最新更新日:2024/06/18
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医療関係者の皆さん、ありがとうございます!  がんばろう日本! がんばろう南中!

南風あったかげん記−510−

☆★☆ 涙の意味 ☆★☆
 ファイヤーが終了しました。雨雲が避けて通るほどの熱気でした。終わった後は実行委員は皆泣いていました。その意味は達成感から来る満足感だと思ったのですが、主任の浅田先生はこう意味付けをしたのです。
「みんなが協力してくれた、私たちに応えてくれたことがうれしくて泣いているんだよ。」
そうか、さすが子ども達のことをよく見ていると、感心させられました。そして、どういう方向に子ども達を育てようとしているかがその一言でよくわかりました。2年生。素晴らしい集団に育ちつつあります。


南風あったかげん記−509−

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南風あったかげん記−509−
☆★☆ 音読の魅力 ☆★☆
 「おおきなかぶ」というロシア民話はご存じですか?
おじいさんが畑に種をまくと大きなかぶができた。収穫しようとするが大きすぎてひとりでは抜けない。おばあさんにも手伝ってもらうがそれでも抜けない。孫娘、犬、猫にも手伝ってもらうがそれでも抜けない。ネズミにも手伝ってもらいようやくかぶは抜ける。という話です。
 バリエーションがあり、「一本脚」が登場したり、最後にネズミがかじって株が抜けたりする話もありますが、日本では「うんとこしょ どっこいしょ」の訳で一躍有名になり、教科書にも登
場するようになりました。
 さて、「おじいさんは、かぶを甘いと知っていたでしょうか?知らなかったでしょうか?」
 今日は、ホテルアソシアおもしろ学校第2回の授業がありました。講師は、曽野小学校の高橋宏滋先生で、音読をテーマにした国語の授業です。その一部で、この発問がありました。
 実は、文字面だけでは判断できません。しかし、「甘いと知っているか」「甘いかどうか分からないか」で、セリフの読み方に大きな違いが出るのです。 そして、実際に声に出して読んでみると、甘い
方が物語としてふさわしいと分かってきます。それが文学なのです。
 これは、俳句のような17文字でも、長編小説でも同じでしょう。論理的な理屈でなく、どちらが文学としてより人の心を打つかが問われるのです。
 今日の高橋先生の授業では、どちらがより文学性が高いかを、音声表現を通して確認する授業でした。内容は、実は奥深いのですが、楽しいうちに過ぎていきました。まさに、「音読恐るべし」という授業でした。次回は、私が世界地理の授業をします。


南風あったかげん記−508−

☆★☆ 人と人との出会いとは… ☆★☆
 今日の修学旅行中継でもお知らせしましたが、今日のほうとう選択チームは、3号車で魚眠荘へ向かいました。わずか寄せ集めの生徒17名と教師2名だけです。その折にバスガイドの川口さんに尋ねました。川口さんはこの春に高校を出たばかりです。
「なぜバスガイドになろうと思ったのですか?」
 小さい頃、北海道を旅行の際に気分が悪くなり、ガイドさんがとなりに座って介抱してくれ時以来、バスガイドに憧れていたそうです。
「どのような試験があるのですか?」
 漢字、都道府県名などの筆記試験、他は面接で、志望動機、通勤か寮かなどを聞かれたそうです。
「どのような勉強をするのですか?」
 まず、自分でコースの図を書き、その沿線で見所を書き込むのだそうです。それを先輩に見てもらい、練習するそうです。また、発声練習もします。
「高校時代はどのような部に入っていたのですか?」
 軽音楽部でボーカルをやっていたそうです。この言葉に反応した生徒から、次々に歌のリクエストが出て、バス内は一気に盛り上がりました。所属バンド名やネット検索の仕方なども教えてもらいました。
 このほかにもやりとりがありましたが、川口さん自身、「こんなガイドは初めてです。」と、感激していた様子でした。
 人と人との出会いは偶然です。今回は、各クラスから集まった生徒と教師19名だけです。しかし、確実に共感、さらには友情に近いものまで芽生えかけていました。コミュニケーションを重ねて、川口さんの生き方に迫れたのです。
 こうなると、出会いは偶然だとしても、その後の展開は方法があると感じました。
 将来の人生を決めるのは、必ずしも偶然だけではなく、必然の要素が大きい。そう感じた3日間でした。

