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○付け法への招待72 褒めると脳は喜ぶ

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机の上の文書整理をしていましたら、『悠愉』で図書紹介をしてくださっている伊藤彰敏先生からNHKテレビのメールによる報告がありました。
「ほめること」と脳との関係を要約してくれていました。紹介します。

<昨日9月18日(日)の午前、NHKテレビを何となく見ていました。
番組は、「脳がよみがえる 〜脳卒中・リハビリ革命〜」。
脳卒中のリハビリの話です。
「ほめる」と回復が速くなるそうです。
リハビリ研究の世界的権威、UCLA医学部 ブルース・ドブキン教授は、
こう言っています。
  脳は ほめられたがっているのです
  ほめるという ただそれだけのことが
  脳の重要なシステムを刺激したのです
ほめることによる効果を高めるポイントは、次の2つだそうです。
 1.具体的にほめる
 2.すかさずほめる

まさに、「○つけ法」そのものです。
ほめることで、できなかった脳の回路を補強するというわけです。
刺激的でした。
                           伊藤彰敏>

文書整理していてこの文書に気がつきました。ついています。 
ps ブルース・ドブキン教授 で検索をかけられるといくつかの記事がでてきます。
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○付け法への招待70 人への声かけは自分の脳に響く

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人間の脳の特徴としてて、相手への声かけは、相手に響くだけでなくて、自分の脳にも響く。
これは、脳が人称を区別しないからである。
だから、子どもに対して優しい声かけをすれば、子どもが優しい気持ちになるだけでなくて、教師自身も優しい気持ちになる。

「ほうら、できるようになったね」
「いいじゃん、そこがいいじゃん」
「天才だなあ」
「がんばったね」
このような声かけをすれば本当に楽しくなる。
だから、○付け法をすれば、教室が優しさに包まれるのである。

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○付け法への招待69 効果は早い

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○付け法は、即効性がある。すぐに効果がでる。○を付ければ、すぐにやる気がでる。
しかも、学習内容の確認と見届けという機能があるから、記憶にもつながる。

このことを、茨城県の石崎小学校との共著「○付け法の奇跡」(明治図書)より引用してみよう。

<算数が得意になれば、算数嫌いはなくなるだろう」という一般的な発想は、実現するまでに時間がかかるのである。それよりも「下手の横好きで良い」という発想にたち、まず「算数好き」をつくる指導の方が、手っ取り早く点数を向上させることができると実感している。「○付け法」はそのもっとも有効な手段であることを、本校(石崎小学校)は証明したのである。>

算数が得意になるというのは、「できた」感があるときである。また、それを教師から認められたときである。だから、即効性がある。

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○付け法への招待68 ○×法

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電話で講演の依頼がくる。
志水のことをよく分からない人からの依頼のときにこんな会話がある。
「ああ、志水先生ですか。講演をお願いしたいのですが。○×法と復習法について話してほしいのですが」
という。
思わず、この人の依頼はいい加減だなあと思ってしまう。
「○付け法は○だけで、×はつけない。復習法とはなんぞや?それは、復唱法だろ」
と言い返したくなる。

さて、なぜ、○付け法では、×をつけないのか。
単純に言えば、「×」というのをつけられて嬉しい子どもはいないからである。
だから、志水式では、「×」から「○」になる指導がそこにはなされなければならない。

もっと根元的な理由がある。「×」は「罰」である気持ちが含まれているからである。言い換えると、そこには、咎める気持ちが根底にある。
はじめはできなくて当たり前ではないか。それを咎めてどうするのか。
咎めないで指導するのが教師の役割りである。
だから、○を増やしていく方法としたいのである。
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○付け法への招待67 子どもの言葉?教師の言葉?

