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依存から

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9/21 今日のひとこと
誰かに依存していると楽である。
しかし、依存は、自分で決められないということでもある。
それって面白くない。

自分の行き先は自分で決めたい。
ならば、依存からの脱却が不可欠である。
そして、自立を考え始めた。
すると、様々な障壁があるが、
それでもなんとか越えられる。
そして、何よりも自分で行き先を決めることのすがすがしさ。
責任は自分にあるが、成果も自分に返ってくる。

依存からの脱却は面白い。

津市の藤水小学校

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三重県津市の藤水小学校の森公子校長先生が研究室におみえになった。
10月25日(土)に研究公開があり、その際、私が講演するため、打ち合わせを兼ねて挨拶に来られた。

いろいろと相談にのった。
話していて驚いたことは、「算数授業のユニバーサルデザイン」の本や「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」を読まれていることである。
6月くらいに算数の研究の方向性が決まり、その後なのに、よく勉強されている。
とても嬉しいことである。
研究公開が楽しみである。

新しい課題をいただく

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9/20 今日のひとこと
会議の途中で、新しい課題をいただく。
そう、急に言われても。
その場ではできる限りのアイデアを出した。
でも、当初の課題は解決していない。
すっきりしない。

会議が終わり、自宅に戻る。
ああでもない。こうでもない。
悶々とする。
あっ そうだ。これだ。

閃いた。

新しいアイデアは いくつかの難問をクリアする。
やったあ。
そのアイデアは、右端の領域にあったことと、左端の領域にあったことを組み合わせたらできた。普通はなかなか思いつかない。
悶々とするのがいいのだと思う。

落合康子レポート 愛知県みよし市立緑が丘小学校訪問

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顧問学校にみよし市立緑丘小学校がある。
概括指導は志水が担当し、授業診断などの細かい指導は落合康子康子先生にお願いしている。
その落合康子先生からレポートが届いたので紹介する。

「志水廣 先生

今日は、緑丘小学校で1年生:3クラスの授業を観てきました。
1年生も3クラス全員が「3つのかずのたしざん」の導入部でした。
6年生の時と同じように、1,2,3組と進んでいくにつれて授業改善がなされていくというやり方でした。
最後の5時間目の授業では「しかけ2」が見事に花開くという展開で、子どもも参観者もその場にいた者たちがそれぞれの立場で「お〜っ!」と声を出してしまう瞬間があり感動的でした。
1回目からずっと一緒に回ってくださっていた校長先生も、授業改善のためのお手伝いとして給食がすんだらすぐに5時間目(3回目)の授業のためのフラッシュカード作りをやってくださいました。校長自ら教具づくりを手伝うなど、なかなかできることではありません。山田先生や1年生の先生方の熱い思いが通じたといことなのだと思っています。

学年で教材研究し、学年でシュミレーションを行って今日を迎えただけに、その喜びもひとしおだったのでしょうね。協議会のときは、1年生の先生方だけでなく、山田先生も教務の先生も校長先生も「1学年の見事な団結の勝利」を笑顔で祝ってくださっていました。

最後の授業の最終板書を送ります。
3つの数の計算の練習をした後、「しかけ2」の展開が見える化されています。

導入部で子どもが見つけた「あひる駅」を活かして、5+3+2 の後に 「あひる駅」で乗る1ぴきのうさぎを想定して 「+1」を加えたときの子どもたちの驚き!!志水先生にも見ていただきたかったです。
C:4つのしきもあるの? ・・・この後、4つのかずのしきを書いて、教師はずっと「あるよ」と笑顔でうなづいている。
C:5つでも?        ・・・あるよ。
C:6つでも?       ・・・あるよ。
C:7つでも?       ・・・あるよ。
C:8つでも?       ・・・あるよ。
C:9つでも?       ・・・あるよ。
C:え〜〜っ!!
C:1000でも??    ・・・あるよ。
C:え〜〜〜っ!!!
C:1億でも???    ・・・あるよ。
C::え〜〜〜〜っ!! ( 全員が総立ち。 )

授業終了前のわずか1〜2分のことでしたが、「かけざん」の答えを求める「たし算」の式への橋渡として、価値ある展開でした。

授業が終わっても、興奮冷めやらず、他の先生の所に飛んで行って「・・・・・でもあるんだって!」と興奮気味にしゃべっている子どもの姿が印象的でした。きっと、家に帰っても、自慢げに家族に話すことでしょう。
山田先生の狙う「しかけ2」が、見事に花開いた瞬間でした。本当にうれしい、楽しい1日でした。                                             
     落合康子」

8月に緑丘小学校の校長、教頭、教務、校務の先生方と相談して、緑が丘小学校の来年度研究発表に向けて、研究の指針を固めた。その一つが「しかけ2」である。
練り上げが終わった後に、さらに子どもを追い込みたい。それが「しかけ2」である。
このしかけ2の成功はとても意義深い。
緑丘小学校の先生方、落合康子先生、ともにありがとうございました。
       

体験

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8/19 今日のひとこと
一つの体験は、強烈なエネルギーをもつ。
苦しいときから立ち上がった体験は、人を感動させ、行動までも変容させることがある。


