最新更新日:2024/06/10 | |
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今日の授業南風あったかげん記−806−今日は1,2年生だけの朝礼でした。 始めに、クリーンアップ五条川に参加した40名以上の人にお礼を述べました。地域の方もたいへん喜んでみえました。 次に、卒業生を送る会に対しての3年生の感想を紹介しました。1・2年生に向けて「これからも南中を盛り上げ、次の世代に伝統を受け継いでいってください。」などのメッセージを読み上げて伝えました。1・2年生の表情から、しっかりと受け止めてくれたと感じました。 続の話題は、進路情報の入手方法です。学校HPの右側にリンクが貼ってある次の4つのサイトを紹介しました。 ○ 公立高校入試情報 http://www.pref.aichi.jp/kyoiku/kotogakko/nyuga... ○ 愛知県私学協会・私立高校入試情報 http://www.aichi-shigaku.gr.jp/contents/school.htm ○ 愛知県専修学校各種学校情報 http://www.askr.or.jp/ ○ 探そマイ!スクール http://www.manabi.pref.aichi.jp/myschool/ 最後に、土曜日に聞いた水谷 修先生の講演から、印象になった言葉をいくつか紹介しました。内容は、昨日のブログに載せたものです。ぜひご覧ください。 公立一般入試A公立一般入試A今日の朝練習南風あったかげん記−807−昨日の水谷先生の講演で、概略と印象に残った言葉を紹介します。 17年前から夜寝ない生活を送っている。昨晩も11時から朝の4時まで名古屋の街の夜回りをした。幸い子どもはいなかった。5年前には本を出し、メールアドレスを公開してから、メールや電話での相談も行っている。この間、17万9千人の子と関わってきた。しかし、その中で、67名を亡くした。 毎日、美しいものを見ませんか。いろいろな相談に乗ると気が重くなる。その時に美しいものを見て心の洗濯をしている。 18年前に、定時制高校に勤める親友に会い、自分も定時制高校に勤めることを決心し、いきなり生徒指導主事になった。それ以来、生徒の居場所へ行くようにしてきた。暴走族のたまり場、組の事務所へも行った。 ある引きこもりの子には、毎晩プリントを持って夜中にやらせて出席扱いにしてもらうようにした。1週間で来るようになった。 苦しむ子は夜眠ることができない。あるリストカットで苦しんだ子は、毎日電話をかけてきた。リストカットは生きるためにする。はじめは窓から外を見られるようになった。ある時、ゴミを運ぶおばあさんを助けるために6年前に家を出た。それからおばあさんの話し相手をするようになり、働くようになった。 その子が行った言葉。 「やっとわかった。人はなぜ苦しむのか、自分の過去しか見ないから。自分のことしか考えないから。人のためになることをすると、ありがとうとか言われて、あっ、自分が必要とされている。大切な存在なんだ。生きる力がつく。ということを教えたかったんだよね。 「人は誰かを幸せにするために生きるんだよね。生きなきゃならないんだよね。」 教員は階段のステップ。段が高ければ、ひざまずいて踏み台になってあげればよい。だから結婚式には出ない。幸せな子はそのままでよい。 日本の中高生が抱える問題(いじめ、不登校・引きこもり、心の病・自殺、非行犯罪)は、バブルが崩壊してから増えた。家族が忙しくなってきたから。 肉体を健全に疲れさせるのが大切。心と頭が疲れているのに、肉体が疲れていないとバランスが崩れて問題が起こる。特に、みえない相手(携帯・メール)が危険。 リストカットは、親の過剰期待か虐待、過去のいじめが原因。薬物依存は病気、愛では治らない。 「自分の人生だから自分の好きにさせて」というが、それは違う。「君の人生は君のものではない。君に託されたものだ。生きているということは、命をつなぐため。」 笑顔があふれる学校にするためにはどうすればよいか。あいさつと声かけだ。美しいもの全部におはようと言おう。 優しさにあふれたお話でした。(写真は今日の中日新聞より) 南風あったかげん記−806−今日の中日新聞サンデー版 世界と日本大図鑑シリーズでは、「守れるか ソメイヨシノ」の特集です。その中の「名所でも保存の取り組み」の中で、五条川が紹介されています。 全長約27キロにわたり約4000本のソメイヨシノが帯となって咲き誇ります。1986年から「岩倉の水辺を守る会」が活動。植え替えのための募金活動も行っています。 種子で増やすことのできない園芸品種で、クローン植物であるソメイヨシノ。樹齢60年を超えると、9割以上に腐朽がみられ、倒木の危険性も高まってくるそうです。五条川の桜も人の手をかけないと守ることはできません。 「守ろう ソメイヨシノ」 南風あったかげん記−805−今日は、江南市民文化会館で行われた江南ライオンズクラブ結成50周年記念事業「夜回り先生講演会 あした笑顔になあれ−夜回り先生からのメッセージ−」を聞いてきました。大ホールはほぼ満席になるほど盛況で、人気の高さがわかります。私自身は、一昨年6月に岩倉市総合体育文化センターで聞いて以来のことです。その時の様子を、校長日記第55号に次のように書きました。 −−−−−−−−−−−−− 彼の講演は、まさしく会場の全員を魅了しました。私自身、背筋に電気が走りました。ハンカチで目頭を押さえている人も少なくありません。