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三年前、茨城県の石崎小学校と一緒に本を作った。
書名は、『○つけ法の奇跡』(明治図書)であった。この副題は、「どうせできね−もんからの脱却」であった。
この言葉は、実際に石崎小学校の子どもが授業中に発した言葉であった。
この言葉に対して教師集団は立ち上がり、見事に「できる」子どもたちに巣立った。
私も2年前に石崎小学校で示範授業をさせていただが、子ども達の力の付き方ははんぱではなかった。
本当に、「どうせできね−もん」と発言したのだろうかと思わざるをえなかった。
石崎小学校の変容ぶりに本当におどろかされた。
だから、書名に「軌跡」と「奇跡」をかけて、「奇跡」の方を書名に付けた。

さて、「どうせできね−もん」の発言は教師の発言の場合もある。
教師達が投げ出してしまう発言である。
どうせこの子達はできねえから・・・と発言してしまうのである。
この地域は悪いからと親の前では言わないが、心の底では思っている。

教育の面白いところは、潜在的可能性にある。
子ども達は、教師から励まされれば、また、わかりやすく教えてくれれば、伸びるのである。
大学に来てから、多くの学校を救ってきた。
私の顧問学校の多くは、問題点があるから私に頼みに来るのである。
そして、その学校に合わせた処方箋を示して教師達に頑張ってもらうのである。
だから、伸びていく。
○付け法をはじめとする志水メソッドは、改善のための愛で育てる精神をベースにした道具である。

どうせできないと言う言葉を発する前に、「できるところはどこだろうか」という言葉を発してほしい。それをあきらめずに実践していったところに、可能性が開くのである。
この可能性とは、子どもの可能性であり、なおかつ教師の可能性でもある。
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参考図書
『○付け法の奇跡』
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-537928-1
『「愛」で育てる算数・数学の授業』
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-539315-7

○付け法への招待66 現場教師の悩み

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現場教師の悩みは、子どもたちのふたこぶラクダの分布である。
できる子どもに合わせると授業はどんどん進むが、できない子どもはついてこれない。
反対に、できない子どもに合わせると、できる子どもは退屈する。
一斉指導の本来もつ宿命である。

この悩み解決のために、少人数学習(均等割または習熟度別編成)、TT、グループ学習による学び合い学習などか工夫されてきた。
どれかが正しいというわけではない。
うまい教師は、授業中に双方に対して細かい気配りをしている。

その上で、どの子どもにも学力を保証したいのならば、できない子どもの手立ては考えたい。だからせめて○つけをして、できたかどうかの確認をして欲しい。
そうすれば最低ラインの到達度は保証できよう。
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○付け法への招待65 コミニュケーション

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○付け法では、声かけが大切な要素である。
声かけ解決すると、子どもの思考に邪魔になるという人もいる。
だから、黙るという。それは、声かけの大きさに配慮すればよいだけである。

だまったまま机間指導しで指導になるのか。
それは、黙視指導、いや指導にもなっていない。
だまったままで子どもは変容するのか。

指導とは声を発することから始まるからである。
教師の仕事は、コミニュケーションである。
一斉指導のときも、また個別指導の机間指導でも子どもとコミニュケーションが不可欠である。

あなたの声かけで、子どものやる気が起きるし、また、知の獲得のためのアイデアもわくのである。
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○付け法への招待64 顕微鏡

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理科の研究発表のレポートがあった。
それをみると、ある班は、顕微鏡で細胞を観察させたが、うまい絵がかけなかったという。
もちろん、成功した班もあったという。

これは○付け法をやっていないからそんな結果になる。
○付け法の精神で、顕微鏡の調節、つまり接眼レンズと対眼レンズの調節の確認をしてあげていたらこんな結果にはならなかったはずである。
その教師は、初めからうまくいくはずだと思っていた。
きちんと、確認をしたいものである。
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○付け法への招待63 学び合いから習得へ

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教師が一方的におしゃべりする授業は、私の場合、論外である。
一方的おしゃべりで子どもが「分かる」「できる」授業は成り立たない。
では、子どもどうしでの学び合いはどうか。
これは、子どもの自らという動きがあるから、教師の一方的な話を聞くことよりはかなりましである。
ただし、子どもだけで「分かる」「できる」が保証できるのならば、教師は必要ない。
問題は、教師がどのように子どもたちと関わり合い、どのように分かっているのかを即時に把握し、アドバイスすることである。また、分かっていても「できる」とはならない。
分かったら、できるようになるための習熟が不可欠である。
記憶に落とし込むための作業が必要である。

