花曇りの中で、記念の庭の桜が満開を迎えました。春雨に打たれて、散り急ぎそうです。

　先日お知らせしましたように、令和元年度末の人事異動で、４名の職員が転出致しました。勤務期間の長短はありますが、子どもたちに温かく熱心にかかわってくださりありがとうございました。
　また、臨時休業と春休みのため離任式を行うことができず、子どもたちとはお別れができないままとなったことをお詫びいたします。４名の職員が、保護者や地域の皆様に大変お世話になり、感謝しておりましたことをお伝えいたします。

　3月24日(火)、文部科学省から新学期の学校再開に向けたガイドラインが通知されました。各校舎玄関に消毒液を設置していますので、来校の折には手指の消毒をお願いいたします。子どもたちも、新学期以降当分の間、登校時及び休み時間等出入りの際に消毒するようになります。
　さて、異動発表の続報ですが、高橋侑希先生が西庄小学校から転入されます。この度の異動発表の一覧は、学校だより「国府の里」年度末号に掲載してお知らせいたします。

　府中小PTA育成部長より連絡があり、例年４月上旬に行っていた新中学１年生対象の自転車教室について、坂出市から４月５日まで学校開放を行わないとの通達があり、中止するとのことです。子どもたちの中学校への自転車による登下校の安全面を考えると残念です。各家庭で、左側の一列通行やヘルメット着用などの指導をお願いします。

　明日、２５日（水）から臨時休業期間が終わり、学年末・学年始休業日（春休み）に入ります。子どもたちには長期休業中にしかできない体験をしてほしいのですが、これまで同様、人混みは避けるなど、新型コロナウイルス感染症に注意して行動するようお声かけをお願いします。
　また、４月以降の行事が気になるところと思います。現在、学級担任が各家庭にお電話でお知らせしているところですが、始業式は予定通り、４月６日（月）です。この日は給食はありませんが、翌日の７日（火）から新２〜６年生は給食開始の予定です。
　入学式についても予定通り８日（水）に行いますが新入生と保護者と関係教員のみで行います。２５日（土）に予定していた授業参観も市内全小・中学校の取り決めにより中止です。PTA総会等については今後本部役員の方々と協議いたします。その他、家庭訪問や校外学習などについても決まり次第ご報告いたします。
　春休み休業中の生活と学習についてお願いがあります。以下のURLをクリックして内容をご確認ください。

春休みの学習について（府中っ子学びサイト）
→　http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/3710001...
春休みの生活について
→　http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/3710001...

　坂出市の小中学校は臨時休業のため、修了式も中止と致します。
　また、臨時休業は本日までとなり、明日からは学年末休業に入ります。しかしながら、全国的に新型コロナウイルス患者の収束の兆しが見えず、隣接市での感染が確認されたこともふまえ、中学校の部活動は自粛を継続するようです。小学生の皆さんも、今しばらく手洗いを心がけ、室内換気を十分に行い、健康な生活を送れるように気をつけてください。
　昨日から、担任の先生方が皆さんの自宅に電話をかけています。元気な声が聞けて、先生方の声も弾んでいます。また、東条教頭先生や生徒指導主事の杉山先生が学校ホームページにリンクを張る準備をしてくださっています。楽しみにしていてください。

　午後２時に発表されました。インターネットからもご覧になれます。
　本校の転出者は、國友良純先生（退職）、濱本美夏先生（退職）、小枩智香先生（まんのう・長炭小へ）、佐藤文香先生（吹田市立東佐井寺小学校へ）です。お世話になり、ありがとうございました。
　転入者は、薄井志保先生（瀬居小から）、幸田里咲先生（丸亀・城辰小から）、國友良純先生（再任用）です。どうぞよろしくお願いいたします。
　明日の発表もありますので、分かりましたらお知らせいたします。

