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南中校長室の窓

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 今日は、本日の朝礼での話を紹介します。
(まずはじめに、龍谷大学主催の青春俳句大賞において岩倉南部中学校が団体特別賞を受賞したので、その紹介をしました。)
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 今日は、先週、先々週2回に渡って、理科の実験を交えて話した「自然は人生を語る」の完結編です。
 これまでは、「自分の中に潜むまだ見えない想像を絶する大きな力」を信じて、「最初から無理だと思ってあきらめるな・簡単そうに見えても手を抜いたり、なめたりするな」という話をしました。
 本シリーズ・パート3完結編は、理科ではなく国語「文学的」に進めます。

 東洋大学主催の現代学生百人一首という催し物があります。これは、「現代学生のものの見方、生活感覚」を短歌に詠むというものです。1987年にスタートし、昨年度で22回目をむかえました。昨年度の入選作品に目を通していくと、今回のまとめにふさわしいものがあったので紹介します。

 限界は 僕が思うほど 近くない ぶつかるまでは 走ってみようか
(高校1年生女子生徒作品)

 自分の限界というものは、自分が思っているより遠くにあるものです。壁にぶつかっても簡単にあきらめることなく、粘り強く取り組み続けてほしいと思います。
 番外編です。入選作品の中で、ぜひ皆さんに知らせたいものがあったので、紹介します。

 ありがとう たった五文字の 日本語が 百の気持ちを 届けてくれる
(高校1年生男子生徒作品)

「ありがとう」という言葉は、人の心ばかりでなく、自分の心も豊かにしてくれます。感謝の気持ちを忘れず、「ありがとう」の五文字を大切にしてほしいと思います。
(校長 藤田雅則)
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南中校長室の窓

◆◆エンカウンターとは?◆◆
 昨日(4月23日)は、授業参観、PTA総会、学年懇談会へのご参加、誠にありがとうございました。参加者の数の多さから、保護者の皆様の本校に寄せる関心と期待の高さを痛切に感じております。その期待に答えるよう改めて気を引き締め直す次第です。

 さて、昨日の授業参観は、全学年全学級、学級活動で「構成的グループエンカウンター」を行い友だちとのかかわりを深めました。
 では、このエンカウンターとは?
 かつての子どもたちは、友だちと群れをなして遊び、生活していました。異年齢・同年齢入り交じった縦横社会が日常に存在していたのです。その中で、人とのかかわり方を体験を通して身につけてきました。
 しかし、今の子どもたちは、機械を相手に遊んだり、機械を介して会話したり、人と直接かかわる時間が激減しています。人と人が快適にかかわることができる距離や温度を学ぶ場が保障されていないのです。
 そこで、半ば強制的に人と人のかかわる場を設定し、人とのかかわり方を学んでいく必要が生じてきました。その一つがエンカウンターなのです。
 もともとエンカウンターは、カウンセリングの一つの手法です。カウンセラー(教師)が用意したゲームや作業を通して会話をしながら、かかわりを深めていくのです。これにより、クライアント(生徒)は自分を肯定し、自己を他者へ開示しながら、自己表現法や協調、思いやりなど人とのかかわり方を学びます。
 南中では、教科の学習はもちろんですが、生徒相互のコミュニケーションを通して、相互に認め合える人間関係を育んでいくことをねらいとし、この「構成的グループエンカウンター」を積極的に取り入れています。
(校長 藤田雅則)

自然は人生を語る

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 今回は、本日の朝礼での話の概要を紹介します。
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 今日も「自然は人生を語る」シリーズで、先週の「最初から無理だと思ってあきらめるな・簡単そうに見えても手を抜いたり、なめたりするな」の続編となる話をします。
【写真左を提示】このようにコップに水を入れ、紙でふたをして逆さにしても水はこぼれません。なぜでしょう。
 エッ 空気の力? そうです。その通りです。大気圧とも言いますが、空気がこの紙を押して水がこぼれないようにしているのです。1年生で学ぶので、2・3年生の人はお馴染みかもしれませんね。
 では、紙のかわりにこの金網(目は約1mm四方)にしたらどうなるでしょう。普通に水をかけるとこのように普通に通り抜けます。私のパターンから、水はこぼれないと思っている人が多いでしょうね。では、やってみましょう。
【写真右を提示】(数人が小さい声で、オー)
 ここは、もっとオーッというところですよ。(苦笑に交じり、先ほどより大きなオー)
 空気は、これくらいの隙間の水くらい持ち上げるほどの力をもっています。空気の力は見えないし、普段は全く感じないのですが、思った以上、想像以上に大きいのです。ちなみに、空気は1平方センチメートルあたり1kgの力で押しています。簡単に言うと指先に1リットルのペットボトルがのっているようなものです。
 このように見えないけれど、大きな力をもったものは他にもたくさんあります。実は、君たちの中にもまだ自分にも先生たちにも見えていない大きな力があるのです。それは、新しいことにチャレンジすることで見えてきます。このまだ見えない大きな力を信じて、先週話した「最初から無理だと思ってあきらめるな・簡単そうに見えても手を抜いたり、なめたりするな」を頭に置いて、目の前に現れてくる壁を乗り越え、大きく成長してほしいと思います。
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南中校長室の窓

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 校長の藤田です。今回は、昨日の朝礼の話の概略を紹介します。

 まず、県営一宮総合運動場が全天候型のトラックとフィールドに改修されたことを映像をプレゼンテーションしながら紹介しました。
 陸上競技会は多少の雨でも行われます。梅雨の時期の開催で、これまではぬかるみに足を取られながら競技したことがありましたが、もうそのようなことはなくなります。
(※ プロジェクターの設定が変わってしまい、実際は後半の理科の話の途中になってしまいました)

