「市中総体、みなさんお疲れさまでした。このような大きい大会などが終わると、自分たちの仕事（先生としての仕事）は、なんだろうなとよく考えます。いつも思うのですが、それは『張りきって頑張る生徒を育てること』だと思うのです。
目標に向かって『張りきって頑張る生徒』がどんどん増え、卒業して、そして大きく成長して大人になって街に帰ってくる。そのような人がたくさん増えることで、街は豊かになり明るくなると思っています。
　そういう意味では、わたしにとっての北陵中学校は、この校舎ではなく、皆さん一人一人です。北陵中学校の生徒一人一人が『張りきって頑張る生徒』になってほしいと思います。
　市中総体は、どの部も一生懸命頑張っていました。保護者の方々もたくさん応援にきてくださっていました。多くの人たちの声援を浴びて、競技できるのは考えて見れば、人生の中でそんなに多くはないと思います。君たちはとても幸せな時間を過ごしました。そんな幸せな時間は、大会の役員の先生は補助員、保護者の皆さんなど陰で支えてくれる人たちがいて成り立っていたのです。
　これからは、自分一人のためでなく、こうした皆さんにも恩返しができるよう頑張ってもらいたいと思っています。皆さん一人一人が北陵中学校です。ますます頑張っていきましょう。」

いよいよ市中総体が近づいてきました。普段の生活の延長線上に試合があるとするならば、皆さんは去年以上に立派な態度ですから、きっと素晴らしい成果をあげるのではないかと思います。

先日３年２組で研究授業がありました。２組の皆さんの一生懸命に学ぶ姿がとても立派でした。隣の１組・３組も立派に自習していて、静かに取り組んでいる。すごいなと思いました。さすが３年生です。気になって向かいの４組５組６組も見に行きました。ちょっとざわついていましたが、その時「静かにしましょう」という声が聞こえてきました。とても爽やかでした。

３年生と面接練習した中に、市中総体のためのヒントがあると思います。
「ボランティアをするとしたらどんなことをしますか」という質問に、
Ａさん「ゴミを拾います」
Ｂさん「いやいや、捨てなきゃいいと思います。捨てないように呼びかけます」
Ｃさん「捨てないのは当たり前だから、きれいになるように花を植えます」
皆さんは、どのレベルでしょう。
市中総体でも「花を植える」という行動をするような人がいたら、きっと結果もよくなると思います。それは気配りとか思いやりとか勇気とか言われるのかな。
ぜひ、市中総体、言い時間をすごしてほしいと思います。

生徒の皆さんによく話します。
中学校生活の様々な取り組みを大きく分けると
「昨日の自分を乗り越える！」「仲間と力を合わせてやり遂げる！」　この２つになるのです。

今年の体育祭では、その姿をたくさん見せてくれました。
一人ひとりが全力を尽くし、しかも仲間を大切にする。本気で勝利を目指し必死になる中でも、ライバルへの敬意を忘れない。そんな場面がたくさん展開されました。その心の成長に感動しました！拍手です！

それはこれからの中学校生活でも大いに発揮されるはずです。今後の北陵中、本当に楽しみです。

観劇「オペラ座の怪人」、会場にはたくさんの中学校がいました。
始まる直前に会場が暗くなると、あちらこちらから奇声が…（とても残念）。
しかし、北陵中生のほとんどは、そんな雰囲気に流されることなく静かに開演を待っていました。
とっさの時にもきちんと行動する気持ちの成長が嬉しかったし、修学旅行の成功を確信した瞬間でした。小さな失敗はいくつかありましたが…(笑)。
この調子で、これからの生活や行事を頑張っていこう！