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志水メソッドの効果

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鹿児島での志水塾のことであった。

お世話役の先生は挨拶もそこそこにいきなり
「意味付け復唱法のお陰で子ども達は友達の発言を復唱できるんです。だから、学力が伸びました。」

にっこりしながら、私に話してくれた。
本当に嬉しくて私に報告してくれたのだと思う。

「今発言したA子さんの発言をもう一度言えるかな」
と問いかけていくと、発言を復唱できるようになる。
その理由は、復唱を求めると、しっかり聴くことが必要になる。
だから、聴く力が伸びてくるからである。

そして、その上で、「A子さんの発言の数学的な価値について」考えさせるとよい。
すると、友達の発言の中に数理を見つけだすことになる。

ただし、注意がある。
他の子どもに復唱を求めるときには強制的な雰囲気で言わせてはならない。これをお仕置き復唱という。これではかえって教室の雰囲気が壊れてしまう。
あくまでも頷きながら復唱を求めるのである。

○付け法への招待 ネットの検索してみると

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○付け法への招待143

○付け法をネットで検索すると、「付け法」となってしまう。


そこで、「丸付け法」「丸つけ法」で検索してみてほしい。

下記は宮崎県串間市の教育研究所のレポートである。
かなり詳しいので読んでほしい。

http://mkkc.miyazaki-c.ed.jp/kenkyouren/19kenky...

○付け法への招待142 気合いをもって

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○付け法をするとき、気合いが必要。
どうしても自力解決させるぞ、という気合い。
よい考えを見つけるぞ、という気合い。
机間指導しても全員がとても自力解決できそうにもないとき、撤退する気合い。

気合いがないとどうなるのか。
子どもの反応に右往左往してしまう。つまり、子どもの思考と解答が素晴らしくても気合い負けする。また、子どもの思考と回答が
誤答の場合も気合い負けしてしまう。
○付け法は、いざ!戦いだと気合いをもってやろう。

○付け法への招待141 心を開いた転入生

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○付け法への招待141 心を開いた転入生

授業力アップセミナー鹿児島学習会において、茶話会の席でこんな話をうかがった。

「○付け法のおかげです。」と女性の教師から話した。

「私は1年生を受け持っています。
7月に転入生がありました。
なかなか自信をもって手を挙げなかった子どもです。
私は○付け法を実践していました。
10月頃になって、手を挙げて発言するようになりました。
○付けを続けたからだと思います。
○付け法は閉じていた子どもの「心」を開いてくれました。」

と感謝の言葉をいただきました。
そうなんです。教師が「愛」の心で○付け法をして言葉がけしていくと、閉じていた「心をオープンにさせる力をもつ。
その教師の「愛」が伝わったからにである。
本当に嬉しい報告であった。

意味付け復唱法に出会った

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意味づけ復唱法への招待12

門司中央小学校の授業で意味付け復唱法の場面に出会った。

分数の定義を言わせる場面で、2人の発言のちがいについて考えさせていた。

なぜ、意味付け復唱法を使えたのか。それは、子どもの言葉に意味があると思って授業を

しているからである。

なかなか意味付け復唱法を使える教師は少ない。

意図的に復唱法を使うと授業は変わる。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]
意味付け復唱法が学べる本はこちら
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-568714-1

○付け法への招待140 あっ、わかった!

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志水塾東京学習会において○付け法の演習をした。
このとき、若手教員の○つけの場面でとても面白い場面があった。

A先生は、机間指導の模擬演習で教室を回っていた。そのとき、つまずいていた子ども役のところにやってきた。そこで思わずつぶやいたのが、
「あっ、わかった」と叫んだ。

これは、教師がその子のつまずきの原因が分かった!という瞬間の叫びであった。
なるほど、つまずきの原因が分かると教師も「分かった」といいたくなるものだと思った。
子どもに「分かった」と言わせたいのが○付け法、
でも、教師もつまずきの原因が分かると、「分かった」といいたくなる。
教師と子ども双方に○付け法には気付きの場面がある。

