽しみです。 その後、愛知県知立市立知立西小学校の先生方5人が来室され、3人の研究授業の相談を受けました。国語が2本、算数が1本でした。国語は専門外なのですが、授業づくりという観点で相談にのってほしいと言われましたので僭越ですが引き受けました。 頭がピークです。 メールブック「悠・愉」10月号を配信します。こんにちは。 大変お待たせいたしました。 メールブック「悠・愉」10月号を配信します。 記事の他 ・授業力アップわくわくクラブ長野大会の案内 ・授業力アップわくわくクラブ東京学習会の案内 もごらんください。 授業力アップわくわくクラブ事務局 志水廣・近藤雅子 山形県小国町立叶水小中学校研究発表会小学校2年の授業は教師1人対児童2人でした。 担任の教師は同校の中学校で数学を教えていました。 さすがだなあと思いました。 数学的な見方の徹底、定規での直線の引き方など見るべき箇所が満載でした。 中学校2年の国語の授業は、教師1人対生徒1人でした。 かぐや姫の真相に迫る内容でした。 導入で国語科でも音声トレーニングをやっていました。 中学校3年の英語の授業は、とても高いレベルの授業でした。 教師2人(1人+ALT1人)対児童1人でとても贅沢な授業でした。 生徒の英語力は高く、ほとんど英語だけで授業をしていました。 道案内の教材でしたが、タブレットを使いながら道案内をするという高度な技を示していました。 教師の準備も万端でした。 写真には載せていませんが、小学校6年の授業は、教師1人対児童5人でした。 体積の公式を具体的な活動の中で探究していました。 小国町では3年に1回、町の研究発表会がまわってくるそうですが、こういう機会も大事なことだと感じました。 分科会のあと、志水は全体会で総まとめをしました。 冒頭に児童生徒の力を引き出したすごい授業だと感想を述べました。 山形県小国町立小国小学校 報告2 授業診断11月11日の午後 小国小学校の授業を参観して、授業診断しました。 若手二人が授業をしました。 授業診断とは、ある先生の授業を参観して、その後、アドバイスをすることです。 これまで、のべ6000人の授業診断をしてきました。 現状の分析、今後の改善策をその場で提示します。 欠点だけを指摘しても授業者は前向きになれません。 授業に対する処方箋を示します。 一人20分くらいのアドバイスですが、だんだんと表情が明るくなってきます。 今回のお二人も一生懸命やっています。 だけれども、なんだかしっくり来ない場面がありました。本人はそのことに気づいています。でも、どうすればよいかについて悩んでいました。 だから、〇〇したらいいよと話しました。 悩みの解決、それが授業診断の役割です。 答えは1つではありません。その方の特性に応じたアドバイスです。 顔が明るくなったとき、良かったと思います。とてもありがたいことです。 上の写真は授業診断後の写真です。 ちょっといい話山形県小国町立小国小学校で町の研修会でのできごとです。 小国町の訪問はあしかけ5年間になります。その間、授業力がアップしてきました。 講演・演習の終わり頃に小学校の分科会において、上の写真の「算数授業のユニバーサルデザイン−指導技術編」を小国小学校、叶水小学校に1冊ずつプレゼントしました。 そのプレゼントとしたときのことです。 上段のユニバーサルデザインの本を紹介するとき、本を開いてこの写真はこの学校の中の写真ですと紹介しました。校長室の前に円の形をしていたのを利用させていただきました。 次に、また別のページを開いて読んだのです。「・・・。この実践は誰のか分かりますか」と問いかけました。本人は途中で気づいて赤面していました。 2年目の教師でした。初任のときの授業の一コマが素晴らしかったので紹介しました。 そして、大竹学校長に渡しました。 ここからがドラマです。 しばらくして、2年目の教師がプレゼントした本を持参して私の目の前に現れました。 そして、サインをお願いされました。校長先生は、あなたの実践が紹介されているからあなたにプレゼントしますと言ったもようです。その本にはお名前とひと言を書き添えました。 すると、会場にいた教師達が拍手が起きたのです。 温かい拍手です。 校長先生の配慮、先生方の配慮にとても嬉しく思いました。 同僚性の高い学校を証明する出来事でした。 しふくを肥やそう夕食後、ほっと一息。 満腹中枢がうなっている。 しふくのときである。 そうだ。「私の福」で私福を肥やそう。 すると、至福となる。 だって、私が福でないと、周りの人に福を与えられないから。 「算数授業のアクティブラーニング」増刷4刷りとなりました。 5月に発刊して、4刷りとはハイペースです。 皆様に感謝いたします。 問題は「考えているか」どうか一斉指導、個別指導、グループ活動、二人学び…いろいろと指導形態はある。 いずれにしても長所・短所がある。 問題は「考えているかどうか」である。 そして、 よくできる子どもにとって退屈していないかどうか。考えているかどうか。 遅れがちな子どもにとっても彼らなりに考えて理解が促進されているかどうか。 この相矛盾することをやり遂げていくのが教師の役割である。 第21回 音声「悠・愉」を配信します。こんにちは。 第21回 音声「悠・愉」を配信します。 今回は志水先生の新刊本「算数授業のユニバーサルデザイン指導技術編」の共著者である 大羽沢子先生へのインタビューです。 どうぞ、お楽しみください。 授業力アップわくわくクラブ事務局 志水廣・近藤雅子 相づち落合康子先生がこんな話をしてくれた。 