「すばらしい講演」などと軽々しく言えないほどの重みがありました。 本物なのです。本当の話なので説得力があります。いろいろな事例を貫く信念を感じます。それ以上に感じたのは、「自分の生命をかけている」と言うことです。 −−−−−−−−−−−−− 水谷先生は胸腺リンパ腫という病気と闘ってみえるのですが、今日の先生は見たところ良好のようでした。前回は、ジョークを言っても目は笑っていませんでしたが、今回は、若干の微笑みを感じました。 これは、江南周辺では、薬物乱用などの魔の手の侵入がないのか、仮にあったとしても何とかなるとの自信の表れだと受け止めました。 先生の講演で印象に残った言葉は明日の校長日記でお知らせします。 クリーンアップ五条川クリーンアップ五条川クリーンアップ五条川クリーンアップ五条川クリーンアップ五条川今日の部活動今日はクリーンアップ五条川!今日は大相撲新弟子検査写真は、昨日の中日スポーツです。 南風あったかげん記−804−本日の卒業式には、多くのご来賓、保護者の皆様にご来校いただきました。ありがとうございました。今日語った式辞を紹介します。ただし、本番はアドリブがありますので、ここで紹介するのは原稿段階のものです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 式 辞 南の風も暖かさを増し、五条川の桜の芽もようやくほころびはじめた今日のこの佳き日に、本校第三十二回の卒業生として、巣立ちの喜びを迎えられた百五十名の皆さん、卒業おめでとう。 また、本日の卒業式にご臨席賜り、ご光彩を添えていただきました岩倉市副市長 赤堀俊之様はじめ、ご来賓の皆様には、高いところからではございますが厚く御礼申し上げます。 保護者の皆様方、お子様のご卒業おめでとうございます。こうして立派に成長された姿を前にして、今、様々な思い出が心に浮かんでいることと存じます。 さて、卒業生のみなさん。 君たちと出会っての二年間では、あの「奇跡のキャンプファイヤー」を忘れることはできません。あの団結力は驚異的でした。 そして、この一年では、体育大会や、南中ふれあいフェスティバル、合唱コンクールなどで、その団結力を見事に発揮してくれました。 君たちとの会食会で、この一年間の成長を尋ねると、「みんなで協力することが、すごく楽しいと思えるようになったこと。」「他人の気持ちを考えて行動したり、発言したりするようになったこと。」と口々に言ってくれました。そこには、団結力という力に、心が伴ったと感じました。 部活動では、下級生を仲良くリードし、自主的に練習する姿が印象に残っています。柔道部や剣道部、卓球部など好成績をあげた部だけでなく、どの部も、部活動の本来あるべき姿を示してくれたと思っています。 さて、これから、新しい世界に旅立つ君たちに、最後の話をしなければなりません。 ラフマニノフというロシアの作曲家がいます。彼の作品で最も有名なピアノ協奏曲第二番を、彼自身のピアノ演奏で少し聞いてみてください。 《 音楽 》 レオポルド・ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団 セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ) 彼は音楽大学を主席で卒業し、周囲からもてはやされ、作曲家として順調なスタートを切ります。しかし、最初の交響曲が厳しく批判され、それがもとで心を病み、作曲ができなくなってしまいます。苦しんだ彼は、精神科医ニコライ・ダーリを訪ね、少しずつ自信と生きる力を取り戻していきました。そうしてできたのが、この曲なのです。 イントロの和音は、彼の苦しかった心の叫びのように聞こえます。しかし、その後やさしく美しく、そして明るく強く展開していきます。その後の彼は、優れた作品を残していきます。 三学期の朝礼で、海外で活躍された本校の先生方に、その経験を語っていただきました。 森先生は、やりたいことが見つからずに迷っていた時に、新しいことにチャレンジすれば何かが見つかるのではないかと思い、青年海外協力隊に応募されました。 浅田先生は、行き詰まった時期に、もっと大きな世界を見てみたいと思い、海外日本人学校に応募されました。 一柳先生は、自分の人生を自分らしく生きるためには、青年海外協力隊での経験が必要だと感じて自ら選択されました。 日本は、百年に一度の経済危機の最中にあります。君たちの行く末も、決して良いことばかりではありません。つまずくこともあるでしょう。 つまずくことは、残念なことではありますが、悪いことだとは思いません。そこから、立ち直ろうとしないことが問題なのです。 君たちも、この先、つまずく時、迷う時があるかもしれない。その時は、ラフマニノフが自ら救いを求めてダーリの門をたたいたように、また、先生方が新しい何かを求めて行動したように、明日に向かって自分の頭で考え、自分の足で歩き出してください。 最後になりましたが、今日家へ帰ったら、ぜひ家族の人に感謝の気持ちを伝えてください。小さい頃から、ひたすら君たちの成長を願い、今日の日を心待ちにしてこられました。心をこめて「ありがとう」を言ってほしいと思います。 微笑みと活力に満ちた君たちの前途に幸多かれと祈り、式辞といたします。 平成二十一年三月六日 岩倉市立南部中学校長 土 井 謙 次 卒業生送り出しクラスで過ごす最後の時間卒業式−14− |
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