○付け法への招待139 ガッツポーズ

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○付け法への招待139

教職大学院の院生がサポータ活動として算数の授業をした。
分数の問題であった。
授業の途中では、子ども自身がノートに○付けをさせていた。
このときの表情は変わらなかった。

授業の後半で○付け法を実施した。
A子は、全部できていた。
院生がA子の解答に対して○付けをした。
その瞬間、思わずガッツポーズをした。
これが○付け法の効果である。
子どもは教師に認められたいのである。

○付け法への招待138 T小学校より

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福岡のT小学校より学校訪問のお礼にメールがとどきました。たくさんの先生からの文章がありましたが、1つだけ紹介させていただきます。

ある先生の報告です。
まず、○付け法について反省が書かれていました。

「○付けも、子どもが安心するため、笑顔になるためといった子どもの側に立って考えたものだったことを少し忘れていました。最近、答えばかり求めていたかもしれません・・・子どものノートの中にその子のいいところを探す心構えをもって、○付けするようにがんばっていこうと思い、この数日○付けをしています。」

そして、実践されました。その結果、

「毎日の授業で、子どもたちが分かった!楽しかった!という気持ちを持てるようにしていきたいと思いました。今日、授業で、「これ解くの、楽しい。」と声に出して、一人の子どもがニコニコしながらチャレンジ問題を解いていました。あまり算数が得意ではない子どもです。「よかったねー。」といいながら自分がとってもうれしい気持ちになりました。子どもがうれしそうにしていると、うれしいです。わくわくしている子どもたちの顔を見られるような授業ができるようになりたいと思います。」

と、変化されました。ありがたいことです。
こういう報告が来るとは。
授業診断や講演の後に、その後の報告が来ることが嬉しいのです。

○付け法への招待137 ウルトラマン

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○付け法への招待137 掲載

自力解決のとき、その答えが不安な子どももいる。このときは、○付けをすることによって答えを確定してあげる。すると、安心するととるもに達成感をもつ。このときも○付けは有効である。

まだ不安な子どもがいる。答えにたどりついていない子どもである。途中の式の段階で留まっている。一つ目の式はかけたけれど、二つ目が分からない。このとき、子どもは助言がほしいのである。その子どもにぴったりの助言がほしい。
まずは、途中まで部分肯定で「合っているよ」と認め、そして、助言のヒントをだす。これを○付け法では声かけと呼ぶ。この声かけで子どもが次ぎへの行動を開始する。そして、「できた!」と心の中で叫ぶ。このできた瞬間に○付けする。この場合の声かけは、苦労したことに対する温かい愛の声かけである。

上の場面は授業の中ではたかだか5分間のことである。
私は3分間で40人を回ることを目標にしている。
机間指導で教師はウルトラマンのごとくやりきろう。
子どもにとっては教師はウルトラマンである。

○付け法への招待136 「答えは1つ」を喜び合う

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○付け法への招待136 
算数・数学の面白さは「答えは1つ」であるということである。

社会科や国語では答えは1つとは限らない。

たった4行ほどの文章から条件が示され、そこから謎解きのように既知の知識や考えを使って1つの答えを生み出す。これはとても面白いことである。

授業の中で子どもは、自力解決を求められて、解決する。
答えが見つかった瞬間とても快感である。達成感がある。
このときに、間髪入れずに○付けをすると、子どもと共に喜びあえる。

答えは1つという算数数学の特性に対応する手だてが○付け法である。

写真で赤丸のはいったところが自力解決したところ。
赤線の下並びに右側の説明は話し合いの後に記録させたものである。

○付け法への招待 全員に声をかける

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○付け法への招待135

担任時代を振り返って、一日の終わりに、全員の子どもにひと言でも声をかけることができたであろうか。
なかなか難しかった。
小学校1年生の担任のときは、帰りに必ず握手をしていた。
これで声をかけることができた。
でも、普段は全員に声をかけたかというと反省の日々であった。

