僕がこの３年間を振り返ってまず最初に思い浮かんだことは２年生の時の自然教室です。
長野県の戸狩に行き、自然の大切さなどを学ぶというものだったのですがそこでのいろいろな災難が最も強く印象に残っています。
１日目、戸狩に到着し田植えが始まりました。終わった後は足が泥や水で濡れていたので、持参のビーチサンダルで民宿へ戻ることになっていたのですがそのビーチサンダルの片方だけが用水路に流されてしまい、そのままどこかへ流されて行きました。自然教室の国語の宿題で戸狩での体験を俳句にしようというものがあり、その事故のおかげで２つ枠があるうちの１つができました。
２日目、長野県と新潟県の境にある山へ山登りをしに行きました。雨のせいで地面がぬかるんでいて、一回滑ったらそのまま落っこちて死ぬだろうな〜などと思いながら無事頂上に着き、少し休憩してから山を降り始めると油断したすきに本当に坂で滑ってしまいました。運よく転がり落ちずに止まったのですが一瞬だけ死ぬかもという思いができて人生で今のところ一番の恐怖体験となりました。そんなこともあって夜はぐっすり眠ることができたのですが、深い眠りに入っていたので宿泊行事恒例の落書きをされていて、額には油性ペンで「アヒル」と書かれていました。同じ班だった人のウェットティッシュを借りて何とか消すことができたのですがその時のことはおそらく一生忘れないと思います。
３日目は特に何事もなく、ただビーチサンダルが片方しかなかったので川で大きくはしゃげなかったというだけで終了し、長いようで短かった自然教室が終わりました。
僕はこのことを通して、自然の大切さと少しの恐ろしさを感じました。そして、東山田に戻ってきたときの風景を見て、なぜこのあたりはこんなにも自然が豊かでないのだろうかという違和感を覚えました。ほかにも印象に残っていることはたくさんあるのですが、この記事はこれで終わりにしたいと思います。今まで３年間、さまざまなことに協力していただいた皆様、ありがとうございました。　　　　　３年選択　駿