最新更新日:2024/04/28
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どう思えるか

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8/23 今日のひとこと
毎日、プラスの出来事もあれば、マイナスの出来事もある。
クルマを運転していれば、前を突然、横切るクルマもある。
そのとき、私は、クルマの中で、セーフという。
いちいち腹を立てていたら心がもたない。
とにかくセーフなんだ。
万が一、ぶつかったとしても、ああラッキー、命は助かったという。
どういう場面でも、プラスに思える思考スタイルが新たなツキを呼び込む。
3ヶ月は続けると、潜在意識にプラス思考が身に付くという。
続けてくださいね。

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○付け法への招待115 答えがでたら

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答えが出たら、「○」と思っている限り、
全ての子どもに○をつけてあげることはできない。

答えがでない子どももいるからだ。

解決過程の途中でも「○」をつけてあげるという気持ちでないと○付け法はできない。
解決過程のどこかで、ずれているわけだから、また、思考が停まっているわけだから、そこを支援・指導するのが教師の役割である。

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白河市の教育講演会報告3 ドラマの発端

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福島県白河市の教育講演会は、以下の荒川先生の依頼文から始まった。今年の2月のことであった。


「福島県白河市では、雪をまとった那須連山がくっきりと遠望でき、まだまだ厳しい冬の季節が続いております。志水廣先生には、ご健勝のことと拝察いたします。この度、教職員を対象とした平成24年度白河市教育講演会の講師依頼をいたしたく、このような手紙を送らせていただきました。
我々教育関係者は、教師の資質向上を図り、授業をさらに魅力あるものとし、未来を担う子どもたちの健やかな育成を目指して日々研修に取り組んでいるところです。その一環として、白河市教育委員会主催で、毎年夏休みに教職員の資質向上のために、各方面から著名な講師の先生をお招きし、教職員対象の「教育講演会」を開催しております。
 次年度は、「児童生徒が学び合う場と確実に習得させる場のバランスよい設定」という点から実践を充実させる必要が生じて参りました。志水先生は、問題解決学習の中に基礎・基本の習得のための指導の位置づけについて、「○つけ法」「意味づけ復唱法」「適用問題定着法」などを提唱しておられ、私どもも参考にさせていただいておりました。つきましては、本市の教職員に確実に習得するための指導法についてご教授いただきたいと考え、今回、連絡を取らせていただいた次第です。」

この依頼文を読み、よく勉強されていることを感じ引き受けることにした。
特に、問題解決学習の中に基礎・基本が位置付いているという指摘は的確であった。
私の方からは、参加者のために事前の予習をお願いした。少なくともホームページは見てほしいと伝えた。
事前に志水の考えを知っていて話を聞くのか、初めて聞くのかでは、話に深まりが違うからである。
当日の講演会は、少し硬い
雰囲気から始まったが、20分後から柔らかくなり、演習とともに会場に笑い声があふれた。

終わってからの反響について根本先生からの報告。
<「ここ何年間かの本市の講演会を知っている方がこのような話をしていらっしゃいました。
「講演中、志水先生の話を身を乗り出して聞き、にこにこし、うんうんとうなずいていた先生がいた。」
「講演会終了時、笑顔があふれていた。」
「『続きが聞きたいですね。』という話が聞かれた。」
とにかく「愛ある実践あり」の志水先生のお話だったので、行き詰まったり苦労したりしている先生方が、ひらめいたり、共感したり、勇気づけられたりしたのだなと思いました。本当にありがとうございました。>

音声計算をはじめに話した。なぜかというと、習得という観点では、これが一番早く効果がでるからである。
この効果を実感していただき、○付け法へと歩まれるとよいと思ったからである。

講演については、志水としては反省点はあるのだが、みなさんが元気で帰路についたということにほっとしている。ありがとうございました。
これでドラマは始まったばかりである。お話したことを実践されて、各教室で子ども達が変わっていくのである。よろしくお願いします。
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○付け法への招待114 K先生の報告

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長野県の源関昭先生から、メールが届きました。

「長野県屋代小学校、埴生小学校で少人数指導教員だった。K先生は中学校で働いております。
4月下旬のことです。英語科の授業です。
2年生の1人の男の子が全くやる気を見せず、机に突っ伏しています。
問題プリントを配ると、「前もらったプリントもやっていないし、やらない。」と言って動きません。
それでも何とか始めました。
そこで、「○つけ」をしました。
授業が終わると、その子は丁寧にプリントを折って机にしまいました。
次の日もそのプリントは大事に扱われていました。・・・
学ぶ心が枯れていた中学生が、○つけ1つで心が動いた事実がありました。」

K先生は、志水メソッドのよさを実感している方です。ご自身が信念を持ちこだわって授業をしていると、その窓から子どもの感動的な姿が飛び込んできます。

以上のような報告がありました。
○がついたプリントは、その生徒にとって知と心の財産です。大事にしたいと思うのも当然ですよね。
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教育講演会報告2 フル動員