南風あったかげん記−507−

☆★☆ キューバ大使館 ☆★☆
 私の中では、今回の修学旅行のメインは、今日のキューバ大使館訪問でした。
 ご存じのように、キューバはソ連崩壊後にも残る数少ない社会主義国です。先にも、「社会主義は不可侵」と憲法上確認しています。そのために、キューバ大使館を訪問できるチャンスは、私を含めた11名にとって、今後まずないことでしょう。
 今回は、外務省の直接の担当者である中南米局中米課の角田さんに仲介していただきました。生徒にも紹介しましたが、外交官と呼ばれる人が若くてきれいな人なので驚いていました。職業に対するイメージがまた広がったのではないでしょうか。
さて、キューバは岩倉市にとって、愛・地球博のフレンドシップ国です。南中でも、そのメモリアルイベントとして、南中ふれ愛まつりの際には、キューバ関連のイベントを計画しています。今回の大使館訪問も、その準備のためなのです。
 ところでみなさん。みなさんはキューバについて、どれほどご存じでしょうか。
 この校長日記では、今後、キューバについての情報を紹介していきたいと思います。キューバは、南北アメリカと西欧、アフリカの融合点です。キューバを理解することは、多くの国を理解することにつながります。ぜひ、フレンドシップの国、キューバについて関心をもってください。

南風あったかげん記−506−

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☆★☆ 国会見学 ☆★☆
 修学旅行1日目。今のところ順調に進んでいます。中継しましたように、国会議事堂を見学に行ってきました。
 私は、日本中で一つこれを見るなら?と問われるなら、迷わず「国会議事堂」と答えます。その理由は、一つは主権者たる日本国民の一員だから。二つ目は簡単に見ることができないところだから。そして三っつ目は貴重な文化財だからです。
 理由1が最も重要であることは言うまでもありません。歴史の学習とは、ほとんどが政権奪取の流れの学習です。その時代を誰がどう動かしたか、それを学んでいるのです。なぜなら、その経験がこれからの未知の社会を動かすための経験則だからです。
 南中生3年生、一人ひとりが、これからの歴史を作っていく主人公になる人です。その舞台である国会の場は、何より大切なところなのです。自分の目で見て、その空気を吸って感じたことは、その子なりの人生の一部をつくってくれると信じています。とりわけ、今日の説明はていねいで、国会の赤絨毯の値段が1平米23000円など、トリビアな情報を手に入れることができました。思い出深い国会見学になりました。

南風あったかげん記−505−

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☆★☆ 学校の安全 ☆★☆
 今日は朝礼の時間に防犯教室を行い、佐々木少年係長にお話ししていただきました。「一度しわくちゃになった紙は決して元に戻らない。」と、一度事件に巻き込まれると元の自分には戻れないこと、危険な目に遭う前に自ら事前に予防することの大切さを教えていただきました。
 今年、学校保健法が改正されました。大きな変更点は、「学校保健法」が「学校保健安全法」に改められたことです。第2章「学校保健」、第3章「学校安全」と2本立ての法律になりました。
 「学校安全」では、○ 子どもの安全を脅かす事件、事故及び自然災害に対応した総合的な学校安全計画の策定による学校安全の充実、○ 各学校における危険発生時の対処要領の策定による的確な対応の確保、○ 警察等関係機関、地域のボランティア等との連携による学校安全体制の強化 がうたわれています。概ね実態に即したものであり、法を実態に合わせた感もします。しかし、「総合的な学校安全計画」は新しいもので、どのような内容になるのか、これから情報を集めていかなければなりません。
 このように「学校安全」が法律に位置づけられました。しかし、「人を見たら泥棒と思え」式の指導はしたくありません。性善説に立脚して、互いに住みやすい社会を築いていくんだということを基本にしつつ、頭の隅に危機管理を意識させる、そんな指導をしていきたいと思います。
 ご家庭でも、防災を含めた「家庭安全」について話題にしてください。
 法律案の概要 http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/169/08030... 

