最新更新日:2024/04/27
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3もんの得

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3/1 今日のひとこと
早起きは三文の徳という。
算数の授業でも3問の得があったので紹介する。

音声教材の開発者である鈴木由里子さんからの報告である。
音声計算で、1分間で3問しかできなかった子どもがいた。例えば、あまりのあるわり算の23÷5、54÷8、32÷6ができた。
たったの3問である。
普通の音声計算ならば、1分間に20問は当たり前。早い子どもならば60問はいくこともある。
ところが3問である。
その子の様子を見ていると、必死に3問を解いていた。
23÷5ならば、五一が5、五二10、五三15、五四20、4あまり3
というように解いていた。
だから、時間がかかる。
ところが、この3問で゜きていると普通のテストはできるくらいの速さだという。
遅いのでよいというわけではないが、まずは3問できるとよいことに気がついたという。

この現象を解析してみると、3問解けるようになるということは、類題が3問できるわけであり、これで一つの計算手順(アルゴリズム)を獲得したことになる。
だから、3問できる力は分かっていないとできないことなのだ。
逆に言うと1分間に3問できないということは、計算手順をわかっていないということであるから、練習させても意味はない。計算手順からやりなおしということである。
3問できるようになると、4問へ、5問へと少しずつステップさせていくとよい。

遅れがちな子どもに対して指導して、3問の得を授業で実感してほしい。
[志水廣の公式ホームページ]
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