最新更新日:2024/05/08 | |
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笑瀾万丈22 兵庫教育大学大学院の生活入学して勉学の日々が始まった。 四月当初は、自宅から大学まで片道50kmを往復した。 教育カリキュラムは、一般教養、教職教養、自然系数学、数学教育の科目をとって勉学に励んだ。 自然系の一期生としては50名の定員のところ数学科は11名だった。高校の教師が2名、中学校の教師が4名、小学校の教師が4名、そして主婦が1名いた。 大学の施設として無い物ばかりであった。授業を進めながら施設を少しずつ建設していた。あるのは、教師陣と学生だけ。これで満足に研究せよというのがおかしいが、そんなことは言っておられない。とにかく一歩ずつコトを進めるほかなかった。 そこには、創造の喜びがあった。自分たちで行動し、ルールを作っていくのである。 恩師の三輪辰郎先生(大阪教育大学)は一期生は良いものだと話されたが、このことだと体験してみて初めてわかった。 教師陣も我々院生に事前に相談を持ちかけてくれた。だから、大学院を作っているという気持ちがあった。教師陣とも仲が良かった。一緒にドライブに出掛けた。勉強の方はきびしかった。かなりしごかれたと思う。大学院だから当然のことであった。 教訓:ある日、全く知らない人が集まり、組織を形作る。初めは器と人の み。後から中身が形づくられる。 |
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