　２３日は県費職員の異動発表、２４日は市費職員の発表があります。別れの季節を彩る桜になりそうです。

　楽しかった幼稚園の生活を名残惜しく思い出しながら、「思い出のアルバム」を歌いました。その後、新しい府中こども園に向けて第一歩を踏み出す気持ちも込めて、「みんなのオリンピック2020バージョン」を子どもたちが披露し、会場の大人全員が活力をいただきました。アットホームで希望に満ちた閉園式となりました。４月からのこども園は、地域の子育て支援センターの役をも担います。皆様、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
　２６日は、府中保育所が閉所式を行います。

　８５年間にわたって就学前の子どもの教育を担ってきた府中幼稚園が、閉園の時を迎えました。3月19日(木)には、市健康福祉部こども課主催による閉園式が執り行われました。感染症予防対策のため来賓の隣席はなく、園児と保護者のみの参加となりました。
　綾市長さんの式辞に続き、園長が閉園を宣言しました。

　卒業生の皆さん、これからは地域の一員として在校生にたくましい背中を見せる存在となって、活躍されることを期待しています。府中小学校も、校歌が謳う「日ごと栄えゆく府中校」を目指し、皆さんの誇れる母校であり続けたいと思います。

　それら内情をおもんぱかり、動向を見守ってくださった保護者の皆様に心より感謝申し上げます。これまでも、府中小学校は保護者や地域の方々のこのような大人の品格、分別に支えられてきました。ありがとうございます。

　臨時休業中、教職員は通常の勤務です。授業がなくなった分、未履修の学習内容と教材等を一覧表に整理して次年度に引き継ぐ準備や、卒業式や新年度の環境整備を進めていきました。最初の１週間は健康観察対応に半日以上かかり、翌週は環境整備に取り組み体育館や校舎内のワックスがけ等行いました。卒業式が実施できる前提で、式次を見直して代わりに何ができるかをそれぞれ担当者が工夫を凝らしました。６年担任は、週末も児童に返すもの、渡すものの整理に費やしました。また、長期休業とは異なるため、感染症予防の観点からも弁当持参で校外に出ることは極力控え、教職員が全員卒業式に参加できたことは一安心でした。

　臨時休業前日には、２日後に予定していた６年生を送る会の代わりに、急遽送辞と答辞を送りあうことにしました。５年生をリーダーとして、在校生が精いっぱい卒業生を送り出そうと、心をこめて門出を祝いました。この温かい人間関係を大切にする校風が、卒業生から在校生に受け継がれるよう職員一同尽力してまいります。

　保護者の皆様には毎朝の健康観察等お願いし、次第に国内の感染者数が増加する中、挙行までの日々は多々ご心配をおかけしました。自宅で過ごすお子様のサポートもあり、大変な２週間だったと思います。縮小した卒業式にもご理解いただき、本当にありがとうございました。

　６年間を通して、自分のよさや課題と向き合う時間をもちました。そして、課題解決には小さな努力の積み重ねが必要であることを、繰り返し体験してきました。これからも、何があっても諦めず、今できる最善の方法を考え、自分が納得できる人生を紡いでいってください。

　ウイルスから自分を守る身近な方法が、基本的な手洗い、室内換気であるように、小学校生活で身に付けてきた様々な基本的な学びが、今後出会う様々な課題に対しても子どもたちを支え、守ってくれると信じています。

　この数年、各地の自然災害による生活への影響を見聞きし、南海トラフ地震への備えとして防災教育にも重点を置いてきました。今回、子どもたちの衣食住は保証され、インフラの被害はありませんが、災害に近い状況と感じました。この２週間は、穏やかに日常生活を送れることへの感謝と共に、万事基本が重要であると再認識しました。

　例年卒業式の練習期間で子どもたちとの別れを惜しみつつ心の準備を整えていたものが、今年は突然の別れのような感覚でした。２週間ぶりに登校した子どもたちは、限られた時間の中で今できる最善を尽くして自分たちの卒業式を作り上げる気力に満ちていました。そのたくましさに、頼もしさと喜ばしさを感じました。

　式後、体育館で行う予定だった謝恩会を、記念の庭で行いました。校内で待ってくれていた家族や兄弟も合流し、皆で卒業を祝って記念撮影をしました。歴代担任にとってうれしいひとときをありがとうございました。