最新更新日:2015/03/18
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明日8/27(火)は、2学期の始業式です。生徒諸君の元気な姿に会えるのを楽しみにしています。(忘れ物をしないように。)

3月23日と24日の献立

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 23日の献立:ビビンバ、トック入りキムチスープ、イチゴミルク、牛乳(写真左)
 キムチは韓国料理に欠かせない漬け物で、学校給食にも登場するほどです。そのキムチ作りに欠かせないのが唐辛子ですが、唐辛子は日本から伝わったものです。1492年、コロンブスが新大陸を発見したとき、原住民が栽培している「アヒ」とよぶ唐辛子を見つけました。アヒは交易船に乗ってインドからマレー半島、中国のマカオ、日本へと50年足らずで広まりました。その後、豊臣秀吉の朝鮮侵略や和冦によって朝鮮半島にもたらされたといわれています。
 ご飯もスープも辛かったので、いつもよりイチゴミルクがおいしく感じました。また、牛乳もよく飲んでいました。
 24日の献立《20年度最後の給食》:ハムサンド、フルーツサンド、クラムチャウダー、大根とホタテのサラダ、果物(清見オレンジ)、牛乳(写真右)
 食パンの方がハムサンドです。斜め三角に切ってあるので、食パンの上だけとか下の方だけにならないよう、上下をそれぞれ逆にして1人分に組み合わせます。フルーツサンドは丸いパンにマーガリンを塗り、ホールスライスのパイナップルの缶詰を一枚挟んであります。大根サラダにはホタテの缶詰の身をほぐして使い、缶の汁はスープに入れました。日本産のアサリのむき身がなかなかそろわなかったため、クラム(二枚貝のこと)チャウダーがコーンチャウダーに変更になりましたが、貝の風味がしたのはホタテの汁が入ったからです。

3月17日と18日の献立

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17日の献立:味噌煮込みうどん、わかめとシラス干しの酢の物、果物(イチゴ2)、饅頭の天ぷらか五平餅のどちらか一つをリザーブ、牛乳(写真左)
 彼岸の入りなので、お供えをイメージしておまんじゅうを献立に入れました。
 まんじゅうのてんぷらが100人、五平餅が123人でした。最近、観光地で揚げまんじゅうとして売られていますので、親しみがあるようです。五平餅は信州伊那谷の南部、飯田地方や木曾谷に古くから伝わる郷土料理です。御幣(神様にお供えする供物)餅とも書きます。炊いたご飯を少しつぶして小判型にまとめ、あら熱が取れたら割り箸を差します。ごま、ピーナツ、クルミをよくすりつぶします。醤油、砂糖、酒、みりん、赤味噌を煮溶かして、すりつぶしたごまなどを混ぜてたれを作りました。餅の表面を乾く程度に焼き、たれを塗って再び焼き色がつくまで焼いて作りました。香ばしい香りが食欲をそそりました。
18日の献立:栗入り赤飯、けんちん汁、ミックスフライ、温野菜とトマト、アイスクリーム、牛乳(写真右)
ミックスフライは一口かつ、エビフライ、いかリングフライの3種類です。付け合わせのキャベツにはブロッコリーの芯の部分を細く切って混ぜました。
 3年生にとって最後の給食になりました。「卒業おめでとう」の気持ちを込めて赤飯の献立です。古代のお米は赤い色をしていて、蒸すと赤飯になりました。お米は貴重品でおめでたいことがあった時だけ食べていたようです。その名残で、お祝いの席に赤飯は欠かせないものとなりました。3年生は卒業するとお弁当や食堂で食べることになります。9年間で1650回食べた給食の経験が食事を選択するときの目安になってくれるといいですね。

