最新更新日:2024/06/08
本日:count up73
昨日:225
総数:1708522
医療関係者の皆さん、ありがとうございます!  がんばろう日本! がんばろう南中!

南風あったかげん記−499−

画像1 画像1
☆★☆ 入梅 ☆★☆
 今日は暦の上での入梅。
 入梅は、「夏至」や「小暑」のような二十四節気にはありません。雑節とよばれる、特別な暦です。雑節は他に、節分、彼岸、八十八夜、二百十日などがあり、むしろ生活には身近といえるかもしれません。
 そして今日は時の記念日でもあります。これは、「日本書記」の天智天皇10(西暦671)年4月25日(新暦6月10日)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」と書かれていることが根拠になっています。「漏刻」とは水時計のことです。大正9年に、東京天文台と生活改善同盟会が、日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために定めました。
 当時貴重品であった時計は今では価値の低いものになってしまいましたが、時間そのものの価値はむしろ上がっています。大切にしたいものです。
 校庭のタイサンボクが花開いています。蒸し暑い一日です。

南風あったかげん記−498−

☆★☆ 発想法 ☆★☆
 ずいぶん前に、渡部昇一氏の『発想法』がベストセラーになりました。そこでは、豊かな発想のためには、リソースフル(resourceful)という「汲めども尽きぬ知恵の泉(ソース)」をもつこと。さらに、リソースフルであり続けるためには、深い、数多くの井戸(得意分野)を持つことだと書かれていました。
 少年ジャンプに30年以上、一度も休まず『こち亀』の連載を続けている秋本治氏の井戸の多さには目を見張ります。子ども時代の下町での体験を基礎に、自分の趣味を数多くの井戸にしています。
 もう一人、注目したい人がいます。
 三谷幸喜氏です。
 昨日、彼の4本目の作品、『ザ・マジックアワー』を見てきましたが、その発想の豊かさには、ただただ驚くばかりです。一作目の『ラヂオの時間』は日本映画史上、不朽の名作だと私は思っていますし、舞台作品『12人の優しい日本人』を映画化した同名映画も傑作です。『王様のレストラン』や『古畑任三郎』シリーズは説明不要でしょう。
 彼は、東京サンシャインボーイズ時代の舞台脚本を基礎に、好奇心と遊び心で次々と井戸を掘っていきます。三谷作品から彼の発想法を読み取る、そんな見方もおもしろいと思います。そして、彼らから、少しでも学び取りたいと思うのです。

南風あったかげん記−497−

☆★☆ 村八分 ☆★☆
 私の中では、これまでの人生で最もショッキングな事件の一つだった池田小事件からちょうど7年目の今日、秋葉原でたいへんな惨事が起きてしまいました。いわゆる「通り魔事件」は、今年になって品川区や土浦市で起きており、その度に出てくる「誰でもよかった」という言葉を聞くと、何とも言えないやるせなさを感じます。社会全体の問題として、考えなくてはならない事態になってきました。
 この事件に関係あるかどうかは分かりませんが、ちょうど今日のニュースで、最低賃金引き上げを訴えるデモ行進の様子を取り上げていました。所得の再分配を含めた、みんなが最低限度の文化的な生活を送る事ができるという、憲法第25条の主旨を実現するための具体策の拡充が望まれます。
 そしてもう一つ。心に問題を抱えている人へのケアは、最後は家族と地域や職場など、人と人との繋がりの中でしかできません。
 かつての日本人は、村八分をとても恐れていました。それほど人との繋がりを大切にしていたのです。今では自ら村八分状態になっている人が多く、そういった人たちが社会からこぼれ落ちているのです。
 子どもたちにも、社会の中で共に生きる力をつけてやらねばと、強く思います。



