最新更新日:2024/05/13
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見えてくる

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○つけ法をすると、子どもの思考過程が見えてくる。

なかなかよくできているぞ。
ああこんなにもつまずいているのか。
同じつまずきがあるなあ。

こんな事が見えてくる。
見えてくると、対処したくなる。

見えないときに、個に応じた指導を呼びかけても、見えないものには対応できない。

見えてきたとき、はじめて、子どもに接近しようとする。

だから、○つけ法は大事なんだよ。
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○つけ法のステージ

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○つけ法のステージ

○つけ法は、もともと中級レベルの人がやる技術である。初任者が軽々とできるものではない。単に威勢の良い声かけで回っているのは、○つけ法でも初歩の初歩である。○つけ法の奥義には至っていない。やればやるほど、教師の的確な判断力が求められる。
だから、○つけ法を取り入れた人は、次のような中級レベルを目指してほしい。

中級レベルというのは、次のような教師と子どもたちであることが前提である。

1.学級集団を個と全体の同時進行を見る事ができる教師であること。
2.子どもたちが、落ち着いて自分の課題に取り組むことができる集団になったていること。たかだか、2−3分間の机間指導の時間を待てないような子どもでは、すぐに飽きてしまう。きちんと待つことのできるあるいは、さらなる自己課題をもって取り組むことのできる子どもたちに育てあげることである。
3.教師も素早く子どもたちのノートを見ることができること。
4.声かけは、励ましの声かけはもちろんであるが、数学的な部分を認めたり、補強したりする声かけができること。
5.実態把握したら、その後の授業に生かすことのできること。
6.その子に応じて次の指示ができること。
7.自力解決で全員ができるようにすること。これはかなり高度で、中級から上級にかけてのわざである。

これらのことを簡潔に、スピード、正確さ、声かけ、実態把握、判断、次への指示とまとめている。

ではなぜ、これだけ至難のわざを提唱するか。
それは、どの子も「わかる」「できる」ことを保障できるからである。さらに、机間指導でえられた子どもの情報をその後の授業に還元できるからである。
教師にとっては、子どもの全員の情報を克明に知ることができ、○つけするから映像記憶に残る。支援したからエピソード記憶に残る。
また、子どもにとっては、今考えていることの道筋をどこまで合っていて、どの点が問題なのかについて、教師からの部分肯定という温かい評価と指導を受けることができる。さらに、これは、子どもにとって思考過程の今の位置を知ることにもなる。

教師にとって授業とは、刻々と変化する子どもの「知」と「心」の動きをキャッチ&リスポンスして、目標へと変容を迫る営みである。○つけ法も意味付け復唱法もこれを実現する道具である。
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宿題の答え合わせ

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宿題の答え合わせをする時間がある。
このときに、○つけ法をしてみるとよい。

子どもたちは、答えを一人ずつ言っている。そのときに、教師は、宿題の最後の問題に対して○つけをしてみるのである。すると、
どの子どもが、どんなつきずきをしているかが見えてくる。

その情報は、その後の授業に還元できる。
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