最新更新日:2010/06/11
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閉校にはなりますが、4月以降もこのサイトは存続します。「過去の記事」の2009年度をクリックすると、見られます。更新するとはありません。アクセス、ありがとうございました。

練習

 7月30日、校内研修会があります。午前9時30分から始まります。

 その研修会の15分前、職員室では3人の職員がフラッシュカードを使っての練習をしています。一人が教師役、一人が子ども役、一人がストップウォッチを持っての計測役。

 校内研修会にフラッシュカードの提示方法を実演するために、学んできたことを練習して確認しているところです。27日の夜、奈良県へ出向いて学んでことを学校の研修会で紹介しようとしています。 
 職員室で声を出しながらの真剣な研修を繰り返しているところです。

 だめ出しをすると、上の写真は視線が下を向いている。中の写真はカードの位置が顔の前に来ている。
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さて本番は?

 練習を重ねて臨んだ研修会。さて、できばえのほどはどうだったでしょうか。

 写真上:ちゃんと視線はあがっていますね。子どもたちを見ながらカードを見せるのは練習をしないとできません。それも、一本調子ではなく、変化をつける必要があります。テンポが遅いのが難点でした。


 下の2枚は英語の模擬授業風景。

  on the chair
  by the chair
under the chair

 の練習を先にします。次に、大きな幕でいすとタオルを隠して、「Where is my towel?」と聞きます。そして、ちらっと見せると、子ども役の先生は「on the chair 」などと答えます。この英語の方は練習をしてなかったので、イマイチではありましたが、若い先生が一生懸命に模擬授業をすると、他の先生は大きな声を出して反応します。温かい雰囲気なのです。
 他にも、高校の物理の模擬授業も再現していました。研修会で学んだことを学校の校内研修で再現する(つまりアウトプットすること)と、学びがより確実になります。また、ほかの先生も、言葉だけの還流ではなく、授業を再現することでより分かりやすい研修会となります。
 観念論やスローガンではない研修を目指しています。
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実物投影機に思う・1

 7月になってから、2回のキャンプがありました。
 一つは答志島での全校キャンプ(2泊3日)。
 もう一つは美杉小との5年生の交流キャンプ。これは美杉町内の「美杉ビレッジ」で行いました。ねらいや重点はそれぞれ異なってはいますが、共通していることもあります。
 それはキャンプとはいえ、体験活動を自分の言葉でまとめるという「自己表現の時間」を確保したことです。
 答志島での活動は大半が感動的な体験活動でしたが、初日も、二日目も、食後、作文タイムを取りました。その日にあったことを、臨場感豊かに作文に書きました。いくら感動的な体験であっても、数日の日を置いてからまとめるとどうしても観念的になってしまい、リアルさが乏しくなります。宿で子どもたちが鉛筆を持って原稿用紙のマスを埋めました。
 
 5年生交流は水生生物の学習を行いました。雨天のため、川での活動はできなくなりましたが、その代わり講師の先生が水生生物を近くの川で採集してきていただきました。それを見ながらの学習です。
 この時に役立ったのが実物投影機(L-1n)です。この機器を美杉ビレッジに持ち込んだのは子どもたちが書いた用紙を見せながら発表させるためでした。そのことにも使いましたが、それよりも水生生物を拡大して投影したことは本当によく分かりました。毎日、学校で実物投影機を使っており、その良さは十分に分かっているつもりでしたが、1cm前後の小さな生物を大きく拡大して投影すると、生物の形や動きがまるで手に取るように分かります。写った映像を講師の先生が指さしながら、説明してくれます。

 図鑑での学習よりもはるかに分かりやすい。いや、図鑑どころか、実物が小さいので、少人数とはいえ全員が同時に見ることはできません。仮に一人ずつ実物を見ても、「見る」ということだけで、「分かる」には至りません。「分かる」ためには「見ながらの説明」が必要です。それが可能なのは、実物投影機で拡大した場合だけです。
 実物投影機のすごさを再確認しました。

 下の写真は頭と触覚を出しているところがはっきりと分かります。これは肉眼で見ることは不可能でした。
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実物投影機に思う・2

 先に書いたように、子どもたちが発表するときも、実物投影機は活躍しました。
 子どもたちは一人ずつB4サイズの用紙に、水生生物について学んだことをまとめます。そして15名全員が発表します。実物投影機がなければ口頭での発表になり、発表する内容があまり伝わりません。
 ところが、黒板のスクリーン(木の黒板だったので持参したマグネットスクリーンは使えません。白い模造紙を使いました。十分です)にまとめの原稿が写っているので、その中からいくつかにしぼって発表すると、発表者も気が楽です。文字が聞き手に伝わっているという安心感がありますから。聞き手は顔を上げてスクリーンや発表者の方を見ています。当然、集中力も高くなります。聞き手の興味をも引きつけます。

 実物投影機の利点はこれだけではありません。かなり光学の倍率が高いので一部分をクローズアップして見せることが出来るのです。子どもたちの発表の後、聞き手が挙手して感想を言います。子どもの感想の後、私も全員にコメントを付けました。その時、発表原稿の一部をアップにして写してもらいました。