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福島県白河市の夏期教育講演会では、市内の教員がほぼ全員集まるため、会場の準備から運営まで、教育委員会の指導主事らがフル動員で取り組んでおられた。
講師の私に気持ちよく講演してもらおうという気遣いがとても嬉しかった。
ありがとうございました。
しかも、感心したのは、指導主事の方が、事前に私の本を読んでいらっしゃるということである。だから、講師として呼ばれたのでもあるが、このリサーチ力に学びたい。

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福島県白河市教育講演会

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福島県白河市教育委員会主催の教育講演会に呼ばれて、話してきた。
市内の小学校・中学校教員のほぼ全員300名が集合し、私の講演を聞いた。

テーマは、「愛で育てる授業」である。

会に先立ち、伊藤渉教育超先生が挨拶した。白河市の教育の現状のよさについて、教員のみなさんににお礼を述べていた。
私の講演は、愛で育てる基本は、学校の役割を考えることだと話した。小学校だけでなくて、中学校の教員しかも全教科の教員が受講しているので、音声計算の可能性、意味付け復唱法による教師と子どもとのやりとりの仕方、そして、○付け法を話した。90分間はあっと言うまにすぎて、○付け法は10分間しか話せなかった。
左のYOU TUBEコーナーに動画をアップしているので見てほしい。

また、講演のプレゼンのフリップをこちらをクリックしてほしい。
福島県白河市教育委員会主催の教育講演会に呼ばれて、話してきた。
市内の小学校・中学校教員のほぼ全員300名が集合し、私の講演を聞いた。

テーマは、「愛で育てる授業」である。

会に先立ち、伊藤渉教育超先生が挨拶した。白河市の教育の現状のよさについて、教員のみなさんににお礼を述べていた。
私の講演は、愛で育てる基本は、学校の役割を考えることだと話した。小学校だけでなくて、中学校の教員しかも全教科の教員が受講しているので、音声計算の可能性、意味付け復唱法による教師と子どもとのやりとりの仕方、そして、○付け法を話した。90分間はあっと言うまにすぎて、○付け法は10分間しか話せなかった。
左のYOU TUBEコーナーに動画をアップしているので見てほしい。

また、講演のプレゼンのフリップをこちらをクリックしてほしい。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...

音声計算、意味付け復唱法の演習はみなさんとても熱心に取り組んでくださった。

最後に、藤田充校長先生によるお礼の言葉でしめた。
ありがとうございました。感謝いたします。
白河市のこれからの発展を祈っております。教育長先生と歓談して、福島県の教育界の新しい機運を感じた。
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ありがとうの対象

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8/20 今日のひとこと
「ありがとう」と言える対象は誰か?

あなたの立場でどんな人に「ありがとう」と言えるか。

教師ならば、校長先生にありがとう。
同僚にありがとう。
子どもにありがとう。
親にありがとう。
地域の方にありがとう。

子どもに「ありがとう」を言うのはいけないという人がいるが、どうして区別するんだろう。
区別する理由は何なんだろう。
私は、良いことがあればわけへだてなく、ありがとうと言いたい。
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愛数研大会

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愛知数学教育研究会が名古屋市の教育会館において開かれた。

総会、講演、3つの分科会があった。
志水は、講演と、小学校の分科会の助言を担当した。
ここ数年、発表者が若返ってきた。

熱心にテーマにそって研究発表されていた。
写真は、発表者3人である。

佐藤拓也先生の発表は、「表現する力を高め、考える楽しさが味わえる算数の授業」であった。透明なクリアファイルシートにマーカーペンで考えを発表されるアイデアはとても面白いと思った。

溝口哲史先生は、「自ら課題を見つける自動の育成」であった。第一の課題、第二の課題を子ども自ら課題を見つけるところに特徴があった。創造的な指導の育成を目指していた。

溝口真由美先生の発表は、「学ぶ楽しさを実感できる自動の育成をめざして」であった。学校の取り組みを代表して発表されていた。その学校では、音声計算が取り入れられていた。これ自体楽しそうであった。お買い物ゲームのアイデアは自動が算数を作れる場面があった。

講演のレジュメはこちらをクリック。ごらんください。
愛知数学教育研究会が名古屋市の教育会館において開かれた。

総会、講演、3つの分科会があった。
志水は、講演と、小学校の分科会の助言を担当した。
ここ数年、発表者が若返ってきた。

熱心にテーマにそって研究発表されていた。
写真は、発表者3人である。

佐藤拓也先生の発表は、「表現する力を高め、考える楽しさが味わえる算数の授業」であった。透明なクリアファイルシートにマーカーペンで考えを発表されるアイデアはとても面白いと思った。

溝口哲史先生は、「自ら課題を見つける自動の育成」であった。第一の課題、第二の課題を子ども自ら課題を見つけるところに特徴があった。創造的な指導の育成を目指していた。

溝口真由美先生の発表は、「学ぶ楽しさを実感できる自動の育成をめざして」であった。学校の取り組みを代表して発表されていた。その学校では、音声計算が取り入れられていた。これ自体楽しそうであった。お買い物ゲームのアイデアは自動が算数を作れる場面があった。

講演のレジュメはこちらをクリック。ごらんください。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...
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小中連携

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8/18 今日のひとこと

小中連携でメリットになるのは小中のどちらだろうか?

