最新更新日:2024/05/20 | |
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こだわりが生み出すプロの技門司中央小学校で円周率の授業で、3.14に接近した。 そこには、教具の工夫があった。 写真でみよう。 30センチのものさしのすきまと裏側に段差をもうけてあること。 こだわっているからこそ知恵がわいてくる。 [志水廣の公式ホームページ] どんだけー授業力を事前、本番、事後と分けてみた。 事前の授業力を考えてみた。 上の画像のとおりである。 教材研究にしても、指導技術にしても、子どもの実態把握にしても、 これらを 「どんだけー」 やったかで、本番の成功が決まってくる。 これをやらないで、授業をうまくなりたいというのがあさはかである。 やらないから 「いっこうー」 に授業力があがらない。 やるしかないの。授業のうまい人は、だれから言われなくてもやっているの。 [志水廣の公式ホームページ] 教育反省の時期この時期は、学校全体として教育反省の頃となる。 その際、本年度の反省を記述することはよい。 でも、本年度は、昨年度の反省から生まれてきたことである。 すると、昨年度の反省と同じことを記述するようでは、進歩がない。 この対比をやってみることが大事である。 [志水廣の公式ホームページ] 情報は発信するところに集まる情報は発信するところに集る。 あなたが、情報をほしかったから、あなたが発信してみよう。すると、集まってくる。 あなたのレベルに応じた必要な情報が集まってくる。 では、発信するとはどういうことか。普通は、ホームページなどを想像する。それもあるが、ノートに今、ほしい情報を書き出してみる。疑問形で書き出してみる。これも発信なのだ。すると、潜在意識にこの疑問形があって、ふとほしい情報に出会うことになる。 ということは、情報がこないという人は、この疑問形の情報も発信していないから来ないだけである。 [志水廣の公式ホームページ] 3.14に近づかせる「執念」ます゜、その証拠を上の板書から見てほしい。 3.1側が左下のチーム、3.2側が右上のチーム。ななめの空白で3.1側になるつまり、3.15より少ない数と見当がつく。 それには教具の工夫をした。まさに先生の「執念」と言ってよい。 『「愛」で育てる算数数学の授業』では、「執念」をどう書いたか。私の本の愛読者ならばおわかりですね。 前川校長先生もこの円周率の授業を多く参観してきたけれど、これほどまでの精度は初めてだと話された。同感である。そこには、「巧みの技」があった。 [志水廣の公式ホームページ] 熊本県大会「梅花の候、先生には日々お忙しいことと存じます。さて、二月なのかの県算研荒尾玉名大会では講師授業、講演、そして反省会と玉名に二年間待っていました暖かい算数の風を吹き込んでいただき感謝いたします。 この大会を機にも教授のパワーに負けないような愛のある算数の授業を荒尾玉名で実践していこうと思います。」 2/8 昨日、二月七日に熊本県玉名荒尾地区横島小学校で、算数の県大会があった。 師範授業と講演を行ってきた。 二年越しに実現した訪問である。 行くまでは、この地区の情報を得ていなかったが、行ってみてびっくり、みなさん、○つけ法を自分たちで勉強して実践しているという。だから、私の教育への思いを理解している地区だった。 さらに、子どもたちとであったまたまたびっくり、素晴らしいエネルギーのある学級であった。6年生の授業をしたのだが、どの子も目が輝いていた。しかも、鍛えられていた。だから、話をしても一瞬で伝わる。 今回の私のテーマは、全員が自力解決できること。このために、いろいろなテクニックを使った。だから、みんなが「わかる」「できる」授業を実現できた。かかわりのある子どもたちであった。担任の高山裕子先生の姿勢にも驚くことばかりであった。 200名の参観者の中で、子どもたちは自分の考えを表現していた。つぶやきもあり、これがまた、新しい学びへと意味付け復唱法で気づかせることができた。 これまで100本以上の師範授業をしてきたが、ベスト3に入るぐらいの学級であった。 ○つけ法をするよとマイクを通して宣言すると、参観者の目がきらめいた。そして、マイクを通して、子どもへの声かけを生で体育館の中で実況中継した。 すると、会が終わってから、志水先生の声かけは、一人の子を相手にしつつ、周りの子どもに対しても影響あるようにしていますねと反応があった。個と全体を動かす○つけ法の実現である。 本当にありがとうございました。感謝しています。 [志水廣の公式ホームページ] 一問一答から、一答一受意味付け復唱法は、概念を表す言葉の意味が深まる方法、深めさせる方法である。 円周率3.14の授業では、「すべての場合3.1になっている。」、「直径が変わっても3.1になっている。」「3.1と3.2間にある。」などと、3.14にまつわる言葉が子どもから生み出されてくるのである。これが子どもが共感しつつ共創する授業である。 さて、意味付け復唱法を教師と子どもとの応答について考えてみよう。 授業記録で再現してみると、T→C→T→C→T→Cのようになる。 ところが、本当のところは、C→T→C→T→Cのように、教師は「受け」の構えで応答しているのである。 その際、教師は「なるほど」をつかいながら、子どもが作り出していく授業である。 T→Cで分析するのは当然のこと。C→Tで分析してみると切り返しの力が見えてくる。これをCTスキャンという。 このようなキャッチ&リスポンスのある授業を目指したい。 [志水廣の公式ホームページ] 説明型授業と問題解決型授業くるくるパックとらくらくパックとの違い どちらを選びますか? 外化を求めているのはどちらですか? 志水メソッドの○つけ法や意味付け復唱法は、問題解決型授業を成立させるための手だてです。 [志水廣の公式ホームページ] 強化学習脳科学者の茂木健一郎氏は、『脳を生かす勉強法−−奇跡の強化学習』下のように言っています。 http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/12... <人間の脳は「ある行動をとったあと、脳の中で゛報酬゛を表す物質が放出されると強化する」という性質を持っているのです。つまり、゛報酬゛を得手喜びを実感できた行動を再現し、繰り返したくなる。結果、その行動に熟練していくというわけです。そのカギを握っているのは、「ドーパミン」という物質です。 ここでいう報酬とは、何かを成し遂げることによる達成感や、他者からほめられること、自分の知識欲を満足させることなどを指します。> また、最近テレビで茂木氏は、「ほめるのは、できた瞬間でなくてはならない」と言っていました。 さて、この文章を読まれて、○つけ法や意味付け復唱法は、瞬間にほめる手だて、また音声計算練習法も瞬間に相手をほめることが入っています。 茂木さんの文章(プレジデント誌)を三年前くらいの志水塾本大会で紹介し、メール通信夢現大でも紹介しました。 志水メソッドは、脳科学からの根拠をもっていますよ。 [志水廣の公式ホームページ] 感動と理動飯塚市立頴田小学校の桑野徳隆校長先生から、昔、有田和正先生から次の言葉を聞いたという。 「感動」という言葉はあるが、「理動」という言葉はない。 つまり、人は「感激すると動くが」、「理屈だけでは動かない」ということだという。 まずは、感情がさきで、次に論理がくる。このことは、松本元の脳科学からも言えることである。 [志水廣の公式ホームページ] 人の想いの強さ熊本の算数研究の県大会に行き、S氏の想いの強さを感じた。彼の想いが周りを動かし、私を招くことになった。四年越しですよと言われ、はっとした。これほどまでに、想ってくださるとは、ありがたいことである。 本日、また福岡空港へ飛ぶ。志水塾福岡大会in飯塚が明日あるためだ。これも現地のK氏の想いによるものだ。私も志水塾の設立の想いを伝えていきたい。 [志水廣の公式ホームページ] マニュアルのこわさごらんの通り、大雪である。 あっという間に、積もった。 こんなときの運転はこわい。 危機管理のときには、マニュアルどおりに進めてもうまくいかない。 とっさに、一番大事なことは、安心と安全である。 そのために、とにかく判断力を磨くことだ。 