3月12日、13日、16日の献立

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 12日の献立:ご飯、ふりかけ、蕪の味噌汁、ぎせい豆腐、菜花のからし和え、抹茶ゼリー、牛乳(写真左)
 ぎせい豆腐は精進料理の一つですが、給食では鳥の挽き肉も使います。
 菜花は古くから栽培されていました。江戸時代の少し前から種から油をとり、あかり用に使っていたからで、明治時代に電気が普及すると、菜の花畑は激減しました。最近になり栄養価が豊富なことがわかり再び栽培されるようになりました。
 ひな祭りの時、抹茶ゼリーが甘くないという意見があり、今回は砂糖を増やしました。また、ゼリーの中に小豆の粒あんを入れたのでいっそう食べやすくなりました。
 13日の献立:ジャージャー麺、揚げワンタン2、杏仁豆腐、牛乳(写真中)
 ジャージャー麺は人気のメニューで、特に3年生に人気があります(3Aは男女とも1位)。全校でも女子と総合で1位、男子4位の献立です。わんたんと杏仁豆腐も上位で、最強の組み合わせです。
 16日の献立:ナン、キーマカレー、半サフランライス、ティッカのリザーブ、ミモザサラダ、桃のコンポート、牛乳(写真右)
 チキンティッカはタンドリーチキンの骨なしバージョン。多くの種類の香辛料とヨーグルトに漬けて味付けした鶏肉を、タンドールという釜の内側に貼り付けて焼いたものをタンドリーチキンといい、同じ味付けで魚を使うとフィッシュティッカといいます。鶏肉の方が人気があり(180人)写真で見るとやや赤く見えます。加熱後肉が縮まったので45グラムの鶏肉の方が40グラムのカジキマグロ(40人)より小さく見えました。




3月9日、10日、11日の献立

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 9日の献立:ジャムサンド、ロールキャベツ、マッシュポテト、目玉焼き、果物(リンゴ)、牛乳(写真左)
 男子リクエストメニュー4位の献立です。春になって柔らかな新キャベツで作っている料理ですが、生徒の希望が多かったので献立に入れました。野菜が苦手な生徒でも1人140グラムもキャベツを食べました。あまり切れないナイフなので、キャベツの繊維を切るのにちょっと苦労していました。ソースがいつもより多めだったのは、付け合わせのマッシュポテトにからめて食べられるようにしたからです。
 10日の献立:ワカメごはん、芋煮汁、イカめし、ピリ辛漬け、果物(いよかん)、牛乳+ミルメイク(写真中)
 イカめしは中に餅米をつけて醤油ベースのたれの中でじっくり煮て作りました。イカの口を止めるのに串を使いました。つまようじより刺しやすく、また、かたづけるときに大きいのでお盆の上に残りにくいからです。イカめしに餅米を使っているので、大好きなわかめご飯ですがいつもより少なくしました。冬場は残る牛乳ですが、全校で1本しか残りませんでした。『ミルメイク恐るべし!』牛乳をコーヒー牛乳に変えるミルメイクをつけたからです。「あったらいいなこんな献立」にコーヒー牛乳がありました。市販のコーヒー牛乳だと乳成分が少なく、乳飲料になるので牛乳をコーヒー牛乳に変えるマジックを使いました。牛乳を飲んでおなかがいっぱいになったからか、人気のあるわかめご飯がいつもより残ってしまいました。
 11日の献立:パエリア、白インゲン豆のスープ、白菜とサツマイモのサラダ、フルーツパフェ、牛乳(写真右)
 フルーツパフェは2学期に給食委員会が行ったリクエストメニューの中で、「あったらいいなこんな献立」に入っていました。ポリカップにプリンを作り、その上にフルーツと生クリームをのせ、イチゴを飾りました。教室に出すときに重ねられるようポリカップは縦長ではないので、パフェというよりプリンアラモードに近くなってしまいました。教室でポッキーを一本ずつ刺して完成させました。本来夏の野菜であるキュウリやトマトを使わず、白菜とサツマイモで作ったサラダもよく食べていました。

