最新更新日:2024/04/29
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○付け法への招待36 体育科の授業での「声かけ」

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村瀬先生が体育科の授業での声かけを考えてくれました。
ゆりかごをはじめいくつかの運動に対する声かけを記載してあります。

「ゆりかご」の例

予想されるつまずき   教師の声かけ
段階1 大きく体をゆすれない→   足を頭の上までもっていこう
段階2 勢いよく体をゆすれない → あげた足を早くマットまで
                  (手は必ずひざをもつ)
段階3 立つとき手がマットに着く→ 手を前につきだして立ってみよう
段階4 ひざを開いて立ち上がる→ ひざとつま先を着けたまま立ってみよう

文書はこちら
村瀬先生が体育科の授業での声かけを考えてくれました。
ゆりかごをはじめいくつかの運動に対する声かけを記載してあります。

「ゆりかご」の例

予想されるつまずき   教師の声かけ
段階1 大きく体をゆすれない→   足を頭の上までもっていこう
段階2 勢いよく体をゆすれない → あげた足を早くマットまで
                  (手は必ずひざをもつ)
段階3 立つとき手がマットに着く→ 手を前につきだして立ってみよう
段階4 ひざを開いて立ち上がる→ ひざとつま先を着けたまま立ってみよう

文書はこちら
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...

ちなみに、部分肯定については、1から4までの段階そのものが部分肯定する声かけにもなっている。
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○付け法への招待35 なぜ隠すのか

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机間指導していると、ノートを隠す子どもがいる。
なぜ、ノートを隠すのか。
それは見られたくないからである。

見られたときに、悪い思い出がわき出るからである。
つまり、解決したことが本当によいのか,悪いのか判断できないために、隠したいのである。

では、全くできなかったとする。全くお手上げである。
これは、子どもにとって白旗の状態である。
この白旗の状態のときに、あなたは何をするのか。

全く見ないで、発表の状態にもっていくのか。
だまって通り過ぎるのか。
「こんな問題もわからないのか」と言うのか。
「もっと考えて」と投げかけて過ぎるのか。
その子に適切な声かけをするのか。

机間指導であるあなたはどうしたいのか。○付け法はこの白旗の状態に直面せざるをえない。

「こんな問題もわからないのか」と投げかけるのは、
白旗の子どもにさらに矢を放つことと同じである。
困っている子どもがいる。あなたの優しいひと言で助けることができる。


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○付け法への招待34 実践の本

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○付け法について、小学校の具体的な実践例が紹介されている本は、上の本である。

具体的な文脈の中で○付け法を実践するのにふさわしい本である。

『算数科:○つけ法で授業が変わる・子どもが変わる』
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-563219-3
<即時評価と即時指導が出来る○つけ法で授業が変わる。
○つけ(まるつけ)法は算数授業において子どもの意欲・態度を伸ばし、自力解決を促し、形成的評価を促します。そして子どもの完全習得学習をめざします。また少人数指導にもとても有効です。○つけ法のQA,ワークシート付き。>


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○付け法への招待33 どこに丸をするのか

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○付け法をするには、いつ、どこで、どの部分に丸をしようかと考えておくことが大事である。
そうでないと、単なる思いつきの丸となる。

答えという結果に対しての丸つけもあるが、それを待っていると、丸にならない子ども生まれてくる。
例えば、問題解決のとっかかりを丸する手がある。
はじめの部分だけを丸するのであるが、比較的簡単である。

すると、教材研究で子どものとっかかりの部分を探しておくことである。
教材研究すると、見えてくる。
それが楽しいですよ。
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○付け法への招待32 笑って許せる余裕

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上の計算は、どんなつまずきでしょうか。

そうです。ひき算なのにたし算をしてしまったのです。たし算なら答えは合っています。
この答えを見たら教師はびっくりします。

その顔を見た子どももびっくりします。
できたら、「なーるほど、たし算したんだ。たし算なら答えは合っているね。でも、これは、ひき算だね。もう一度、ひき算をしてみよう。」
と声かけしましょう。

びっくりしても、認め、アドバイスしていきましょう。
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○付け法への招待31 優しさあふれる声かけと動作

