最新更新日:2024/05/20
本日:count up1
昨日:23
総数:440894
新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

音声計算の検定

画像1 画像1
名古屋市立大高北小学校では、音声計算について検定を実施しています。

このことについて、高藤先生から詳しいやり方の報告がきましたので、紹介します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
音声計算の練習の成果を、全校の場で発揮できれば、
児童の計算力向上意欲を燃やすことができると思い、始めました。
合格だった児童は、練習の成果を感じ、
不合格の児童は、次への検定での挽回を目指すことができると考えたのです。
(志水先生のHPでの記事を参考にしただけですが…)

初めに、検定用紙を作りました。
形式は、音声計算カードと同じですが、
1枚の検定用紙には、32問の問題が載せました。これは、カードの8割の問題
量です。
検定では、答えを書いてもらわないといけないので問題数を減らしました。

検定用紙は、たし算、ひき算、かけ算、わり算で作っています。
それそれ、1段から4段という段階を設けました。

例えば、たし算なら
たし算1段は、繰り上がりのないたし算(音声計算カード通りの問題配列)
たし算2段は、繰り上がりのないたし算(音声計算カード通りではない問題配列)
たし算3段は、繰り上がりのあるたし算(音声計算カード通りの問題配列)
たし算4段は、繰り上がりのあるたし算(音声計算カード通りではない問題配列)

ひき算、かけ算、わり算も、いわゆる九九の範囲です。

2年生で実験し、「32問中、29問正解だと合格」を設定しました。

開催順序は次の通りです。

1 学級担任を通して、計算力検定の開催日時を伝える。
 ・ 1週間前までには、予告ポスターと共に担任に伝えます。

2 検定当日、検定希望の児童が、体育館に集まってきます。
 ・ 全校児童300人強中、100人強は参加します。多ければ、半数程度は集まり
ます。

3 児童は、希望する検定用紙1枚を取らせます。
 ・ 計16種類、今年度は2種類増やして18種類の検定用紙から選びます。
 ・ カードは二つ折りにして、問題は見えないようにしています。
 ・ 学年・組・名前を書く欄は見えるようにし、検定が始まるまでに書いてお
くよう指示を出します。

4 「よーい、始め」の合図で一斉に問題を解き始めさせます。
 ・ 時間は1分間。

5 検定用紙を指定の場所に提出させます。

6 私が〇付けをします。合格者に対し認定証を作ります。

7 後日、担任を通して、検定用紙を返却してもらいます。

8 合格だった児童には、校長先生から認定書を手渡していただきます。
 ・ 休み時間に、応接前に来ることを、担任から伝えてもらいます。
 ・ 応接前で、次から次へ認定書が渡されます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

上の検定の実施方法はとてもわかりやすい。
これを支えるのは、冒頭に述べている「子どもの意欲向上」を図りたいという思いである。これがあるから具体的なことがイメージされてくる。


記事の発見

画像1 画像1
こんな記事を見つけました。

<志水 廣(しみず ひろし)(小学校)   「算数授業が変わる志水メソッド」

 小学校低学年のとき、私は算数が苦手でした。早生まれで他の子どもよりも言葉の理解力が劣り、先生の言っていることがあまり理解できず「この問題わかる人?」と聞かれても、自信を持って手をあげることができませんでした。
 教師が授業中に「できた子どもからノートを持っておいで」という指示は、「できない子どもはノートをもって来ることができない」ということです。教師が本当に手立てをしたい子どもは、できない子どもだと考えます。
 志水メソッドの1つである「○付け法」は、机間指導方式です。どの子どもも対処できるようにと教師が働きかけるのです。
・・・・>
続きはこちら
http://hiro12.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/po...

写真のばらは、我が家に咲いたものです。こんな時期に咲くとは驚きです。

音声計算のシートの作り方について

画像1 画像1
音声計算のシートの作り方について説明します。

大原則1 スタートする5問はやさしいことが大切です。
あひるコースのスタート、いるかコースのスタートの5問はやさしくしてください。
そのあとの難易度は気にしなくてかまいません。

計算の指導時期によって数値の配分が異なってきます。
原則1 計算指導の初期は、たされる数、たす数、ひかれる数、ひく数、かけられる数、かける数、わられる数、わる数は固定化するとよいのです。
 例 5+1、5+3、5+2、5+4、5+5
原則2 計算の答えが正確に出せるようになると、式の数値や答えが同じものが連続しないようにつくるとよいです。
つまり、式の数値では、原則1をくずします。 5+2、3+1、4+3、2+6とたす数、たされる数を変えます。こうすると、思考はワンパターンからの脱却ができて、計算がより広い範囲でできるようになります。
また、答えが4、4、4と続かないことも必要です。
6+2、4+4、3+5 のように続くかないことです。
あひるコース、いるかコースについて原則2を適用して作成します。あひるコースでは、一度作成したシートをたてにみてチェックしてください。いるかコースでは、横に見ること、さらに右端と次の段の左端のつなぎ方にも注意してください。

次のわり算のシートは原則2で作成したものです。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...

2.練習するときの注意事項
大前提として計算の答えが出る人です。
32問中、2割も間違う人はまずは正確に答えを出すことです。2割も間違う人は、上の原則1で「正確に答えが出るようにしましょう」。
正確に答えを出すことができたら、すらすらと言えるようにするために音声計算をします。
子どものすらすら度をよく観察して、1分間で32問(つまりシートの最後で32問)いくことができたら、合格です。
もちろん、1問を1秒で言える人もいますが、これは大合格です。
ただし、あまり速すぎては聞き手が答えの確認ができません。これでは、答えてと聞き手とのコミュニケーションが成立しません。息のあった進行にしたいものです。


    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

配布物