3月4日、5日、6日の献立

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 4日の献立:手巻きちらし寿司、肉豆腐、白身魚の潮汁、三色ゼリー、牛乳(写真左)
 1日遅れのひな祭りの献立です。潮汁は新鮮な魚介類を塩味だけで仕立てる吸い物のことです。ひな祭り用にハマグリを予定していましたが、国産のハマグリは値段が高く、鯛を使うことにしました。脂がのっていておいしい鯛でしたが、手巻き寿司の具と勘違いしているクラスもありました。手巻きの中身はキュウリスティック、卵焼き、かに風味かまぼこ、ツナマヨです。のりは一人1/2サイズが4枚なので、酢飯が残ることも考えてそのままでも食べられるようにかんぴょう・椎茸・人参を煮たものを少し混ぜました。デザートは菱餅をイメージして上から桃の花のピンク、まだ残った白い雪とその下で春を待っている草木の緑になっています。作るときは下が固まってから上に重ねていったので、一枚ずつはがれます。そのため、上から一色ずつ食べていった生徒は「ピンクのゼリーおいしいね、白いゼリーおいしいね、緑のゼリーは苦い、でも食べる」といっていました。一番下は抹茶を混ぜているので、次回作るときはこれだけ砂糖を足すようにします。
 5日の献立:エビドリア、ミネストローネ、ハーフサイズパン、ミニトマト、果物(イチゴ)、牛乳(写真中)
 エビドリアはリクエスト主食部門、女子で1位でした。パンはクロワッサンです。学校給食用にバターを少なくしたものですが、卵を多く使いおいしいパンでした。サイズは小学生用の大きさですが、ボリュームがありました。ご飯に使ったケチャップ、スープに入っているトマト、さらにイチゴ3粒とミニトマト1個。赤い献立の日になってしまいました。
 6日の献立:ごはん、かき玉汁、焼きししゃも2、ドラゴンボール、ベジータソテー、牛乳(写真右)
 ドラゴンボールは人参をゆでて星形に型抜きした物を入れたインド風コロッケ。もちろん付け合わせはベジータソテーです。ミックスベジタブルをカレー味で炒めました。グリンピースが苦手な生徒が多いですが、ネーミングが楽しければ、名前で食べてくれると期待しましたが、やはりグリンピースは残っていました。ドラゴンボールの中の星に気づかず食べていた生徒もいたようです。(写真では半分に切ったものと丸のままのものと2個写っていますが、一人一個です。)3年生は卒業遠足のため、給食はありませんでした。

2月27日と3月2日、3日の献立

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 27日の献立:ツナタマゴサンド、蕪のクリームスープ、生鮭のパン粉焼き・トマトソースかけ、ほうれん草とコーンのソテー、ポテトのカレーフライ、果物(デコポン)、牛乳(写真左)
 鮭には質によいタンパク質や脂質、ビタミンAやDなどの栄養成分が豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので、ビタミンDをとって太陽の下で運動すると骨が丈夫になります。カルシウムをとっただけでは骨は丈夫になりません。宇宙飛行士が宇宙に長くいると骨が弱くなります。重力がないと骨に負荷がかからないからです。地上にいる私たちは散歩をするだけでも効果があります。
 3年生が進路関係のために給食がなかったので、いつもより手の込んだ給食になりました。でも、教室では品数が多くて配膳するのに苦労しました。
 2日の献立:ポークカレーライス、福神漬け、カミ噛みサラダ、果物(りんご)、牛乳(写真中)
 カレーライスは男子に根強い人気があり、リクエストメニューで2位になっています。女子はカレーよりハヤシライスが好きなようです。カミ噛みサラダは「さきいか」をトッピングしたもので、女子のおかず部門で3位に入っています。柔らかいものの方が好まれる時代に、かみごたえのある料理がリクエストの上位に入るのはうれしいことです。
 3日の献立:皿うどん、ベイクドポテト、フルーツポンチ、牛乳(写真右)
 皿うどんは長崎県を代表する料理の一つで、リクエストメニュー主食部門、男女総合で3位、男子4位の献立です。教室で配膳しているとき、給食当番の生徒が「揚げそばなのにうどんの名前がついている・・・」不思議そうに首をかしげていました。ニンニクとショウガを油で炒め、豚肉、ホタテ貝柱、しばえび、いか、薩摩揚げ、なると、6種類の野菜、戻した干し椎茸をさらに炒めて鶏ガラでとったスープを加え、塩、清酒、醤油で味を調えます。隠し味にオイスターソースも加えたら、水溶きデンプンでとろみをつけます。上にのっているのはウズラの卵です。後のせなので、アレルギーなどで制限のある生徒も配膳の時によけることができます。
 フルーツポンチも男子1位、女子と男女総合で2位の人気メニューです。キウイフルーツは愛媛県産を使用しました。

