最新更新日:2024/09/21 | |
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東風11月号平成29年11月 野呂一彦 「思い込み」 私が幼いころ、お風呂に入った後に裸で走り回っていると、祖母が、「いつまでも、そんな恰好でいると『湯冷め』が来る」と言いました。 「ユザメ?」サメの一種かと思った私は、「ユザメは恐いの?」と聞くと、祖母は、「恐いよ。湯冷めが来ると風邪をひいて、熱が出る」と言いました。それを聞いた私は、すぐにパジャマを着て、腹巻きをしたそうです。 保育所に通っていた娘が、「小学校には、『かご』があるの?」と聞いてきました。私が理由を尋ねると、上の子が宿題をやっているのを見て、「何しとるん?」と尋ねたところ、上の子が「宿題やよ。これをちゃんとしていかんと、『放課後』に残されるんさ」と言ったそうです。小学校には、「ホウカゴ」という『籠』があると思ったらしい。そんな所に閉じ込められては大変、「私もちゃんと勉強する」と言っていました。 「灯台下暗し」ということわざがあります。身近なことは、かえって気づきにくいという例えですが、これを「トウダイモトクラシー」と聞き覚えて、「大正デモクラシー」(概ね大正年間に起こった、政治・社会・文化の各方面における民主主義の発展、自由主義的な運動、風潮、思潮の総称 wikipedia)と同じような、ある種の思想や運動の類を指す言葉だと勘違いしたまま、そう思い込んでいる人がけっこういるという話を聞きました。 どれも、なかなか微笑ましいエピソードですが、私たちは、そのとき持っている言葉や知識、経験をもとに色々なことを判断します。メディアやネット通じて私たちがつかんでいる情報の中には、その真偽が怪しいものが数多くあります。誤った情報やゆがんだ風評、根も葉もない噂に振り回され、思い込みや決めつけで人を見てしまうと、人とつながる貴重なチャンスを逃がしてしまうことがあります。せっかくの幸せを取り逃がしてしまいます。チャンスの神様には前髪しかないそう。通り過ぎてからは捕まえられないとか?これが正しい情報かどうかは、それぞれでご判断いただくとして、確かなことは「人は、一人として同じ人はいない」ということです。直接の触れ合いを通して繋がっていきたいですね。 12月行事予定 7日(木)東部中校区人権フォーラム 11日(月)三年生実力テスト 16日(土)土曜授業 24日(日)冬季休業日 〜1/7 (学校閉校日12/28〜1/4) 朝の合唱練習
文化祭に向けて、合唱の練習を頑張っています。
学年合唱の練習をしました♪
文化祭の合唱コンクールで発表する『学年合唱』の練習をしました。
学年合唱は1年生全員で『この星に生まれて』を合唱します。 1年生が1つになって取り組める行事です!素敵なハーモニーを出すには1人ひとりの協力が必要です。一人ひとりが自分の精一杯の歌声を出しましょうね♪ この数日間でのみんなの成長が楽しみです(^0^)♪ 合唱コンクール当日は体育館が素敵な空間になるように・・・☆ マラソンの様子学年別マラソン大会が行われました。
天候不良のため延期になっていたマラソン大会が学年別で行われました。
天候にも恵まれ、秋の風が心地よい日にマラソンが行えました。 当日は1年生全員で参加して、見事に全員が完走することが出来ました。 すばらしいマラソン大会になって良かったです。 ピクセル壁画作成中2年生ピクセル壁画作成中!1年生
文化祭当日にかざられるピクセル壁画を作りました。
1年A組から3年C組の9クラス、東部中の全クラスが協力して1枚の壁画を作ります。 生徒会、代議員が切ってくれたおりがみを全校生徒で貼っていきました。 ピクセル壁画作成中3年生文化祭・合唱祭までのカウントダウン
生徒会では11月2日に行われる、文化祭・合唱祭までのカウントダウンカレンダーを作りました。それぞれの学年での取り組みや、クラスでの合唱に向けての取り組みもスタートしています。みんなで協力しながら取り組み、文化祭を成功させましょう。
後期専門委員会始動
13日(金)に後期1回目の専門委員会が行われました。後期からは、委員長・副委員長が2年生になります。それぞれの委員会で新しいメンバーでの取り組みがスタートします。
3年生文化祭への取り組み4
その4です。
3年生文化祭への取り組み3
その3です。
3年生文化祭への取り組み1
文化祭への各グループの取り組みの様子です。
3年生文化祭への取り組み2
その2です。
文化祭に向けての取り組みが始まりました学年集会生徒会認証式
後期の始業式の後、前期生徒会役員の退任のあいさつがあり、後期生徒会役員の認証式が行われました。前期の生徒会役員から後期生徒会役員へのバトンがしっかりと渡されたので、より良い東部中学校にしていくために、頑張っていきましょう。
後期がスタートしました!前期の生徒会役員から退任のあいさつがあり、後期の生徒会へバトンが渡されました。 学級役員では、後期の級長、副級長、書記、代議員が任命されました。 係になった人は仕事をするのはもちろんですが、東部中生一人ひとりが協力をしていくことで、学校が楽しく、安心して過ごせます。みんなで協力してすばらしい東部中学校にしていきましょう! あいさつ運動
生徒会で西黒部小学校にあいさつ運動に言ってきました。朝から大きなあいさつでスタートできるととっても気持ちいいですね。
東風平成29年10月 野呂一彦 「男坂・女坂」 京都に知恩院というお寺があります。大きな山門をくぐると、険しい階段があります。段差が40センチほどの階段が51段、一気に駆け上がると息が切れます。これを男坂と呼んでいます。その右側に、緩やかな段差の坂道がありました。女坂といって、この階段は段差が15センチほどです。どちらも上で合流しますが、男坂は急な分だけ距離が短く、女坂は緩やかな分、距離は長くなっています。 だれが、どの坂を上っても降りてもかまわないわけですが、その昔、着物を着た人や足の不自由な人には、40センチの段差を上るのはきつかっただろうと思います。そこで、誰もが登り降りできる緩い階段を作ったのは、昔の人のユニバーサルデザイン感覚なのかな?男坂、女坂の名前の由来は知りませんが、着物を着た女性の多くが、緩やかな階段を選んで利用したからか?急勾配で険しい坂と、緩やかで優しい坂のイメージが、その名前につながったのか? 世の中には、曖昧でわかりにくいことが多い。私たちは、曖昧なことは苦手なので、すっきりさせるために、ある程度、合理的な理由をつけて物事を解釈したがる傾向があります。それがやがて社会の常識となっていきます。この常識が覆った例の一つに「天動説と地動説」があります。16世紀以前は、多くの人は、地球の周りを太陽や月、星が回っていると信じていました。これが「天動説」。ところが、説明しにくいことが出てきて、地球自体も動いていないとモヤモヤするところから「地動説」が当たり前になり、現在、これが定説となっています。常識とか当たり前と言われていることの中には、「とりあえずこの様にしておきましょう」ということがかなりあるように思います。 男性と女性についても、もともと不確かなものなのです。身体的な特徴においても、心の性認識においてもポジションは曖昧で、人それぞれなのです。また、誰を好きになるか、ならないか、どんなタイプの人を好むか、好まないかも人それぞれです。時代は変化しています。同時に常識や当たり前も変わっていきます。近い将来、「かつて『男らしく、女らしく』という言葉があったらしい」という時代が来ます。自分らしく生きてください。男坂と女坂の間には、段差や勾配の違う無数の見えない坂が存在しているように思いました。 |
松阪市立東部中学校
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