最新更新日:2024/05/10
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○付け法への招待29 ○付け法は解決を促進する

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○付け法は解決を促進する。

ある子の取り出し指導を参観していた。
子どもはゆっくりと、筆算の計算をしていた。
8問ほど解いていた。丸はついていなかった。
この場面に遭遇したので、教師に対して、○をつけてあげるといいよ。最後までできてから丸をするのではなくて、一問ずつ丸をしてあげるといいよ。
教師は素直に、即座に8問を○つけをした。
するとどうだろう。
子どもは突然、9問目から解決のスピードが上がった。
それまでの3倍くらいのスピードで解決していった。
これには、参観していた数人の教師達もびっくりした。また、指導していた教師もびっくりしていた。

おそらく教師は、全部正解になってから丸をつけておおげさに褒めたいと思っていると思うが、一つずつ丸をしてもよいではないか。
そして、最後に完成すればそのとき、大げさに丸をしてもよい。
跳び箱の苦手な子どもがいて、5回飛ぶ練習をする場合、5回できたときに褒めたらよいのか、それとも1回ずつ褒めていき、最後にまた本当に喜んで褒めるのとどちらがよいのか。考えてほしい。
即時強化という心理学の概念のすばらしさをその場で実感した場面であった。
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○付け法への招待28 声かけの例

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部分肯定の声かけ

場面は、練習問題のときの声かけである。

この筆算の答えは、16である。ところが、26と書いている。
このつまずきを分析してみよう。
繰り下がりの10のメモ、5のところに斜線が引いてある。だから、繰りの下がりは意識されている。
ところが、十の位の5は4に変換されていない。
だから、そこの部分を指摘するべきである。

志水式○付け法では、まず、部分肯定をする。
「一の位はは合っているよ」
とか、
「10のメモはかけているね」
とかいう。
そして、つまずいているポイントとの「5は繰り下がったからどうなるの?」
と声をかけてやる。
場合によっては、「5は繰り下がったから4になるね」
という。

このように、つまずきを分析して、行動過程のどの部分までが正しくて、どの部分からつまずいているかを指摘したい。
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ps ○付け法の普及のために、志水は決意しました。お百度参りをします。○付け法への招待を100回まで頑張ります。
応援メールをぜひください。

○付け法への招待27 我が事のように

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本日、プラザー印刷所が来た。(夢現大5の印刷所)
この社内報に、「他人事を自分事にするのが近所平和だよね。」と表紙裏に社長さんの言葉が載せられていた。
この考えは、「随喜功徳」と同じ考え方である。
立花大敬さんは、『人生飛行術』において「随喜功徳」について解説している。
<随喜というのはある人が成功したとしますよね、良い言葉しました。そしたら、我が事として喜ぶ。「ああ、素晴らしいね。」「よくやってくれたね。」って喜ぶのが随喜なんです。
『法華経』に書いてあるのは、随喜すると、やった人と同じ功徳がその人にもやって来るというんです。>

<あらゆる人のやった事を、全部自分の事として全て喜べるようになってきたらですね。、もう何もやらんでと思うのは、も全て功徳はどんどん自分に集まってくるわけですよ。
僕なんか何にも能力のない人間ですけど、それでも随喜したら、例えば、僕は教師をやってて良かったなと思うのは、教師っていうのは、わりと教え子が成功すると、純粋に喜べますね、我が事として。>
<その教え子のやった事というのは、全て自分の功徳になってしまう・・・>

我が事のように、授業中に喜べるのは、随喜功徳につながる。
○付け法もその瞬間である。
子どもが全力をあげて解決できたことを喜ぶこと、また、解決できるようにアドバイスすること、これらが教師の喜びでありたい。
我が事というのは、我が子と考えるとわかりやすい。

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○付け法への招待26 温かい声かけ

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子どもが問題を解決しているとき、できない場合。

「こんな問題もできないのか」とか「よく考えて」
というのは、論外。

では、どうすればよいか。
「どこで困っているの?」
と聞いてやりたい。

もっと良いのは、「そう、この問題は難しいよね。
どこで困っているの」
ということ。
つまり、まず、できないことも共感することである。
この温かさによって、子どもの心が解放される。
すると、知の方も解法を浮かぶようになる。

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○付け法への招待25 難問同時解決

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○付け法は、算数の難問を同時に解決する道具です。
毎時間できます。