授業が教師の思い出一方的にどんどん進むタイプの授業と子どもの反応を受け止めながら進む授業がある。 どちらも相づちはうっている。 一方的な授業のタイプ:「C(子どもの発言)→T だよね。(教師の発言)・・・」 受け止める授業のタイプ:「C(子どもの発言)→ なるほどね。(教師の発言)・・・」 前者は、教師が期待する反応がでたとき、「キター」と思わずほほえんで進んでいく。 後者は、教師が期待する反応であってもそれ以外の反応であっても受け止めていく。 だから、「だよね」は注意信号といえそうだ。 愛知県一宮市教育センター自主講座 3回終了9月から10月、11月と3回、「算数授業名人直伝!」わくわく授業の作り方講座という題名で、開催された。20数名の方が仕事を終えてから集まった。 内容は、教材研究の仕方の伝授である。特に、ミニ学習指導案の書き方について理論と演習を行った。最近の現場を多く参観した結果、教材研究力をもっとつけてほしいという願いが生まれた。ところが、実際に何をどうやれば教材研究力がつくかは不透明である。頑張れという根性論ではうまくいかない。そこで、私の顧問学校にはミニ指導案を教えてきた。そのノウハウを公開しようとういうことでこの企画は始まった。 長谷川伸弘指導主事と相談して、3回分で実際に教材研究の力がつく道のりを示した。 理論では、ミニ指導案の観点を示し、それを実際に作成し、現場に持ち帰って実践授業する、また、その実践の結果をセンターにもちよって討議した。 まさに理論の実践の往還であった。 会を重ねていくにつれて、ミニ指導案を書くことがうまくなってきた。 本当にありがたいことであった。 1回の講義だけではだめで、3回は必要だと実感した。 第3回目の昨日は、実際に20分間与えて、その場で書き終えるという演習であった。 黙々と書いている風景は圧巻であった。また、その直後の審議も盛り上がっていた。 なぜ、20分間で書き上げるかというと、現場での多忙さから小学校の6時間分を教材研究するには20分間が限度だからである。 教材研究力の向上は、具体的に何をどのようにすればよいかを身に付けることである。少しずつ理解できたように感じた。 最後に話したのは、これを繰り返していけば、教材研究力がつき、すると、教材のねらいがしぼれて授業がやりやすくなります。ぜひ続けてほしいと訴えた。 こういう機会を設定できた一宮市教委教育センターの支援と参加者のみなさんに感謝したい。ありがとうございました。 講演の内容はこちら http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 教育未来館でアクティブラーニングの学習会に参加された方へ本日、上記の講演会を開催しました。 全国から34名の方が参加されました。 愛知県がメインですが、岐阜県、広島県、東京都、滋賀県からも参加されました。 内容は、「算数授業のアクティブ・ラーニング」について理論と実践の面から最新の講演verを行いました。特に、講演自体もアクティブ・ラーニングを取り入れて行いました。 講演資料はこちらです。 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 全国を飛び回っている私としては、東海地区の方々のために特別に開きました。愛知県内の先生方が8割を占めており、ねらい通りでとてもありがたいことだと感じました。 皆さんとてもまじめて熱心でした。とても話しやすかったです。ありがとうございました。 来年の2月末までは講演会をひらくことができません。 今回の出会いを一期一会として継続的な授業改善に取り組んでいただければ幸いです。 研究会のチラシ http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 11月3日のアクティブ・ラーニングについての学習会は、教育未来館です。 写真はこちら。 http://www.aichi-edu.ac.jp/campusmap/miraikan.html キャンパスマップ 4番です。 http://www.aichi-edu.ac.jp/files/campusmap16060... 率先垂範−人材育成校長先生、教頭先生、教務主任、校務主任、ベテランの方々です。 そして、若い方を誘っての参加です。 上の立場に立てば休日もありません。 それも覚悟の上での参加です。 すると、初めての会に参加する若手は心配です。でも、上の立場の先生と一緒ならば心強いものがあります。 この配慮は、上の立場の人にとって宇宙貯金として還ってきます。 研究会があったとき、上の立場の人の関心度は以下の段階になります。 0.研究会に関心がない。 1.その研究会の情報を知らせる。 2.研究会に参加する前に事務局に「若手の何々が行くからよろしく頼む」と伝言する。 3.研究会に行くときに1人ではなくて、もう1人も進めて2人以上で参加させる。 4.研究会に行くときに、上の立場の自分も勉強するので参加する。引率及び学習のダブルに向上する。 レベル0で職員の授業力アップ向上は到底・・・。 なお、研究会に参加できなかったけれど、事後のフォローをすると、参加した若手はやる気アップにつながります。 上の立場の人には、人材育成は隠れた心遣いから始まるので、よろしくお願いします。 |
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