○付け法は、一時間の授業の中で5分間の机間指導のときに一人にひと言、声をかけることができる。
これほど効率的にかつまた愛情を注げることはない。
全員に声をかけたいという気持ちを実現しよう。

○付け法への招待134 子どもの○つけ、教師からの○つけ

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○付け法への招待 134
子どもが自分で○をつけるよりも、教師から○をつけてもらう方が断然優位。
これが分かると、子どもだけに○つけさせるのはもったいない。
教師も○つけした方が教師自身の喜びだから。

○付け法への招待133 採点の○つけから

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○付け法は、ともすると採点の○つけに陥りやすい。
答えがあっているかどうかを確認することは必要である。

では、答えが合っていない場合はどうするのか。
ここに教師の助言が必要である。
答えに導く助言である。
しかも、その子の思考に照らしてみて必要な助言である。

次に、答えが合った子どもに対してどうするのか。
単に、合っているよだけでよいのか。
自力解決の時間が余ってしまう。
すると、その子どもの付きへの思考に支援したい。
だから、ここでも教師の声かけが必要である。
理想は、自ら考えていく子どもである。
答えが合っていたら、わけをノートに記述する、問題から問題へと発展することを考える。
このような助言が不可欠である。

このように○付け法を捉えていくと、とても奥が深い指導法である。
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○付け法への招待132 汎用性

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○付け法、意味付け復唱法はどの教科でも通用する方法である。
それは、教科の根底にある考え方だからである。もっと言えば、教育の根底である。
子どもの知と心に○をつけること。子どもの発言を受け止めて切り返すこと。
どちらも全ての教科・特活などに通じる。

だから、1つの教科でもいいので、○付け法、意味付け復唱法をマスターすると、応用が利くのである。

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○付け法への招待131 レベルの話

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○付け法への招待  ○付け法のレベルを設定してみました。

かなりの段階があることがわかる。


マイナス100 ○付け法をすると、子どもがざわつく段階。一斉指導ができていない人は、個別指導に入るとくずれる。
マイナス90 声かけしても、「遅いなあ」「こんな問題もできないのか」「さっき教えただろ」「いやになっちゃう」とマイナスの言葉しか出ない人。
マイナス80 義務感でやっていて、笑顔のない人。
マイナス50 やたらと声かけの声が大きい人。物事にも限度がある。
マイナス30 スピードが遅い人。
マイナス20 一回見たあと、できていない子どもに対するフォローがない人。

マイナスの段階の人は、即刻○付け法は中止すること。それは志水式○付け法ではない。効果のでない○付け法は○付け法とは呼ばない。

レベル1〜5 練習問題の確認のために、問題の結果に対して即ち答えに対して○つけをする段階。
レベル10 練習問題で思考過程に応じたアドバイスができる段階。
レベル15 練習問題で部分肯定ができる段階
レベル20 練習問題で、素早く回ることができる段階
レベル25 練習問題で誰がどの問題でつまずいていたか、記憶に残る段階
レベル30 練習問題スピード、正確さ、実態把握、声かけができる段階
レベル50 「頑張っているね」、「やる気があるね」、「調子いいね」と関心意欲態度に対して声かけができる人。
レベル60 「いいね」「よかったね」と合っているかどうかの妥当性という観点で声かけでる人。
レベル100 「くり上がりメモがかけているね」、「ここに線を引くことができているね」、「まとめて考えたんだ」、「公式をもとにして考えたんだね」、・・・と数学的な観点から褒める言葉が出る人。
レベル200 自力解決の見通しの場面で、素早く実態把握できる段階
レベル300 自力解決で、スピード、正確さ、声かけ、実態把握できる段階
レベル400 自力解決でつまずいている子どもを救える段階。即ち、指導・支援の声かけができる段階。
レベル500 できている子どもをさらに伸ばす声かけができる段階。
レベル600 自力解決で、実態把握に応じてその後の授業展開を変えることができる段階

レベル100をこえると、授業がかなりよくなる。子どもも伸びる。
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○付け法への招待130  ○付け法がうまくいかない1