2月24日、25日、26日の献立

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24日の献立:つけ麺風味噌ラーメン、ポテトの丸ごとフリッター、イチゴ3個、牛乳(写真左)
 味噌ラーメンは昭和38年に札幌のラーメン専門店の店主が考えたといわれています。店に来る単身赴任の常連客が、味噌汁を欲しがったのでサービスに作ってあげていました。ある日ラーメンの玉を味噌汁に入れたところ大好評で、その後、いろいろ工夫を重ね味噌ラーメンを完成させました。
 給食は汁が冷めたり、麺が伸びてしまうことからつけ麺にしています。スープは鶏ガラと香味野菜で作ります。そこに炒めた挽肉、9種類の野菜、茎わかめ、椎茸を入れ、味噌で味付けしました。麺にのっているのは焼き豚とウズラの卵です。
25日の献立:ゴボウ入りドライカレーライス、野菜スープ、花卵、タピオカココナッツ、牛乳(写真中)
 タピオカココナッツはリクエストメニューで男子と男女総合で4位の献立です。タピオカはキャッサバという澱粉で作ります。キャッサバはサツマイモに似た芋の根からとれ、東南アジアや南米が産地です。ココナツミルクからは南国の香りがしました。
 カレーの中にゴボウが入っています。肉だけだと食物繊維が不足してしまいますが、ご飯に大麦を混ぜ、カレーにゴボウや大豆を入れて食物繊維が不足しないように給食風にアレンジしました。
26日の献立:わかめご飯、シジミの味噌汁、ヘルシーハンバーグの茸ソースかけ、レンコンのきんぴら、即席漬け、牛乳(写真右)
 アサリの予定が入荷の都合で宍道湖のシジミになりました。小粒ですがだしがよく出ていました。貝殻がついているので、不評かと心配しましたが、おいしくて好評でした。
 ヘルシーハンバーグは豆腐で作るハンバーグなので、ナイフを使わずお箸で簡単に食べられます。

3月の献立

3月の献立です。
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2月19日、20日、23日の献立

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 19日の献立:ご飯、茶碗蒸し、味噌田楽(生揚げ・こんにゃく・大根・ちくわぶ・ブロッコリー)、黒蜜寒天、牛乳(写真左)
 前回は焼き豆腐を使いましたが、あまり人気がなかったので今回生揚げにしたらよく食べていました。田楽はおでんの起源といわれており、豆腐に串を打ち焼いて味噌をつけたものもので、田楽法師の姿に似ていることからこのように呼ばれるようになりました。田楽は、竹馬のような高足に乗って踊る伝統芸能で、平安時代からあったそうです。江戸時代の中期になると江戸の町々に屋台ができ、串のまま食べられる手軽さが受け種類が増え、味付けもかわり、いつの間にか今日のような関東風のおでんができてきました。
 20日の献立:フレンチトースト、コーンシチュー、海藻サラダ、豆乳ゼリー、牛乳(写真中)
 豆乳ゼリーの上にかかっているフルーツソースはサラダを挟んで左側がイチゴソースで、右側がマンゴーソースです。生徒にはイチゴソースが人気で、123人が予約して、マンゴーソースは100人が予約しました。トーストもシチューもよく食べていました。
 23日の献立:昆布ご飯、卵スープ、ししゃもの唐揚げごまソースかけ、ジャガイモの煮付け、果物(みかん)、牛乳(写真右)
 ワカサギを使う予定でしたが、入荷の都合でししゃもの変更になりました。小魚は丸ごと食べられるので、カルシウムはもちろん、ミネラルもとれます。
 昆布ご飯は1人約3グラムの切り昆布を使いました。全体に黒っぽくなったためか、好みがはっきり分かれました。
 ジャガイモは長崎産の新じゃがを使ったので、あっさりとした上品な味に仕上がりました。