 たとえばこんな場面がありました。ある児童が「鮎はケイ藻を食べていると教えてもらいました。今年はケイ藻が少ないので、鮎は小さいです」とまとめに書いてありました。
 私は次のようなコメントをしました。「講師の先生に教えてもらったケイ藻という言葉をさっそく使っているのがいいですね。翔太君はそれだけではありません。今年は鮎が小さいということをお父さんから聞いていたようです。その時にはケイ藻という言葉はでてこなかったようですが、昨日教えてもらったこと、つまり鮎はケイ藻を食べるということとお父さんが話していた『今年の鮎は小さい』と言うことをつなげて、書いています。それが『今年はケイ藻が少ないので鮎は小さいです』というところです。このように教えてもらったことだけをまとめるのではなくて、すでに知っていることと関係づけてまとめができたところがたいへん素晴らしい」と。私は模造紙のスクリーンに大切なところをアップで写してもらいながら、このコメントを言いました。

 このようなことは、仮に事前に子どもの原稿をマス刷りして全員に配ってあったとしても、その中の一部に子どもを全員集中させることは難しいです。実物投影機を使うと、それが簡単にできるのです。大事なところをさらに大きく写すというシンプルな作業をするだけです。シンプルであるからこそ、操作する方も、聞く方も分かりやすいのです。「シンプル イズ ベスト」と言えるでしょう。 

 写真上:黒板に写っている「まとめ」をしっかりと見ていることが分かります。
 
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1学期終業式・1

 平成21年度の太郎生小学校の1学期が今日で終わります。無事に1学期の課程を終えることが出来ました。これも児童のがんばりに加えて、保護者の皆様の協力のおかげ
です。ありがとうございました。

 1学期を語るとすると、「答志島宿泊体験」という全校児童が参加した2泊3日が大きな出来事でした。何度も「たろうっこ」などで話題にしました。
 この行事の最大の意味は公立の学校の全児童が参加したことにあると思っています。太郎生地区で生活している6歳から12歳までの子どもたちが「全員」答志島に行ったのです。
 学校行事だからこそ「全員」が参加し、貴重な体験をすることができました。しかも、6年間の年代の子どもたちが体験しました。10年先、あるいは20年先、どこかで会ったときに「答志島宿泊体験」の思い出を語り合えるかもしれません。太郎生で育った子どもたち共通の「文化」の一つとなれば、私たち職員にとってもこんなにうれしいことはありません。

※終業式の子どもたち。この並び方、姿勢。特別な指導は一切していません。集まったときはきちんとするということが常識なのです、太郎生小の子どもたちには。
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1学期終業式・2

 学校は当然のことながら学力を向上させることが大きな役割です。学力は「習得」「活用」「探求」と分類されることがあります。
 太郎生小学校では「習得」(基礎学力)をより確実にするためにパワーアップタイムを特設しました。内容の充実に向けた研修も重ねました。
 そこで反復習熟学習を行うことと音読と取り入れ、脳の活性化を目指してきました。「脳トレ」理論を学校教育の中に取り入れたものです。
 すると、結果的にはねらったことの他にも、「大きな声を出せる」「覚えることで自分に自信が持てる」などという成果が出つつあるように私は受け止めています。
 夏休み期間には、パワーアップタイムを振り返り、整理してみるつもりです。
 こういった学習で培った力を、活用・探求にどのようにつなげるのかという課題もあります。
 太郎生小学校はここに書いたように学校本来のあり方を職員みんなで考えることができるのです。それは保護者が学校を応援していただいているからこそ、私たち職員も、日々の実践を充実させるための「ゆとり」が生じています。
何度も書いていることですが、保護者が学校を応援していただくことが、子どもたちの教育の充実につながっています。ありがたく思っています。
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アクセスに深謝

 3日間ののべアクセス数は752です。1日平均250です。驚異的です。キャンプ以前は最高が103で、平均は50でした。短時間に繰り返しアクセスしても、カウンターは上がらない設定になっています。実際のアクセス数はこの数倍はあるかと思われます。

 金曜日の夕方、何人かの保護者が、「新しいのがあるかなあと思って、何度もホームページを見ました」と聞かせていたいただきました。7月8日〜10日の間の太郎生小のホームページは明確な目的があって発信していました。答志島での活動の様子を知っていただき、保護者に少しでも安心してもらいたいというねらいがありました。子どもを2泊も学校行事に預けるということは、保護者にとってはたいへん心配なことです。学校を信頼して預けていただいているからこそ、私たちはその信頼に応えたいと思いました。それは一番には子どもたちの安全です。しかし、せっかくの体験活動です。なにもしないでおいての「安全」とは違います。いろんな海辺での活動があるのです。リスクを最小限に抑え、万一の場合もすぐに対応できる体制をとる必要があります。重いAEDも養護担当の教員が持ち歩きました。
 もう一つは情報です。「便りのないのは良い便り」といいういいつたえがあります。確かにそれは一面の真理ではあります。しかし、子どもたちの活動が分かるということに勝る安心感はありません。ホームページの写真は全員が平等に写っているわけではありませんが、どのようなことをしているのか、ある程度分かっていただくことが出来ます。
 だからこそ、驚異的なアクセス数がありました。反応は太郎生小の保護者だけではありません。白山町のある校長先生からはホームページを見ていただいた上で、3回も激励のメールをいただきました。他校の行事を応援していただいたこと、嬉しく思うと共に元気をいただきました。
 