南風あったかげん記−496−

画像1 画像1
画像2 画像2
☆★☆ ニワゼキショウ ☆★☆
 今日のブログを見返すと、多くの子がボランティアに出かけ、PTAコーラスもあり、部活動の練習試合も多く、陸上の大会もあるなど、まさに学校が動いているという感じがします。これはこれで活気があってとても喜ばしいのですが、先生も生徒も、保護者のみなさんも生身の人間ですので、どうか、時間を見つけて休む時間を確保していただくようにと願うばかりです。
 今日は、やっと玄関前の芝の間にニワゼキショウを見かけました。ニワゼキショウは、昨年、朝礼で紹介して以来、ずっと気になっていた植物です。それまでは、雑草だと思っていましたが、その花の高貴とすら思える美しさを見ると、「雑草」と決めつけていた自分の小ささに気づかされます。
 今頃から7月上中旬まで見ることができる、この小さなニワゼキショウ。南風あったかげん記−490−で紹介した菅井啓之先生も取り上げています。
 さて、みなさん。菅井啓之先生は、「まず見たままで感じなさい。それでいいのです。」と言われました。
今日私が撮影したこの2枚の写真を見て、みなさんは何を見て、何を感じられるでしょうか。
 また、お庭や近くの公園でも咲いていたらぜひ見てください。1日花ですので枯れた花も見てください。何を見つけ、何を感じますか?
 数日後で、菅井啓之先生がどう見たかをご紹介します。
 それまでにぜひ見つけて、実際に間近で見てくださいね。

南風あったかげん記−495−

画像1 画像1
☆★☆ 生徒総会 ☆★☆
 昨日のがうまくアップできていなかったので再送します。
 アメリカの20世紀前半を代表する哲学者ジョン・デューイは、教育論でも大きな影響を残しています。社会科の学習形態としては一般的な問題解決学習は、彼が考えたものです。
 彼は『学校と社会』の中で、通常の社会が「大きな社会」とするならば、学校は「小さな社会」であると述べています。将来、どんなに情報通信が発達しても、今のように一カ所に子どもが集まって学ぶ形式の学校はなくならないでしょう。教科の勉強だけなら情報通信でも学ぶことができます。しかし、「社会」へ出るための勉強、例えばルールやマナーを守る、思いやりの心、協力、自治などは、集団の中でないと学ぶことができません。
 生徒総会を行いました。生徒会組織である執行部や委員会、下部組織であるボランティア、有志合唱・有志応援の活動内容と今後の計画について説明がありました。さらに、生徒会規約の改正について話し合いました。こういった会のもち方、会議の進め方、意見表明権、そしてルールも話し合いで変えることができることを学ぶことは、「大きな社会」では大切な内容です。そのために、学校でも経験しておくことが必要なのです。
 ある程度回数を経験しないとうまくいかないかもしれませんが、長い目で見てあげられるのも、「小さな社会」だからこそなのです。 

南風あったかげん記−号外−

画像1 画像1 画像2 画像2
☆★☆ ご縁です ☆★☆ 
東海テレビの「ご縁です」は岩倉市が舞台でした。

南風あったかげん記−494−

☆★☆ 授業参観アンケート ☆★☆
 「毎月3日は参観日!」としての参観日1回目を6月3日に行いました。あいにくの雨模様でしたが、100名近くの方に参観していただきました。ご来校ありがとうございました。
 その折に43名の方にアンケートのご協力をいただきました。その結果をご報告いたします。
Q1 子どもたちにとってわかりやすい授業が行われていましたか。
  ア わかりやすい授業と強く感じた。      6名(14%)
  イ わかりやすい授業と感じた。       35名(81%)
  ウ わかりやすい授業とはあまり感じなかった。 2名( 5%)
エ わかりやすい授業とは感じなかった。    0名( 0%)
実は、次のQ2、Q3も同様の結果でした。
Q2 子どもたちは意欲的に授業に取り組んでいましたか。
Q3 授業のなかで一人一人の子どもが大切にされていましたか。
 やや評価が下がったのが、Q4でした。
Q4 授業の進め方で、一人一人の子どもを生かすための工夫がありましたか。
  ア 工夫があると強く感じた。         6名(14%)
  イ 工夫があると感じた。 29名(67%)
  ウ 工夫があるとあまり感じなかった。     7名(16%)
  エ 工夫があると感じなかった。  1名( 2%)
 今後も、同じ文面のアンケートで定点観測を続けていきます。「わかる・意欲的・大切に・生かす」の4点を強く感じていただけるような授業づくりをめざして、日ごろから取り組んでいきます。次回の参観日もよろしくお願いします。
 次回は、7月3日(木)3限・4限で行います。    
               ご意見はsyaraku@tcp-ip.or.jp 土井までどうぞ。