2月16日、17日、18日の献立

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 16日の献立:生パスタ・シーフードソース、ココアクリームサンド、コーンサラダ、果物(リンゴ)、牛乳(写真左)
 ココアクリームサンドはリクエストメニュー女子の主食部門で3位の人気メニューで、生クリームを泡立てるときに砂糖のほかにココアパウダーを入れるので、バレンタインを少し意識した献立です。トッピングにピーナッツの砕いたものをかけているので、香りと歯ごたえもあります。
 シーフードソースの中身はエビとホタテがメインで、ブロッコリーも使いました。生のパスタは給食室でできあがったときはきれいでしたが、教室で配るときはパスタが水分を吸って固まってしまい、給食当番は苦労しました。 
 17日の献立:玉子どんぶり、シラス干しとわかめの酢の物、煮豆、果物(菊花みかん)、牛乳(写真中)
 寒くなると牛乳が残ることが多くなります。冬場は寒いのでできるだけシチューやスープ、味噌汁などをつけて体を温めるようにしていますが、今回のように汁物がないと牛乳の残りが少なくなります。
 煮豆はウズラ豆です。前日から水につけておき、朝からじっくり煮ています。だいたい三回くらいに分けて砂糖(三温糖)を入れていき、味をしみこませます。最初はそっくり残ってきた煮豆でしたが、だんだんと残らなくなりました。食物繊維や質のよいタンパク質が多いことなど、豆の栄養価が分かってきてくれたようです。
 18日の献立:中華おこわ、春雨スープ、イカチリソース、イチゴミルク、牛乳(写真右)
 暦の上で雨水、雨つながりで春雨を使ったスープには、白菜、青梗菜、タケノコ、卵を使いました。鶏ガラでていねいにスープをとり、透明できれいなスープに仕上がりました。イカチリソースは人気のあるメニューで、残りはほとんどありませんでした。昔と違って最近のイチゴは甘みも強いので、練乳をかけると甘すぎていやという意見もありました。

2月12日と13日の献立

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12日の献立:ご飯、すまし汁、白身魚の野菜あんかけ、茎わかめのきんぴら、果物(菊花みかん)、牛乳(写真左)
 魚は韓国産の鰆(さわら)の切り身を使いました。生姜醤油と清酒で下味をつけ、水分を切ってから澱粉と小麦粉を表面にまぶし、油で揚げました。上にかける野菜あんがたっぷりあり、魚はすっかり隠れてしまいました(写真の右上)。
 茎わかめのきんぴら(写真左上)は茎わかめのほかに、人参、レンコン、ゴボウと少量の豚肉を炒め、醤油と砂糖で味付けして作ります。男子に好評でした。
13日の献立:麦飯、厚揚げと豚肉の辛味噌炒め、春雨サラダ、果物(りんご)、牛乳(写真右)
 米粒麦を12パーセント混ぜて麦ご飯を炊きました。辛味噌は清酒、三温糖、醤油、白味噌、豆板醤を混ぜて作ります。厚揚げは生揚げともいい、豆腐を2度揚げして作るので大豆加工品の一つです。大豆は質のよいタンパク質を含むだけでなく、糖質、、カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2も多く含みます。その上、脂質はコレステロール値を上昇させないリノール酸が主な成分です。肉や魚を食べないお坊さんが元気で過ごせるのは大豆製品を多く食べているからといわれています。

