最新更新日:2024/05/13
本日:count up1
昨日:19
総数:440741
新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

○付け法への招待97 できるようになった確認

画像1 画像1
井手小学校での示範授業のビデオを再生して見た。

すると、角の大きさの測定で一人だけ、目盛りの読み違いがあった。
60°のところを120°とかいていた。

そこで、授業の導入部でもあり、「違うよ」とはっきり断言した。
勘違いだと判断したからはっきり指摘した。
そこで、その子は考え直した。
一巡してその子に戻ってみたら合っていた。
その際、「そう!合っているよ。」と言って○つけをした。しかも、机をたたいて、それでいいと断言した。
間違いを指摘するときは気を遣う。だから部分肯定をしたい。でも、そのときは、はっきり違うと言った。その子はくじけず頑張った。
間違いを指摘せざるを得ないことがある。
そんな場合は、必ず、戻ってきて確認したい。
これがやる気を引き出す。
この後、授業の途中途中に計3回はその子のところに行って確認していた。
完璧に子どもにできさせたいという気持ちが、私の行動に表れていた。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

均衡の法則

画像1 画像1
5/19 今日のひとこと
不釣り合いなことは起こらない。
不釣り合いならば、釣り合うように調整力が働く。
これを均衡の法則と呼ぶ。

悲しい顔と笑顔は同居できない。
つまり、悲しい顔して笑顔になることはできないし、また、笑顔でいて悲しい顔はできない。
だから、まず、笑顔になる。すると、悲しさは消えていく。
先に、悲しさを消そうと思ってもなかなか消えない。
だから、強制的に笑顔になる。
すると、均衡の法則が働いて、嬉しいことが起きてくる。
笑顔は、心を明るくする金鉱である。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

いじめは負けの証拠

画像1 画像1
5/18 今日のひとこと
人には、親切にしてあげたい。

人をいじめてはいけない。
いじめるのは、優位にたつためにいじめる。
でも、本当は、いじめた時点で負けている。
なぜなら、本当に優位に立つ人は、いじめたりはしないものである。

なお、いじめた人は、長い目でみればあまりよい結果を生まない。
それが分かるのは、後になってからである。
だから、今、いじめている人は勝ったつもりだけれど、
結局は負けることになる。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

中学校音声計算の増刷

画像1 画像1
中学校音声計算の本の増刷

この度、明治図書の樋口部長より増刷のお知らせがまいりました。

6刷りです。

中学生の計算力アップに貢献できてとても嬉しいです。
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-539117-7

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


改革の原理・原則

画像1 画像1
5/17 今日のひとこと
改革を行うとき、その組織の機構改革するとうまくいくと思いがちである。
これは、器を変えれば、改革はうまくいくという方針である。
ところが、これは大概の場合、失敗する。

組織の要因である人の問題が置き去りにされているからである。
人のやる気、能力を置き去りにしたところで、組織の改革はうまくいかない。

人のやる気、能力を伸ばしつつ、余裕のある中で組織を変えないと、急激な組織に適応しようとするだけで、通常の意欲と能力は忙殺されてしまう。
だから、トップダウン方式ではうまくいかない。

まず、現時点の組織でやる気を高め、能力を高めて、それから改革をしていくことである。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待96 良いところを見つける

画像1 画像1
○付け法の精神は、長所を見つけほめること。

長所をつくること。

どこが良いかを具体的にほめること。

書写の○つけもこの精神が根底にある。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

同じ課題意識

画像1 画像1
5/15 今日のひとこと
本日、奈良県の高校の先生が研究室に来られた。

語彙の研究の相談に来られた。
長期研修生として数学の語彙について研究されているそうだ。
志水の文献を洗い出して、その上で来られた。
ベネッセの紹介でもあった。

数学は言語表現であるという認識で一致している。その際、数学の語彙の理解と活用力が大事だという。この点でも一致しているから尋ねて来られた。
同じ研究をされているということでとても嬉しかった。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待95 ほめられて嬉しいかどうか

画像1 画像1
当たり前のことをほめられて嬉しいと思うだろうか。

子どもが当面の壁を感じていて、その壁を乗り越えたいと思うとき、確認してあげること、認めてあげること、ほめることは効果がある。

でも、できて当然のことについて、ほめられてもあまり嬉しくはない。

だとすると、○付け法では、どこが子どもの壁なのか、どこを確認するべきなのか、
このあたりを吟味しないと、単なるつまらない声かけに終わる。

子どもは生き物である。たえず変化している。

この生きている状態を見極めて褒めていくと効果がでる。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待94 どこに○をつけるか

