最新更新日:2024/06/17
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笑乱万丈66 ☆大学の授業づくり

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66 ☆大学の授業づくり

愛知教育大学に赴任した。当面の仕事は大学の講義ノートづくりである。算数科教育法と算数科研究の授業があった。この主な違いは、教育法は指導法にかかわるものであり、算数科研究は算数科の内容の教材研究である。しかるに、この指導法というのが心許ない。当時の、大学の教員はあまりよくわかっていなかった。20年前のことだから、今はどうなのかよくわからないが当時の教員は、算数科教育法の授業で教材研究の内容を解説し、算数科研究の方で数学的な知識を教えていた。算数科研究を教える人は数学者なので現場のことがわからない。ただし数学のことはわかるので、それを教えるといった担当教員の都合からくるものであった。
私は、それを打破したいと思い、算数科教育法では教え方について講義した。初期のテキストは、「教科書を活用した算数の授業」(啓林館)であり、その後は、「算数科授業づくりのマニュアル」(明治図書)を採用して指導法の解説をした。
学生にとっては、私のような実践家の授業はとても新鮮であったようだ。授業で起こる教師と子どもとのドラマを指導事例をもとに話していった。毎回、講演をやっているようなもので、半期6ヶ月の講義を15回実施するなかで体系的に述べていくには労力を要した。

教訓:教える対象が変われば、教材研究するのは当然のことである。



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