本校は２学年を１つとした複式学級です。児童数もほとんどの学年が５人未満です。少人数を生かし、ひとりひとりが生かされるような形態になるよう努めています。体育などはいくつかの学年が合わさって、なるべく多くで取り組めるようにしています。

異学年交流は活発です。清掃活動、自然学習、児童会主催の集会などで活動する自慢の縦割り班、「なかよし班」です。学年が上がるごとに、年下への思いやりが自然と理解できるようになります。

１月には恒例の百人一首大会があります。３学期に入ると、各学級で練習が始まります。本番は勢いよく札を取る様子が見られます。低学年からの積み重ねのおかげか、高学年になると上の句ですばやく取る子もいます。

和太鼓演奏に取り組んでいます。ひとりひとりが生かされるような形態になるよう努めています。上級生が下級生に教える場面もたくさんあります。

本校は山に囲まれた自然豊かな場所に立地しています。これらを生かした自然学習を充実させています。特に本校は「神明の森」と名付けた山が隣接しており、四季を通して自然に関する学習に取り組んでいます。
四季折々の「自然学習」は、いつも新たな発見があります。春は森の学習だけでなく、山菜採りをします。食べられる山菜を採り、それらを詳しく調べます。そのあとは、地域の方に作っていただく山菜の天ぷらを試食します。

夏には、近くの蛇が洞川へ水中の生き物を調べると同時に川遊びもします。

秋の森は暑い頃とはすっかり様変わりしています。早くも冬の準備が始まっています。すっかり秋も深まった頃に、森などで拾ってきた枝や木の実などで工作もします。

「ウッドランド」では学校の裏山に手作り遊具を作って遊びます。スリルのある遊具ばかりでとても楽しいです。

冬の森もたくさんの発見があります。寒く冷たくても土の中には春の訪れを感じることもあります。

本校の特色ある教育を進めるためには、地域の方の協力が不可欠です。特に、米作り学習では１年を通して地域ボランティアさんの力をお借りしています。田起こし・しろかき・田植えは春の大きな行事です。しろかきは「ドロリンピック」と称し、田んぼの中でたのしい競争などをします。

草取りを経て、秋には稲刈りを行います。高学年になると、もう慣れた手つきで稲を刈ることができます。脱穀・もみすりも大切な作業です。

スポーツフェスタは地域との合同運動会です。３年度は中止になってしまいましたが、４年度はやれることを願いたいです。この写真は、３年度の「体育発表会」です。スポーツフェスタはこのような競技を披露したり大人と一緒に行ったりします。

収穫祭は、本校の大きな行事の一つです。育てたもち米でもちつきをしたり、子どもたちが考えた発表をしたりして、お世話になった地域や保護者の皆様にふるまいます。３年度は子どもたちが考えたアトラクションや和太鼓演奏を披露しました。