これらのことに答えようとするのが、志水メソッドである。
志水メソッドは、基本的に問題解決型授業の中での習得を目指している。
だから、見通しをもたせる場面ではヒント包含法がある。
解決過程の即時評価と即時指導を○付け法で行う。
そして、集団の話し合いを教師と子どもとの関係の中で意味付け復唱法で言語活動を行う。
さらに、「分かる」段階から「できる」ようになるまでを適用問題定着法でやる。
または、音声練習法がある。

つまり、基本的に「習得」をきちんとやろうというのが志水メソッドの特徴である。

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○付け法への招待62 子どもが満足・不満足

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子どもの多くが正解にたどり着いていた。
そのとき、教師は○付け法を実施した。
確かに○はついた。
けれど、子どもは喜んでいない。
それは、なぜか?

それほど苦労してはいないからである。

本当にくろうして考えて、正解にたどりつくとそれを認めてほしいのである。
教室の前からビデオカメラで撮影してみよう。
子どもが本当に喜ぶ○付け法になっているかどうか。
この反省から、次への向上が始まる。
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○付け法への招待62 授業力の力量に応じて

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○付け法を勧める指導主事に質問してみた。
どうして、○付け法を勧められるのですか?

その指導主事の方の回答はこうだ。
「○付け法のよさは、授業力の力量に応じて取り組むことができるからです。
初級レベルの教師にとっては、まず、机間指導で○をつけることから始めることができます。
次に、中級レベルの教師にとっては、自力解決の○付け法にチャレンジできます。
そして、上級レベルの教師にとっては、自力解決で子ども達の実態を把握して、その後の授業を変化させることができます。」
なるほど、その通りで、この指導主事は○付け法の本質を十分に理解していると思った。

だから、授業力のレベルに応じて、それぞれ取り組んでほしい。

ps さて、この指導主事は誰か?
宮崎県の鈴木健二先生である。串間市の講演会の送迎の際にうかがった話である。なんと、その鈴木先生は、現在、愛知教育大学教職大学院の学級づくりの専任准教授として昨年赴任された。不思議なご縁である。

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○付け法への招待61 圧力

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○付け法は机間指導にとって、結構きびしいものがある。
前進のノートを即時に見て、即時に指導する必要があるからである。
つまり、教師にとって圧力がかかる。
では、子どもにはどうか。
子どもにも圧力がかかるのである。
というのは、教師が見回ってくるから、さぼるわけにはいかない。
隣の子どもが○をもらったら、ぼくも○をもらいたいと思う。
結構な圧力である。

では、圧力はいけないかというとそうではない。
この圧力があるからこそ、教師も子どもも頑張れるのである。
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○付け法への招待60 まるい

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まるいを表す漢字には、「円い」と「丸い」がある。
このちがいは何かというと、「円」は平面であり、「丸」は立体の「球」である。

そこで、まるつけ法の「○付け法」の「○」はどちらにも属さず、赤ペンの軌跡としての形を表している。だから、「○付け法」でよい。

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○付け法への招待59 問題解決型授業

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問題解決型授業の前提は、子どもが自力解決できることである。
ところが、現実には、教科書に登場する問題は自力解決できないのである。
だから、自力解決できるように、見通しの場面を工夫したり、ヒントを与えたりして机間指導も子どもも格闘しながら授業をしている。

○付け法の立場で言えば、自力解決はできるのであれば、○付けは簡単である。単に○を漬ければよいだけだから。
ところが、自力解決できないということを前提にすれば、○付け法の際には指導と支援の手だてがなくてはならない。
この指導と支援の手だてを考えるのが机間指導における教材研究である。

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○付け法への招待58 自力解決と練習問題とのちがい

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自力解決と適用練習問題では、問題解決の意味が異なる。
自力解決では、解決の方法すなわち見通しが正しい、間違っている、不安の中である。
練習問題の解決では、解決の方法は確定している。
かなり大きな違いがある。では、こまかく見ていこう。

