最新更新日:2024/06/01 | |
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長所伸展法船井幸雄氏は、人や組織を伸ばすコツとして長所伸展法を主張された。 その要諦は、長所をさらに伸ばすこと。そして、短所には触れないことである。 個人の能力を伸ばすには、得意なものに磨きをかけて徹底的に伸ばすことである。 平均点に到達したというのでは、普通であって、長所でも何でもない。それは、普通ということである。 他者から見て圧倒的な優位をもつまで伸ばすとよい。そうすれば、他のものに回すエネルギーが生まれる。 組織の能力を伸ばすにも、長所伸展法がよい。できる教師、意欲のある教師を伸ばすことである。力がかなり高くなってくると、他の人にもエネルギーを分け与えることができる。それまで、余裕がない。 短所に触れるととてつもないエネルギーを奪われる。しかも成果は少ない。 ところが、学校の要望はできない教師の改善である。私も覚悟をもって指導することになるのだが、できる教師の伸び方と比較すると、かなりの差が生まれる。 実感として、長所伸展法が理にかなっている。 無謀な教師ある授業診断でのこと。 教師は、教科書では2時間扱いの所を1時間で計画した。 しかも、教科書の素材を変更して授業した。 そして、結果は1時間では終わらなかった。 診断の初発の発言。 「やはり、終わりませんでした。」 ここまでは、許せる範囲の発言である。 その次の発言にあっけにとられた。 「私の学級は重い(できない)ですから、1時間では終わりませんでした。」 どうなっているのだ。 子どもの実態が重いといいながら、難しい素材に変更し、しかも1時間扱いにする。 わけがわからない。 できない教師ほど、無謀なことに挑戦する。それは、メタ認知が働かないからである。 しかも、できなかったことを子どもの責任にする。 できる教師ほど、謙虚に行動する。できる教師ほど、自己責任にする。 おしゃべりな教師なぜ、教師はしゃべり過ぎるのか。 3分間で終わる説明を15分間も延々としゃべる。 その度に言葉を言い換えるので、聞いている子どもはますます分からなくなる。 では、どうすればよいか。 しゃべる原因を考えてみよう。 それは、子ども達が反応しないから、不安になってさらにしゃべるのである。 では、不安にならないためにはどうすればよいか。 説明したあとに確認をすることである。 この確認は、子どもに外化させるところから始まる。 完成の法則日本の特性 何か1つ完成しないと、評価されない。 つまり、見込みだけでは評価はゼロ。 完成すると、とたんに評価される。 ということは、何が何でも完成させることが大事。 学力テストでも、なぜ秋田や福井が評価されるかというと、実績を示したから、さらに示し続けているから。 これも完成の1つの事例。 教師と子ども教師は勉強したくないけれど、 子どもには勉強させたい。 学び続ける子どもの育成が求められているが、 その前に教師なんですよ。 教師として教師として続く条件は2つ。 1 子どもが好きなこと。 2 教材研究が好きなこと。 教材研究はやめるまで続く。 これが面白くて、続けることができないと、マンネリ化していく。 この2つを続けましょう。 管理職管理職は部下を育てなければならない。 能力が低いから、放出するのは育てていないことになる。 とは言うものの、能力が低い人を伸ばすことは容易ではない。 だから、そのためには、情熱、責任感、そして覚悟がいる。 種1つずつ種をまいて育てていく。 個の花が咲くようにと願って。 「ゆう&ゆう」に掲載内容はエッセーで2ページ、タイトルは「得意なことが天職になる」で書かせていただきました。 夏頃に執筆依頼があり書かせていただきました。 小見出しだけ書くと ・国語力の乏しさ ・算数も苦手から出発 です。 愛知県の方は、お近くの学校にあるはずのでご覧いただければ幸いです。 元気に会って話すと元気にさせてくれる人がいる。 こういう人は、相手をおもんばかって行動している。 しかし、おべっかを使っているのではない。 自分のプライドを保ちつつ、面談しているのである。 昨夜もある人と話していると、志水先生は打てば響きますねと評価いただいた。 ありがたいことである。 こんなふうに言われると、こちらも相手を元気にさせてあげたいと思う。 真似るある新任教師の話。 あまりにも授業がうまくないので、教務主任に授業を見せてお手本を見せ続けている。 ところが、真似ができないと校長は言う。 真似る素直な気持ちがないのか、それとも真似る力がないのか。 不明である。 教師の動作を真似るには、まずは、言葉の台詞と動作をそっくり見抜くことから始まる。見抜いているかどうかそこを判断してみよう。 もしかしたら、見抜いていないかも。 しかけ学ぶことの連続のためには、常に問いの発生と面白さがなければ続かない。 そのためには、教師からの「しかけ」が必要。 21世紀の教育では、資質と能力の育成のが必要で、そのためには、「学ぶことの連続性」が不可欠。 この意味で、緑丘小学校の研究は意義深い。 目の前目の前の人を心地よい状態にしてあげる。 すると、その人は頑張る。 たったそれだけのことであるが、これがなかなかできない。 私の仕事は授業診断を通して教師の授業力、学校の改善力を上げることである。 心がけていることは、常に善なるものを見つけ出し励ますことだ。 毎回、修行である。これまで6000人以上の人にアドバイスしてきた。 いろいろあった。 授業を見るたびに手強い授業が出現する。 それを面白い仕事だと思ってやっている。 全身全霊を絞ってその人にふさわしい診断を下していく。 そこが面白い。 ストレス「知」のストレスがたまる状態というのは、わからないことがが多いときである。 つまり、学力が低くて溜まる場合。 反対に学力が高い場合もある。 新しい難易度の高い問題を解決していて、ストレスが溜まる場合でがある。 きかく力授業づくりには、企画力、規格力がいる。 規格をそろえるということは、ユニバーサルデザインのこと。 企画するということは、企てるということであり、言い換えると、仕掛けるということ。 しかけについては、みよし市立緑丘小学校の研究が参考になる。 騒がしくなるとき子どもが騒がしくなるときはどんなときか。 1 やることが簡単過ぎて、すぐ暇になるとき。 2 先生の指示がわからないとき 3 指示はわかるけど、指示の意味がわからないとき 平衡ストレスを感じると自律神経がおかしくなる。 右側に傾けば、左側からのエネルギーがきて、平衡を保とうとする。 これが人の体の恒常性維持機能である。 新任教師の心構え1に 体力、2に 体力、3にも 体力、4に 精神力、5に 知力。 とにかく、教師が不登校にならないこと。 病気で休んだり、精神がめいって休んだりしないこと。 子どもは毎朝、あなたを待っている。 山のように山のようにある仕事を見て嘆いていたら、ちっとも進まない。 まずは、仕事の書き出しをして見える化して、優先順度の高いものから始めるしかない。 足りないという発想では何が足りないかを考えている限り、新しい発想は出てこない。 足りないのなら、補充しようということになる。 でも、補充したら、それでお終いということになる。 突き抜けた改革をしようとするならば、もっとこうなりたいという思いから施策を考えることである。 |
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