最新更新日:2024/06/01 | |
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記録、再生が授業上達の早道授業の改善には、自分の授業をビデオやICレコーダに記録して、再生してみることである。 すると、自分がいかに下手な授業をしているかが認識できる。 この下手さを認識したところから、改善の一歩が始まる。 45分間再生するのはショックだから、10分間でもいい。 これだけでも、何とかしたいと思うはずである。 記録した方がいいよというと、恥ずかしくで見ることができない、聞くことができないという人がいる。 これはどういうことを意味するのか。 見るに耐えない授業をしているということであり、聞くに耐えない授業をしているということでもある。 それって、子どもに失礼ではないのか。 ラーメン屋で言えば、食べるに耐えないラーメンを出し続けているということに匹敵する。 10分間再生して、反省し、改善すれば、5回で45分間の授業は変わることができる。 単純なんだよね。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 平常時にこそ平常時の備えが非常時に役立つ。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 仕事に向き合うレベル仕事が多いと疲れる。 これは当たり前のこと。 仕事に向き合うレベルがある。 仕事が多いからできるだけさぼる。・・・マイナス1000 仕事が多いので、疲れる。・・・・・・・マイナス10 仕事が多いので、体を鍛えてスピード化して時間を節約する。・・・プラスマイナス0 仕事が多いので、段取りよく仕事をして効率化を図る。・・・・・・プラス10 仕事が多いので知恵を使って、同じ効果を得られるようにする。・・プラス100 プラス100になってこそ、人は仕事に使われなくなる。つまり、仕事が面白くなる。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] リーダーの役割組織体のリーダーは、自分の進退も含めて命がけで動くしかない。 中小企業の社長は、自分の家までも銀行に担保に入っている。 つぶれれば、従業員の給料が支払えないばかりか、自分の財産まで没収される。 株式会社の制度ではそのこと自体おかしいのだが、現実はそうだ。 常に、未来に起きる問題を予知して、現在できうる限りの手をうつ。 ここにリーダーの役割がある。 さらに、問題が発生してしまったら、因果関係の分析と対策を迅速に行うことである。 今が問題ないと言っても、問題が起きてしまったら、平常の何倍もの力をそそぐことになる。 「こんなはずではなかった」ではすまされない。 こんなはずを予想して対処しておけば、傷は軽くてすむ。 学校で言えば校長がリーダー、学級で言えば担任がリーダーである。 リーダーはあなたですよ。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 今の状況判断今の状況を見極めることが大切。 今は一斉指導なのか、個別指導なのか。 発問なのか指示なのか。 応答なのか、作業なのか。 これらの無数の組み合わせの中から最善手を選ぶことである。 もっともいけないのは、1つの手法しかしらずに繰り返してしまうことである。 それでは、子どもは逃げていく。 そうなると、引き戻すことは難しい。 飽きられないように、最善の手を繰り出していくこだ。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]こ 4000人これまでのべ4000人の授業を参観した。 いや、参観させられてきたと言うべきだろう。 たぶん宇宙の配慮だろう。 その意味は何か。 第一に、授業者にアドバイスするために。 第二に、私自身の器を広げるために。 第三に、授業理論の構築のために。 4000人も見れば、本当にいろんな授業が存在する。 例えば、教科書という教材が決まっていても授業で現れる現象は異なる。 だから、軽々しく授業とはこうだと言うのも気恥ずかしくなる。 Aというアドバイスをしていくとうまくいくときがある。でも、Aというアドバイスではうまくいかなくなる時がくる。まさに、現象と対策の繰り返しである。 だから、学び続けるしかないし、考え続けるしかない。 今後も授業を見続けることになる。どうもそれが私の役割のようだ。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 思いを聞くと筆算の指導の授業でした。 