【自然は人生を語る】
 私の専門は理科です。教師になった理由の一番は、理科が教えたいと思ったからです。だから、機会を見つけて、理科のおもしろさ・楽しさを交えながら、話をしていきたいと思います。
 今日は、こんなものを持ってきました。
 〔火のついたろうそくをドライヤーで消す〕
 このように直接風を当てれば、当然ながらろうそくの火は消えます。
 では、このようにペットボトルを壁のようにろうそくの前に置いたらどうでしょう。〈写真中〉
 消えると思う人?(挙手少々)
 消えないと思う人?(挙手大多数)
 わからない人?(パラパラ)
 では、やってみよう。
〔ろうそくの火が消える〕
 なんと、ペットボトルで壁をつくったのに火は消えるのです。
 では、このように2本のペットボトルの間に5cmぐらい隙間をつくって風をあてたらどうでしょう。〈写真右〉
 消えると思う人?(挙手少々)
 消えないと思う人?(挙手大多数) みんな私の意図がわかるみたいですね!(やや笑)
 わからない人?(パラパラ)
 では、やってみよう。
 〔ろうそくの火は消えない〕
 隙間が空いているのに消えないのです。おもしろいですね。

 ……中略(ここで、流体は物体の周りを沿うように流れる性質が確認できる実験を行い、ペットボトルの壁を包むように風がながれること、2本のペットボトルの隙間を通った風は左右に広がっていくことを説明する)……

 私は、以前行っていた理科の授業の中でよく「自然は人生を語っているんだ」と言っていました。今日のこの現象は何を語っているか。私はこう思います。
 ろうそくの火の前に壁のようにペットボトルがある。最初から、消えっこないとあきらめてしまうような状況でも、やってみると簡単に消える。隙間の向こうの火を消す。当然消えると思うのに消えない。
 君たちはいろいろな壁にぶつかると思いますが、最初からできっこない、無理だと言って、チャレンジせず、逃げるようなことはしてはいけまん。やってみると意外に簡単だったり、やる気がわいてきたりすることがあるものです。まず、ぶつかってみることです。
 また、簡単そうに見えるからといって手を抜いたり、なめてかかったりしてはいけません。見た目や第一印象より意外と手強いことは多くあります。
 自分の可能性を信じ、いろいろなことにチャレンジし、立ちはだかる壁を乗り越え、大きく成長してほしいと思います。

南中校長室の窓

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 この4月の異動で、愛知県教育委員会尾張教育事務所から岩倉市立南部中学校に校長として赴任してきました藤田雅則です。よろしくお願いします。
 私個人の情報発信として、「南中校長室の窓」(今後名称は変更するかもしれません)というタイトルでページをアップしていきます。こちらの方もご愛顧ください。
 初回は、本日行われた平成21年度入学式式辞の概要をお知らせします。

【式辞】◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 開花予想が早く、入学式は葉桜ではないかと心配していましたが、五条川の桜は、皆さんの入学に花を添えようとじっと待っていてくれました。
 桜満開の今日のよき日、170名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
 私たち岩倉市立南部中学校の教師・生徒一同心から君たちの入学を歓迎します。
 今日から、君たちはこの「元気で明るく、地域に愛される岩倉南部中学校」の一員です。今日からは小学生ではありません。一歩大人の仲間入りです。これまで許されていたり、甘やかされていたりしたものが、そうでなくなってきます。その自覚をしっかり持ちましょう。
 中学校というところは、自分を磨き、鍛えるところです。
 君たちは生まれてから小学校を卒業するまでいろいろなことをやったり、見たり、聞いたり、触れたり、読んだりして、多くの学び、多くの力を身に付けてきました。しかし、それはただ単に身に付けただけで、まだ磨かれていません。いつはがれ落ちてしまうかも分かりません。
 これを見てください。

 【 銀紙で被ったミラーボールを見せる 】

 君たちは今このような状態です。光っているようで光っていない。まだ輝きが足らないのです。でも、これからまぶしいまでの光を放つ可能性を秘めています。
 君たちはこの3年間の中学校生活で、自分のあらゆる部分を磨き、鍛えなければなりません。そのためには、小学校よりレベルアップした勉強や運動、学校行事、部活動、ボランティアなど様々なことに前向きに意欲を持って、全力を持って取り組むことが必要です。自分の中で光輝くところをつくってほしいと思います。
 これを見てください。

 【 アルミホイルをはがし、光り輝くミラーボール(電動で回転)を見せる 】

 これを見ると胸がときめく保護者の方がいるかもしれませんね。これは、ミラーボールというものです。よく見てください。これは、どこから見てもどこか一点がキラッキラッと輝きます。
 新入生の皆さんは、3年間でどこか一点キラッキラッと光輝くところをつくってください。それは、勉強や運動はもちろんのこと、最後まで粘り強く取り組む姿勢とか友達をやさしく思いやる心、規則や約束をしっかり守る態度、豊かな発想ができるなど、このミラーボールの面のように数限りなくあります。
 皆さんが卒業するときに、どんな輝きを放ちながら巣立っていくのか、今から楽しみでワクワクします。明日から、いや今日から、一緒に磨き、鍛えていきましょう。

〔※ 以下、保護者へのお祝いと本校へのご理解・ご協力依頼〕

 以上で、平成21年度入学式の式辞といたします。

  平成21年4月7日
岩倉市立南部中学校長 藤田雅則
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