授業の中で、子どもが苦しいときから立ち上がるときに支援したい。
それが、○付け法の声かけであるし、苦しい声に対する復唱法である。
そんな一言を常に考えたいものだ。


元気のある人と

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9/18 今日のひとこと
元気。
元気のエネルギーのすばらしさ。
元気のいる人のそばにいるだけで、
元気になれる。
元気な人とともに仕事をすると、失敗するはずなどないと思ってしまう。

最近、I小学校長と一緒に仕事をしたが、失敗という文字は消えていた。
だって、元気のある校長が応援団だから。
ありがたや、ありがたや。

UD31 5つ目のポイント

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9/15のプログで、算数授業のユニバーサルデザインを考えるとき、4つのポイントを提案した。
1.視覚化
2.焦点化
3.共有化
4.そろえる化

今日は、もう一つ追加したい。
5つ目は、「つなげる化」である。これは、前の考えとつなげることである。
思考の道筋をつなげさせるのである。そういう手立てをこうじたい。

例えば、6の倍数はどういう数かと問われると、6.12.18.24.・・・と例を挙げることになる。・・・Aの説明
あるいは、6に整数をかけた数と言ってもよい。・・・Bの説明
次に、ある数が6の倍数かどうかを判断するためにはどうすればよいか。
このためには、Aの説明では限界がくる。
だから、Bの説明が必要になってくる。しかし、6×□でもなかなか説明できない。こういうときは、Bの説明の言い換えかが必要になる。すなわち、
6の倍数とは、6で割り切れる数のことである。・・・Cの説明
Cの説明であると、10は6の倍数か、105は6の倍数か、・・・などの場合に適用可能である。
このように、AとBの説明からCの説明へとつなげることを「つなげる化」と呼ぶことにしよう。

このことが役立つのが、上の場面である。



やるべきこと、やり方

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9/16 今日のひとこと
今、やるべきことは何か、
そして、そのやり方を理解していると、

子どもは動く。

学習会の模擬授業と学校訪問

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授業力アップわくわくクラブでは、9月7日(日)に福岡でスタッフ、顧問学校のミドルリーダーのための学習会を開いた。

そこでは、志水の簡単な講話と川畑典子先生の模擬授業を実施した。
翌日、庄内小学校を訪問して川畑先生の研究授業を見た。
とてもすっきりした展開になっていた。

学習会をお世話した大羽沢子先生からメールが届いた。

<9月7日、新学期早々に学習会にご参加いただきありがとうございました。
 教材研究の奥深さと、教材研究を仲間とともにじっくり進めることの大切さを改めて感じた学習会になりました。
 
 その後、川畑先生は「この5年間で一番納得できる授業になりました。」と、模擬授業と教材研究の成果を伝えてくださいました。

 今後とも「授業で勝負」できる力量をつけるために、学習を積み重ねていきたいと思います。>

学習会での模擬授業によって、本番の授業が改善されたことは誠に喜ばしいことである。
学習会に参加した人たち、また授業者本人の修正作業のおかげである。
確かに、川畑先生の授業は、しっとりとしていて、なおかつ子ども達の頭の中が動いているのがよくわった授業であった。

ps 模擬授業を研修に取り入れたのは、7月の東日本大会(東京)からのヒントによる。


UD30 算数授業のUD化の4つのポイント

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授業のユニバーサルデザインを考えるとき、
1.視覚化
2.焦点化
3.共有化
がよく言われる。
その上で、算数の授業では、
4.そろえる化
が大切だと提案したい。

というのは、算数の授業では、問題把握、自力解決、話し合い、練習
などの異なる学習場面がある。
それらは、一つずつの積み重ねである。例えば、問題把握の場面で全員の子どもが把握していないと、自力解決はできない。次に、自力解決できていないと、話し合う土台ができない、さらに、話し合いの場面で解き方の理解がしっかり理解されていないと、練習問題に入ってもできないことになる。
だから、各場面において、そろえることが不可欠である。
さらに言うならば、ヒント包含法、○付け法、意味付け復唱法、適用問題定着法などの志水メソッドは、算数授業の各場面で「そろえる化」の一つの手立てとなっている。

小五教育技術 10月号に「意味付け復唱法」の記事

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2014年10月号の「小五教育技術」に「学び合う授業を創る−志水式コミュニケーションの極意」のタイトルで、6ページにわたって記事を書きました。

ごらんいただければ幸いです。

繰り返しの連続だから

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9/14 今日のひとこと
毎日の仕事は同じことの繰り返し。
普通は繰り返せば、何かしら上達する。
上達しないのは、どこかに「ムダ」がある。
つまり、理にかなっていないのてある。
だから、その「ムダ」を見つけて改善していけば
どんどん楽になる。

UD29 ノートを意識した板書

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ノートを意識した板書。
ユニボ君の紙版である。

子どもにとってはとてもわかりやすい。

ノートを意識して板書をすると、教えたいことが整理されてくる。
「知」の視覚化。焦点化の働きをもつ。

取材 糸田小学校より

いつものギャグ

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ある会で私のギャグに期待している人がいる。
私は何ども同じギャグは使いたくない。
でも、期待している。