授業は危機管理の連続である。 常に判断力が求められる。 そのために、真剣の場に身をおくことである。 [志水廣の公式ホームページ] 大雪積雪は15センチくらいかな。 なぜか、温かい。 [志水廣の公式ホームページ] 写真は大学の本部棟 高いところから見ると眼下に諏訪湖が見える。 高いところから見ると、とても美しい。 ときどき、高いところからみてみるとよい。 たとえば、地位の高い人を想像して、見るとよい。 あなたが職員ならば、学年主任の立場ではどうか、校長先生の立場ならばどうか。 こんな風に見る訓練をすると、上に立つ者の気持ちがわかる。 授業でも教室の天井から見てみよう。すると、メタ認知の力がつく。 それが無理ならば、ビデオカメラを後ろからとってみるとよい。あなたのくせがわかる。 [志水廣の公式ホームページ] 情熱国々同じことが、昨日2/7の熊本県玉名地区の算数研究会にも言える。私は熊本県に全く関係性がなかった。ところが、S先生がぜひとも志水先生をお招きしたいうのであしかけ4年越しの熱望で行くことになった。2年前には予定があわず断った。ようやく今回訪問が実現した。言ってみると、自分たちで○つけ法を実践している。県大会の提案でも何が問題提起は、○つけ法をするかどうかではなくて、○つけ法で「できる子ども」への声かけをどうすればよいかという一歩も二歩も高いレベルのものであった。だから、示範授業での動きについてかなり綿密に見られていた。また、懇親会での算数研究会の人たちの議論と質問はかなり高度なものであった。 ここでも教育への情熱を感じた。 このような情熱が「愛」となって、子どもを育てることにつながる。 1週間のうちにこのような人たちと出会えることがとてもハッピーなことである。感謝しています。私もさらに精進を重ねたい。 [志水廣の公式ホームページ] 左の写真は岡谷小学校、右は熊本県玉名地区 飽きてしまうわたしは、飽き性である。物事に熱中してマイブームとなる。 でも、ブームがすぎれば飽きてしまう。 こんな性格なのに、なぜか、算数教師は続いている。 やはり、好きなことは続くのである。 ただし、研究の対象は変化している。 あなたはどんな性格かな。 その性格に合わせた学び方をしよう。 [志水廣の公式ホームページ] 同僚性長野県岡谷市立岡谷小学校で研究発表会があった。 学力向上フロンティアスクールをあしかけ6年間やり、その総括として2月のこの時期に研究発表会をした。実は、岡谷小学校は昨年7月に研究発表会をしているのだ。にもかかわらず、年に2回もするなんて、すごいパワーである。 まず表のメニューと裏のメニューがあった。表のメニューは、三時間目から研究発表会、事前説明会、特別研究授業、午後は研究協議会、私の講演会である。裏のメニューは、この前後に岡谷小学校向けの授業公開と授業診断会があった。つまり、1.2時間目は、特別研究授業する人以外の授業公開である。2時間で9人の授業をみた。その講評と岡谷小学校向けの講話会を私の講演会の後にまた1時間組んでいた。おかげで、わたしは一日にフル回転でふらふらである。でも、素晴らしい授業の連続で得した気分になってかえってきた。 さて、同僚性について書く。 特別研究授業は、松倉先生が4年生の授業をした。題材は、真分数・仮分数である。 子どもの言葉が大事にされている授業であった。子どもが松倉先生を助けようと応援した授業であった。 さて、この授業の同僚性はどこにあるのか。 松倉先生の授業をするにあたって、3回の授業シミュレーションをもったという。しかも、中身を聞いてびっくり。松倉学級の子どもになりきってのシミュレーションだという。つまり、A子さん役の人、B男くんの人と役割を決めて行ったという。ということは、松倉学級の子どもの特性を見抜いていないとそれはできることではない。学年2学級だから、学校としては結構な数の子どもがいるのに、自分の学級の子どもではなく、他の学級の子どもの様子を見て、その子どもになりきるのである。 だから、本番の授業では、それぞれの役の人は、それぞれの子どもに対して心から応援をしている。査定していないのである。一つの授業をみんなで創ろうとしている。