最新更新日:2024/05/01 | |
本日:29
昨日:27 総数:440461 |
今年のコンサルティングの目標今年の学校、地域へのコンサルティングは、学校訪問をできるだけ減らす。 その上で、教師の授業力、子どもの学力が上がるように相談を緻密にしていく。 したがって、学校訪問したときには、事前の準備と事後のフォローをしていく。 例えば、事前には今、当該学校の問題点を明確にして診断を受けるようにする。事後としては、今後の課題を確認して、きちんとやりきっていくように皆様に努力していただく。 そのためのアイデアも出していく。 単に授業診断してほしいという訪問は引き受けないことにしたい。 全ては、授業力・学力向上のために動いていく。 当然、志水メソッドについてしっかりとした予習から始めてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 1年間に2度のチャンス1年間に変わることのできるチャンスが2回ある。 元旦と4月1日である。 元旦には、今年の大まかな目標を立てる。 4月からは実行の年である。そのときにも、また目標を立てる。 2回もあるなんてラッキー。 今年の目標は、公務優先と自分の時間の確保である。そして、これまでの諸々のことを再構築していく。 やりますよー!! その前に、3学期に力をそそぐ。 [志水廣の公式ホームページ] 小さくても花になると美しい。 ただ咲くだけで、人を喜ばせる。 だから、愛される。 小さな花にも命はある。 サイズは関係ない。 命の花を咲かせよう。 この世に生まれてきた限りは。 [志水廣の公式ホームページ] 「ありがとう」の段階「ありがとう」の段階がある。 マイナス1 何があっても「ありがとう」を言わない段階。 プラスマイナス0 良いことがあれば「ありがとう」と言う段階。 プラス1の段階 マイナスのことが起きても、「ありがとう」と言える段階。 解説:そのことに出会えたから今度失敗しなくてすむと思えば、「ありがとう」と言えるから。 プラス2の段階 いつも「ありがとう」が口癖になっている段階。 今度は、プラス100の段階 「ありがとう」と言われる段階。 解説:これはかなり難しい。「ありがとう」と言われるには、親切にしなくてはならないから。人に喜ばれることをしなくてはいけないから。 私は、プラス100のことを実践していく。 授業の中で○付け法をして、子どもから「ありがとう」と言われていますか? 生活の中で、周りの方から「ありがとう」と言われていますか? ツク人は「ありがとう」と言われていることを実践している。 [志水廣の公式ホームページ] 志水廣の心がけていること志水は、次のことを心がけて行動しています。 研究室に掲示してあります。 □ありがとうございます。 □愛しています。 □許してください。許します。 □闇を引き受けます。 □感謝しています。 [志水廣の公式ホームページ] 明けましておめでとうございます。新年明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年は、諸々のことを再構築する年です。 この再構築を愉しんでやりたいと思います。 「愉」は今年の漢字一字。 [志水廣の公式ホームページ] 詳細は、メールだよりで。 M校長先生より昨日きたはがきより。 「今年は全員の先生が志水先生の講義を受けさせることができたことが大きな成果です。」とあった。 この学校に私は一度も訪問したことはない。 でも、M校長先生とは以前からのお付き合いでそのように愛知や各地の講演会に送って下さる。 こういう思いが教職員を変えるのである。 学校改革を考えるとき、 志の高い目標が必要なのは当然であるが、それを具体的に動いて実現するのは教職員である。 校長の役割は、その目標に向かって何をどのように働きかけていくのかが重要である。 [志水廣の公式ホームページ] 「○付け法」川柳
福岡県の金田小学校で川柳大会がおこなわれました。
ご紹介します。 1.ありがとう 君の笑顔に ○付け法 2.愛してる 僕もあなたも 復唱法 3.給料に つけてほしいな ○付け法 4.○付け法 3分間で 蟹歩き 5.ペンのあと レジで気づくよ ○付け法 6.超多忙 わたしもほしい 部分肯定 7.なるほどね すごいね君は ほめ伸ばし ○付け法も川柳になるとおもしろいですね。 金田小学校の皆さま、ありがとうございました。 一歩ずつ前進今日のNHKのスポーツ番組で、イチローが登場していた。 今シーズンは200本安打の大リーグの記録を達成したイチローである。 でも、7月にスランプが来た。 そのとき、何かを変える必要があったという。 精神論で変えたのでなくて、技術で変えたという。打撃のホームを少し変えた。前屈みを少し上に伸ばした。そうしたらまた、ヒットの量産が始まった。 イチローは「技術」で変わるという。 その上で人間性の変化について語っていた。 何が授業で変わったのか。 