最新更新日:2024/05/20 | |
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串間から「○つけ法、意味付け復唱法」の百匹目の猿現象が始まるか3月4日、宮崎県串間市立有明小学校に行ってきた。串間市は、幸島があり百匹目の猿の話で有名なところである。 示範授業と講演を行った。この報告は明日する。 びっくり現象は、串間市は「○つけ法・意味付け復唱法」を市をあげて取り組み始めていることである。 その証が、写真にあるようなリーフレットである。A4版の裏と表で1枚になっている。○つけ法・意味付け復唱法について簡潔にまとめてあり、しかもラミネートコートされている。 教育委員会から教員一人に一つずつ配付されているそうである。教員の意識付けとしてとてもよいアイデアだと思う。 昨日、教育研究所の研究員の発表があった。そこにも○つけ法・意味付け復唱法をした結果の報告であった。鈴木健二指導主事が鍛えた研究員の発表であった。 有明小学校の上田校長先生からは、昨年度のパージョンを見せてもらった。写真は今年度のものである。教室に1枚置いておくだけで教員の意識が変わる。みなさんも是非参考にしてほしい。 串間市の学校教育が「○つけ法・意味付け復唱法」で真に学力アップを果たし、先駆者となることを期待している。ありがとうございました。 [志水廣の公式ホームページ] プラス行昨日、ある事柄について、ほんの1時間の間にマイナスとプラスの現象に遭遇した。 捨てる神あれば拾う神ありである。 プラスとマイナスは交互に繰り返すと言われる。 でも、できればプラスばかりになりたい。 では、どうすれば良かったか。はじめのマイナスに引っかからなければ良かったのだ。 少なくとも中立の立場ならよかった。 だとすると、引っかからない・中立の立場の修行が必要。 だから、プラスプラス・・・の修行を続けよう。 例えば、「マイナスよ、ありがとう」「マイナスもプラスに変わる」「すべては中立だあ」「今はマイナスですが、こんどはプラスがくる。どんなプラスかなあ」 など、声にだしてみよう。これらを「プラス行」と呼ぼう。 [志水廣の公式ホームページ] 活動している状態から評価と指導を行う新学習指導要領では、算数的活動・数学的活動がより具体化されてきた。 概念形成は活動の中で育まれるということであろう。 これは、概念の行動化と言えよう。 問題は、行動したことに対して評価し指導することである。 ここにキャッチ&リスポンスが必要になってくる。 よく見ること、よく聞くことが不可欠である。 [志水廣の公式ホームページ] みんなで考えると楽しいな個別に考えることも楽しい。 でも、困ったときは、みんなで考え合うことも楽しい。 みんなの知恵が生まれるからだ。 「ヒントを言ってみよう!」という手法は、 みんなで考え合う手掛かりとなる。 [志水廣の公式ホームページ] 自慢の種教育は、自慢の種を見つけて、芽を出させること。 文字が読めるというのも自慢の種である。計算ができるのもそうだ。 その種は、同じ種であるかもしれないし、子ども一人ひとりによって異なるかもしれない。どちらにせよ、自慢できることを増やしてあげよう。 [志水廣の公式ホームページ] 自分を愛する自分を大切に思うこと。 自分を徹底的に愛すればよい。 心の底から愛すると、自己の存在感、重要感が生まれる。 自分を愛するところから人を愛する心が生まれる。 [志水廣の公式ホームページ] ほんまかいなみんながAがよいと言われたら、「ほんまかいな」と思ってみる。 ようく考えてみたら怪しいことがある。 問題解決型授業がよいとみんながいいだしたら、「ほんまかいな」 説明型授業がよいと言われても、「ほんまかいな」 どちらも長所・短所がある。 対話的説明型授業もある。これもなかなかよい。 授業を設立させる要素として、今の教師の授業力、子どもの授業力、教材の難易度なががあり、それらによって、上の〜〜授業のスタイルが決まってくる。 ようは、授業をしていて、教師と子どもに一体感があるか、子どもがやる気がででいるか、無理のない展開かなどの観点でとらえればよいのだ。 [志水廣の公式ホームページ] 考える場子どもが自分の考えをもつことである。 そのために、見通しをもたせようとしているか。 考えさせる場をもっていなくて、考えるちからをつけないことはムリ。 [志水廣の公式ホームページ] 難局を乗り切るには現在のように社会も教育も右往左往するような難局のときは、どう乗り切ればよいか。 北極に逃げても始まらない。では赤道がいいかというとそこでも無理である。 普通、乗り切る方法は「原理原則」と「時流適応」がある。 この2つのどちらかをやれば運がついてくる。 とりわけ、難局を乗り切る方法は、「原理原則」で乗り切るのが一番である。 総合的な学習が大切と言っても、10年で変化してしまうのである。 厳選して基礎基本が大切と言っても活用が大切と変化してしまうのである。 そんな目先にとらわれているから、上が変化すれば自分の言うことを変化せざるをえなくなってくるのである。 私の本づくりは「原理原則」と「時流適応」にそってやってきた。 最近、顕著なのは、『算数力がつく教え方ガイドブック』と『「愛」で育てる算数数学の授業』が売れているのである。増刷のスピードが速い。これらは、まさに「原理原則」にしたがった地味な本である。 『教え方ガイドブック』は、初級と中級の知識と技能にわけた。初級では、わかるとは、できるとは、課題と問題、見通し、発問、用語・記号などについて説明し、中級では、○つけ法・意味付け復唱法・キャッチ&リスポンス、問題解決型授業などについて説明した。また、『「愛」で育てる算数数学の授業』は、教育の根本の「愛」って何?を取りあげた。地味な本である。でも、読者の共感を得ている。 だから、みなさんも「原理原則」は何かを考えて行動してほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 本の目次を見てほしい。何が原理原則かが見えてくる。 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... 熱意は距離と時間を超越する串間市は、宮崎市から来るまで2時間弱かかる位置にある。 研修会は串間の全体研修なので150名近く集まった。 それに加えて、県下の各地から集まってきた。毎年宮崎市で教師力セミナーにでかけているが、そこのメンバーが遠くからでも来られていた。 2時間と言えば、愛知県で言えば一宮から豊橋ぐらいまである距離である。それでも参観したいとなれば、かけつけてくるのである。 まさに、「熱意は距離と時間を超越する」のである。 [志水廣の公式ホームページ] 危険サインの共有化
3/2 今日のひとこと
A中学校では、普段はトイレのスリッパはきちんと並べてあった。 あるとき、スリッパがくずれているのを校長は発見した。 校長はそれを直した。また、次の時間もくずれていた。 そこで、緊急の生徒指導部会をもち対処した。原因がわかり指導してことなきをえた。 A中学校は県下でもしっかりした学校である。 それでもくずれることがある。 要は、ある一つのサインを見つけて問題だと感じるか、感じないかである。 このサインを明文化して、職員が共有化しておくことである。 [志水廣の公式ホームページ] 問題意識の有無危機感のある学校、そこからもがき改革へと歩みだす。 危機感のない学校は、今の現状に満足しているから新たな目標を設定できず、 改革しようという意識が生まれない。 では、危機感はどこから生まれるか。 ほんの一つのことについても問題だと意識しているかどうかである。 [志水廣の公式ホームページ] |
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