最新更新日:2024/05/01
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たかが、板書に問題を書くこと、されど…

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愛知県刈谷市立双葉小学校を訪問した。
5月の半ばに研究授業。
普通より少し早い時期に研究授業を設定してもらった。

3年生の酒井郁代先生が授業された。

3こで60円という問題である。

この授業で一番驚いたのは、自力解決で計算のしかたを考えたのだが、多くの子どもがノートに記述できていた。このかきっぷりは1週間ぐらい鍛えてできるものではない。
素晴らしかった。

さて、そのきっかけとして、ノート指導がだった。ノートの左端に赤線を引くこと。そして、日付を書くこと。この場面を見ただけでも鍛えられていると感じた。
次に、算数教科書の問題の視写は見事だった。
教師が1行ずつ板書しながら、子どもも1行ずつ書いていた。
それは、教師が問題文を1行読みながら、子どもは先生の声を聞きながら書いている聴写であった。
昔、筑波大学附属小学校の手島勝朗先生が用いていた方法である。

この行為の良さは何か。それを研究会に参加された小林美記代先生が解説されていた。
「教師が1行も文を読むと、子どもはその声を聞きながら次の言葉を予想しながら書いている」という。つまり、常に、次に来る文のことを予想しながら書けるので、授業の展開を予想できる子どもが育つ。」

酒井学級はそこが自然にできていた。
音声計算が5分。その後、の問題文の視写で合計7分間で、問題把握の所を終わっていた。驚異的なスピードであった。

しかも、ユニバーサルデザインの視点で言えば、視写の遅い子どももいるのであるが、頑張って書いていた。これだけでも自信がつく。



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