下品野小学校には、以前、藤棚が二つあったと言うことですが、現在は、グランドの東側に立派な藤棚が一つだけ残っています。「昭和５１年度卒業生一同」と書かれていることから、卒業記念植樹で植えられたもののようです。３０年以上の月日が経ち、鉄製の棚が腐蝕し、あちらこちら折れてきているので、緑陰を楽しむことよりも、危険な状態になっていました。撤去する話も出ていましたが、毎年、美しく花を咲かせてきた藤だけは、何とか守っていきたいと市に相談したところ、春休み中に補強パイプをつけてもらうことができました。補強工事のためにやむなく枝をたくさん切りましたので、写真のように花穂も短く貧弱ですが、花が咲いてくれたことがとても嬉しく、生命力の強さに感動しました。あと１０年は大丈夫だと保証して頂きました。