最新更新日:2024/05/11
本日:count up1
昨日:23
総数:440700
新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

○付け法への招待47 声かけ「あり」と「なし」

画像1 画像1
○付け法の様子を見ていると、「声かけ」の声がない人、小さい人、少し大きい人、適切な大きさの人、大きすぎる人と分かれる。
一番多いのが声がでていな人である。
これは、○つけだけ法である。
もちろんこれだけでも子どもは嬉しいのであるが、声かけをすると効果は2倍にも3倍にもなる。
あなたの一言で子どもはやる気がでる。
一言かけてやろう。
ハッピーになるから。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待46 表現の外化を促す

画像1 画像1
○付け法の効果として、子どもに表現することのよさを認め伸ばすことがある。
昨日、現職教員の指導をしていた。研究科目は理科である。
その子どもたちは考えることが苦手、表現することが苦手であった。
それを克服するために○付け法を用いたという。

ともかく観察したことノートに書かせることから始めた。
それらを○付け法で励ましていった。
すると、だんだんとノートに表現していくようになったという。
色、形、におい、大きさなどについて変化の様子を書かせた。
科学的に物事を見ることを即時評価として○付け法を利用した。

この報告を聞きながら改めて、○付け法の効果を私も実感した。
ただし、何でもかんでも○を付けたわけではない。
理科の視点で○をつけて行った。
ここが大事なポイントである。
教科のねらいに即した○付け法でありたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


○付け法への招待45 ○付け法のよさ

画像1 画像1
○付け法のよさは、認めることにある。
子どもの問題解決の過程を認めることが、○付け法の原点である。
これまで、何割かの教師は黒板の前で説明ばかりしていて、子どもの思考過程をみなかった。この行動を変えたのが○付け法なのである。一時間に一回は生徒の活動を見ただろうか?
○付け法は、一回机間指導したときに全員のこどもに声をかけて認めることができるのである。
しかも、部分肯定でみていこうという意識で見回るのである。○か×かをみるのではない。どこまでできていて、どこからができていないかを見るのである。
「ここまでは、できているね。がんばったね。さて、ここからは違っていますよ。だから、こんなふうに考えてごらん」と声を掛けることなのだ。

これまでの机間指導は、だれを発表させるかと教師の都合を優先した指導であった。その前に、できていない子どもを救うべきなのだ。

全員の子どもを認めること、しかも解決の過程がさまざまあることに対して、応じた声かけをして、○をすることだ。
全員がわかる・できることの保障のためにすることである。これはなかなかできないことだ。示範授業のときは、必死にやっている。この必死さは子どもに伝わるものである。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待44 ○付け法ができる人,できない人

画像1 画像1
 ○付け法の難しい点は、声かけができないことである。とっさに声かけができない。
 フォーネクストの大西さんによれば,添削ができる人が○付け法ができる人だという。だから,ミニテストで,「ここがいいよ。ここが悪いよ」と指摘する習慣をするとよいという。そのとき,誤答に対して「このようにやればいいよ」までコメントできるようになると,○つけの声かけができるようになる。誤答の存在とそれらに対する助言を考えたこともない人は,声かけができようもない。
 単に形式的に○つけをするだけでは,いずれ限界がくる。だから,この誤答に対する絶え間ない研究を続けることが,結局は近道である。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待43 声かけで促進させる

画像1 画像1
○付け法では、つまずきに即時対応する。

写真の12−5のような繰り下がりのあるひき算において、この子は、12のさくらんぽ計算のときに、10と2に分けるのではなくて、12と2としていた。
そこで、教師は、「10といくつかな」とその問題の上の問題をさして声かけをしていた。すると、その子は意味が分かったらしく、10と4,10と1,10と2というようにさくらんぼ計算のところを先にすらすらと書いていった。その速さにはびっくりした。
ともかく、声かけは子どものつまずき訂正に必要であり、ワンポイントアドバイスで子どもは動き出すことを目の前で見た。
あなたも効果的な声かけで子どもたちを支援していこう。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待42 個に応じた

画像1 画像1
○付け法は、子どもの一人一人に声かけをするから個に応じた指導法である。
さて、教師の方はどうか。
実は、教師の方も個に応じた指導法である。
それはどういう意味なのでしょうか?

○付け法をする教師のレベルに応じた指導法だということである。
レベル1〜5 練習問題の確認のために、問題の結果に対して即ち答えに対して○つけをする段階。
レベル10 練習問題で思考過程に応じたアドバイスができる段階。
レベル15 練習問題で部分肯定ができる段階
レベル20 練習問題で、素早く回ることができる段階
レベル25 練習問題で誰がどの問題でつまずいていたか、記憶に残る段階
レベル30 練習問題スピード、正確さ、実態把握、声かけができる段階

レベル50 自力解決の見通しの場面で、素早く実態把握できる段階
レベル60 自力解決で、スピード、正確さ、声かけ、実態把握できる段階
レベル70 自力解決で、実態把握に応じてその後の授業展開を変えることができる段階

レベルがあるからと言ってあきらめてはいけない。
○付け法の面白さは、レベルに応じて教師も楽しいということである。
アイスクリームは100円のも500円のもそれぞれに応じたおいしさがある。子どもも嬉しいのである。
若い教師でも中堅教師でも○付け法の魅力にはまることになる。