言い換えると、算数の時間は、毎時間教師及び子どもたちにとって難問の連続です。
それらを解決したいものです。
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○付け法への招待24 100回やってみる

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10回やってみると、自分の○付け法のよさと問題点が見えてくる。

○付け法のよさも見えてくる。自分のよさも分かる。
元気よい声かけができているとか。子どもがやる気になっているとか。


遅いのか、声かけが悪いのか、実態把握できていないのか、展開に生かせていないのか、子どもがだれるのか・・・などの問題点が明らかになる。
これが明らかになれば、次に打つ手立てが決まる。

30回くらいで、体が慣れてくる。
60回くらいで、スムースになってくる。
100回やってみると、だいたいの問題点は解消に向かう。
後は、教材研究である。
どこに○をつけるのか。いつ○をつけるのか。どんなヒントの声かけをするのか。
これらを調べておきたい。

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○付け法への招待23 一問目の効果

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練習問題が5問あれば、最初の1問が子どもにとって一つの壁である。
この一問ができているかどうかを確認すると、その後の問題練習はうまくいく。

一問目の確認を○付け法でやりたい。そうすれば、教師も子どももスムーズに動ける。

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○付け法への招待22 いつ○付け法をするのか

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上のフリップは、問題解決型授業と志水メソッドとの関係を示している。
見通しを立てる部分は、ヒント包含法が役に立つ。
だから、○付け法は問題解決型の学習を促進するための手法である。

○付け法は上のフリップにあるように、問題解決の授業においては、自力解決の場面と適用練習の場面とがある。

この他、導入で、復習としてする場合もある。

導入の○付け法だと、復習と前回の学習の理解度を把握できる。
自力解決での○付け法は、支援・指導の丸付けをしつつ、子どもの学習状況を把握できる。だから、○付け法をしている間はもちろんのこと、その後の授業展開に役立てることができる。
適用練習での○付け法は、本時の内容の確認が主たるねらいとなる。

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○付け法への招待21 どの段階でも部分肯定できる

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上の式では、どの式まであなたは認めることができるのか。

1.の段階の 14÷2=7 ならば、式と答えが合っているので認めることができる。
2.の段階では式を認めることができる。
3と4の段階では、わり算という演算決定を認めることができる。
5の段階では、式の先頭に14と書いたことを認めることができる。


部分肯定の精神で○付けをやれば、すべて肯定できる。
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○付け法への招待20 声かけのボリューム

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声かけのボリュームについて気をつけたい。

明るく、元気で、温かい声かけが基本である。
自信なさそうな子どもには、確信にみちた声かけも大事である。
○つけの声は概して小さい。これでは子どもは元気にならない。
もう少しボリュームをあげてほしい。顧問学校でさえも声は小さい。
教室の空気を明るくなるような声かけでありたい。
 

ただし、いつもいつもでかい声を出せばよいというものではない。
その子ども、その場に応じた声かけをしたい。
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○付け法への招待19 普通の机間指導のタイプとレベル

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○付け法は、机間指導の一つの手法である。
ただし、一般的な机間指導とは異なる。

普通の机間指導は、いくつかのレベルがある。これを評価してみよう。

レベル−x.単なる散歩。つまり、机間散歩である。教師のリラックスタイムである。問題提示という緊迫の瞬間が終わり、後は、あなたたち子どもが解く番だから、私は関係ないよ。だから、ここには指導がないから机間指導と呼べるものではない。レベルはマイナスだけれど、程度は不明確である。

レベル−1.できる子どもだけを見ていく。どんな考えをしているかを見るのであるが、多様な考えを拾うために、座席表をもってメモしていくタイプ。このタイプは現在でも多い。後の話し合いのための準備である。このタイプは、できない子どもなど眼中にはない。また、普通の子どもの反応も眼中にはない。教師のための教師による机間指導である。いかにして授業をかっこよく進めるかが机間指導の頭にある。
できない子どものことはどうでもよいのである。ほんの一言でもヒントを上げればできる子どもがいるのに、ひと声かけようという意志がない。自己ちゅうである。
レベル−1と書いたが本当は、−10に相当する。

レベル+10.できない子どもは見ていこうとする。自力解決に入った瞬間、できない子どもの所に行きアドバイスする。このタイプの机間指導はとても良心的である。
ただし、この後が大事で、本当に分かるアドバイスができたかどうかである。単なるなぐさめの声かけでは、子どもはできないままの放置となる。だから、レベルは+5から+10の間であろう。