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「○付け法を取り組みはじめたけれどうまくいきません」という質問を受けた。

自力解決での○付け法か 練習問題の○付け法なのかと質問したら、練習問題だという。
だとすれば、すばり、その前の指導が悪い。
○付け法が悪いのではない。
その前の指導について解説しよう。

その前の指導とは一体何か。
自力解決したら話し合い、教師のまとめがある。
このとき、問題の解き方について、まとめる。
このまとめが弱い。・・・・第1の原因
まとめがしっかりしたと思っていても、それは教師の思いであって、子どもの思いではない。まずは、丁寧に解き方の説明が重要である。

次に、問題の解き方が理解されていないからである。あいまいな理解である。だから、解き方を実行しようとしても迷ってしまう。・・・・第2の原因
曖昧な解き方から確かな解き方へと移行したい。

では、どうすればよいか。
試しの1問をするとよい。
1問を解かせてみる。これで曖昧か、確かなものとなっているかを確認する。
このとき、声にださせて手順を言わせながらさせるとよい。
試しの1問は、同一問題もあるが、少し変えた問題もある。

試しの1問でも不確かな場合は、2問目をすればよい。

このあと、練習問題に移行する。そうすれば、練習問題での○付け法はかなり楽になる。
練習問題で○付け法をするには、90%の子どもが解き方を確実にできていることが前提である。
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○付け法への紹介129 小さな丸

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○付け法への招待129

○付け法ができない人は、もしかたしら子どもの丸が見えないのかもしれない。
なぜ、見えないのか。
スモールステップをもっていないからかもしれない。
だから、結果にしか丸をつけられないのかも。
教材のスモールステップ、子どもの学習形成のスモールステップ、どちらも必要である。

子どもの小さな丸を見つけることができないということは、自分の小さな丸も見つけることができないかも。

教師のあなた自身の丸を見つけよう。
すると、自信が生まれてくる。

○付け法は、子どもの丸だけでなくて、教師の丸も見つけることになる。
共にハッピーになる道である。

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朱書き

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「朱書きは、復唱法である」と同僚の中妻教授が話してくださいました。

その通りである。
なぜかというと、ノートに書かれている子どもの言葉を使いながらコメントするからである。
コミュニケーションの基本は、相手の言葉を使うことである。
しかも、相手が最も言いたい言葉を見抜き、それを使って切り返していくことである。

復唱法を使うと、あなたのコミュニケーション能力が磨かれることになる。


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音声計算練習の取り組み

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千葉県の鈴木啓子さんからメールをいただきました。
音声計算の取り組みについての報告です。

「新年度が始まります。私は、3月末を持って3年間お世話になったA小学校を去りました。離任式で学校長が、「啓子先生は、みなさんが今年頑張って取り組んだ計算大会を始めてくれた先生です。みなさんが賢くなるように、本読み計算や〜。」と紹介して下さいました。
 最後の見送りの時、他学年の保護者から声をかけられました。「先生が計算大会をやって下さったと、今日初めて知りました。ありがとうございました。そのお陰で、うちの子どもは、計算が速くできるようになりました。算数が得意になりました。」とお礼を言われました。「ありがとうございます。でも、それはお子さんが頑張ったからですよ。」と応えましたが、とても嬉しかったです。
 心の中で、志水先生にお礼を言っていました。先生のアドバイスを頂いて始めたことの成果が表れて、それも嬉しいことです。
 A小では、改善や工夫をしながら、新年度も継続してくれるそうです。私も、新任地でまずは自分のクラスで取り組んでいこうと考えています。
 今年度も先生のもとで勉強していきます。よろしくお願いします。」

音声計算を導入するに当たって鈴木啓子先生がいろいろと工夫されたからこそ、スムーズに全校としての取り組みになったと思います。
この取り組みの様子について、授業力アップわくわくクラブのメールブック『悠愉』11月号と12月号に載せました。会員の皆様には、再度ご確認ください。

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