南風あったかげん記−504−

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☆★☆ 地球儀・地図帳の活用 ☆★☆
 昨日は、小牧中学校で教師力アップセミナーがあり、愛知教育大学の寺本 潔先生のお話を伺いました。寺本先生は、岩倉市子ども条例策定委員会の委員長で、私も委員として関わっています。
 テーマは「教師力の基礎・基本 社会科地図の指導力を高める5つのポイント」。寺本先生は、地図がご専門です。
 いきなり地球ビーチボールを投げ合いました。受け取るたびに、右手の親指が「陸」「海」のどちらにきたかを報告するのです。20回もやれば、「海」の答えの方が多くなります。これで「海」の広さを実感させることができます。実は、7割が海、陸地は3割で、地球は海の惑星なのです。
 次に行ったのが東西南北体操と八方位体操。体を動かしながら、方角について学びます。
 このほか、指で地図をなぞりながら旅行する「指旅行」。爪に顔を描くのがポイントです。
 6人でつくる北半球。自転を再現します。腕と腕の間が30度、2時間分です。これにより、時差について学ぶこともできます。
 地球儀をよく見ると…、などなど、すぐにでも教室で使える技をいろいろと教えていただきました。寺本先生は、確かに地図指導のプロでした。分かち伝えていきたいと思います。


南風あったかげん記−503−

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☆★☆ 管内陸上大会 ☆★☆
 ネット上の不具合がおき、ご迷惑をおかけしています。昨日の校長日記がアップできませんでした。
 再送します。
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 私は陸上競技が大好きです。その理由は、「努力が記録に結びつくところ」であり、「努力しても記録が伸びるとは限らない」ところでもあります。矛盾するようですが、この両面が、陸上競技を奥深くしています。
 新卒で入った布袋小時代には、金管クラブを創設しつつ、陸上でリレーチームも作っていました。また、学級全体でも総力アップに努めていました。休み時間には、朝の会では腕振りタイムがあり、休み時間にはみなバトンをもって走り回っていました。瑞穂で陸上大会があると、時々見に行っていました。
 布袋小から6年生といっしょに布袋中へ異動した中に藤村君という生徒がいました。小学校時代はそれほど目立った存在ではなかったのですが、中学校では短距離を選択し記録が伸びてきました。2年生の管内陸上大会では11秒7の大会記録を出したのです。平成2年のことです。
 今日は管内陸上大会でした。2年100mの工藤君は、藤村君の記録を18年ぶりに塗り替えました。ゴール直前写真で脚しか写っていないのが工藤君、左が2位以下のランナーです。その速さがわかります。
 一宮総合運動場は、この後工事に入り、全天候型のトラックに生まれ変わります。記録の大幅な伸びが期待できますが、工藤君の記録は当分の間は抜かれないことでしょう。工藤君は昨年の県大会では6位でした。今年は順位を上げられるように、さらには東海大会での活躍を期待しています。


南風あったかげん記−502−

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☆★☆ 主権者意識 ☆★☆
 手元に6月6日に行われた生徒会広報紙「We Love 南中」が届きました。そこには生徒総会参加者の生の声が書かれていました。一部紹介します。
○ 会則の変更は出来なかったけど、自分たちで南中のことを決められて良かった。
○ 選挙のことを決めるのは皆の意見が必要で、生徒会の人たちががんばっているのだから協力しなきゃなと思った。
○ 今回のように改正するところは改正して、どんどん良い南中にしていってほしい。
 執行部の人たちは、「生徒によって会則を変えることが出来る」ことをアピールすることが目的の一つだったようですが、その意味では成果があったといえます。
 いつも選挙での若者の投票率の低さが問題になります。これは、集団の意思やあり方を最終的に決定する権利を有しているという意識、いわゆる主権者意識が育っていないことが大きな原因です。主権者意識を育てるためには、今回の感想にあるように、「自分たちで南中のことを決められる」と感じる経験が必要なのです。
 自分も主権者なんだという意識は、裁判員制度の導入もあり、今後ますます必要になってきます。学校という社会モデルの中で、できる限り育てていきたいと考えています。

