最新更新日:2024/05/29
本日:count up32
昨日:34
総数:441215
新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

結婚式

画像1 画像1
11/5 今日のひとこと
今日は、渋谷で教え子の結婚式があり、東京を往復した。
なんと、筑波大学附属小学校時代の教え子である。
しかも、1年生、2年生の担任の子どもである。
20年前に教えた子どもである。

彼の記憶が確かなのか、私が個性的だったのか、
ともかくも招待された。
本当に優秀な子どもであった。何よりも一番なのは、いつも温厚であった。
だから人気者である。式に来られた友人の多さには驚いた。
愚痴が大嫌いなタイプであった。
今は、某信託銀行に勤めている。
二人の門出に祝福の言葉を述べてきた。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

志水 廣の介入授業 伸びしろに挑戦

画像1 画像1
庄内小学校の瓜生先生の授業のすばらしさを感じていた。最後の5分間のところで3分間だけ介入した。

0.03×2のような問題の場面であった。これがうまくできていた。だからこそ、介入したくなった。予定調和で終わらせてはもったいない。子どもの高まりをさらにジャンプさせたかった。
そこで、写真のような板書をして問題を出していった。
0.02×□である。□の中に、3を入れていくつ?
子どもの意欲が増してきた。
5を入れていくつ?
6を入れていくつ?
ここまでは快調に進んだ。そこで、もう一つジャンプした。
12を入れていくつ?
うーむ困ったという顔。
できるようという顔。
2×12の暗算ができない子、24こだとどうなるか分からない子がいた。
教師軽くしてみたら、5人ほどの子どもが困っていた。
そこで、発表させた。やり方と答えを。
すると、分かってきた。
さらに、13を入れるといくつでは、全員ができていた。
わずか3分間で大幅にジャンプさせたのである。

これらのことから、授業では、絶えず、子どもたちの伸びしろを見る必要がある。
即ち、発達の最近接領域に働きかけることである。
どこまでが全体的にできていて、どこからができていないかをみるのだ。そして、全員ができそうだと判断したら、新たな挑戦をさせるのである。
説明力の場面をさせるよりもずっと子どもはやる気がでる。
普通、算数の授業で最後に自力解決のような問題はやらない。それは、違うのである。子どもの実態によりけりである。
子どもができそうならば、どんどんジャンプさせるとよい。
もちろん、できそうでないならば、止めるのがよい。
つまり、望ましい指導というのは、今の子どもの状態を見て、どの程度伸びるのか、伸びしろを絶えず、予想して指導すべきである。
跳び箱を全員が4段跳べたら、今度は5段も飛びたいと思うのが自然である。
なのにどうして、今日は、4段で終わりと言ってしまうのか。
適用問題定着法は、定着だけでなくて、発展的な問題を考えるきっかけにもなる。

とにかく子どもをよく見て、伸びしろを考えながら授業を進めてほしい。
最後に確認しておきたいのは、瓜生先生の指導が良いからこのような介入ができたのである。
感謝したい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]



2年目教師の奮闘ぶり

画像1 画像1
画像2 画像2
福岡県飯塚市立庄内小学校を訪問した。

新卒2年目教師の奮闘ぶりを参観した。
はじめの5分間で引きつけられた。
教室の空気が温かい。
子ども達は瓜生先生が大好きであることが分かる。

さて、はじめの5分間で、フラッシュカードで0.5+0.3のような計算を復習する。しかも、教科書に登場する2L×4、0.2L×4も無難に乗り越える。
そして、めあてへと進む。
このテンポのよさはどこから来るのか、授業診断のときに質問してみた。このせりふ回しは練習しましたかと。
すると、練習したという。道理でスムーズに流れること。
その後、自力解決、説明の場面、練習問題とやりこなした。
練習問題の順番も教科書をうまくアレンジしていた。
具体的には、○4番の問題の1から3までをやりなさいとスキップの指示をした。
△3番は後回しにした。
うーむ、問題の配列まで見抜いている。
聞けば、愛知教育大学の公開講座や九州大会にも参加しているそうだ。
学ぶとどんどん伸びる証拠である。