適用練習問題の場面では、子どもはその問題の解き方はもうすでに知っている。
だから、子どもはその解き方にしたがって正しく解いているかどうかが問われる。
すると、教師は、その解き方に対して、正しく解いているかどうかを確認することが求められる。
このとき、9割の子どもは正しく解けるはずである。もし、正しく解けていないとすると、その前の指導で解き方を理解させていなかったことになる。この場合は、再度、解き方の確認をする必要がある。
練習問題で正しく解けていれば、「いいねえ」「わかっているね」「そうそう、そういうふうに解くんですよ」という声かけとなる。練習問題の中には少し難しい問題もあるから、その場合は、条件の変化に気を付けさせるとよい。

では、自力解決の場面の解いているということはどういうことか。
まず、見通しが確定しているかどうか。つまり、子どもはこの見通しの方法でよいのかどうか不安の中で解いている。だから、その方法がよければ、「そう、それでいいのだよ」と断言してあげることがよい。
見通しそのものが正しくない場合もある。このときは、はっきりと、「その見通しは違うよ」と言ってあげればよい。ただし、全否定では子どもはやる気がおきない。まずは、「なるほどそうやって考えたんだ。」と肯定し、また「ここまでは合っているよ」と部分肯定して、「ずれの部分を明確にして」、次への指示「こう考えるといいよ」を出してあげることである。
まとめると、子どもの立場で言えばね自力解決場面では「不安」の中、適用練習も場面では解き方は確定しているからある意味「安心」の中で解決が行われているのである。
かなりの違いがあるので、それらに対応した○付け法の声かけをしてあげたい。

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昨年発刊した「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」にはこの自力解決の○付け法の教材研究と実際の練習を明確にした。
ぜひ利用してほしい。幸いにも昨年2月に発刊して12月には在庫が切れて、再版した。
使っていただければ幸いである。
自力解決と適用練習問題では、問題解決の意味が異なる。
自力解決では、解決の方法すなわち見通しが正しい、間違っている、不安の中である。
練習問題の解決では、解決の方法は確定している。
かなり大きな違いがある。では、こまかく見ていこう。

適用練習問題の場面では、子どもはその問題の解き方はもうすでに知っている。
だから、子どもはその解き方にしたがって正しく解いているかどうかが問われる。
すると、教師は、その解き方に対して、正しく解いているかどうかを確認することが求められる。
このとき、9割の子どもは正しく解けるはずである。もし、正しく解けていないとすると、その前の指導で解き方を理解させていなかったことになる。この場合は、再度、解き方の確認をする必要がある。
練習問題で正しく解けていれば、「いいねえ」「わかっているね」「そうそう、そういうふうに解くんですよ」という声かけとなる。練習問題の中には少し難しい問題もあるから、その場合は、条件の変化に気を付けさせるとよい。

では、自力解決の場面の解いているということはどういうことか。
まず、見通しが確定しているかどうか。つまり、子どもはこの見通しの方法でよいのかどうか不安の中で解いている。だから、その方法がよければ、「そう、それでいいのだよ」と断言してあげることがよい。
見通しそのものが正しくない場合もある。このときは、はっきりと、「その見通しは違うよ」と言ってあげればよい。ただし、全否定では子どもはやる気がおきない。まずは、「なるほどそうやって考えたんだ。」と肯定し、また「ここまでは合っているよ」と部分肯定して、「ずれの部分を明確にして」、次への指示「こう考えるといいよ」を出してあげることである。
まとめると、子どもの立場で言えばね自力解決場面では「不安」の中、適用練習も場面では解き方は確定しているからある意味「安心」の中で解決が行われているのである。
かなりの違いがあるので、それらに対応した○付け法の声かけをしてあげたい。

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昨年発刊した「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」にはこの自力解決の○付け法の教材研究と実際の練習を明確にした。
ぜひ利用してほしい。幸いにも昨年2月に発刊して12月には在庫が切れて、再版した。
使っていただければ幸いである。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...
注文先
愛知教育大学生活協同組合書籍部 電話 0566−26−2704
生協の窓口 中村香奈子
メールアドレス  r2202257@coop.aichi-edu.ac.jp

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○付け法への招待57 反応あると

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反応があると楽しい、嬉しい。
反応がないと寂しい、楽しくない。