南風あったかげん記−501−

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☆★☆ サンプル作り ☆★☆
 かつて自然教室を郡上で行っていたため、郡上八幡の町はこれまで何度も訪れたことがあります。しかし、サンプル工場で体験をしたのは、今日が初めてでした。野菜の天ぷらとレタスだけでしたが、それは驚異的でした。蝋(ろう)とお湯だけで、その物理的な性質を利用して、目の前で本物そっくりのエビ天やレタスが出来ていくのです。リアリティがある割に、方法がいたってシンプルなのです。
 私が感心したのは、その技術もさることながら、その方法を見つけ出したことに対してです。おそらく、何百回、何千回と試行錯誤をしたのでしょう。特にレタスのしわのつけ方など、想像をはるかに超えていました。
 考えてみれば、私たちは文字情報ではなく、サンプルによる視覚から得られる情報で食べるものを決めることが多いのではないでしょうか。ある人によれば、これは日本人特有だそうです。
 しかし、私は思います。日本人の持って生まれた資質とかではなく、食品サンプルの製造技術が高いからだと思います。「そっくりさん」を見慣れ、信頼しきっているのです。そのサンプル技術を開発しリードしてきた創業者・岩崎瀧三に敬意を表すると共に、外食する折には、「見慣れた」サンプルを、改めてじっくりと見てみようと思います。

南風あったかげん記−500−

☆★☆ 学習指導要領改訂 ☆★☆
 校長日記が今日で500号になりました。開設以来399日目の快挙?です。今後ともよろしくお願いします。
 さて、学習指導要領が改訂されたのはご存じでしょうか?
 学校は、すべて法律の上に成り立っています。教育基本法、学校教育法、学校保健法、その他の法律に従って動いているのです。「学習指導要領」は学校教育法第48条「中学校の教育課程に関する事項は(中略)文部科学大臣が定める。」により作られているのです。
 南風あったかげん記−489−で紹介したように、第16回授業実践フォーラムに参加しました。そこでの文部科学省初等中等教育局教育課程課 教育課程企画室長の合田哲雄氏、中央教育審議会教育課程部会長の梶田叡一氏、同 委員の加藤 明氏の講演内容をまとめました。当日の私のメモをもとにしたものですので、誤解や曲解があるかもしれませんが、新指導要領の趣旨等がわかります。ぜひご覧ください。
合田氏・梶田氏 http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/gouda.pdf 
 加藤氏     http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/katou.pdf 

南風あったかげん記−499−

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☆★☆ 入梅 ☆★☆
 今日は暦の上での入梅。
 入梅は、「夏至」や「小暑」のような二十四節気にはありません。雑節とよばれる、特別な暦です。雑節は他に、節分、彼岸、八十八夜、二百十日などがあり、むしろ生活には身近といえるかもしれません。
 そして今日は時の記念日でもあります。これは、「日本書記」の天智天皇10(西暦671)年4月25日(新暦6月10日)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」と書かれていることが根拠になっています。「漏刻」とは水時計のことです。大正9年に、東京天文台と生活改善同盟会が、日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために定めました。
 当時貴重品であった時計は今では価値の低いものになってしまいましたが、時間そのものの価値はむしろ上がっています。大切にしたいものです。
 校庭のタイサンボクが花開いています。蒸し暑い一日です。

南風あったかげん記−498−

☆★☆ 発想法 ☆★☆
 ずいぶん前に、渡部昇一氏の『発想法』がベストセラーになりました。そこでは、豊かな発想のためには、リソースフル(resourceful)という「汲めども尽きぬ知恵の泉(ソース)」をもつこと。さらに、リソースフルであり続けるためには、深い、数多くの井戸(得意分野)を持つことだと書かれていました。
 少年ジャンプに30年以上、一度も休まず『こち亀』の連載を続けている秋本治氏の井戸の多さには目を見張ります。子ども時代の下町での体験を基礎に、自分の趣味を数多くの井戸にしています。
 もう一人、注目したい人がいます。
 三谷幸喜氏です。
 昨日、彼の4本目の作品、『ザ・マジックアワー』を見てきましたが、その発想の豊かさには、ただただ驚くばかりです。一作目の『ラヂオの時間』は日本映画史上、不朽の名作だと私は思っていますし、舞台作品『12人の優しい日本人』を映画化した同名映画も傑作です。『王様のレストラン』や『古畑任三郎』シリーズは説明不要でしょう。
 彼は、東京サンシャインボーイズ時代の舞台脚本を基礎に、好奇心と遊び心で次々と井戸を掘っていきます。三谷作品から彼の発想法を読み取る、そんな見方もおもしろいと思います。そして、彼らから、少しでも学び取りたいと思うのです。

