最新更新日:2024/05/17 | |
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しかけの見事さここでは、上の写真を見てほしい。 「3こで60円」を60円,60円,60円とわざと板書したのである。 すると、子どもたちは弱い声で。「いいでーす」と。 ここで、少し「間」をとった。 すると、一人の子どもが手を挙げた。 おかしいと! 3こが60円ずつではなくて、3こで60円になるからもっと少ないですと。 そして、たくさんの子どもの手が挙がった。 少し遅れてAくんが「ああわかった」「本当だ」「遅いよ」と子どもの声が連続した。 このしかけは大成功であった。 大学での教材研究のときに、しかけを作ることを要求した。 『2つの「しかけ」でうまくいく!算数授業のアクティブラーニング』(明治図書)に基づき、ユニバーサルデザインがテーマでもお願いした。 このしかけは、微妙な「間」が必要で、これはベテランの味だと思った。 中部中学校 理科の授業より記録タイマーによる打点の授業であった。 その前に、撮影を行った。 生徒にスキップさせた。それをカメラで撮影し、しかも連続写真として見せた。 そうすると、1つの写真の中に同じ生徒のスキップの過程がコマ送りの写真として見えた。 なるほど、身近なものでも打点の授業とつながることがわかった。 しかも、そのカメラは、プロジェクタ機能もあり、そのまま映写化した。 そばにプロジェクタはあるのだが線をつながなくても映写できた。 愛知県一宮市立中部中学校訪問今回は新任の教師2人と7年目の教師の授業診断であった。 若手教員の溌剌感はもとよりアイデアのすばらしさに驚いた。 やはり溌剌感があると、生徒は先生を好きなんだということが分かる。 授業力=(教材把握力)×(子ども把握力)×(指導技術力)×(精神エネルギー) この公式の最後の項目の精神エネルギーと教材のアイデアがあると、授業はレベルの高いものとなる。とても良かった。 |
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