その変化は、授業の中で、明らかに変わったことが見えるものでなくてはならない。 それが技術だという。 しかも、それは困難をともなうものだという。 その通りで、技術を変化させるには、新しい技術が必要で、しかもすぐに取り入れて身に付くものではない。 鍛錬を積み重ねて、授業技術は身に付いていく。 真摯に技術力を磨いていく教師でありたいものである。 [志水廣の公式ホームページ] 一宮市 校長・教頭研修会本日、午後から愛知県一宮市主催の校長・教頭研修会に招かれて、講演をしてきた。 一宮独自の良い点とこれからの目標を話してきた。 ポイントは、「人が人を変える。人が一番影響を与える。どのような人を呼んできて、教職員に出会わせるか。」である。 そのための事例を述べてきた。 [志水廣の公式ホームページ] 算数数学の授業における「自力解決」の前提算数数学の授業には、説明型授業と問題解決型授業とがある。 どちらも長所と短所をもっている。 ここでは、問題解決型授業で気を付けるべきことを述べる。 1.いきなり問題解決を迫る授業・・・だめだめ授業 教科書の問題を提示していきなり、「さあ、やってみよう」という授業。 これを無謀な授業という。 そもそも教科書の問題というのは子どもにとって初めての問題である。 なのに「用意。ドン」とか「頑張って。はい」ではいけない。 初めて跳び箱に出会った子どもがいきなりハードルのある跳び箱を跳べるのか? 確かに「用意。ドン」で解けるこどももいる。でも、多くの子どもは解けない。だって、何をどうやればよいのかがわからないから、解けないのである。もちろん、○付け法は不可能である。 全員の子どもに自力解決させることを願うのならば、確かな見通しをもたせたい。 2.見通しをもたせる授業 このタイプの授業にもよい授業とだめな授業がある。 (1)少ない人数で見通しを発表させ、他の子どもに見通しのつながりをもたせない授業・・・だめだめ授業 問題提示の後、どうやればよいかと安易に質問し、できる優秀な子どもだけが見通しを発言し、真似させる授業。 このタイプの授業を集団カンニングという。 (2)見通しについて、なぜこの見通しが必要なのかについて、筋道立てて説明し、どの子にも確認を求めている授業・・・良い授業 例えば、「この問題は解けそうですか?」「解いていくやり方はわかっていますか」と確認のある授業。 以上のことをふまえた上で、自力解決に入る前提について説明したい。 見通しを9割の子どもがもっていないと、自力解決できないし、また、机間指導もできない。 特に、「9割の子どもが見通しをもつこと」は自力解決に入るための前提であり絶対条件である。 このことがない限り○付け法は不可能である。 参考文献 志水廣 志水メソッドによる算数の授業づくり ―どの子も「わかる」「できる」授業―【DVD付き】(明治図書) http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 第9回 算数・数学授業力アップセミナーの準備2011年1月末に行われる第9回の算数・数学授業力アップセミナーは名古屋の青年会館で開催される。そのための準備委員会を開いた。アウトラインは決まり、後は各分科会の最終打ち合わせのみとなった。 今年は特に授業での話し合いの仕方に重点を置く。 教材は、志水塾(愛称)の新テキスト「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」(fornext)をもとに実施する。このテキストの刊行は1月の末になり、セミナー開催には間に合う。企画してから約1年と3ケ月ほどでできあがることになる。 申し込まれた受講生の方には、事務局より分科会の事前資料をメールで配布した。冬休みの間に見ていてほしい。 このセミナーは、各地で行われる地方大会の総括と新年度への提案性を含めた研修会となっている。話し合い場面でのキャッチ&リスポンスについて、実践的に鍛えることをねらいとしている。よって地方大会よりは密度の濃いものとなっている。昨年度から名古屋に会場を移し利便性をはかった。 協力してくださる講師スタッフは手弁当である。しかも、スタッフもまた代表の志水も会費を払っての参加である。自分で講演しても謝礼はなし、むしろ受講費を払っているのである。セミナーに参加する人のなかには受講費・旅費は自腹の人も多くいる。福岡県から来られる人はどれだけの費用がかかるかわかるだろうか。一方、受講費・旅費まで学校が出しているところもある。それに比べて、スタッフは教えることも学びの場と考えて参加しているのである。 このような熱いの研修会であることを理解の上参加していただきたい。 スタッフはみなさんの授業力を上げるべく、準備をつくしている。当日は、わくわくするような会にしたいし、また実のある研修会としたいと考えている。楽しみにしてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 圧縮付加法拡大指向のときうまく行ってもやがては伸びすぎてしまうことがある。 