 昨夜は更新をさぼってしまいました。ご期待に添えられなくて申し訳ありません。今日は、美杉中学校の野球の応援に行きます。夜、更新します。見ていただいてない写真もたくさんありますので、アクセスしていただければ幸いです。
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驚異的なアクセス

 今、鳥羽の宿から更新しています。

 今は宿もICT環境が進んでいます。電話で聞いたときに「LANができます」と言うことだったので、パソコンとケーブルだけを持ってきました。すると、無線なのです。持ち込んだノートPCは無線は内蔵していません。カードもなし。

 まいったなあと思っていると、心優しい宿のご主人は無線用のカードとドライバを準備してくれました。おかげで、今、部屋からアクセスができるようになりました。

 太郎生小のホームページを見てびっくりしました。アクセス数が180なのです。考えられない数字です。短時間に繰り返しアクセスしてもカウントはあがりません。なのにこの数字。

 この答志島での宿泊体験の様子を、ホームページやメールで速報しているのは保護者の皆さんに活動の様子を知っていただくとともに、子どもたちが元気に過ごしていることをお知らせする義務が学校にはあると思ってのことです。3日間、大事なお子様を私たち職員に預けていただきました。3日後、元気に帰ることが一番ですが、同時に途中経過をも知っていただかなければなりません。
 幸い、今はホームページとかメールというすぐれた手段があるので、それをフルに生かして発信しています。
 写真を見ていただきたいと思っています。

 上は鳥羽の佐田浜港。下は船に乗るところです。


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キャンプ

 明日から3日間のキャンプ、行ってきます。保護者の皆さんには準備など、たいへんお世話をおかけしました。ありがとうございました。

 国の「豊かな体験活動」という活動の一環です。まさに「豊かな体験」をしたいと思っています。

太郎生小学校研究発表会のご案内(11月17日)

 太郎生小学校ではこの秋、教育関係者の皆さんを対象に「研究発表会」を行います。お忙しい時とは思いますが、ご参会いただきますように案内させていただきます。


研究主題 「基礎学力の向上を目指して(モジュール学習とICT活用を通して)」

1 日時 平成21年11月17日(火)  13:30〜17:00


2 会場  津市立太郎生小学校   〒515-3536 津市美杉町太郎生2128-1 
電話 059-273-0324    Fax 059-273-0746
Email:273-0324@city.tsu.lg.jp  
     
3 主な内容
     ・パワーアップタイム公開(全学級)
     ・全校合唱
     ・太郎生小の研究内容提案(模擬授業などを通して)
     ・シンポジウム「ICT活用の第1歩は実物投影機から」(仮)
パネリスト 
               堀田龍也先生(玉川大学学術研究所・准教授)
               玉置崇先生(愛知県教育委員会義務教育課・主査)
               中村武弘先生(三重大学教育学部附属小学校・教頭)
               中林則孝(本校・校長)

4 研究発表会についてのPR
 太郎生小学校は児童数38名、複式学級を2個有するへき地小規模校です。
 新指導要領では「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ」(総則より)とあります。そのために私たちはパワーアップタイム(モジュール学習のこと)を毎日行い、反復習熟学習での定着を図っています。同時に、朝の音読では脳の活性化をねらっています(川島隆太・東北大学教授の理論)。また、ICTを活用することで、分かりやすい授業を目指しています。
 シンポジウムの3名のパネリストは情報教育の分野で全国的に活躍されています。パソコンのスキルに偏った教育ではなく、子どもの学力を伸ばすにはどのようにICTを使うことができるのかということについて「本音」を語っていただきます。きれい事や建前論に終わらないシンポジウムをパネリストの皆さんにはお願いしています。
 全体会では太郎生小学校の子どもたちの全員合唱を聴いていただきます。心を込めた歌声はきっと参加していただく皆さんの心に響くと確信しています。
 今回の太郎生小学校の発表会の柱は「パワーアップタイムの授業公開」「3人の最高のパネリストの本音の議論」「太郎生小学校児童の歌声」です。
 ご参加をお待ちしています。
 
5 参加申し込み
 Fax、電話、メールのいずれかでお願いします。締め切りは10月30日です。

※このサイトの右下の「データ」の中にからダウンロードしていただけます。
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PTA他
3/20 中学生コーラス練習(午後7時。体育館で)
3/21 太郎生小学校閉校式(午前9時から) 閉校記念行事(午前10時から)

学校便り

データ

津市立太郎生小学校
〒515-3536
三重県津市美杉町太郎生2128-1
TEL:059-273-0324
FAX:059-273-0746