南風あったかげん記−497−

☆★☆ 村八分 ☆★☆
 私の中では、これまでの人生で最もショッキングな事件の一つだった池田小事件からちょうど7年目の今日、秋葉原でたいへんな惨事が起きてしまいました。いわゆる「通り魔事件」は、今年になって品川区や土浦市で起きており、その度に出てくる「誰でもよかった」という言葉を聞くと、何とも言えないやるせなさを感じます。社会全体の問題として、考えなくてはならない事態になってきました。
 この事件に関係あるかどうかは分かりませんが、ちょうど今日のニュースで、最低賃金引き上げを訴えるデモ行進の様子を取り上げていました。所得の再分配を含めた、みんなが最低限度の文化的な生活を送る事ができるという、憲法第25条の主旨を実現するための具体策の拡充が望まれます。
 そしてもう一つ。心に問題を抱えている人へのケアは、最後は家族と地域や職場など、人と人との繋がりの中でしかできません。
 かつての日本人は、村八分をとても恐れていました。それほど人との繋がりを大切にしていたのです。今では自ら村八分状態になっている人が多く、そういった人たちが社会からこぼれ落ちているのです。
 子どもたちにも、社会の中で共に生きる力をつけてやらねばと、強く思います。



南風あったかげん記−496−

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☆★☆ ニワゼキショウ ☆★☆
 今日のブログを見返すと、多くの子がボランティアに出かけ、PTAコーラスもあり、部活動の練習試合も多く、陸上の大会もあるなど、まさに学校が動いているという感じがします。これはこれで活気があってとても喜ばしいのですが、先生も生徒も、保護者のみなさんも生身の人間ですので、どうか、時間を見つけて休む時間を確保していただくようにと願うばかりです。
 今日は、やっと玄関前の芝の間にニワゼキショウを見かけました。ニワゼキショウは、昨年、朝礼で紹介して以来、ずっと気になっていた植物です。それまでは、雑草だと思っていましたが、その花の高貴とすら思える美しさを見ると、「雑草」と決めつけていた自分の小ささに気づかされます。
 今頃から7月上中旬まで見ることができる、この小さなニワゼキショウ。南風あったかげん記−490−で紹介した菅井啓之先生も取り上げています。
 さて、みなさん。菅井啓之先生は、「まず見たままで感じなさい。それでいいのです。」と言われました。
今日私が撮影したこの2枚の写真を見て、みなさんは何を見て、何を感じられるでしょうか。
 また、お庭や近くの公園でも咲いていたらぜひ見てください。1日花ですので枯れた花も見てください。何を見つけ、何を感じますか?
 数日後で、菅井啓之先生がどう見たかをご紹介します。
 それまでにぜひ見つけて、実際に間近で見てくださいね。

南風あったかげん記−495−

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☆★☆ 生徒総会 ☆★☆
 昨日のがうまくアップできていなかったので再送します。
 アメリカの20世紀前半を代表する哲学者ジョン・デューイは、教育論でも大きな影響を残しています。社会科の学習形態としては一般的な問題解決学習は、彼が考えたものです。
 彼は『学校と社会』の中で、通常の社会が「大きな社会」とするならば、学校は「小さな社会」であると述べています。将来、どんなに情報通信が発達しても、今のように一カ所に子どもが集まって学ぶ形式の学校はなくならないでしょう。教科の勉強だけなら情報通信でも学ぶことができます。しかし、「社会」へ出るための勉強、例えばルールやマナーを守る、思いやりの心、協力、自治などは、集団の中でないと学ぶことができません。
 生徒総会を行いました。生徒会組織である執行部や委員会、下部組織であるボランティア、有志合唱・有志応援の活動内容と今後の計画について説明がありました。さらに、生徒会規約の改正について話し合いました。こういった会のもち方、会議の進め方、意見表明権、そしてルールも話し合いで変えることができることを学ぶことは、「大きな社会」では大切な内容です。そのために、学校でも経験しておくことが必要なのです。
 ある程度回数を経験しないとうまくいかないかもしれませんが、長い目で見てあげられるのも、「小さな社会」だからこそなのです。 

南風あったかげん記−号外−

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☆★☆ ご縁です ☆★☆ 
東海テレビの「ご縁です」は岩倉市が舞台でした。