授業にしても普段の会話にしても反応があると、楽しい。
授業を見ていると、子どもが黙ったままの授業がある。
教師はひたすら教えている。
子どもは受け身である。

その原因は何かというと、反応させるような発問、指示、活動が仕組まれていないのである。これでは反応しようがない。

ある時、あれほど反応していた子どもが反応しなくなったことがあった。
前の担任が聞いた。どうして反応しないの?
すると、子どもが答えた。「だって、先生はずっとしゃべっているんだもん」

では、発問、指示、活動を単に仕組めばよいかというと、話はそう簡単ではない。
子どもがそれらに対して反応すれば、教師は彼らの反応に対しての反応が不可欠である。
これが、私の言うキャッチ&リスポンスである。
キャッチ&リスポンスの仕方を志水メソッドでは、○付け法や意味付け復唱法で行っている。
評価と指導の一体化と言ってもよい。
教師が価値付け、広げ、深めるのである。
この価値付けに子どもは喜び、やる気がわいてくる。この価値付けは、教科の本質に迫る価値付けである。

本日、教職大学院の現職教員の派遣生の体育科の授業を参観したが、子どもの活動に対する正当な評価と指導がなされていた。とても楽しそうに運動に取り組んでいた。運動は瞬間に消えるので、即時評価の世界である。毎回、きちんと評価してほめて、次への指示を出していることがうかがわれた。だから、やる気がでるのである。
この即時評価の眼を鍛えたいものである。

とにかく、発問、指示、活動の反応の反応、つまり、W反応が授業での愛の交流である。
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○付け法への招待56 「夢現大」シリーズにおける○付け法

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単行本『夢現大3』において、○付け法、意味付け復唱法、人間観の3項目でまとめている。
○付け法だけでも30ページの内容がある。
ちなみに、意味付け復唱法は53ページ、人間観は23ページである。
この本で、○付け法と意味付け復唱法の学びの補足してほしい。
ぜひ、見てほしい本である。

定価600円+税金

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購入については、下記にお問い合わせください。
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○付け法への招待55 後始末より本番で看取る

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ノートを見ることはとても大切である。
子どもがどんなことを考えているかを知ることができるからである。
ノートを回収して放課後にノートを見られることは大いに賞賛したい。
でも、本来見るべき時間は、授業中ではなかろうか。
授業中に書いたものを子どもは見てほしいのである。その場で子どもはアドバイスしてほしいのである。教師にとってもその場で褒めたり、また注意したりできることはとてもありがたいことである。
後で後でと思っていると、なかなかできにくい。
授業中にノートを見てアドバイスしたけれど、それでも最後にノートを点検したいのならば、放課後に回収することはとてもよいことである。

授業中にノートを見るという技を習得すれば、鬼に金棒となる。
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○付け法への招待54 初手を読むとき

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○付け法を自力解決の場面でするとなると、思考過程の全部を読みとろうとすると、時間もかかるし、それらを全部見ることはなかなか難しい。

だから、思考過程の一部分を見ていくことが大切である。
子どもが解決するとき、見通しの実行は、問題解決の初手に現れると思っている。
だから、まず、線分図を引いたらその線分図を見ていく。
式を書いたら、はじめの部分を見ていく。
たし算で解いたのか、かけ算で解いたのか、そこさえ分かれば、思考は読みとれる。だから、アドバイスも可能となる。
できれば、その子の思考に沿ってみると、正解のときはもちろん、またつまずきのときでも心に寄り添うことができる。
これが心と心の通い合いである。
授業という真剣勝負のときに心が通い合えば学級経営がうまくいく。
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○付け法への招待53 ○付け法の進化・深化

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4月当初 担任をもったときの○付け法は、学習態度の躾という側面がある。
だから、学習課題をノートに写しただけで○つけをすることが必要である。
しかし、5月、2学期、3学期にこのような○つけをすることはとても不思議である。
3学期になっても、学習課題を写せない姿があるのだろうか。

そんなことはないだろう。もしあるとすれば、子どもが少しも成長していなことになる。
だとすると、何に○をつけるべきか、どこに○を付ければ、子どもが達成感を○つけになるのか。
ここでは敢えて私の解答は書かない。
そこの部分を考えてほしいからである。
もっと言えば、○をもらわなくてもアイコンタクトだけですむ場合もあるかもしれない。
学びの進化が現れるような○付け法でありたい。
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