A子さんはとてもよくできていました。指導の机間指導のおかげです。 そこで、私は質問して見ました。 「今日の筆算の問題はどうやった?」 と思いを聞きました。すると、次のように答えてくれました。 「始めは、難しいと思ったけれど、3けたのときと同じで、1つずつ位ごとに計算すればやりやすいことがわかりました。」 きちんと、「1つずつ位ごとに計算する」という言葉がひきだされました。 子どもって本当に本質を突いていると思いました。 「□□はどうやった?」は魔法の発問です。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 「義」を尽くす昨日、名古屋で算数・数学の講演をした。 久しぶりの研究会である。 集まったメンバーは20代から50代までいた。 40代以上の方は、私がお世話になった方々ばかりである。 皆さんお忙しいのに、私の話を聞きに来てくださった。 とてもありがたいことだと感じた。 大学に来て21年になるが、人間関係の歴史を感じた。 ありがとうございました。感謝しています。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 親の愛親の愛って何だろうか。 親は、子どもの将来を来ることを考えて行動する。 いろいろな配慮をする。 それは、苦労させたくないからである。 でも、子どもはそれに素直にしたがう子どももいれば、反発する子どももいる。 結局、子どもは子どもの思う通りの人生を歩みだいのである。 だとすると、親ができることは、最後には何かというと、 絶対に、この子は良い大人になるんだと信じてあげることである。 この信じてあげることが、大きな自信となって羽ばたくことになる。 つまり、親は信じてあげることしかできないのである。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 豊田市での講演会20代から70代までの幅広い層150名に対しての講演である。 楽しく、明るく、ギャグ満載で話すことができました。 やはり、場の空気がいいと、のります。 ありがとうございました。 今回の講演は、「夢現大7」の本がもとになっています。 6月18日に本はできるのですが、その前の内輪披露って感じでお話しました。 ひとめぼれ何かの物を手に入れたいとき、 あれこれと条件をつけることかある。 Aの条件、Bの条件、Cの条件、Dの条件、Eの条件があるとする。 たくさんの条件があると、なかなか物が見つからない。 そういうときは、しばらく留保することである。 そうやって思い続けていると、あるとき突然、情報がやってきて、かなうことがある。 ラッキーのラッキー乗くらいについている。 しかも、ひとめぼれで出会う。 こういう奇跡に感謝、感謝。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] ミニ指導案を書くと教材研究が面白くなるミニ指導案を書くと教材研究が面白くなる。 昨日のことである。 昨日、教職大学院の「授業づくりの内容と方法1」の補講をした。応用領域の現職教員3名と基礎領域の直進学生10名に対して少人数指導をした。 4年の大きな数のところを実際にきめ細かく分析していった。 ミニ指導案とは、まず、教科書を少し縮小コピーして、ノートにはる。次に、教科書の一言一句にこだわって分析していくのである。 「大きな数のしくみ」と小単元名にある。では、大きな数とはどの程度の翁数なのか。ここでは、億と兆である。「しくみ」とあるが一体何を指すのか。13けたの数をつくりとあるが、なぜ、13けたを問題としてだしているのか。□□□・・・と□でしめているが、この意味は何か。 数と数字を使い分けている、これはどういうことか。などなど、分析していった。 すると、おもわず、現職の教員が「面白い」とつぶやいた。教科書から見えないものが見えてきたのである。だから、「面白い」といったのである。教材研究とは、教材から来る情報を読みとることであり、新しい気付きがあることである。 情報抽出力といってもよい。今はやりの言葉で言えば、PISA型学力の読解力である。 そこで、感想交流となった。国語が専門の教員は、先日「先生から、分析読みを教わって、国語の教科書でもやってみました。すると、すっきり授業ができました。国語の教科書の教材は数ページにわたります。それらのミニ指導案をつなげてみました。すると、全体から文章の筋が見えてきました。」という。 英語の教員は、「英語の場合は、算数と同じです。