今日は,新聞記事をもってきました。「月着陸船」との見出しです。ispace （アイスペース）という日本の企業が,月に着陸させる船を宇宙に向けて打ち上げたのです。来年4月末ごろ月に到着する計画だそうです。これが成功すれば,いつかは私たちの住む地球から月へといろいろな物を運ぶ仕事ができることになるといいます。
また,アメリカ航空宇宙局（NASA）では「アルテミス計画」がすすんでいて,2025年今から３年先には宇宙飛行士が再び月に立つことを目指しています。思い描いてみてください,人類が月を歩く姿を。
「再び」と言ったのは,実は今からちょうど50年前の1972年12月11日,宇宙船アポロ17号がこれまでに宇宙飛行士が月に降り立った最後でした。人類がはじめて月に最初の一歩を踏み出 したのは,1969年7月20日,アポロ11号でした。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが,人類にとっては偉大な飛躍である」と宇宙飛行士が語りました。そのとき,「月の石」を持ち帰っています。ちょうど校長先生が小学生の頃でした。わくわくしましたね。すごいことが起きている,「月の石」を見てみたいと,子どもながらに強く思っていました。
あれから50年が経ち,再び校長先生にとって,今日の新聞記事 はとてもわくわくするものなのです。人類のもつ「考えるカ」「創り上げるカ」「なんとかするカ」は,本当にすごいものだと思います。みなさんにとっての50年後,校長先生ぐらいの歳になったときはどうなっているのでしょうね。今を生きるみなさんが,学んでいることが力となって,もっともっとわくわくする世界を作り上げてくれることが楽しみです。
さあ,二学期も残すところあとわずかとなりましたが,「考えるカ」 「創り上げる力」「なんとかする力」を学び続けていきましょう。