最新更新日:2024/05/20 | |
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音声計算の検定このことについて、高藤先生から詳しいやり方の報告がきましたので、紹介します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 音声計算の練習の成果を、全校の場で発揮できれば、 児童の計算力向上意欲を燃やすことができると思い、始めました。 合格だった児童は、練習の成果を感じ、 不合格の児童は、次への検定での挽回を目指すことができると考えたのです。 (志水先生のHPでの記事を参考にしただけですが…) 初めに、検定用紙を作りました。 形式は、音声計算カードと同じですが、 1枚の検定用紙には、32問の問題が載せました。これは、カードの8割の問題 量です。 検定では、答えを書いてもらわないといけないので問題数を減らしました。 検定用紙は、たし算、ひき算、かけ算、わり算で作っています。 それそれ、1段から4段という段階を設けました。 例えば、たし算なら たし算1段は、繰り上がりのないたし算(音声計算カード通りの問題配列) たし算2段は、繰り上がりのないたし算(音声計算カード通りではない問題配列) たし算3段は、繰り上がりのあるたし算(音声計算カード通りの問題配列) たし算4段は、繰り上がりのあるたし算(音声計算カード通りではない問題配列) ひき算、かけ算、わり算も、いわゆる九九の範囲です。 2年生で実験し、「32問中、29問正解だと合格」を設定しました。 開催順序は次の通りです。 1 学級担任を通して、計算力検定の開催日時を伝える。 ・ 1週間前までには、予告ポスターと共に担任に伝えます。 2 検定当日、検定希望の児童が、体育館に集まってきます。 ・ 全校児童300人強中、100人強は参加します。多ければ、半数程度は集まり ます。 3 児童は、希望する検定用紙1枚を取らせます。 ・ 計16種類、今年度は2種類増やして18種類の検定用紙から選びます。 ・ カードは二つ折りにして、問題は見えないようにしています。 ・ 学年・組・名前を書く欄は見えるようにし、検定が始まるまでに書いてお くよう指示を出します。 4 「よーい、始め」の合図で一斉に問題を解き始めさせます。 ・ 時間は1分間。 5 検定用紙を指定の場所に提出させます。 6 私が〇付けをします。合格者に対し認定証を作ります。 7 後日、担任を通して、検定用紙を返却してもらいます。 8 合格だった児童には、校長先生から認定書を手渡していただきます。 ・ 休み時間に、応接前に来ることを、担任から伝えてもらいます。 ・ 応接前で、次から次へ認定書が渡されます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 上の検定の実施方法はとてもわかりやすい。 これを支えるのは、冒頭に述べている「子どもの意欲向上」を図りたいという思いである。これがあるから具体的なことがイメージされてくる。 記事の発見<志水 廣(しみず ひろし)(小学校) 「算数授業が変わる志水メソッド」 小学校低学年のとき、私は算数が苦手でした。早生まれで他の子どもよりも言葉の理解力が劣り、先生の言っていることがあまり理解できず「この問題わかる人?」と聞かれても、自信を持って手をあげることができませんでした。 教師が授業中に「できた子どもからノートを持っておいで」という指示は、「できない子どもはノートをもって来ることができない」ということです。教師が本当に手立てをしたい子どもは、できない子どもだと考えます。 志水メソッドの1つである「○付け法」は、机間指導方式です。どの子どもも対処できるようにと教師が働きかけるのです。 ・・・・> 続きはこちら http://hiro12.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/po... 写真のばらは、我が家に咲いたものです。こんな時期に咲くとは驚きです。 音声計算のシートの作り方について大原則1 スタートする5問はやさしいことが大切です。 あひるコースのスタート、いるかコースのスタートの5問はやさしくしてください。 そのあとの難易度は気にしなくてかまいません。 計算の指導時期によって数値の配分が異なってきます。 原則1 計算指導の初期は、たされる数、たす数、ひかれる数、ひく数、かけられる数、かける数、わられる数、わる数は固定化するとよいのです。 例 5+1、5+3、5+2、5+4、5+5 原則2 計算の答えが正確に出せるようになると、式の数値や答えが同じものが連続しないようにつくるとよいです。 つまり、式の数値では、原則1をくずします。 5+2、3+1、4+3、2+6とたす数、たされる数を変えます。こうすると、思考はワンパターンからの脱却ができて、計算がより広い範囲でできるようになります。 また、答えが4、4、4と続かないことも必要です。 6+2、4+4、3+5 のように続くかないことです。 あひるコース、いるかコースについて原則2を適用して作成します。あひるコースでは、一度作成したシートをたてにみてチェックしてください。いるかコースでは、横に見ること、さらに右端と次の段の左端のつなぎ方にも注意してください。 次のわり算のシートは原則2で作成したものです。 http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003... 2.練習するときの注意事項 大前提として計算の答えが出る人です。 32問中、2割も間違う人はまずは正確に答えを出すことです。2割も間違う人は、上の原則1で「正確に答えが出るようにしましょう」。 正確に答えを出すことができたら、すらすらと言えるようにするために音声計算をします。 子どものすらすら度をよく観察して、1分間で32問(つまりシートの最後で32問)いくことができたら、合格です。 もちろん、1問を1秒で言える人もいますが、これは大合格です。 ただし、あまり速すぎては聞き手が答えの確認ができません。これでは、答えてと聞き手とのコミュニケーションが成立しません。息のあった進行にしたいものです。 |
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