もちろん、それぞれの段階には壁があるから立ち止まる人もいる。
しかし、壁を乗り越えることはできる。
しっかり教材研究をして、技を磨くことである。壁を乗り越えた人をたくさん見てきた。志水は、志水塾という場を設けている。利用してほしい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待41 判断

画像1 画像1
○付け法では、判断することが大切である。
2つの番目の判断がある。
自力解決のスタートで机間指導に入る瞬間と、机間指導をして行って10人くらい見たときである。この2つの局面で教師は、○付け法が可能かどうかの判断を下す必要がある。

1.机間指導に入る瞬間時の判断は、全体を見回すことである。このとき、全員の子どもの鉛筆の動きが止まっているときは、自力解決できないことを意味している。正しい
見通しがもつことができていないときである。5秒ほどでよい。教卓のところで全体を見ることである。無理ならば、一斉指導に戻すとよい。
この際、どこまで考えたかを質問して正しい見通しをもつようにしたい。

2.次に、自力解決がスターしていて、子どもは問題を解いている。しかし、勘違いしてて、解決の仕方が誤った方に行っているときである。この際は、多くの子どもを自力解決で沈没させてしまうことになる。10人見て3人が間違っていれば、40人だと12人が間違うことが予想されるので、机間指導をストップすることである。
ここでも一斉指導に戻すことである。

この2つの局面での判断により、時間を効率的に使うことができる。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]


○付け法への招待40 喜んで

画像1 画像1
机間指導では、つまずきや良い考えを発見します。
その際の教師の顔はどうなっていますか?

怖い顔ですか、笑顔ですか。
怖い顔だと子どもはつまずきをおそれます。
笑顔だと安心してノートを見せることができます。助言を受けることができます。
だから、つまずきにしても良い考えにしても、笑顔で回りたいものです。
ある教師から、○つけすると、私は楽しい。見回るのが楽しいと言いました。

子どもが喜んでもらえるような声かけをして○つけしたいものです。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待39 形成的評価と○付け法

画像1 画像1
形成的評価とは、コトバンクによれば、
「指導の途中でそこまでの成果を把握し、その後の学習を促すために行う評価のこと。学習者が現段階でどの程度教育目標を達成できているかを見る。 形成的評価を行うことにより、学習者は自分自身の習得度を知り、学習活動を調整したり、的確な復習を行うことができる。教える側は達成度の低い学習者への個別対応が可能になるほか、カリキュラムや指導方法、教材などを改善できるという利点がある。 なお、形成的評価のために行うテストのことを形成的テストとよぶ。 」
とあります。

○付け法は、どの程度できているかを机間指導の中で行う形成的評価です。しかも、評価のみならず、指導も行います。
これを即時評価・即時指導といいます。したがって、○付け法は、形成的評価という言葉を越えて、形成的評価&指導と言うのが正しいと言えます。

・机間指導の中で子どものノートを見ないとすればどうなりますか?
・机間指導の中でノートを見ても、指導しないとどうなりますか?
これらの問題を解決するのが志水式○付け法です。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待38 確認の大切さ

画像1 画像1
教師は教えたつもりでも、子どもがわかったかどうかは別のことである。

上の写真は、垂直を指導したとき、ある子どもの反応例である。
この授業では、9割の子どもはよくできていた。
それでも、上のように、全ての直線の交わり方に丸をつけてしまう子どもがいた。2番の図は垂直ではない。
直線さえまじわっていれば垂直と思っていたのか、それとも問題文の意味が分からなかったのか、どちらかである。

子ども一人一人への確認を授業の途中、途中で行いたい。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待37 読者のWさんより

画像1 画像1
HPの読者より、メールが届きましたので紹介します。

題名 私の○付け法

「志水先生へ
HPページの○つけ法への招待「うん!なるほど。」「そっかあ〜」と楽しみに読ませてもらっています。読めば読むほど奥深いいんだな〜って思います。

 私は、
1 子どものところへ出向いて実態把握
2 できているかどうか確認して声かけ、称賛、励まし、導きなど
3 できていない子に戻って再度声かけのやり方でしています。
志水先生の教えを実践できているかどうか疑問ですが、兎に角どの教科でもやっています。図工の時間「わあ〜しっぽつけたんあだ、すばらしい!工夫したんだね。」って言うとその子はやる気を出すし、まわりの子もしっぽをつけたり他の工夫を考えたりしてやる気を出します。音楽や体育でも同じです。私が「これは身に着けさせたい。」と思うことを「□□ができた。すごい!」っていうだけで、子どもたちのやる気と集中力がパワーアップします。赤ぺんで○をしなくても、「これができた。」「ここがいい。」「もっとこうしたらできるよ。」って声かけするだけで子どもが変わります。特に○つけ法が役にたったと思ったのは「ひらがなの指導」でしたが、すべての教科での○つけが、子供にも私にも浸透しています。
志水先生の○つけは、「まず目の前の子どもに○」っていう考え方があるのではないかなって感じます。「どの子もできる。」「できるところがある。」そいう肯定的な見方がまずはあるって感じています。>

福岡県 Wさんより
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

配布物