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京都府佐山小学校で優しさあふれる○付け法の場面を見た。

kg書き方の練習場面での○付け法を見た。

教師は、3こ練習しましょうと指示した。
すると、子ども達はノートの1ますに「kg」を3こ書いて行った。
即座に、丸つけした。字体のバランスについてほめながら声かけをした。

ここでの評価の観点は、1マスの中に「kg」の「g」の下半分がはみ出すことである。
これに注意させた。
ある子は、大きなマスの中に書いていた。教師は、これをとがめずに、「いいですよ」と肯定しながら、一マスの中にでも書きましょう。」と言って、赤ペンで「kg」のお手本を書いてあげた。
この場の声かけと動作に感動した。優しさのあふれる支援であった。
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○付け法への招待30 「愛」のごちそう

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○付け法を単なる指導技術だと思うと、効果に限界がくる。
この子どもたちに「わかる」ようになってほしい、「できる」ようになってほしいという気持ちがあってこそ、○付け法が生きてくる。

「愛」の足りない教師は、○付け法をしても声かけに冷たい。本当に良かったねという気持ちがこもっていない。目線を合わせていない丸つけになっている。
一度、机間を回って丸つけしても、できていない子どもへの見届けが足りない。
これでは、せっかく丸つけしたのに効果は半減する。

最後は、的確なヒントの声かけを探す日々の努力が求められる。つまり、教材研究の態度がいる。「愛」がないと、これは続けられない。

幸いなことに、教室空間では、○つけをすると子どもたちは笑顔で答えてくれる。
これが教師にとって何よりもご褒美である。
「愛」を与えれば、「愛」が返ってくる。
だから、学級経営がやりやすくなる。
○付け法は、教師と子どもたち全員を結ぶ、「愛」の架け橋である。
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○付け法への招待29 ○付け法は解決を促進する

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○付け法は解決を促進する。

ある子の取り出し指導を参観していた。
子どもはゆっくりと、筆算の計算をしていた。
8問ほど解いていた。丸はついていなかった。
この場面に遭遇したので、教師に対して、○をつけてあげるといいよ。最後までできてから丸をするのではなくて、一問ずつ丸をしてあげるといいよ。
教師は素直に、即座に8問を○つけをした。
するとどうだろう。
子どもは突然、9問目から解決のスピードが上がった。
それまでの3倍くらいのスピードで解決していった。
これには、参観していた数人の教師達もびっくりした。また、指導していた教師もびっくりしていた。

おそらく教師は、全部正解になってから丸をつけておおげさに褒めたいと思っていると思うが、一つずつ丸をしてもよいではないか。
そして、最後に完成すればそのとき、大げさに丸をしてもよい。
跳び箱の苦手な子どもがいて、5回飛ぶ練習をする場合、5回できたときに褒めたらよいのか、それとも1回ずつ褒めていき、最後にまた本当に喜んで褒めるのとどちらがよいのか。考えてほしい。
即時強化という心理学の概念のすばらしさをその場で実感した場面であった。
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○付け法への招待28 声かけの例

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部分肯定の声かけ

場面は、練習問題のときの声かけである。

この筆算の答えは、16である。ところが、26と書いている。
このつまずきを分析してみよう。
繰り下がりの10のメモ、5のところに斜線が引いてある。だから、繰りの下がりは意識されている。
ところが、十の位の5は4に変換されていない。
だから、そこの部分を指摘するべきである。

志水式○付け法では、まず、部分肯定をする。
「一の位はは合っているよ」
とか、
「10のメモはかけているね」
とかいう。
そして、つまずいているポイントとの「5は繰り下がったからどうなるの?」
と声をかけてやる。
場合によっては、「5は繰り下がったから4になるね」
という。

このように、つまずきを分析して、行動過程のどの部分までが正しくて、どの部分からつまずいているかを指摘したい。
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ps ○付け法の普及のために、志水は決意しました。お百度参りをします。○付け法への招待を100回まで頑張ります。
応援メールをぜひください。

○付け法への招待27 我が事のように

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本日、プラザー印刷所が来た。(夢現大5の印刷所)
この社内報に、「他人事を自分事にするのが近所平和だよね。」と表紙裏に社長さんの言葉が載せられていた。
この考えは、「随喜功徳」と同じ考え方である。
立花大敬さんは、『人生飛行術』において「随喜功徳」について解説している。
<随喜というのはある人が成功したとしますよね、良い言葉しました。そしたら、我が事として喜ぶ。「ああ、素晴らしいね。」「よくやってくれたね。」って喜ぶのが随喜なんです。
『法華経』に書いてあるのは、随喜すると、やった人と同じ功徳がその人にもやって来るというんです。>

