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南風あったかげん記−722−

☆★☆ 能・狂言公演 ☆★☆ 
 教育界では、「知識が先か、興味・関心が先か」というのはよく行われる議論です。今日は、知識を得てから実物を見ると、いかに興味・関心が高まるかというのを身にしみて実感しました。
 生の狂言や能を見るのは初めてではありませんが、説明を聞いての公演は初めての経験です。そこでは、いくつかの疑問が解けました。一例を挙げましょう。
Q「なぜ右手と右足がいっしょに出るのか?」A「農耕民族である日本人は、鍬を右手で振り下ろすときに右足が出る。それと同じ。」
Q「なぜすり足で歩くのか?」A「能面は微妙な角度の違いで表情が変わってしまう。角度を安定させるためにすり足で歩く。」
Q「目付け柱の目的は?」A「面(おもて)をつけた能楽師は、極端に視界が狭くなり、しかも下を向けないため、柱を目印に、自分の位置を把握する。ないと舞台から落ちそうで怖い。」
 そして、実際に狂言「蝸牛」、半能「高砂」を間近で鑑賞しました。
 音響機器のない時代のこと、その発声には何度聞いても驚かされます。また、大鼓や小鼓の声を出しながらの演奏には圧倒されます。タイミングをどうはかるのか、その秘密は今回もわかりませんでした。
 やはり、生はすごい。能楽堂へ行ってみたくなりました。
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行事予定
12/23 天皇誕生日
12/25 アンサンブルコンテスト
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