保護者のみなさん、お子様の入学おめでとうございます。
　入学説明会のときに私の家で実ったみかんの話をしたことを覚えていていただけますでしょうか。
　私の家のみかんの木にソフトボールくらいの大きなみかんが全部で23個実りました。その中には、一枝に５、６個実るものもありました。しかし、その枝はどんなに強い風が吹いても折れることもなく、実を地面に着かせることもありませんでした。保護者の方にはこのようなみかんの枝になっていただきたいというお話です。
　まさに、新型コロナウイルス感染症の嵐の中、ぜひこのみかんの木のようにしっかりとお子さんを支えてあげてください。学校でも全力でお子様をサポートしてまいります。しかし、閉校となってはサポートにも限度があります。そのサポートを少しでも有効にするのが緊急の場合のメール配信です。メール登録が完了すると必ず返信がきます。返信がこない場合は完了していないことになります。登録方法がわからなっかったら必ず学校に連絡してください。

　　　令和２年４月７日
　　　瀬戸市立下品野小学校長　　　浅井　大司

　４月を待って桜が一気に開花し、まるでみなさんの入学を祝うかのような感じがします。このよき日に、63名の新入生を迎え、下品野小学校の入学式を挙行できたことは、喜ばしい限りです。新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
　みなさん、希望に満ちて今日を迎えたと思いますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため明日から下品野小学校は臨時休校します。みなさんはとても残念だと思います。お家の方々も残念でしょう。先生たちも残念です。再び学校が始まったら元気な顔を見せてください。
　校長先生から一つだけ宿題を出しておきます。初めての宿題ですよ。それは、「下品野小学校」というみなさんが入学した学校の名前を覚えることです。
　さあ、みなさんで「下品野小学校」と言ってみましょう、と言いたいところですが、大きな声を出してはいけませんので心の中で言ってみましょう。
「しもしなのしょうがっこう」
そうです。しっかりと覚えておいてくださいね。
　保護者のみなさま、お子様の入学おめでとうございます。いよいよ、義務教育の始まりです。よく、学校教育と家庭教育は車の両輪に例えられます。学校教育だけ、あるいは家庭教育だけでは車は前に進まないということです。新型コロナウイルス感染症拡大という危機的な状況だからこそ、共に協力し合いながら63名の子どもたちを育てていきましょう。
　最後になりましたが、この会場にはみえていませんが、ＰＴＡ会長様はじめ、ご来賓の方々、多くの地域の方々にこの子たちの成長を温かく見守ってくださることをお願いして式辞といたします。

　　　令和２年４月７日
　　　瀬戸市立下品野小学校長　　　浅井　大司

　昨年度に引き続き、下品野小学校の校長を務めさせていただきます浅井大司（あさい　だいじ）です。本年もよろしくお願いいたします。
　さて、本年度は小学校においては新学習指導要領の完全実施、瀬戸市においては小中一貫教育１年目、そして社会では働き方改革が教育界にも波及し、教育が大きく変わろうとする年です。本来ならば「挑戦」、「改革」、「飛翔」といった希望に満ちた言葉で新年度を迎えたいところですが、新型コロナウイルス感染症のため思うような教育活動ができなくなりそうでとても残念です。
　昨年度は突然の臨時学校休業日、きびしい制限のもとでの卒業証書授与式、修了式の中止など今までに経験したことがないような対応を強いられました。今年度もこのような対応が十分考えられます。もっときびしい対応があるかもしれません。しかし、子どもを思う心は家庭も地域も私たち教職員も同じです。苦しいときにこそ手と手を携えてがんばってまいりましょう。
　なお、新型コロナウイルス関係の大切なお知らせを文書よりも先に携帯メールや本ＷＢページで連絡させていただくことがあります。ご承知ください。