画像1 画像1
画像2 画像2
わり算の筆算の第3時、53÷4の筆算の仕方を考える場面である。
このとき、どこに○つけをするべきか。

それは、既知と未知との接点である。
既習は、72÷3の筆算で、あまりがでないわり算の場合である。
このとき、12−12=0となる。「ひいてぜろ」である。

本時は、53÷4だから、あまりがでてしまう。
商の13に○をするのは当然考えられる。
でも、もっと新しい形式はどこか。それは、13−12=1の場面である。本来は、13−13=0でなくてはならない。でも、4の段では、12が近い。だから、13−12となってしまう。この12を書くことに、子どもは不安を感じる。また、13−12=1で、1を12の下に書くことも不安がる。ここにあまりを書いてよいかどうかは、未知のことである。だから、教えてもよいのである。
でも、子どもは、自然に1を書くことがある。
すると、この自然な気付きに○をつけたい。
だから、下のフリップのようになる。
既知と未知との接点を考えさせるのが授業であり、自力解決のポイントである。
そこを乗り越えたことに対して○つけをしたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待93 ×をつける

画像1 画像1
昨日の基礎講座では、教職大学院の院生も5名参加していた。
その学生が、「私はこれまで×をつけていました。
○をつけるなんて、素敵ですね。」と話してくれた。

×をつけられて嬉しいか?
×をつけて楽しいか?

○をつれられると嬉しい。
○をつけるのは、楽しい。

○付け法の原点を思い出させてくれた。

素直になる

画像1 画像1
5/13 今日のひとこと
「素直になる」は、人として成長する一番目の要素である。
松下幸之助も毎朝、素直な心になれますようにと神棚に願っていたそうだ。
これは、いかに、素直でない自分かという証明でもある。

素直になるというのは、どういうことか。
それは、自分の意見、考えはさておいて、相手の考えを受け入れるということである。
言い換えれば、己のエゴを捨てるということである。

エゴがあると、どうしても判断が迷ってしまう、狂ってしまう。
エゴを捨てることはなかかな難しい。
それでも捨てることである。

さて、誰に対して素直になるのかというと、相手に対してもあるが、自分のエゴと向き合うことだと考えれば、自分の心に対して素直になるということである。
自分の心の奥底、これを真我というが、真我に対して素直になるということである。
すると、本来の自分が発揮されてくる。
直観もやってくる。
松下幸之助のように、毎朝、素直な心にリセットしたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]



基礎講座に参加して。

画像1 画像1
画像2 画像2
基礎講座に参加された牧野先生からメールが届いたので紹介しよう。この中から、授業のポイントがある。読みとってほしい。牧野先生、ありがとうございました。

「志水 廣様

 第1回基礎講座が終わってから、第2回基礎講座をずっと心待ちにしていました。

参加して、やっぱりよかった、お誘いした先生の「授業がすごくやりたくなった。月曜日の算数が楽しみだ。」という声を聞き、お誘いしてよかったと感謝しています。
 180°より大きい角の測り方の教材研究では、見通しの場面で180°の補助線を引くことを押さえること、また補助線に○付けをして、全員が補助線を引いているかを確認することをお話くださいました。適用問題定着で、初めのカードには半回転に180°の数字が記入してあり、何枚か後には180°の数字なしで提示し、さらに反回転が斜めになった角を測るなど、細かいスモールステップを踏みながらジャンプさせていくことを学びました。

その後で、教材研究した場面を志水先生が示範授業なさっているVTRを見せていただいたので、教材研究を授業でどう生かすかを実感できました。
 落合先生は、実物を見せたり体験させたりすることで、イメージを持たせて「わかる」につなげていくこと、教材研究によって子供のつまずきやすいところを見つけ、それを段取りを組むことで子供が苦しまないで簡単に分かるようにしていく方法を、参加している私たちの目の前で再現してくださいました。子供たちを分かるようにさせるには、教師である自分が労力を惜しまないで、愛情をもって、考え準備することの大切さを教えていただきました。
お風邪をひかれて体調のすぐれない中、中身の濃いお話をたくさんしていただき、心か
ら感謝しています。気温差の大きい日が続いていますので、どうぞお体を大切になさって

