最新更新日:2024/05/24
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南風あったかげん記−721−

☆★☆ アンサンブル発表会 ☆★☆
 お知らせしたとおり、今日は丹葉地方吹奏楽協議会主催のアンサンブル発表会でした。丹葉地方吹奏楽協議会というのは、丹葉管内の中学校(含 滝中学校)15校の吹奏楽部で作っている、丹葉地方小中学校長会の一組織で、私が会長を務めています。
 立場上、始めと終わりの挨拶を務めることになっています。ここでは、終わりの挨拶の一部を紹介します。例によって、いつもアドリブですので、多少の違いはお許しを…。
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 みなさん、天井、側面を見てください。個性的な建物ですね。(扶桑文化会館は)昔の芝居小屋をイメージしたものです。これは、誰かが考えたのです。それを、「設計」といいます。そして、だれかが、設計図に合わせて建物を「建築」したのです。音楽でいうと、「設計」が作曲家、「建築」が演奏家です。
 「設計」には2種類あります。大雑把な設計をし、白い模型を作り全体のイメージをつかむのが「基本設計」、それでよしとなれば、細かなミリ単位の百ページ以上にわたる設計をするのが「本設計」です。
 「楽譜」は、音楽の設計図といわれています。それでは、楽譜は、「基本設計」でしょうか「本設計」でしょうか?みなさん、どう思います?
 実は、楽譜は「基本設計」なのです。フェルマータ(音を伸ばす記号)といっても、何秒の伸ばすかわかりません。フォルテやピアノといっても、どれほど強く、弱くしてよいのかもわかりません。あいまいなのです。そんなあいまいさで建物を建てたら、地震で壊れてしまいます。
 そのあいまいな設計に解釈を加えて色を着けるのが、大きな合奏なら指揮者であり、アンサンブルならみなさん自身なのです。
 今日は、客席で全チームの演奏を聴きました。まだまだ色の着いていない、基本設計段階の演奏が多くありました。ぜひ、みんなで話し合って、色を着けていってください。
 いくつか印象的な演奏がありましたが、特に心に残ったのが、演奏順11番の江南西部中学校SAX二重奏でした。
 シンプルな曲でしたが、アンサンブルがしっかりとできていました。やるべき事ができており、「あっ、これで良いんだ」と思いました。
 2人で合わなければ、3人では絶対に合いません。3人で合わなければ、4人で合いません。少人数で合わなければ、全員の合奏で合うわけはありません。もしかして合ったような気がするのは、実はごまかしているのです。開会式で、「アンサンブルは合奏の基礎」と言ったのは、そういうことです。
 まず、少人数で合わせること、そこから合奏は始まるのです。(以下略)
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 と、口で言うのは簡単ですが、実際には難しいものです。今日をきっかけに、少しでも向上のきっかけになれば幸いです。
写真は、今日のゲスト演奏、愛工大名電高校吹奏楽部3チームのみなさんです。
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