南風あったかげん記−494−

☆★☆ 授業参観アンケート ☆★☆
 「毎月3日は参観日!」としての参観日1回目を6月3日に行いました。あいにくの雨模様でしたが、100名近くの方に参観していただきました。ご来校ありがとうございました。
 その折に43名の方にアンケートのご協力をいただきました。その結果をご報告いたします。
Q1 子どもたちにとってわかりやすい授業が行われていましたか。
  ア わかりやすい授業と強く感じた。      6名(14%)
  イ わかりやすい授業と感じた。       35名(81%)
  ウ わかりやすい授業とはあまり感じなかった。 2名( 5%)
エ わかりやすい授業とは感じなかった。    0名( 0%)
実は、次のQ2、Q3も同様の結果でした。
Q2 子どもたちは意欲的に授業に取り組んでいましたか。
Q3 授業のなかで一人一人の子どもが大切にされていましたか。
 やや評価が下がったのが、Q4でした。
Q4 授業の進め方で、一人一人の子どもを生かすための工夫がありましたか。
  ア 工夫があると強く感じた。         6名(14%)
  イ 工夫があると感じた。 29名(67%)
  ウ 工夫があるとあまり感じなかった。     7名(16%)
  エ 工夫があると感じなかった。  1名( 2%)
 今後も、同じ文面のアンケートで定点観測を続けていきます。「わかる・意欲的・大切に・生かす」の4点を強く感じていただけるような授業づくりをめざして、日ごろから取り組んでいきます。次回の参観日もよろしくお願いします。
 次回は、7月3日(木)3限・4限で行います。    
               ご意見はsyaraku@tcp-ip.or.jp 土井までどうぞ。

南風あったかげん記−493−

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☆★☆ 修学旅行中継 ☆★☆
 岩倉東小学校や大口北小学校の6年生の修学旅行先での様子が続々とアップされています。現在東小学校は東大寺、大口北小学校は班別行動へ出かけていること、旅行先の天候、さらには全体の雰囲気まで伝わってきます。かつては、カメラで撮った写真を、こちらへ戻ってから数日かけて現像しなければわからなかった様子が、リアルタイムでわかるのです。便利になったものです。
 私は、学生時代に日本一周の(放浪の)旅に出ていました。四国と沖縄以外はすべて行きました。当時は携帯電話はありません。お金もないので、おいそれと電話もできません。しかし、どこかで生きていることを家族に伝えなければなりません。
 そこで利用したのは葉書です。
 当時の国鉄の駅には、どこでもスタンプが置いてありました。葉書にそのスタンプを押して、ポストへ投函するのです。ただそれだけですが、消印とスタンプで、いつ、どこにいたのか、数日後に家に伝わります。
 修学旅行中継と比べると情報量も少なく、時間もかかりますが、それで何とかなった古きよき時代ですね。
 さて、南部中学校も6月17日からの修学旅行と、21日からの自然教室をリアルタイムで中継します。生徒のドキドキ感をお伝えすることができればと思っています。ご期待ください。

南風あったかげん記−492−

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☆★☆ イチロー ☆★☆
 図書館の新館図書として『イチロー262のNextメッセージ』が入り、一気に読んでしまいました。1ページにイチローの短いメッセージが一つ載っているだけなのですが、とても奥深く、ほとんど哲学の世界です。
 
 「教えてあげる」というスタンスでこられると、
 「この人は限界なんだろうなぁ」と思うんです。

 わかる気がします。学ぶ気持ちは、いつまでも失わないようにしたいと思っています。

 「あぁ、これは、悪魔のささやきなんだなぁ」
 チヤホヤされると、いつも、自分をいましめています。

 「ほめられること」について話したセリフです。チヤホヤに浮かれないイチローの内面を垣間見ることができます。

 「それなりのことをしていないんだったら、
  テレビの前に、出るべきではありません。」

 イチローのプライドがよくわかります。聞かせたい人が何人もいますね。

 「すぐに伝えたことは、すぐに忘れられてしまうんじゃないか。
  考えてもらったあと、伝えたことなら、残るんじゃないか。」

 これは授業にも通じることです。単に知識を伝えても定着はしません。じっくり考えさせたあとに得た知識は力になります。
 印象に残った言葉はまだまだあります。本は図書館にありますので、ぜひ借りて(お子さんに借りてもらって)お読みください。分類番号「783」
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行事予定
9/26 栄養士訪問、卒業部活動写真
9/27 曽野小・東小運動会
9/29 中間テスト1日目
9/30 中間テスト2日目・栄養士訪問
10/2 生徒会役員選挙
岩倉市立南部中学校
〒482-0003
愛知県岩倉市曽野町江毛1
TEL:0587-66-3181
FAX:0587-37-9517