<あらゆる人のやった事を、全部自分の事として全て喜べるようになってきたらですね。、もう何もやらんでと思うのは、も全て功徳はどんどん自分に集まってくるわけですよ。
僕なんか何にも能力のない人間ですけど、それでも随喜したら、例えば、僕は教師をやってて良かったなと思うのは、教師っていうのは、わりと教え子が成功すると、純粋に喜べますね、我が事として。>
<その教え子のやった事というのは、全て自分の功徳になってしまう・・・>

我が事のように、授業中に喜べるのは、随喜功徳につながる。
○付け法もその瞬間である。
子どもが全力をあげて解決できたことを喜ぶこと、また、解決できるようにアドバイスすること、これらが教師の喜びでありたい。
我が事というのは、我が子と考えるとわかりやすい。

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○付け法への招待26 温かい声かけ

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子どもが問題を解決しているとき、できない場合。

「こんな問題もできないのか」とか「よく考えて」
というのは、論外。

では、どうすればよいか。
「どこで困っているの?」
と聞いてやりたい。

もっと良いのは、「そう、この問題は難しいよね。
どこで困っているの」
ということ。
つまり、まず、できないことも共感することである。
この温かさによって、子どもの心が解放される。
すると、知の方も解法を浮かぶようになる。

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○付け法への招待25 難問同時解決

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○付け法は、算数の難問を同時に解決する道具です。
毎時間できます。

言い換えると、算数の時間は、毎時間教師及び子どもたちにとって難問の連続です。
それらを解決したいものです。
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○付け法への招待24 100回やってみる

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10回やってみると、自分の○付け法のよさと問題点が見えてくる。

○付け法のよさも見えてくる。自分のよさも分かる。
元気よい声かけができているとか。子どもがやる気になっているとか。


遅いのか、声かけが悪いのか、実態把握できていないのか、展開に生かせていないのか、子どもがだれるのか・・・などの問題点が明らかになる。
これが明らかになれば、次に打つ手立てが決まる。

30回くらいで、体が慣れてくる。
60回くらいで、スムースになってくる。
100回やってみると、だいたいの問題点は解消に向かう。
後は、教材研究である。
どこに○をつけるのか。いつ○をつけるのか。どんなヒントの声かけをするのか。
これらを調べておきたい。

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○付け法への招待23 一問目の効果

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練習問題が5問あれば、最初の1問が子どもにとって一つの壁である。
この一問ができているかどうかを確認すると、その後の問題練習はうまくいく。

一問目の確認を○付け法でやりたい。そうすれば、教師も子どももスムーズに動ける。

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○付け法への招待22 いつ○付け法をするのか

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上のフリップは、問題解決型授業と志水メソッドとの関係を示している。
見通しを立てる部分は、ヒント包含法が役に立つ。
だから、○付け法は問題解決型の学習を促進するための手法である。

○付け法は上のフリップにあるように、問題解決の授業においては、自力解決の場面と適用練習の場面とがある。

この他、導入で、復習としてする場合もある。

導入の○付け法だと、復習と前回の学習の理解度を把握できる。
自力解決での○付け法は、支援・指導の丸付けをしつつ、子どもの学習状況を把握できる。だから、○付け法をしている間はもちろんのこと、その後の授業展開に役立てることができる。
適用練習での○付け法は、本時の内容の確認が主たるねらいとなる。

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○付け法への招待21 どの段階でも部分肯定できる

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上の式では、どの式まであなたは認めることができるのか。

1.の段階の 14÷2=7 ならば、式と答えが合っているので認めることができる。
2.の段階では式を認めることができる。
3と4の段階では、わり算という演算決定を認めることができる。
5の段階では、式の先頭に14と書いたことを認めることができる。


部分肯定の精神で○付けをやれば、すべて肯定できる。
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○付け法への招待20 声かけのボリューム

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声かけのボリュームについて気をつけたい。

明るく、元気で、温かい声かけが基本である。
自信なさそうな子どもには、確信にみちた声かけも大事である。
○つけの声は概して小さい。これでは子どもは元気にならない。
もう少しボリュームをあげてほしい。顧問学校でさえも声は小さい。
教室の空気を明るくなるような声かけでありたい。
 