伸びすぎるとうまく行かない。 そこで、やるべきことは退却である。 その際参考になるのが船井幸雄が言う圧縮付加法である。 例えば小売り面積の半分をカットし、今までの商品を半分のところに積み上げるのである。残りの売り場は放置しておく。 すると、不思議なことにまた売れ始める。 つまり、密度が大切ということである。 だから、伸びきってサービスがうまく行き届かないときには、サービスできる範囲を削減し、サービスできる量まで減らすのである。 そうすると、密度が高まってくる。 参勤の学校現場を見ていると、範囲を広げすぎている。 圧縮付加法を使うとよい。 [志水廣の公式ホームページ] 恥ずかしい子どもが課題を達成しないときの気持ちはどんな気持ちなんだろうか。 一番は、恥ずかしいである。 友達ができて、ぼくができない。 算数数学の授業では、できない子どもの気持ちは恥ずかしいである。悔しいならまだいい。できる見込みがあるからである。 体育の授業では、この恥ずかしいが極端にでる。みんなの前で、飛べない跳び箱を跳ばせられる。逆上がりができないのに逆上がりをさせられる。 この恥ずかしい気持ちの脱却させるためには、できるようにさせるしかない。 どうやったらできるようになるのかを考えるのが、教師であるあなたの仕事。 [志水廣の公式ホームページ] 来年度のコンサルティングについて来年度の学校訪問による指導について、全面的に見直す。 多くの顧問学校が授業力が向上した。これは喜ばしいことであり、私も嬉しい。 厚く感謝している。だけれども、今年度、全く休養がとれず、働きづめであった。 来年度は本務の教職大学院における実習活動が増大するのは分かっている。本務が優先である。 よって、来年度は大幅に減らさざるをえない。そのため、来年度は今年度のルールを踏襲はしない。 やる気のある集団とお付き合いしたいと考えている。 やる気は、今年度の実績を評価していく。 また、義理と人情は守るように努力したいと考えている。 さらに、コンサルティングの方法そのものも大変革したい。 詳しくは。メール通信でお知らせする。 1月にはその方法を提案したい。 ご理解とご協力をお願いしたい。 [志水廣の公式ホームページ] 教師の人間性と声かけマイナス1のレベル いつも不平・不満を言っている。短所ばかりに目がいくレベル。 プラスマイナス0のレベル プラス1のレベル プラス変換できるレベル。俗にいうプラス思考の持ち主。 プラス2のレベル プラスもマイナスも超越したレベル。ニュートラル(中立)のレベル。淡々と受け止めることができるレベル。 さて、○付け法を教師たちが練習する場面があった。 354−338の筆算の○付け法の場面であった。 ある教師が、答えが12,26,692などの間違いに対する声かけをしていた。 なんと声かけしたか。 「12」に対して、「残念だったね」 「26」に対して、「残念だったね」 「692」に対しても「残念だったね」 と「残念だったね」の連発であった。 この練習の前に、部分肯定について説明し、具体的に「一の位は合っているね。10のメモは書けているね。5はどうなったのかな?」と教えたのにもかかわらず、「残念だったね」と連発していた。 教室中に、「残念だったね」が響き渡るとどうなるのか? 想像しただけでも恐ろしくなる。 教師の人間性がプラス1や2の人に、○付け法の声かけをしてほしい。 ○付け法を提唱するわけは、すべての教師にプロセス重視の教育をしてほしいという願いからである。結果主義だから「残念だったね」と評価した声がでる。部分肯定をして支援していくという気持ちならば、そんな言葉はでない。 「残念だったね」という声をかけた教師が、○付け法の正しい意味と方法を知ることによって、プラス変換する教師に転換することを願っている。言い換えると、教師の人間性向上を願ってのことである。 [志水廣の公式ホームページ] 人間性のレベル人間性にはレベルがある。 マイナス1のレベル いつも不平・不満を言っている。目の前の幸せにも感謝せず、短所ばかりに目がいくレベル。 プラスマイナス0のレベル プラスが起きるとプラスのことを言い、マイナスの事態が起きると、マイナスのことを言うレベル。 プラス1のレベル マイナスのことをプラスに受け止めることができるレベル。プラス変換できるレベル。俗にいうプラス思考の持ち主。 プラス2のレベル プラスもマイナスも超越したレベル。ニュートラル(中立)のレベル。淡々と受け止めることができるレベル。この段階になると、目の前のことを淡々と生きていくことができる。プラスにもマイナスにも直面しても、いつも感謝できることができる。 思うに、多くの人はプラスマイナス0のレベルではないかと思う。 一喜一憂して人間らしいのであるが、それほど心の貯金はたまらない。 プラス1や2のレベルになれば、心の貯金はたまり余裕がでてくる。 [志水廣の公式ホームページ] 良い説明型授業とえせ説明型授業ここのところの基本が明確になっていないと、授業は組み立てることができない。 説明型授業と問題解決型授業がある。 どちらも長所と短所がある。 今回は、説明型授業を認めたとして議論をしていく。 説明型授業でもよい授業と悪い授業があることを述べよう。 よくある授業タイプ 1.ひたすら説明するタイプの授業・・・だめだめ授業 ひたすらという意味は、子どもがわかろうが、わかるまいが話しつづけて、最後は、「どうみなさん、わかった?」「わかりました(一斉唱和)」となる授業 2.説明して分からせる授業・・・よい授業 「説明」というのは指導では重要な道具である。 良い説明とは、子どもが「分かる」ような説明をする授業である。子どもが分かるためには、子どもの既習の知識にそって、新しい数学の内容をつなげることである。 例 これまでは、こんなことを習ったね。そして、次の場合は、ここが今日の問題で新しいことだよ。この新しいことのためには、新しいルールがあるんだ。このルールのわけはこうなんだ。だから、このルールを使おうね。 第2学年 たし算の筆算 23+15の筆算はならったよね。今度は、23+19を考えてみよう。すると、一の位からたしてみると、3+9は12だね。この12は、これまでのきまりたど、一の位に書くね。すると、十の位は、2+1だから3ですね。すると、答えは、312となってしまうね。でも、数え棒でやってみたら、42となるよね。だから、一の位にある12というのは、十の束が1つと一のばらが2つということだから、この十の束1つは、十の位にあげますよ。これを繰り上げるといいます。 だから、十の束は4つと、一のばらが2つで、42となりますね。 このように説明することである。 この説明がきちんとできていることが大切である。 なお、説明でも途中の理由が欠けている授業は、よい授業とは言えない。 3.えせ説明授業・・・だめだめ授業 とにかく手順だけを教える授業。例えば、分数×分数は、分子どうしをかけて分子に、分母どうしをかけて分母にすればいい。はい、練習。 これで当面の練習もはばっちりできる。だけれども、文部科学省の全国学力テストになると、知識のテストにおいても破綻をきたす。まして、活用の問題などは全く手がつかない。 何も学力テストがそうだから、このタイプの授業が悪いというのではない。人間の頭にとって不都合だからこのえせ説明授業はだめというのである。そのわけは、意味がつながっていないからである。人間の脳は、「分かる」際には意味を求めるからである。脳の仕組みに合っていないからだめである。分かるためには、意味のつながり考えることが不可欠である。教師の役割は、意味をつなげることである。手順だけを暗記する教育は、馬鹿な人を製造しているだけである。当面の練習問題はできるけれど、後々の授業の問題において考えるようにはならない。それが証拠に、単純手順暗記で育てられた子どもは、次の担任が算数の授業で、みなさん考えましょうと問いかけても、行動を起こさない。そもそも考えるとは何かがわからないからである。罪深い授業だと自覚してほしい。 「えせ」と名付けたのは、当面子どもは解決できるだけに、良い授業と思われてしまうからである。よくできるようになるから、教師は困っていないし、子どももその教師に教わる限り困らない。でも、子どもの将来を考えると・・・困ったときがくる。 本当の教育とは、子どもが自ら乗り越えていくような教育でなければならない。 ぜひとも、説明型授業をするのならば、意味がつながる授業をしてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] ○付け法 教材研究ワークシートご利用ください。 ○付け法の教材研究のためのワークシートを配布物にアップします。 ご利用ください。 <swa:ContentLink type="doc" item="26929">http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003/doc/26929/512281.pdf [志水廣の公式ホームページ] 数学がわかると楽しい中学校3年生のAさんの話。 Aさんは看護系の学校に進学したいと思っている。 ただし、数学が苦手である。 看護系に行くためには数学が重視される。 そのため、数学検定を受けようと思った。 そこで、再度苦手な数学の学び直しをした。 学校の先生、塾の先生、周りの友達にも教わった。 特に、比の問題は苦手だった。 比の問題が分かるようになった。 すると、理科の分野での比の問題も分かるようになった。 数学が分かるようになって、楽しいと思うようになった。 そして、数学検定を受検した。 見事合格した。 数学に自信をもちたいという人は、数学検定を受けてみるというのも一つの手である。 何級合格という目標を設定すると、そのために勉強を始めるようになる。 [志水廣の公式ホームページ] |
|