南風あったかげん記−493−

画像1 画像1
☆★☆ 修学旅行中継 ☆★☆
 岩倉東小学校や大口北小学校の6年生の修学旅行先での様子が続々とアップされています。現在東小学校は東大寺、大口北小学校は班別行動へ出かけていること、旅行先の天候、さらには全体の雰囲気まで伝わってきます。かつては、カメラで撮った写真を、こちらへ戻ってから数日かけて現像しなければわからなかった様子が、リアルタイムでわかるのです。便利になったものです。
 私は、学生時代に日本一周の(放浪の)旅に出ていました。四国と沖縄以外はすべて行きました。当時は携帯電話はありません。お金もないので、おいそれと電話もできません。しかし、どこかで生きていることを家族に伝えなければなりません。
 そこで利用したのは葉書です。
 当時の国鉄の駅には、どこでもスタンプが置いてありました。葉書にそのスタンプを押して、ポストへ投函するのです。ただそれだけですが、消印とスタンプで、いつ、どこにいたのか、数日後に家に伝わります。
 修学旅行中継と比べると情報量も少なく、時間もかかりますが、それで何とかなった古きよき時代ですね。
 さて、南部中学校も6月17日からの修学旅行と、21日からの自然教室をリアルタイムで中継します。生徒のドキドキ感をお伝えすることができればと思っています。ご期待ください。

南風あったかげん記−492−

画像1 画像1
☆★☆ イチロー ☆★☆
 図書館の新館図書として『イチロー262のNextメッセージ』が入り、一気に読んでしまいました。1ページにイチローの短いメッセージが一つ載っているだけなのですが、とても奥深く、ほとんど哲学の世界です。
 
 「教えてあげる」というスタンスでこられると、
 「この人は限界なんだろうなぁ」と思うんです。

 わかる気がします。学ぶ気持ちは、いつまでも失わないようにしたいと思っています。

 「あぁ、これは、悪魔のささやきなんだなぁ」
 チヤホヤされると、いつも、自分をいましめています。

 「ほめられること」について話したセリフです。チヤホヤに浮かれないイチローの内面を垣間見ることができます。

 「それなりのことをしていないんだったら、
  テレビの前に、出るべきではありません。」

 イチローのプライドがよくわかります。聞かせたい人が何人もいますね。

 「すぐに伝えたことは、すぐに忘れられてしまうんじゃないか。
  考えてもらったあと、伝えたことなら、残るんじゃないか。」

 これは授業にも通じることです。単に知識を伝えても定着はしません。じっくり考えさせたあとに得た知識は力になります。
 印象に残った言葉はまだまだあります。本は図書館にありますので、ぜひ借りて(お子さんに借りてもらって)お読みください。分類番号「783」

南風あったかげん記−491−

画像1 画像1
☆★☆ 今日の朝礼 ☆★☆
 今日の朝礼を紹介します。今日のテーマは、本校のシンボルツリー「くすのき」です。
 岩倉市の木でもあるため、南中の正門正面に植えられました。10年前、25年前の写真を紹介したところ、現在の成長ぶりにびっくりした様子でした。
 それでは南中にはくすのきは何本あるのでしょうか?写真で紹介しながら数えると、48本ありました。その見分け方は?樹皮がごつごつし、葉はつるんとしています。しかし決定的なのは、「臭い」です。
 くすのきは、昔から樟脳の原料として使われていました。現在でも、防虫剤として利用されており、「くすの木しょうのう」として売られています。葉を強く揉むと、樟脳の臭いがほのかに香ります。ぜひ、くすのきの香りを味わってみてください。