教材は1ページです。それを細かく分析します。先日も細かく文先生はしていたら、five fishing という言葉がでてきました。この言葉にひっかかりました。複数形ではない、なぜ、ingがついているのか、これは生徒にはとって初めてだと気づきました。指導書にも書かれていませんでした。ミニ指導案を書くことはいいですね」と。 体育の教員に問いかけてみた。「体育の場合は無理かな」と。「いいえ、保健体育の教科書があります。これも分析読みができます。ミニ指導案がかけます。」と。確かにそうである。 ミニ指導案の良さは、普通の指導案と違って、教材を見ながら分析と展開を同時に見える化することができることである。 お試しあれ。 PS ミニ指導案については、配布文書にあります。探してください。 次に、書き方については、「算数力がつく教え方ガイドブック」にあります。 明治図書 http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-540018-7 取り入れる道のり何か新しいことを学校に取り入れようとする。 そのとき、どんなことが起きるか。 まずは、同僚に話し言葉で教える。 これですぐに分かる人は、ほとんどいない。 まして、その方法のよさもわからない。 次に、書き物で教える。本や研究物である。 これで分かる人は、全体の5%くらいかな。 その次に、動画を見せて教える。 これはかなり効果がある。 これで取り入れる人がでてくる。 それでも、全体の10%。 さらに、研修会に連れてくる。 これはかなり効果がある。 本物に触れることになるからである。 直接、講師の息吹を感じることができるからである。 それでも、連れてこられる人はかなりの親友、知人しかこない。 とはいえ、研修会にくれば感動が起きる確率が高い。 一番大事なことは、新しい教育方法にある原理にあたる部分である。 志水メソッドで言えば、「愛で育てる」ことになる。 ここを感じれば、感動が起きる。 そうすると、ようやく気持ちが動く。 感動させる場の創出こそ、上にたつ人の役割である。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] ふとしたきっかけ思い続けていると、ふとしたきっかけで、決まることがある。実現することがある。 例えば、Aということがかなうようにと思って、あれこれと物色していることがある。 迷ってしまうことがある。どこかが違う。フィーリングが合わない。 そして、迷っていると、とてつもないところから情報がある日やってきて、実現してしまうことがある。 だから、妥協しないで、思っていることが大事。 本当に必要ならば、来るべき情報がやってくる。 まさに、果報は寝て待て。というところかな。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] なれのはて仕事は3年間続ければ、慣れてくる。 ごまかしがきくようになる。 とりあえず、平準並となる。 問題は、慣れの質である。 どういうレベルの慣れかである。 レベルは高い方がいいですよ。 そのために、ほんのちよっとでも質を上げていこうとすることである。 ○付け法でも慣れてくると、基本を忘れる。 スピード、正確さ、声かけ、実態把握の4点である。 ○付け法でもほめる声かけがない○つけはテンションが盛り上がらない。 先生は嬉しいよという気持ちを子どもの前で出そう。 すると、子どもの喜ぶ顔が生まれますよ。 教師と子どもとのキャッチアンドリスポンス誰と誰がキャッチアンドリスポンスしているか。 よい授業は、教師が子どもの反応を見て進めている。 子どもの表情、動作を見て、今、授業を進めるべきかどうかを判断して、修正しながら動いている。 悪い授業は、子どもが教師の反応(顔色)を見て進めている。 子どもの表情、動作などにはおかまいなく、頑固に自分流で進めている。 それでいて、子どもがいうことを聞かないという。 愛で育てる授業とは、もちろん上のよい授業である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 以下は、親切なおせっかい。 悪い授業の場合。どうすればよいか。 「意味付け復唱法」である。 子どもの反応を受け止め、切り返していくのが意味付け復唱法である。 このことについて、本も出したし、DVDもある。YOU TUBEでも動画をアップしている。勉強されるといいですよ。