回答 中学校だという。

だから、小学校へのお礼を述べる。

一理あり。
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相性

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8/17 今日のひとこと
同じ話をしても、
話している人と聞く人との相性によって、受け入れ度が違ってくる。
不思議なものだ。

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ing

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8/16 今日のひとこと
あいエヌジーが大事
いつも現在進行形でいたい。
だけど、あいエヌジーは「あい」と「エヌジー」でできている。
愛がなければたんなるエヌジー。つまりNG。
だから、愛のある愛エヌジーで行こう。

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何に依存するのか

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8/15 今日のひとこと
教育内容が素晴らしく、教育方法が素晴らしいとしても良い効果が現れるかと言うと、そんなことはない。

問題は、それらを実行する人にかかわっている。
すなわち、教師の問題が大きい。教師の力量にかかっている。
教師の力量は個人の努力によることが大きい。

しかし、個人ばかりにまかせておいてよいものなのか。
ベテラン教員のノウハウを提供できることはできないのか。
システム的に力量を高める場はつくれないものか。
こんなことを10年以上前から考えていた。
そして、10年前にできたのが、志水塾である。

志水塾では、教師の力量を高めるべく動いてきた。
10年間、繰り返し繰り返し授業力アップの場を提供かつ開発してきた。
かけ声だけで、「力量アップを」と言いたくない。
具体的にどのような内容をどのような方法で研修させれば、力量アップにつながるのか。
お陰様で、私の考えに共感してくださる人たちの協力でここまで動いてきた。
あらためて感謝の意を表したい。
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左の写真は志水塾の第2世代のテキスト、右は第3世代のテキスト。
写真ではサイズは異なるが、どちらもA4版である。


日数教大会に来てくれた人

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数学検定協会の藤井さん、東京の早渕先生が来てくださった。
とせちらも講習会と分科会の両日ともに来られた。

「8/5(日)午前、そっとAIMビル講習会にお邪魔します。よろしくお願い申し上げます。」

そっとと言いながらも、体格はそっとという雰囲気ではなくて、はっきりと来ていた。

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新刊紹介 「算数教科書の用語・記号教え方ガイドブック」

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本書の特徴

☆学習指導要領に基づいている。
 114の用語・記号は、学習指導要領の各学年の巻末に示されているところをもとに、小学校教師として最低知ってほしい言葉をセレクトしている。
☆用語・記号の定義(意味)が端的に分かる。
 各項目の最初に用語・記号の定義を記述した。
☆学年ことに配列した。
 それぞれの用語・記号は、基本的には内容が主に登場する学年順に配列した。また学内の中では領域順、数と計算→量と測定→図形→数量関係に分けて示すようにした。
☆基本語と関連語の明示した。
 114の用語は、算数の基本語として取り上げ、その用語に関連する用語も示すようにした。例えば、「単位」という用語の解説ページでは、測る、測定するという子どもに使わせたい用語も入れた。また、測定値、名数、無名数という教師が知っておいた方がよい用語も入れた。巻末には、基本語・関連語を含めたインデックスを用意した。調べやすいよう配慮した。
☆図版で示した。
 解説ではできる限り図版も入れてビジュアル化を心がけた。
☆指導のポイントを入れた。
 各用語・記号の解説では、できる限り実際の指導にも役立つように指導のポイントも入れるようにした。
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-052120-3
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○付け法への招待113 ダンボ

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ある先生からうかがった話。

「机間指導のとき、教師は子ども1人1人に声かけをする。
そのとき子どもは耳をそばだてて聴く。
教師が小さな声をかけても どんなふうに話しているのかを聴いている。
まるでダンボのようだ。
その声かけが聴いている子どもにとって新たなヒントとなったりする。」
という。

ヒントで解けたらとても嬉しい。直接的な声かけでなくても、困っている子どもとってヒントはありがたい。

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メールブック「悠愉」増刊8号発刊

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8月6日にメールブック「悠愉」増刊8号を発刊しました。

記事の内容は、

1.「音声計算練習への思い」と題して、中学校の音声計算の協同開発者の長野県飯島町立飯島中学校 横田茂樹先生が寄稿してくださいました。
2.横田先生が教師のために「音声計算教室向けマニュアル」ラミネートコートのためのデータを作ってくれました。ご利用くたださい。
3.英語科の音声計算資料

です。
わくわく会員の皆様へ、ご利用ください。
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わくわくクラブ入会について
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/data/2370003/...