○付け法の特徴は、全員の子どものノートを見る。これはとてつもない作業である。目指すは、全員の子どもに「分かる」「できる」ことを保証することである。
できる子どものノートも見る。そして、その子どもたちにもふさわしい声かけをする。退屈させない。
中間層のノートも見る。普段見逃しやすい子どもたちにも目を届かせる。
もちろん、できない子どもたちにも支援・指導をする。温かい心で対応する。
さらに、回っていく過程で、次の授業の展開を考える。
決して華々しい発表のオンパレードではなくて、できない子どもができる過程を引き出し、さらに、できる子どもたちにも発展的な示唆へと導くのである。
だから、○付け法のレベルはかなり高度で+100といってよい。

私は、みなさんにプロの教師だから+100を求めたい。
約15年間、○付け法を提唱し、講習会も開き、学校力をアップさせてきた実感から、学ぶ教師、学ぼうとする教師は○付け法を習得できると思っている。たくさんの成功事例を見てきたからである。
ぜひとも、+100を目指してほしい。

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写真は庄内小学校の先生である。温かい声かけが心を和ませてくれた。

○付け法への招待18 正確さ

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○付け法への招待17において「正確さ」が大事と述べた。
では、なぜ、子どものノートを見誤るのか。
もちろん、スピードを速くすることからくる。

この他に、正答と誤答と同じように見えることがある。
写真の色板並べは、8枚が正解である。だから、これは○とつけることができる。
ところが、似た形として、9枚でも直角二等辺三角形ができる。
8枚と9枚では、ほんの少しだけはみ出る程度だから、見誤ることがある。

では、○付け法のときどうすればよいかというと、透明シートに正解の大きさの三角形をトレースしておいて、それを上に載せるとよい。
図形の指導では、この手が有効である。
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○付け法への招待17 「正確さ」をもって○つけすること

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○付け法は、スピードが要求される。すると、気をつけないと、つまずいているのにもかかわらず○つけをしてしまうことがある。

よく似た表現だと、教師自身が誤解してしまうことがある。
上の写真は正しい例、下の写真は誤った例である。答えだけを見ていれば「5」で正解ではあるが、式がわり算を書いている。プロセスもきちんと見てあげたい。

子どもは○をもらっているので、勢いよく挙手する。指名したところ、つまずきを発表してしまうことになる。
スピードと正確さは相反するものであるが、一人ひとり確実に見ていくことが求められる。

○付け法への招待16 スピードが必要

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机間指導は、そのときの目的によって指導のあり方が変わる。
ただし、言えることは、回るスピードはとても大切である。
たらたらとゆっくり回っていたら、40名の子どもは飽きてしまう。

正答だと5秒、誤答だと15秒でアドバイスをする。これを5秒・15秒の法則という。
目標は、3分間で40人を回るスピードが必要である。

実は、教育心理学の本の中に、机間指導において個別指導する場合、一人の子どもに30秒以上かけると、教室の空気がゆるむと書いてあった。授業でのゆるみは、次への授業展開がきびしくなる。決して、子どもを退屈させない程度のスピードがいるのである。
ではなぜ、遅くなるかというと、子どもの反応が多様だからである。
この解釈に時間がかかってしまう。そして、どのようにアドバイスしたらよいかを考えているうちにどんどん時間が過ぎていく。気がつけば、10人程度の指導で3分間は終わってしまう。
したがって、教材研究をして子どもの多様な反応を予測しておくことである。
正答・誤答などの反応の予測があってこそ、スピードがでてくる。
志水メソッドを実行している学校において、若い教師でも確実にスピードが速い教師もいる。その人たちはそれなりに普段から教材研究とスピードを意識して練習したから早いのである。○付け法を始めた当初から速い人というのはいない。自動的に速くなったという人もいない。それなりに速くなる努力をしたからである。だから、○付け法を習得するためには、教材研究という地道な努力と実践での体験でだんだんと速くしていく態度が求められる。幸いなことに、そういう伸びた人たちを私はたくさん見てきたのであ。
せひともこの速さを身に付けてほしい。するとあなたの授業が変わる。

実際の授業での映像は、以下のYou Tube にアップしている。藤江小学校の森倫子先生のスピードを体感してほしい。彼女は、志水塾や公開講座で学んで、教職経験3年目にして身に付けたのである。
見ればわかる。
2分21秒のところから見てほしい。
http://www.youtube.com/user/mugendaihiro#p/u/1/...
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○付け法への招待15 子どもにとってのよさ