ください。ありがとうございました。
                    知多郡  牧野 章子」

牧野先生は、今回、新任教師を引率して参加された。二人で参加されて、二人ともとても楽しそうであった。若い教師にとって見知らぬ研究会に参加するのはとても不安である。その不安感は一緒に参加することで、楽しさに変わる。学ぶ喜びを知ることになる。
昨日の基礎講座には、別の牧野教頭先生(一宮)は、新卒と校務主任を引率して参加された。山田校務主任(豊田)もその一人である。他にもそのような方はおられた。
つまり、研修会があるから行ってきなさいというのも良いが、さらに良いのは、時間のある限り一緒に来られることである。一回参加されると、次は自分一人でもいけるようになる。
これが上に立つ者の愛の現れだと思う。
昨日は、県内の学校が多く、しかも一つの学校から3人、4人と参加されていた。学校に帰ってからの動きが生じる研修会であった。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


算数好きにする授業力 第2回基礎講座 盛会 御礼

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
算数好きにする授業力 第二回 基礎講座 は、受講者52名、学生6名,スタッフ3名,講師2名の61名で開催されました。

楽しく基礎講座を学ばれていました。
志水の内容は、音声計算、教材研究の仕方と実際の示範授業のビデオです。
落合康子先生は、教材研究について述べていただきました。

県外は、東京、滋賀県、京都、岐阜から、県内は名古屋、知多、豊田、高浜、一宮、西春日井など広範囲にわたりました。

ありがとうございました。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待92 示範授業の続き

画像1 画像1
昨日の井手小学校での示範授業を参観された先生からメールが届きました。紹介します。このメールの中に、授業のヒントが詰まっています。

「志水 廣 先生

本日は師範授業を参観させて頂きありがとうございました。
先生のおっしゃておられる「知」と「心」の変容を実感しました。とても楽しい授業でした。
井手小学校の4年生の子どもたちは6時間目でしたが、本当によく頑張ったと思います。
先生が子どもたちにゆさぶりをかけながら考えさせ、すうっと自然に算数の世界へ…
180度より大きい角度のはかり方の学習に入っていきました。おうぎの使い方や黄色
の棒の使い方がとてもすてきで、角度が回転の量であることを視覚的に見せられていて本当にわかりやすかったです。

さりげない先生の一言が子どもを動かせ(頭も手も)、さすが志水先生…と感心して見せて頂きました。

例えば、「下の線ってどの線?」「分度器が2こあったらいいけどなあ…だから工夫せんなあかん、この工夫がいるんや。」「ここまでは180度ってわかってるって印してくれる。」
等々

○付けでも、一人一人に声をかけ、認めておられたので、最初は難しそうに感じていた子も、先生が回られるたびに自信を持ってきたように感じました。最初は緊張からかあまり発言しなさそうでしたが、フラッシュカードではどんどん積極的になり「かんたん」「楽勝」といいながら、笑顔いっぱいで先生の出される問題にくらいついていく姿が感動的でした。
まず、子どもたちに共感し「心」を受けとめ、どの発言も大事に生かされて全体のものとなり、みんなが理解していくすてきな1時間でした。
とびきりのおいしいお料理をいただいたあとのように、幸せいっぱいの気持ちで学校の戻りました。
本当にありがとうございました。
N.M」

N.Mさん、ありがとうございました。

○付け法への招待91 示範授業 180°をこえる角の大きさ

画像1 画像1
画像2 画像2
京都府井手町のジョイントアップ事業として、多賀小学校、井手小学校を訪問した。
多賀小学校では授業診断。
井手小学校では、示範授業をさせていただいた。

単元は4年の角とその大きさで、本時は「180°をこえる角の大きさ」であった。
導入のぼけから始まり、だんだんと子どもたちが集中していった。
○付け法で、角の測定技能の確認をして、復唱法で「下の線」というキーワードから、180°の直線に伸ばす展開となった。
最後は、フラッシュカードで180°+aの場面を鍛えていった。
そして、一番の驚きは、330°の角の大きさをフラッシュカードで提示した場面である。これは本時でやっていなかったのにもかかわらず、子どもたちから簡単という声がでた。ひき算だという。
そこで、式を書かせて確認した。
なんと、ここまでで35分間であった。つまり、10分間余ったのである。
振り返りを書かせて発表させた。