まくらの話があって、ギャグがくる。
まくらの話の後、いつものギャグを期待する。
落語と同じで、同じつぼで笑いたいのである。

だから、これからは同じギャグも使うことにした。
期待にそむいてはいけないからだ。
もちろん、新作も披露する。
楽しいね。

深いほど

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9/12 今日のひとこと
教材研究が深ければ深いほど、
実践で得られる知見は、
高いものがある。

丹陽小学校の授業診断の会のときにそう感じた。
8月の研修会のときに、ミニ指導案の作成について講演と演習を行った。
今回、9月の授業の指導案は、ミニ指導案を採用した。そこから得られる知見が、よりよい実践へとつながった。
教務主任によれば、ミニ指導案は好評だということである。
とても嬉しいことである。

6刷りになりました 「算数授業のユニバーサルデザイン」

9/10 本日、UDの本が重版になりました。第6刷りです。
ご利用いただき、ありがとうございました。
2月に初版を出してから、わずか半年で6刷りというのは驚異的な数字である。
一番驚いているのは、著者の志水と大羽先生かもしれない。

現在の順位 「算数授業のユニバーサルデザイン」

算数部門ランキング 第1位
http://www.meijitosho.co.jp/search/?title=%83%8...


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素直に実行

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9/1 今日のひとこと

授業力アップわくわくクラブの機関誌「悠・愉」において、リーダーシップのことについて書いた。
その際、ある学校の校内研の取り組みを紹介した。
それを読んだH校長先生は、早速、夏休みに実行した。
この手立てのよさとともに、教職員の意識の高さに感激した。

その報告が封書で私のもとに届いた。
アンテナを張っていると、学校改革の手立てのヒントが見つかる。
それをそっくり取り入れてみる。
すると、新しい気づきが生まれる。
素直さが新たな感動を生んだ。

L字型の面積の実践の報告 2

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L字型の面積の実践の報告2である。

先週の実践の反省に基づき、再度、福岡で示範授業をさせていただいた。
今回は、満足のいくものであった。

上の板書にあるように、子どもの言葉を引き出すことができた。
子ども達はよく考えていた。
机間指導でどの子もできるようにした。
だから、子どもの言葉を引き出すことができたと思う。
言えることは、
確かな見通しと自力解決の保証である。この保証がなかなかうまくいかない。
つまり、このL字型の面積の問題は、あまりにもステップが多すぎるである。

例えば、
1.面積はかけ算と覚えている。だから、2つの長方形を求めたあと、その面積の数値をまたかける。
2.面積はかけ算の式が一つと覚えている子ども。式が一つで止まっている。あるいは、一つの式だけの公式を作ろうとしている。
3.長方形の2つの式のあと、立ち止まっている。合わせるという発想がない。
4..面積と長さを足そうとしている。
5.全ての辺の長さをかけようとしている。
6.必要な辺を決められない。
7.必要な辺の長さが何cmかがわからない。
8.多様な発想で求めることができる。
これらの「ずれ」が自力解決を困難にさせている。

そこで、私の作戦は、多様な発想は認めつつも、まず1つの考え方で解いてみようということである。具体的に言えば、縦に切って長方形の面積を求めて合わせる方法だけにしぼって机間指導した。それでも、一人の子ども(X児)がなかなか解決できなかった。今度は、この子どもへの指導をしつつ、他の子どもには、横に切って長方形の面積を求めさせることを指示した。
これによって、その子(X児)に指導してできるようにさせることができた。
それから、縦に切る方法を発表させ、次に横に切る方法を発表させた。
最後に、全体引く部分について考えさせた。
このとき、ヒントを言わせつつ解かせた。
このヒントは導入部分でずれた子どもの考えを生かすことができた。
すると、先ほど指導した子ども(X児)がなんと、42−6=36と書いたのであった。
これを取り上げて、2×3の式を埋めた。

結果的に、どの子も生かす授業を作ることができた。

授業の途中はハラハラドキドキの連続である。

今回の授業をつくるに当たって、京都の御牧小学校の授業を参考にさせていただいた。お礼申し上げる。

前回の授業から学び、今回の授業からさらに学ぶことが多かった。
ありがとうございました。










『愛される学校の作り方』

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小牧中学校長の玉置崇先生から、新刊本『愛される学校の作り方』(PLANEXUS)が届きました。

PTA会長さんと共に書かれた本でとても珍しく、また内容の濃い本です。
おすすめいたします。

本の紹介
http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=p...

お手本の授業

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福岡県糸田小学校を訪問した。
3年の授業は、お手本のような授業であった。

見事だと思ったのは、位取りの表を示すときに、もう一枚出したことである。
あらかじめ準備していたそうだ。
だからこそ、位の数字の変化が際立っていた。
例えば、「数字がななめに動いている」「一の位が0」という気づきが生まれた。

子どもから言語を導きだすためには、一事例だけではだめで、2事例、3事例を出すことによって、一般化がはかられ、そして「あっ」と思い立ち、言葉が生まれてくる。
お見事でした。
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