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○付け法の子どもにとってのよさ

1.○をもらうと嬉しい。だから、やる気がでる。
2.○をもらいたいために頑張る。
3.先生が○つけで回ってくれるから安心である。
4.その安心という意味は、合っているかどうかを評価してくれるから。問題解決の時間が終わってからでは遅い。また、途中、つまずいていても、どこまで合っていて、どこから合っていないかを示唆してくれるから。
5.自分では、本当に合っているのかどうかは判断がつかないことがある。
6.授業中のその場でほめてくれる。
7.○だから、自信をもつことができる。
8.○だから、発表する気持ちになる。手をあげることができる。
9.先生に、一声かけてもらって嬉しい。
10.○になったノートを家に持って帰ることができる。
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○付け法への招待14 玉置崇先生より

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玉置崇先生(海部教育事務所長)からメールが飛び込んできました。
女子大生にも○付けは喜んだということでした。


<縁あって、本日、横浜国大で講義をしてきました。
140名ほどの学生さんですから、とても全員に〇つけ法はできませんでしたが、試みてみました。
ある女子学生から、
「わあ、〇もらえた!うれしいね、やっぱり〇って」
とつぶやきが聞こえました。
幾つになっても、〇はうれしいものなのですね。>

そうなんです。何歳になっても自分を認めてくれることは嬉しいものなのです。
特に何か行動したときに認めてくれると嬉しいのです。
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○付け法への招待13 志水廣の実演 You Tube

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はじめて志水廣の○付け法の実演をYou Tubeにおいて動画でお見せします。
第2回の算数・数学授業力アップセミナー伊丹(兵庫県)大会での講習会で記録できました。ごらんください。
http://www.youtube.com/user/mugendaihiro#p/u/12...

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○付け法への招待12 ○付け法のよさ 教師編

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○付け法のよさ 教師にとってのよさ

1.短時間に実態把握をすることができる。
2.1時間に1回は声をかけることができる。
3.1時間に遅れがちな子どもにも、進んだ子どもにも声をかけることができる。また、普段おとなしく見逃してしまう子どもにも声をかけることができる。
4.子どもに○を与える目ことができる。
5.子どもが嬉しいという顔をしてくれる。
6.子どもが意欲的になる。
7.即時指導なので、その場で指導できる。
8.子どものノートを回収して点検することは必要なくなる。
9.子どものノートに「○」という証拠を残させ、家に持って帰らせることができる。このことで、親はとても安心する。
10.子どもの思考を見ていくことが楽しくなる。

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○付け法への招待11 部分肯定の精神

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○付け法は、机間指導で思考の途中過程と答えの結果に対して○つけを行う。

すると、どうしても途中までしかできていない子ども、
途中までは合っているがその後はつまずいている子ども、
などに遭遇する。

このとき、完全正答だけを求めようとすると、○にはならないから○つけは不可能となる。
部分肯定の精神ですると、途中までを認めることができる。
具体的には、「ここまでは合っているよ。ここから、もう一度考えてみよう」
「ここまでは、オッケー。次は、こう考えてごらん」と示唆することである。
部分的に合っているところに、部分○をあげるのである。
すると、子どもは途中まで認められているからこの後頑張ろうという気持ちになる。

結果主義に凝り固まっている教師にとっては、この部分肯定がなかなかできない。
でも、部分肯定に取り組み始めると、良いところ探しとなり、教師の気持ちがよくなる。
部分肯定の精神をぜひ取り入れてほしい。

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○付け法への招待10 まず素早く回る

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○付け法のスタートは、
1.全体を見回す。・・・確かな見通しを9割の子どもがもっているかどうか。
もっていれば、○付け法開始。もっていなくて固まっていれば、見通しの確認を再度する。

2.実際に周り始めたら、解決のスタートを確認していく。つまり、問題解決の初手を確認していく。
一人の子どもが最後まで解けるのを待っていると、時間は遅くなってしまう。とにかく、どんどん見ていく。一周すれば、次は、どの子どもを重点的に見ればよいかが分かる。

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写真は、茨城県水戸市立妻里小学校の深谷先生。とても温かくい声かけで素早く回っていた。普段からの指導が素晴らしいことが分かった。
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