最新更新日:2024/05/01 | |
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6月13日 朝礼朝礼での話より おはようございます。今朝は、読書週間で読んだ本を紹介します。 その一冊が「あんぱんまん」です。顔がアンパンでできているアンパンマンの、この絵本は、1976年、いまから41年前に発表されたものです。きっと皆さんのお父さんやお母さんも、この絵本を読んだことがあるでしょう。この絵本に描かれたアンパンマンのマントはぼろぼろで、大人たちは決して「かっこいい」とは思いませんでした。でも、子どもたちはちがっていました。子どもたちは、気付いていました。本当の「かっこよさ」に。そして、あの大地震、東日本大震災のとき、しばらくのあいだ、毎日のようにどこかのラジオ局で流れていたのが「アンパンマンのマーチ」でした。 「あんぱんまん」を生み出したのは、やなせたかしさんです。やなせさんは、正しいことをおこない、人を助けようとしたら、自分も傷つくことをかくごしなければならないと考えていました。いじめられている人をかばったら、自分がいじめられるかもしれない。それでも、どうしてもだれかを助けたいと思うとき、ほんとうの勇気がわいてくるのだと、皆さんに伝えたかったのです。先生は、この勇気の花を咲かせようとするヒーロー「あんぱんまん」こそ、かっこいいと思っています。皆さんにお薦めの一冊です。 このほかにも、読書週間に読んだ本として、やなせさんが書いた絵本「やさしいライオン」や、やなせさんのことが書かれた「勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語」もお薦めです。やなせさんの作品を読んで、皆さんも「かっこいい心」「勇気の花」を育ててください。 正しいことができる、少し難しい言葉でいえば「正義」について考えることのできるかっこいい大人にいつかなってほしいと思っています。 震災のあと、被災地の子どもたちにおくった やなせたかしさんのメッセージより 「おそれるな がんばるんだ 勇気の花が ひらくとき ぼくが空を とんでいくから きっと 君を助けるから」 |
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