南風あったかげん記−490−

画像1 画像1
☆★☆ 自然観察のすすめ ☆★☆
昨日紹介し授業実践フォーラム2日目の午後は、授業実践講座。私は「自然観察」を選択しました。京都ノートルダム女子大学教授の菅井啓之先生が、公園を歩きながら、次々に紹介してくださいます。知らないことばかりで驚きの連続でした。
 「ベゴニアの花には2種類あります。わかりますか?」確かに2種類ありました。大きいのが雄花で、花びらのうち大きな2枚が萼<がく>で小さな2枚が花弁です。小さい雌花には子房がありました。
 「これがツメクサ。葉が鳥の爪の形をしています。」とっても小さい花です。
 「これがスズメノカタビラです。」名前が分かると、急にいとおしくなるから不思議です。
 「ミミズの糞ですね。先ほどのより小さく、個体差のせいです。この団粒構造が植物にはよいのです。」
 藤の木を登っている毛虫を捕まえると「これはマツカレハの幼虫です。刺さないから大丈夫。よく見ることが大事です。」5対と3対にわかれたあしがあり、けっこう素早く移動します。「歩き方や色・形、そしてどこへ行くのか観察してみてください。食べられた葉があるはずです。」なるほど、ありました。「この幼虫にとっては、この木だけが世界なのです。」
 「鳥の糞が落ちています。中に種がありますよ。」本当に、サクランボの種がありました。
 この調子で1時間20分。私にとって知らないことばかりを数えきれないくらい紹介していただきました。風の音、鳥の声、コケやキノコ、木の実、木の芽生えなど、すべてに意味があることを教えていただきました。その言葉には、菅井先生の自然に対する愛情が充ち満ちていました。
 「とにかく自分の目で見ることです。」
 生徒にも伝えたい言葉です。

南風あったかげん記−489−

画像1 画像1 画像2 画像2 画像3 画像3
☆★☆ 第16回授業実践フォーラム ☆★☆
 今日と明日の2日間にわたって行われている授業実践フォーラムは、岐阜の地に多くの教育関係者が全国から集まり開催されています。はじめは、文部科学省初等中等教育局教育課程課 教育課程企画室長の合田哲雄
氏の講演でした。
 後から聞いた話なのですが、東京では、学者や政治家、高級官僚の子は私立の小中学校へ通っている例が多いそうです。しかし合田氏のお子さんは、公立の小中学校へ通い、しかも合田氏自身がここ数年PTA会長を務められているとのこと、心強く思いました。だからでしょうか。これまで聞いてきた文部科学省の官僚のなかでは、最も熱が入っていた気がします。
 新学習指導要領が公示されましたが、教育課程企画室長は、中央教育審議会での議論を聞きながら、実際の文面を作成する責任者です。そのあたりの裏側の話は、とても興味深く聞くことができました。後日、まとめて紹介したいと思います。
 その後の中央教育審議会教育課程部会長の梶田叡一氏の話は、年に数回話を聞いているせいか、目新しいものはあまりありませんでしたが、新指導要領の基本的な考え方について再度確認することができました。これも後日紹介します。
 明日の会が今から楽しみです。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
行事予定
10/15 委員会
10/17 英語検定
PTA定期委員会
10/18 漢字検定
西尾張駅伝
10/19 水辺の会釣り大会ボランティア
10/20 朝礼・曽野小学校公開
岩倉市立南部中学校
〒482-0003
愛知県岩倉市曽野町江毛1
TEL:0587-66-3181
FAX:0587-37-9517