2月9日と10日の献立

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 9日の献立:ごはん、天ぷら盛り合わせ(南瓜、ししゃも、かき揚げ)野沢菜漬け、小豆白玉、牛乳(写真左)
 ししゃもの衣にはアーモンドの粉を混ぜて香ばしく仕上げました。かき揚げの材料はゴボウ、にんじん、ホールコーン、桜エビ、イカです。大根おろしの入った天つゆをつけていただきました。
 9日は旧暦の小正月です。この日に小豆粥を食べると1年間病気にかからないという言い伝えがありますが、昨年出した小豆かゆは不評でした。そこで、材料が似ていて生徒に人気のある小豆白玉にしました。栗の甘露煮も使ったので、あんを煮るのに砂糖を控えて栗の甘露煮のシロップを使いました。
 10日の献立:ピーナツサンド、コンソメスープ、ホタテのグラタンかチキングラタン、コーヒーゼリー、牛乳(写真右)
 グラタンは生徒に人気のあるメニューです。生徒には圧倒的に肉の方に人気があり、ホタテが59人、チキンが165人でした。


2月4日と5日と6日の献立

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 4日の献立:五目炊き込みご飯、けんちん汁、厚焼き卵、ほうれん草と白菜のアーモンド和え、ストロベリーババロア、牛乳(写真左)
 立春なので暦の上では春になります。イチゴは春のイメージがありますが、以前はもっと暖かくなってから食べていました。それが、温室栽培や品種改良によってこの時期に食べられるようになりました。40年ぐらい前は正月用のイチゴは九州から羽田に航空便で送られてきていて、当然高価なものでした。クリスマスや正月に当たり前のようにイチゴを食べるようになったのは最近のことです。ババロアの中に一人30グラムのイチゴを使い、牛乳、水、砂糖も10グラムずつ使いました。生クリームは13グラムで、気温が低い時期なのでゼラチンだけで作りました。ババロアがゼリーとクリームの2層に分離しないよう気をつけて作ります。固まってから上にイチゴを飾りとしてのせました。人気のあるデザートです。
 5日の献立:たこチャーハン、わかめスープ、イカ団子揚げ、ビーフンソテー、ローストアーモンド、牛乳(写真中)
 イカ団子は1人2個です。イカのすり身にネギと干し椎茸を刻んで入れ、口当たりを良くするために蒸かしたジャガイモをつぶして混ぜ、つなぎに卵、デンプンを入れました。ショウガしょうゆで味をつけて周りにデンプンをまぶして油で揚げました。生徒には好評でした。
 6日の献立:カレーうどん、いなり寿司、かぶの塩もみ、里芋と野菜の煮物、果物(みかん)、牛乳(写真右)
 2月最初の午の日を初午(はつうま)といいます。711年のこの日に京都の伏見稲荷神社の神様が降りてきたことから、稲荷神社の祭日としたそうです。お稲荷さんの使いが狐、そして狐の好物が一般的には油揚げとされていて、油揚げに酢飯を詰めたものがいなり寿司です。関東では筒状の油揚げに酢飯を入れ、俵型にまとめますが、関西では三角にまとめるそうです。狐の耳の形をまねているとか。今回給食で三角にしてみましたが、1個なので耳の感じにはなりませんでした。煮物の材料は里芋と丸こんにゃく、人参で、色が濃いのは野菜ではなくて茎わかめです。 

2月2日と3日の献立

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 2日の献立:チリドック、ブロッコリーのスープ、フレンチフライドポテト、フルーツヨーグルトピーナツのせ、牛乳(写真左)
 フライドポテトはリクエストメニューでおかず部門1位でした。また、フルーツヨーグルトも人気があり、残りはほとんどありませんでした。
 3日の献立:鬼打ち豆ご飯、さつま汁、鰯の梅マヨネーズ焼き、煮浸し、果物(りんご)、牛乳(写真右)
 大豆と鰯を使った節分の献立です。大豆が苦手な生徒がいて、まるでグリンピースのように器用に豆をよけて食べていました。丸い豆をご飯の中からよけるのは大変だと思います。きっと箸使いが上手になったことでしょう。鰯は頭と中骨をとって開いたものを焼き、その上からマヨネーズをかけて焼きました。鰯のにおいが気にならないように下味に清酒を使い、マヨネーズにも梅を混ぜました。それでも魚が苦手なようで手つかずの魚もありました。