これが同僚性なのである。 また、後の研究協議会も変わっていた。普段の校内研究会の様子を公開したのである。わたしたちは、このような協議をしているのですよと、生で公開している。そこには、ほめるわけでもなく、けなすわけでもなく、授業ってこんな風にありたいよねと、実際の子どもの発言や教師の発言をもとに議論している姿があった。手の内公開という姿にはびっくりした。普通は、参会者のご意見を聞いて、ありがとうございましたと終わるところを、そうではなくて、こんな風に議論しているのですよと見せている。自信がなければ公開できるものではない。大島教頭先生の名司会のもとに、それぞれの教師が高め合っていた。この後、参会者の意見を求める場があり、さらに三輪指導主事の温かい助言があった。この協議会だけでもビデオ撮影するに値した。 来賓のある先生が、教師が授業を見つめる目が素晴らしい。それが自分の学級にかえってくるのだからと、私に話してくださった。確かにその通りであった。 授業者の松倉先生も、その他の先生も岡谷小学校に来て本当によかったというムードを通わせている。安易なところで妥協するではなくて、高め合う集団をそこに見た。私もこの姿を見る子どもとができて、本当に嬉しい。ありがとうございました。研究会が終わったあとの、岡谷小学校向けの講話では、さらに、次なるステップを示してきた。また、挑戦してくださるだろう。 ともかく、この学校のパワーはすごいものがある。見習いたいものである。 岡谷小学校の今の姿は私が自慢できる顧問学校である。 だからこそ、今回2/4に出版した本は中身が濃いのである。 「算数科 学ぶ喜びを育む学習の創造」(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... (ただいま、ネットでランキングを調べたら第24位であった。出したばかりなのに、びっくりする順位である) [志水廣の公式ホームページ] 今、目の前の子どもに必要なこと
2/4 今日のひとこと
大学での講義、介入授業、授業診断、研究会での講演で話す内容について、振り返ってみると、最近の私は、一期一会を意識して話しているようだ。自然とでてくる言葉である。だから、講演のレジュメを用意しても同じ話はほとんどない。 附属池田小学校の特別授業でも、ふだんは言わないことを語りかけているのである。 子どもたちにも語りかけているし、周りの参観者にも語りかけている。 これが無意識なのだ。 ただ、目の前の状況は、情報として飛び込んでくる。だから、それらに対してキャッチ&リスポンスしているだけである。 たぶん、この語りかけは、目の前の人にとってきっと必要なことなのだろう。 発達の最近接領域という見方は、知的な面と心の面とどちらにもあるということだろう。 [志水廣の公式ホームページ] 自慢したい。誰を?あるとき、お昼近くに登校してくる生徒がいた。 給食を食べにくるためにである。 なぜ、朝が遅いのか。 それは、母親が夜中遅くまで勤めており、朝ご飯をつくってくれないからだ。 起きると、腹が減る。学校へいくと、腹が減ってもうろうとする。だから、寝ているのだ。 担任は、その子と面談した。 すると、その子は母親が朝ご飯をつくってくれないことを一言も言わない。 母親への不満は決して述べなかった。 述べると、自分がつらくなるからだ。 子どもにとって親は自慢の種である。 同様に、子どもたちにとって教師は自慢の種である。 自慢されるように動いていきましょう。 [志水廣の公式ホームページ] はめ絵パズル1月30日のアクセス数がはじめて、100を超えました。ありがとうございました。 さて、今日のひとこと 人生は、はめ絵パズル。 必要な時期にうまいタイミングで、必要な事柄が起きる。 しかも、予期せぬ方向ではめ絵が仕組まれている。 誰がしくんだのか。自分なのか、サムシンググレートなのか。できすぎである。 どうせ仕組まれているのなら、仕組まれていることを楽しむほかはない。 [志水廣の公式ホームページ] |
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