ただし、いつもいつもでかい声を出せばよいというものではない。
その子ども、その場に応じた声かけをしたい。
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○付け法への招待19 普通の机間指導のタイプとレベル

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○付け法は、机間指導の一つの手法である。
ただし、一般的な机間指導とは異なる。

普通の机間指導は、いくつかのレベルがある。これを評価してみよう。

レベル−x.単なる散歩。つまり、机間散歩である。教師のリラックスタイムである。問題提示という緊迫の瞬間が終わり、後は、あなたたち子どもが解く番だから、私は関係ないよ。だから、ここには指導がないから机間指導と呼べるものではない。レベルはマイナスだけれど、程度は不明確である。

レベル−1.できる子どもだけを見ていく。どんな考えをしているかを見るのであるが、多様な考えを拾うために、座席表をもってメモしていくタイプ。このタイプは現在でも多い。後の話し合いのための準備である。このタイプは、できない子どもなど眼中にはない。また、普通の子どもの反応も眼中にはない。教師のための教師による机間指導である。いかにして授業をかっこよく進めるかが机間指導の頭にある。
できない子どものことはどうでもよいのである。ほんの一言でもヒントを上げればできる子どもがいるのに、ひと声かけようという意志がない。自己ちゅうである。
レベル−1と書いたが本当は、−10に相当する。

レベル+10.できない子どもは見ていこうとする。自力解決に入った瞬間、できない子どもの所に行きアドバイスする。このタイプの机間指導はとても良心的である。
ただし、この後が大事で、本当に分かるアドバイスができたかどうかである。単なるなぐさめの声かけでは、子どもはできないままの放置となる。だから、レベルは+5から+10の間であろう。

○付け法の特徴は、全員の子どものノートを見る。これはとてつもない作業である。目指すは、全員の子どもに「分かる」「できる」ことを保証することである。
できる子どものノートも見る。そして、その子どもたちにもふさわしい声かけをする。退屈させない。
中間層のノートも見る。普段見逃しやすい子どもたちにも目を届かせる。
もちろん、できない子どもたちにも支援・指導をする。温かい心で対応する。
さらに、回っていく過程で、次の授業の展開を考える。
決して華々しい発表のオンパレードではなくて、できない子どもができる過程を引き出し、さらに、できる子どもたちにも発展的な示唆へと導くのである。
だから、○付け法のレベルはかなり高度で+100といってよい。

私は、みなさんにプロの教師だから+100を求めたい。
約15年間、○付け法を提唱し、講習会も開き、学校力をアップさせてきた実感から、学ぶ教師、学ぼうとする教師は○付け法を習得できると思っている。たくさんの成功事例を見てきたからである。
ぜひとも、+100を目指してほしい。

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写真は庄内小学校の先生である。温かい声かけが心を和ませてくれた。

○付け法への招待18 正確さ

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○付け法への招待17において「正確さ」が大事と述べた。
では、なぜ、子どものノートを見誤るのか。
もちろん、スピードを速くすることからくる。

この他に、正答と誤答と同じように見えることがある。
写真の色板並べは、8枚が正解である。だから、これは○とつけることができる。
ところが、似た形として、9枚でも直角二等辺三角形ができる。
8枚と9枚では、ほんの少しだけはみ出る程度だから、見誤ることがある。

では、○付け法のときどうすればよいかというと、透明シートに正解の大きさの三角形をトレースしておいて、それを上に載せるとよい。
図形の指導では、この手が有効である。
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○付け法への招待17 「正確さ」をもって○つけすること

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○付け法は、スピードが要求される。すると、気をつけないと、つまずいているのにもかかわらず○つけをしてしまうことがある。

よく似た表現だと、教師自身が誤解してしまうことがある。
上の写真は正しい例、下の写真は誤った例である。答えだけを見ていれば「5」で正解ではあるが、式がわり算を書いている。プロセスもきちんと見てあげたい。

子どもは○をもらっているので、勢いよく挙手する。指名したところ、つまずきを発表してしまうことになる。
スピードと正確さは相反するものであるが、一人ひとり確実に見ていくことが求められる。
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