メールブック「悠愉」2008年8月号 目次

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8月1日にメールブック「悠愉」を配信しました。

1. 表紙,目次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p1
2. 巻頭言 「トップの器」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ p 2 志水 廣
3. 国語力の向上 PISA型読解力 ・・・・・・・・・・・・ p7 桑野 徳隆
4. 夏休みにオススメ!算数の新刊ガイド ・・・・・・・・・ p9 木山麻衣子
5. 17年の軌跡 「溜め」をつくりなさい ・・・・・・・・・ p10 落合 康子
6. 授業のはじめの5分間・・・・・・・・・・・・・・・・・ p12 和田 裕枝
7. 「ずれ」を探る 日本語と同じように数や式の表現を獲得する・ p13 井出 誠一
8. 先生も子どもも楽しい算数の授業 教科書がおもしろい・・・・ p15 徳重 知子
9. 志水メソッドfrom 京都 付ける力,ねらいに迫る言語活動・・ p16 松本 暁世
10. 算数だより 「算数大好きっ子に育てる」の紹介2 ・・・・ p18 鈴木由里子
11. 私の37年間の回顧録 その5 数学授業の実践3 ・・・・・p20 佐伯 陽
12. 中学校数学 一粒で何度でもおいしいなあ ・・・・・・・・ p22 小林美記代
13. ここは変えたい! 学校あるある 授業編!その5 ・・・・・p24 大羽 沢子
14. 理科好きの子どもをめざして 子どもの発言を授業に生かすために p26 黒田 和秀
15. 漫言放語 校長の仕事は話すこと? ・・・・・・・・・・・・p28 鈴木 健二
16. 『舟を編む』を読む ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p29 伊藤 彰敏
17. 私の生き方の公開 「筑波大学附属小学校に着任」・ ・・・・p30 志水 廣
18. 学校実践紹介15 子どもの気づきを大切に! ・・・・・・・p32 中島 禎宏
19. 福岡県田川郡庄内小学校研修会 公開の案内 ・・・・・・・・ p34
20. 編集後記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p35 近藤 雅子

盛り上がる

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8/12 今日のひとこと

ちょっとした話題で盛り上がる。
共感・共鳴する力の大きさ。

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本当に嬉しいとき

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8/11 今日のひとこと
人は本当に嬉しいときは、その場で大喜びしない
じわっと喜びを感じるものである。

噛みしめるような感覚で喜ぶ。
そんなひとときを多く体験したい。

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日数教大会報告2

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全国算数数学教育研究大会(日数教大会)が福岡県北九州市で開催された。

数と計算分科会で、語彙研究の発表をした。
「算数数学の語彙指導4」である。
これまで、語彙指導の発表をしてきたが、語彙指導の研究を発表をしているのであるが、その前に、なぜ語彙指導が必要なのかについて、なかなか共通理解をもらえなかった。
ようやく昨年の神奈川大会あたりから必要性を理解してもらえるようになってきた。今年の福岡大会では、かなり理解してもらえたと思う。

発表資料のはじめに部分のみをのせる。
「1 はじめに
 本研究は,算数・数学科における語彙に焦点を当てて研究したものである。算数・数学の概念は言語によって表現されたものであるから,語彙の指導は概念の指導と密接に関わってくると考えている。
 これまでに,算数・数学の語彙について様々な方面から研究を進めてきた。その結果,日本語で書かれてはいるが,算数・数学で使われる数学言語と児童の生活の中で使われる生活言語は異なる言語であることが分かった。例えば,「くらい」という語彙について考えてみよう。数学言語では,「くらい」といえば,一の位,十の位の「位」である。しかし,生活言語の「くらい」は,「暗い」であったり,階級を表す「位」であったりする。
概念を指導する際に,新出の語彙にもかかわらず,教師は,児童がその語彙を知っていると思い込み,安易に指導を進める場合がある。児童の中には,語彙のもつ意味が分からずに,算数の概念がつかめなかったり,算数の問題が解決できなかったりする子がいる。
 算数の語彙指導は,生活言語から数学言語への橋渡しをする役割を持っている。本年度の研究は,これまでに創りあげてきた語彙指導のモデルに従って実際の授業で語彙指導を進め,さらに,語彙指導のあり方の研究をすることである。  
本年度は,2年生の「かけ算」の指導における語彙指導のあり方について研究を進める。かけ算の概念を形成するためのもととなる「○の□つ分」(5の3つ分など)という語彙に焦点をあてる。」

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