最新更新日:2010/06/11 | |
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最後の運動会に寄せてこれまでも触れているように、子どもたちには「最後の……」ということはあまり意識させることはしていません。今年、閉校するということは、大人の側の事情であって、子どもたちが選んだわけではないからです。子どもたちは日々しなければならないことがたくさんあります。 運動会にしても、そうです。徒競走や演技、係活動や応援など、本来の運動会としての役割があり、そこに集中してほしいと願ってきました。子どもたちに余計な負担を強いるような、「最後の運動会」のための出し物はあえてしませんでした。 今年の教育活動はすべてが「最後の」ということになりますが、運動会は保護者や地域の皆さんの関わりが大きいので、少しだけ「最後の運動会」を演出しました。 それは閉会式の後の合唱と行進です。運動場は歌う場所でありません。でも、子どもたちが大きな口でしっかりと歌う姿とその声を、保護者や地域の皆さんにみてほしいと思いました。そのため、本部側ではなく、観客席の方を見て歌いました。本部側に座っておられた方にはもうしわけなかったです。 そして、いよいよ最後の行進です。私は校舎と反対側のところ、鉄棒の前辺りで行進を見守りました。校舎をバックに、胸を張って、手を大きく振って歩く姿をしっかりと脳裏に焼き付けました。 太郎生小学校の教育を応援して支えていただいている皆さんにとっては、感慨深い運動会になったことと思います。私の3人の子どもはある年の運動会では、1年・4年・6年に在学していました。開会式のときに、3人の姿が1枚の写真に収まるように写したこともありました。15年も前のことです。 保護者や地域の皆さんにも、たくさんの思い出があるはずです。 平成21年度の運動会。さびしい気持ちはありますが、子どもたちが新しい出合いを求めて4月から美杉小学校に通い、そして新たな場所で、新たな仲間と運動会をすることになります。 子どもたちは常に明日に向かって歩き続けています。運動会は終わりました。しばらくの余韻に浸った後は、次のことに向かって子どもたちと職員は歩みを続けます。 運動会が終わりました
皆さん、お疲れ様でした。太郎生小学校の運動会が終わりました。
今年は確かに太郎生小学校としては最後の運動会になります。しかし、子どもたちに負担を強いるような特別なことはしませんでした。本来の競技や演技をしっかりとやればいいと考えていました。 そして、低学年も、高学年も、例年以上に素晴らしい演技だったと思います。 そんな素晴らしい運動会が最後となることはきっと今後につながるはずです。 最後に合唱を聴いていただきました。また、胸を張って運動場を行進する姿も太郎生の皆さんに見ていただきました。 今年、こんなに感動的で、素晴らしい運動会ができたことを、13名の職員も心から喜んでいます。 保護者や地域に支えられた学校であることを実感しています。 本当にありがとうございました。中林 中学校の人権学習から
9月18日(金)、美杉中学校の3年生が人権学習として、奈良県の西光寺と水平社博物館に行きました。小学校も人権学習を進めており、その研修の一環として、私も同行しました。
西光寺の清原さんの話が1時間あまりありました。清原さんの話を聞くのは2回目です。今回も素晴らしい。まさに感動的でした。人権の話を聞いて、感動するというのも変かもしれませんが、語りが柔らなく、心にすっと入ってきます。「自分を大切にしていますか。自分を好きにならないと、他の人をも大事にできないですよ」というようなことを、分かりやすいたとえを使って話してくれました。 どうしてこんなに分かりやすく話ができるのだろうかと思いました。 もう一つ驚いたこと。それは美杉中の3年生の聞く態度です。 写真を3枚載せました。どのアングルから撮っても、いつ撮っても、こんな姿なのです。太郎生小の子どもたちの集中する姿とまったく同じです。小学生と比較するのは、中学生には失礼かもしれませんが、太郎生小の子どもたちの聞く態度や姿勢は職員の私たちが見ていても、驚くほどの集中度です。中学生の皆さんがまったく同じであることに、私はためいきがでるほど、心を動かされました。 そのことを、美杉中の校長先生に話すと、「バスの中ではみんな真剣に合唱コンクールの歌の練習をしていた」というのです。これにもびっくりしました。 運動会直前の忙しい時期ではありました。でも、本当に同行させてもらって良かったと思いました。小学校の職員研修ではその様子を報告する予定です。 通学路14日(日)の午後9時ごろ、PTA会長から電話がありました。「今、巣のところで何人かの保護者と話をしています」ということです。私は自宅にいましたから、「数分待ってください」とお願いして、すぐに駆けつけました。 すると、懐中電灯を持って、巣を見ながら、相談中です。地区委員さんとも電話で話をしていただき、通学路を変更することにしました。他にも、何カ所か、必要な家に電話していただきました。 お礼を言って自宅に戻った後、私は教頭に連絡し、その後、「太郎生小連絡メール」で通学路の変更のことを流しました。こんな連絡は、メールは確実です。しかも、夜遅い時間であっても、それほど迷惑にはならないと思います。 さて、翌15日、つまり今日の朝。子どもたちに通学路の変更を伝えることと、登校の安全を確認するために、集合場所に行ったところ、すでに2人の職員が登校指導をしてくれています。私が個別にお願いしたわけではないのですが、連絡メールを見て、自主的に集まってくれたようです。 太郎生小学校はこんな職員が集まった学校なのです。 詩の授業
9月11日の6限目、詩の研究授業を中林がしました。運動会の練習真っ盛りの中の6限目。5限目は汗をかいて組み体操の練習をしていた4年生。
いえいえ、これを言い訳にするつもりはありません。教材も、学年も、授業の時間も、すべて校内研修担当者の指示通りにさせていただきました。これも「言い訳」ではありません(^^;) 事実を書いただけです……。 「ぼく」という教材は初めて見ました。かつては教科書にありませんでした。 最初は「音読」から入ります。変化を持たせるために「たったひとり」と「たったたった一人」の強弱を考えるところの活動を入れました。 教材の提示は実物投影機で詩を写します。全文を写すのではなく、1行ずつ見せます。これは新機能の「マスク」を使います。リモコンで簡単に教材を隠したり見せたりできます。授業後の検討会でも、このマスク機能のことで盛り上がりました。文字が動くわけでもないし、色が変わるわけでもありません。一部を隠すだけです。でもそれは授業ではとても有効なのです。「分かる授業」「考える授業」に寄与します。 音読の後、初発の感想を原稿用紙に書きます。さらに黒板に書いてみんなの意見を読み合いました。黒板に書くときは原稿用紙を持っては行きません。自分で考えた言葉ですから、書けるはずなのです。「子どもを鍛える」というねらいがあります。 授業についての先生たちの感想は「子どもが鍛えられていた」「しっかりと勉強しようという子どものこころがまえがあった」「実物投影機の新機能が便利そうだった」などというものでした。 授業者ではなく、子どもがほめられるのは、よいことなのでしょうね(^^)/ 原宿のお店?
Tシャツを見る保護者。PTA企画委員会終了後のこと。
コメントはあえてしません(^^;) |
津市立太郎生小学校
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