やはり、○付け法で自信をつけることのよさ、また、意味付け復唱法でキーワードからくる本時へのねらいに迫る、そして、適用場面定着法で定着とさらなるジャンプができた。
志水メソッド満載の授業である。
担任の先生のこれまでの角の指導の基盤があってこそできていた。
感謝している。
終わったとき、教室をでると教育長先生が「さすがですね」と言われた。また、帰りの車の中で指導主事の先生から「自然な流れのよさがすごいですね」と、指摘していただいた。
そう、やっと自然体の授業ができるようになったか。
九州での研修会で、ある先生が志水先生の授業は、地味な授業です。でも、そこに子どもとのドラマがありますと。まさにその授業であつた。
担任は、A君が最後まで集中できていたことに感動していた。Bさんの素直な言葉がキーワードとなった。

この授業に至るまで、いろいろな教訓があり、それがこの授業に生かされていた。
昨日の場の設定に、本当に、感謝している。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

井手町ジョイントアップ事業

画像1 画像1
多賀小学校に10時ずきに着いた。
教育長をはじめ泉ヶ丘中学校、多賀小学校、井手小学校3校の校長、教頭、指導主事らが校長室に集まっていた。
ここでの談義が20分間ほど。
実に温かい空気を醸し出している。
それでいて現実主義である。
いかにして井手町の子どもたちの学力を上げるのか、教師達の教師力を上げるのか、そこを真剣に談義していた。
この温かい空気があってこそ、伸びていくと私は考える。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


幸福学と

画像1 画像1
5/11 今日のひとこと
幸福な人は幸福学を学び実践する。
不幸な人は不幸学を学び実践する。

その反対はない。

なぜなら幸福な人は、さらなる幸福を目指しているから、
不幸学に関心がない。
不幸な人は幸福になりたいと思ってはいるかもしれないが、
幸福学を見ても
また紹介されても
そんなうまい話はないと思うから、
結果的に幸福学に関心はない。

だから、幸福な人は幸福に勢いがあり、不幸な人は不幸に勢いがある。
人生いろいろだなあ。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

輝くために

画像1 画像1
5/10 今日のひとこと
人は、生きている以上、輝きたい。
くすんで曇りたくはない。

どんな時に、輝いているか。
想像してみよう。

そうなりたい自分がいて、それが具体的であれば、自然と体も心も動く。
また、周りの環境もあなたを応援する。

この応援団を見方につけた人が「ついている」という。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


とくを積む

画像1 画像1
5/9 今日のひとこと
徳を積む、と言う言葉がある。

徳とは何か。
これは、「解く」だと解釈してはどうか。

人生は、問題解決の連続である。
悩みの連続について解決していく。

「解く」を積むとは、解決の知恵が積まれたことをいう。
だから、問題が生じれば、徳を積むチャンスだととらえたい。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待90 内地留学生の報告

画像1 画像1
連休中に内地留学生の小田切宏さんが来られました。
その際、担任に戻って○付け法の実践を報告してくれました。
以下のは、その報告です。

「はじめての○付け法から学んだこと」

 4年生の担任となり、子どもたちにとっては、はじめての○つけを行いました。分度器で角度を測る適用場面です。「みんなどんどん解いているね。すごいなあ。じゃあ、これから先生がみんなのところを回って1番の問題だけ○つけをするよ」といって子どもたちのところに行って○つけを行った。答えが間違っていたり、あるいは、まだ問題を解いている途中であったりしても、とにかく部分○をつけて、算数を学ぶ喜びを少しでも感じてほしいと願って部分肯定することを心がけました。
 実際に回りはじめると、まず、○をつけてニコッとする子どもに出会いました。さらに、○つけを行うと、「先生、2番もできたよ。○をつけて」という目を輝かせながら、私に大声で呼びかける子どもに出会いました。さらに、○つけを行うと、「やったー」という歓喜の言葉を発する子どもに出会いました。決め手は、授業で1度も発言がなかった子どもが、授業後、「先生できたよ。○をつけて」とノートを持ってくる子どもに出会いました。たった3分ほどの○つけから、今までの子どもからは、なかなか見ることができなかった子どもの言動を目の前で見ることができました。驚きです。
 もし、○付け法をしなかったら、こんな感動と出会えなかったと思います。改めて、○付け法とは、どんな子どもであってもやる気を高めることにつながり、学校の事務処理で途方にくれている私にとっても、子どもから無償の褒美をもらえ、もっと、授業の教材研究をしなくてはいけないというきっかけを与えてくれることを強く感じました。
 あれから3週間ほど経ちました。授業になると、子どもから「先生、○をつけてよ」と言ってくれるようになりました。○付け法を子どもとのコミュニュケーションツールとして、どんどん使っていきたいと思っています。


    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

配布物