では、この後、志水の介入がある。

出版記念講演会&パーティ

画像1 画像1
画像2 画像2
11月3日 北九州市小倉のリーセントホテルにおいて、単行本「365日の学習指導案」の出版記念講演会及び記念パーティが開催された。
北九州市算数部の校長先生、教員が約80名ほど集まり盛大に行われた。
今回の講演会は、来年の八月に日数教全国大会を北九州市で開催されるので、若い教師に対してエールを送ってほしいという意味合いもあり講演した。

実は、9年前愛知大会では大会委員長をつとめたこともあり、研究大会の運営のこと、研究発表のあり方などについて、私なりの思いを伝えさせていただいた。
みなさんとても熱心に聴いてくださった。
この勢いで来年の大会は成功するに違いないと確信した。

写真の本は、とても充実した内容である。新教育課程に対応して作成したものであるから学校に一冊はおいておくとよい。お薦めしたい。
この本を作るに当たって、かなりの月日を費やした。
北九州市の算数部の力作だと思ってよい。私も微力ながら何度も訪問して、意見を述べた。元算数部会長の前川公一先生のリードのもとで作られている。かかわった先生方に感謝申し上げます。

本の紹介はこちら
http://www.meijitosho.co.jp/search/?author=%8Eu...
[志水廣の公式ホームページ]


ハッピーな寝顔

画像1 画像1
11/3 今日のひとこと
毎日の生活の中では、気分のいいこと、気分の悪いことはある。
でもいちいち、気分の悪いことに波長を合わせるとさらに落ち込む。
気分のいいことは確実にあるから、心の底で、「そうは言っても、うまく行っているんだなあ」と思うことにしている。そんなことを思いつつにやにやしている。

例えば、本日で言えば、「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」の在庫が減って85部になった。これはとてもラッキーなことである。「そうかあ、たくさんの人に読んでもらえたんだあ」と思うだけで気持ちがよくなる。感謝の気持ちになる。

これだけで、夜寝るときにはハッピーな気持ちで寝ることになる。
みなさんは、今日はどんな良いことがありましたか。
寝顔もハッピーでいたいものです。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

「心」の変化を質問してみよう

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
11/1 今日のひとこと
算数の授業は、数学の「知」を指導する。でも、その「知」は算数的活動の中から生まれる。活動しているときは、必ず思いがあるはずである。「心」の変化があるはずである。
この「心」の変化を質問してみることである。すると、その中から数学の「知」へと向かうヒントが生まれてくる。

10月28日、茨城県水戸市立妻里小学校で示範授業をした。
そのとき、カレンダーの数表の中から横に並んだ3ますを選んで,式と合計を求めさせた。
この後、普通ならばきまりはないかとダイレクトに発問するところであるが、あえて、私は、「この問題をやってみてどう思った?」と問いかけてみた。すると、A男は「電卓でやると速い」と発言した。
会場は笑った。
私は、笑いながらもこの言葉を板書した。
会場の先生方はびっくりした。そんな当たり前のことを板書するなんて。

この後、きまりの発見に授業は進んだ。その際、「みんなは3つのますの合計は計算が難しいと言いました。電卓を使えば速いと言いました。それでは、先生は、電卓を使わなくてもすぐに3ますの合計はわかりますよ」と次々と合計を3倍の法則を使って暗算で求めてみた。
俄然、教室の空気は面白くなってきた。なぜだろうと「はてな」が生まれた。
私は、「電卓でやると速い」と板書したのが生きた展開であった。この場になって、会場の先生方は私の板書の意図が分かった。
桐原校長先生、同行した小林美記代先生もこの技に驚かれた。

そこで発端は何か?
私が、算数的活動の後に、活動の感想を聞いたからである。
だから、まず「心」を質問してみるとよい。
すると、数学の「知」に迫るヒントが子どもから生まれてくる。
認知と情意は同時進行である。

このことに気づいたのが50代になってからである。
お試しあれ。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

配布物