全国学校給食習慣(パート4)

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 1月30日の献立:【昔の給食】ご飯、焼き海苔、わかめと揚げのみそ汁、鯨の竜田揚げ(4切れで約60グラム強)、煮浸し、ミックスナッツ、牛乳(写真左)
 学校給食週間最後の日の献立は鯨肉の料理です。戦後の日本では牛肉や豚肉は高級品で、ソーセージといえば「魚肉ソーセージ」、肉といえば鯨の肉でした。酢豚は豚肉の代わりに鯨を使うので、酢鯨と書いて、「スゲイ」といっていました。運悪く固い肉にあたると給食時間が終わってもずっとかんでいました。その頃、鯨はほ乳類なのに魚屋さんで売っていました。商業捕鯨が禁止になった今では入荷が減り、高級食材となりました。鯨肉はなじみの薄い食品なので生徒に食べてもらえるか心配でしたが、残りはほとんどありませんでした。
 右の写真は戦後間もない頃の給食風景です。アメリカから来たミスミルクによる給食視察の写真や、実際に使っていた大きなしゃもじが給食室近くに展示してあります。作品展の帰りによって、大きなしゃもじにふれてみてください。

全国学校給食週間(パート3)

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 1月29日の献立:【地場産の食材を使った献立】エビピラフ、つみれ団子汁、ししゃもの磯辺揚げ、炒め野菜のカレー風味、白玉入りフルーツポンチ、牛乳(写真左)
 つみれ団子は東京都伊豆七島の一つ、八丈島でとれたトビウオのすり身を使って作りました。右の写真は下が学校で作ったレプリカで上が八丈島からすり身と一緒に送っていただいた本物の魚です。トビウオは胸びれが長く、長く空中を滑走することから「トビウオ」と呼ばれます。35センチほどの体では、高さ2メートル、飛距離は400メートルにも及ぶそうです。給食を食べ始まってから、この魚を持って教室を回りました。本物をみたのは初めてでも、生徒の口々かららすぐに「トビウオ!」の名前が出てきました。鮭やマグロの切り身や丸ごとの魚は給食でもししゃもやワカサギぐらいです。なかなか直に見る機会が少ないトビウオを送ってくださった八丈島漁協連合女性部の皆さんに感謝します。

全国学校給食週間(パート2)

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 1月28日の献立:【おでんのリザーブ給食】高菜めし、蕪の浅漬け、果物(菊花みかん)、牛乳(写真左)
 関西でおでんというと味噌おでんが主流で、私たちが親しんでいるおでんことを「関東炊き」と呼ばれています。今回の中身は、ゆで卵、結び昆布、大根、ジャガイモ、こんにゃく、ゴボウ巻き、ちくわぶで、がんもどきと厚(生)揚げをリザーブしました。リザーブを入れると9種類にもなるおでんを給食当番は手際よく盛りつけていました。がんもどき(上の小皿)123人、厚(生)揚げ98人でした。
 1月20日の献立:【焼きおにぎりのリザーブ給食】ちゃんこうどん、たくあん、アイスクリーム、牛乳(写真右)
 現代人は食事の時のかむ回数が減ってきているといわれています。焼きおにぎりにすると周りがかたくなり、かむのが苦手な生徒には敬遠されてしまいます。でも、かむ力はあごを強くし、脳を刺激するので顎力アップは学力もアップします。鳥そぼろ入り味噌焼きおにぎり(写真右)149人、じゃこ入り醤油焼きおにぎり(写真左)75人でした。

