最新更新日:2024/05/08
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○付け法への招待140 あっ、わかった!

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志水塾東京学習会において○付け法の演習をした。
このとき、若手教員の○つけの場面でとても面白い場面があった。

A先生は、机間指導の模擬演習で教室を回っていた。そのとき、つまずいていた子ども役のところにやってきた。そこで思わずつぶやいたのが、
「あっ、わかった」と叫んだ。

これは、教師がその子のつまずきの原因が分かった!という瞬間の叫びであった。
なるほど、つまずきの原因が分かると教師も「分かった」といいたくなるものだと思った。
子どもに「分かった」と言わせたいのが○付け法、
でも、教師もつまずきの原因が分かると、「分かった」といいたくなる。
教師と子ども双方に○付け法には気付きの場面がある。

○付け法への招待139 ガッツポーズ

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○付け法への招待139

教職大学院の院生がサポータ活動として算数の授業をした。
分数の問題であった。
授業の途中では、子ども自身がノートに○付けをさせていた。
このときの表情は変わらなかった。

授業の後半で○付け法を実施した。
A子は、全部できていた。
院生がA子の解答に対して○付けをした。
その瞬間、思わずガッツポーズをした。
これが○付け法の効果である。
子どもは教師に認められたいのである。

○付け法への招待138 T小学校より

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福岡のT小学校より学校訪問のお礼にメールがとどきました。たくさんの先生からの文章がありましたが、1つだけ紹介させていただきます。

ある先生の報告です。
まず、○付け法について反省が書かれていました。

「○付けも、子どもが安心するため、笑顔になるためといった子どもの側に立って考えたものだったことを少し忘れていました。最近、答えばかり求めていたかもしれません・・・子どものノートの中にその子のいいところを探す心構えをもって、○付けするようにがんばっていこうと思い、この数日○付けをしています。」

そして、実践されました。その結果、

「毎日の授業で、子どもたちが分かった!楽しかった!という気持ちを持てるようにしていきたいと思いました。今日、授業で、「これ解くの、楽しい。」と声に出して、一人の子どもがニコニコしながらチャレンジ問題を解いていました。あまり算数が得意ではない子どもです。「よかったねー。」といいながら自分がとってもうれしい気持ちになりました。子どもがうれしそうにしていると、うれしいです。わくわくしている子どもたちの顔を見られるような授業ができるようになりたいと思います。」

と、変化されました。ありがたいことです。
こういう報告が来るとは。
授業診断や講演の後に、その後の報告が来ることが嬉しいのです。

○付け法への招待137 ウルトラマン

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○付け法への招待137 掲載

自力解決のとき、その答えが不安な子どももいる。このときは、○付けをすることによって答えを確定してあげる。すると、安心するととるもに達成感をもつ。このときも○付けは有効である。

まだ不安な子どもがいる。答えにたどりついていない子どもである。途中の式の段階で留まっている。一つ目の式はかけたけれど、二つ目が分からない。このとき、子どもは助言がほしいのである。その子どもにぴったりの助言がほしい。
まずは、途中まで部分肯定で「合っているよ」と認め、そして、助言のヒントをだす。これを○付け法では声かけと呼ぶ。この声かけで子どもが次ぎへの行動を開始する。そして、「できた!」と心の中で叫ぶ。このできた瞬間に○付けする。この場合の声かけは、苦労したことに対する温かい愛の声かけである。

上の場面は授業の中ではたかだか5分間のことである。
私は3分間で40人を回ることを目標にしている。
机間指導で教師はウルトラマンのごとくやりきろう。
子どもにとっては教師はウルトラマンである。

○付け法への招待136 「答えは1つ」を喜び合う

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○付け法への招待136 
算数・数学の面白さは「答えは1つ」であるということである。

社会科や国語では答えは1つとは限らない。

たった4行ほどの文章から条件が示され、そこから謎解きのように既知の知識や考えを使って1つの答えを生み出す。これはとても面白いことである。

授業の中で子どもは、自力解決を求められて、解決する。
答えが見つかった瞬間とても快感である。達成感がある。
このときに、間髪入れずに○付けをすると、子どもと共に喜びあえる。

答えは1つという算数数学の特性に対応する手だてが○付け法である。

写真で赤丸のはいったところが自力解決したところ。
赤線の下並びに右側の説明は話し合いの後に記録させたものである。
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