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 教職大学院 体験授業昨日、刈谷市の総合学習センターにおいて、愛知教育大学教職大学院無料体験授業が行われた。 午前中は、基礎領域向けに参加者14名(学部生)を対象に鈴木健二先生が「朝の会」を題材に授業された。とても面白かった。授業が双方向でとてもうまい方である。 午後は、応用領域向けに参加者6名を対象に私が体験授業をした。無料ですが、精一杯やった。新しいネタを披露した。タイトルは、「子どもとのキャッチアンドリスポンス能力を磨く」である。どういうことに関心がある教員がくるか分からないので、どなたでも分かるような教材を準備した。理論と演習を交えながら、ギャグ満載で参加者の笑い声が絶えなかった。こちらもキャッチアンドリスポンスだから双方向である。無料だからといって手抜きはしない。受講してくださった6名の方に感謝したい。良い空間を共に作れたことに感謝。 授業後、同僚から、「楽しくてためになる授業でしたね」と評価をいただきとてもありがいたなと思った。 いい授業ができると心も晴れ晴れ。 今度の公開セミナーはこの新ネタを披露することになる。公開セミナーに申し込んだ方は楽しみに待っていてほしい。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 京都府井手町井手小学校訪問スモールステップで密度の濃い授業をされたことにびっくりした。 子ども達のたのしそうな顔は印象に残った。 楽しそうでなおかつ真剣に取り組んでいた。 1人1人を生かす視点で、音楽での○付け法にあたる部分を見せてもらった。ありがとうございました。 復唱法も意図的に子どもに復唱させる手と「なるほど」といいながら復唱している姿はとてもういういしい。指導法として学習したことを意図的に使うことができるということはとても素直だということである。 初任のときの授業も参観していたので、大いなる向上に驚いた。 小学校を去るとき、多賀小学校の馬場校長先生、井手小学校の中村校長先生に、4年間の着実な進歩をしみじみと振り返った。嬉しいですと話してきた。 小林美記代先生の授業2上の2枚の写真を読みとって欲しい。 50分間の1/3くらいの時点の板書である。 問題量は多い。しかも、整数の累乗の練習から小数、分数の練習まで。教科書では指数の導入は整数しか扱っていない。 整数で徹底的に練習させた。次に小数の練習である。小数になるとつまずく子どももいた。それを感知すると、0.1×0.1の復習をさりげなく入れている。チョークでかいた問題、フラッシュカードに書いた問題。口頭でやらせる問題。すなわち、問題練習させるにしても音声言語と記述言語を組み合わせて問題練習させている。音声言語で聞き取ることは授業での教師の言葉、友達の言葉を聞き取ることができるように配慮しているということでもある。 次に、分数の累乗を扱っている。これは、次の(−3)の4乗への布石だという。子どもが( )が必要な場面をマスなすの数値ではなくて、まず、既習の分数で慣れさせる意味があるという。確かにその通りである。 用語の説明もうまい。 かけ算のことを中学校言葉として乗法という言葉を思い出させた。この「乗」を指数のところと関連させるようにしている。 テンポが速いというのは、単に速く話すということではない。それは、子どもの看取りが速いということである。即座にできているかどうかを判断できるということである。 ここを間違えてはいけない。これでまで、どんどん説明していく授業は何度も見た。でも、子どもは落ちこぼれていく。ところが、小林先生の授業は、子どもが助かっていく。ここが大いに違うところである。まして、ゆっくりとした説明、練習量の少ない授業は私に言わせれば問題外である。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 小林美記代先生の授業スピード、テンポ、数学の質の高さはお見事である。 1時間の授業でこなす量の1.54倍はある。 おそらく100問題くらいはやったと思う。 シンプルな技の中に、瞬間の情報の交流がある。 しかも、どの子にも手を挙げさせて答えさせたいという教師の気持ちがある。だから、上の写真の挙手の量だと不満足な顔である。 9割の子どもが挙手する場面が多くあった。お見事でした。 3月に退職されて再雇用の教員とは思えない迫力であった。 [学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] |
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