全国学校給食週間

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 1月26日の献立:【旧暦正月の献立】卵雑煮、鮭の照り焼き、お煮染め、大根サラダ、果物(ポンカン)、牛乳(写真左)
 雑煮は餅の形、、具材、味付け方など、地方や家ごとに異なります。関東では切り餅を使うところが多いですが、四角い餅も焼くとふくらんで丸くなります。給食では切り餅を1人2枚ずつ使いました。焼いた後、鍋の中に入れないで餅と汁を別にして、教室で食器に盛りつけるので、時間とともに餅がkくっついてしまい、給食当番は餅をはがすのに苦労しました。
 1月27日の献立:【長崎県の郷土料理】チャンポン麺、里芋のころころ煮、自家製中華饅頭(肉まん)、果物(イチゴ2粒)、牛乳(写真右)
 チャンポン麺はリクエストメニューで主食部門3位だった皿うどんと同じ材料で作りますが、皿うどんは細い面を油で揚げて作り、チャンポン麺は太い中華ゆで麺を煮込んで作ります。1皿に20種類も食材料を使っているので、魚介の味、肉の味、野菜の味がミックスされていてとてもよく麺に味がしみていました。上に乗っているのはウズラの卵です。

食を考える月間(1月1日から31日)

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 日本では今、年間に大体100万人の人が亡くなっていてその内の64.8%の人は「食」が原因で亡くなっています。そこで6年前から1月が「食を考える月間」として制定されました。子供の時から「食」の選び方や組み合わせ方など「食」について考える習慣を身につけることを目的としています。
 1年生が移動教室でいない間、空いた食器などを利用して2年生がバイキング式給食を体験しました。会場作りなどは給食委員の生徒が中心になって行い、事前に担任の先生をからバイキング式給食の説明(友達のこと、自分の体のこと、食品のバランスのことを考えて料理を選ぶ。そして仲良く会食すること)を受けました。献立内容は日本の伝統食を体験できる献立で、主食は押し寿司とわかめご飯、主菜は扇方にかたどったのし鳥、えびだんご、副菜はきんぴらゴボウ、ごま和え、きんとん風芋料理、ポテトフライ、漬け物、デザートはミニアップルパイといちご、そして牛乳の献立でした。21日は2年A組が、22日は2年B組が行いました。どちらのクラスも楽しい雰囲気のもとで、会食していました。(写真左:6人1テーブルで料理をとりわけ、会食している様子)
(写真中:平均的な取り分けた1人分)
(写真右:食事風景・給食委員がお世話をしている様子)  

12月12日と15日の献立

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 12日の献立:サツマイモご飯、たまごとほうれん草のスープ、ゼリーフライ、焼きししゃも、スパゲティソテー、牛乳(写真左)
 ゼリーフライは埼玉県行田市の郷土料理で、パン粉をつけないポテトコロッケのような物で、最近ではB級グルメの一つとして脚光を浴びています。おかしの甘いゼリーをフライにしたのではなく、形や大きさが小判に似ていたことから、「銭フライ」→「ゼリフライ」→「ゼリーフライ」になったそうです。揚げてすぐにソースにくぐらせるので写真では黒っぽくなっています。
 15日の献立:ご飯、海苔の佃煮か納豆のリザーブ、ピリ辛ごまスープ、野菜炒め、菊花みかん、牛乳(写真右)
 トートマンプラーは魚のすり身に野菜類を入れたタイ風さつま揚げのことです。トートマン(トット・ナム)は揚げ物の意味で、プラが魚という意味です。日本から伝わったという説もありますが、香辛料が多いことと辛いのが特徴です。こぶみかんの葉を細かくしてグリーンカレーやナンプラー(魚醤…日本のイシルやショッツルのように大豆ではなく魚から作る醤油)で味付けをしました。
 リザーブ給食では海苔の佃煮が182人、納豆が42人でした。納豆菌は腸内で有害菌の繁殖を抑え整腸作用があります。また、脳卒中や心筋梗塞の予防効果もあるという優れた食品なのに、海苔のほうが食べるのに簡単とか、納豆は後始末が粘るなどの理由でしょうか人気が今ひとつありませんでした。
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年間行事予定
4/5 春季休業日終
4/6 始業式 入学式準備
豊島区立駒込中学校
〒170-0003
東京都豊島区駒込4-5-1
TEL:03-3918-2105
FAX:03-5394-1008