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最新更新日：2024/04/29 |
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観客とサポーター
研究授業の場合、教師、子ども、そして参観者がいる。参観者は、コンサート会場の観客である。サッカーの試合のサポーターである。観客やサポーターは何をするべきか。どんな態度で観るべきか。 まず、コンサート会場に遅刻する人は希である。 次に、批判ばかりする観客はいない。 やはり、一緒に音楽を楽しみ、応援をする。 校内研究会でも研究発表会でも、同じような態度で望みたい。 そうすると、授業者も子どもたちも成功するための安心感のある教室となる。 ［志水廣の公式ホームページ] 新規開拓
新しいことをやるのは、わくわくする。 脳は、新しいことを求めている。 全く新しいことでも、動き始めると知恵がでてくる。 楽しいことだ。 ［志水廣の公式ホームページ] ノートの機能
頭の中でおぼろげながら考えたことを頭の外に出すことを「思考の外化」と呼ぶ。ノートは、思考の外化のメモ書きである。 ノートは下のような機能がある。 �ゝ�録としての機能 �▲螢蓮璽汽襪箸靴討竜’� �Ｎ�習の機能 �す佑┐詢呂魄蘋�する機能 �タ兇衒屬蠅箸靴討竜’� �Ω鯲�としての機能 子どもから「なぜ、ノートをとるの？」と質問されたら、きちんと答えられるようにしよう。 「算数力がつく教え方ガイドブック」（明治図書）・・・P148-149より ［志水廣の公式ホームページ] 文化の伝達
一人前の教師は、すぐにできるわけではない。 何年かかって実践を積み重ねてできる。 ただ、教師の文化はなかなか伝わりにくい。 まずは、先輩がお手本を示そう。 次に、後輩は真似をしよう。 この連鎖の中で育つ。 ［志水廣の公式ホームページ] 非言語による外化
言語以外での外化から始まる。 子どもに反応させることである。 教師の話でも、友達の話でもまず聞くことである。 聞いたときに、反応する子どもに育てたい。 今の話が「わかっているのかどうか」を動作や仕草で表すことだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「わかったら」うなずきましょう。 「わからなかったら」かしげましょう。 どちらの反応でもいいのです。この反応があると、先生は、それに応じてもっと話を進めたり、止まって再度説明したりしますから。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 子どもが反応しないほど、教師は判断に困ることはない。 そのためには、反応する子どもを育てることだ。さらに、そのためには、反応したことをほめることだ。 「そうそう、わからないんだね」、「なるほど、わかっているんだね」そんなふうに表情や動作で反応してくれることがありがたいよ。と話しかけよう。 このことは、教師にとってもきびしいことである。反応を見逃したら信用をなくすことにつながりかねない。でも、反応を見逃さないということは、授業の原点である。だから、私は、キャッチ＆リスポンスと言っているのである。 ［志水廣の公式ホームページ] 二人対話法は効くよ
２３日の夕方に岡崎市立梅園小学校の佐々木先生と鈴木先生が公開講座の発表の打ち合わせに来られた。 その席上で、二人対話法のことが話題になった。 昨年の９月から二人対話法を学校として取り組まれ、研究発表会でもそれを店、その後も継続したという。 すると、市内の記述式のテストでかなり書く力が伸びていることを実感したという。 これまで、少ししか書けなかったのが、正しい道筋の文章をきちんと説明できるようになったという。 算数の授業で、書く力が伸びたのであった。 ［志水廣の公式ホームページ] 参考 二人対話法について、一番新しい本としては、岡谷小学校の本がよい。ごらんください。 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html... どの子も伸びる。どの教師も伸びる。
○つけ法や復唱法でどの子も伸びていくことはわかった。 次は、教師である。どの教師も伸びるのか？ 伸びないと宣言する人は、授業はセンスたど決めつけてしまう。 最近、数校の学校訪問を通して、どの教師も確実な手だてを示し、実行すれば伸びることがわかってきた。１００人中１００人とまでいう自信はないが、それでも授業力が低かった人が伸びて変容することは目の前で少なからず見てきた。嬉しいことだ。 ［志水廣の公式ホームページ] 人間性を高める
授業がうまくなるには、最終的には教師の人間性を高めることだ。 教師の人間性は授業の場で試される。 それは、できない子どもがいたときだ。 ［志水廣の公式ホームページ] 一つの教材開発が子どもを夢中にさせる
５／１９ 今日のひとこと
特別支援学級の授業を参観した。子どもたちが夢中になっていた。 よく見ると、コンパスを使った作図の問題である。レベル１から６までの問題のワークシートを作っていた。 学年及び発達度合いの異なる子どもたちが夢中になっていた。 この教材開発をされたＭ先生は、４年生の声に耳を傾け、ひらめいたという。 やはり、アンテナを子どもに向けている教師は強い。 ［志水廣の公式ホームページ] 
期待感をもたせる
５／１８ 今日のひとこと
黒板は語る。今日一日の始まりを。 阿智第二小学校の児童用の玄関に、黒板があった。 そこに、下のような文章が書かれていた。達筆であった。 なるほど、黒板に書かれた文章が全校児童に語りかけている。 どうりで、どの教室に行っても私の名前が児童からつぶやかれたわけだ。 全校が一体化する手だてとして素晴らしいと思った。 ［志水廣の公式ホームページ] 
教室に○つけ法・復唱法シートを
［志水廣の公式ホームページ] ノート力
これからの教育は、読解力が大切と騒がれているが、まずは聴解力の方が優先する。 その端的に現れるのが、ノート力である。 今話されていることを聞き取ることは結構、難しい。 全てを速記することはしないとしても、話題となっていることについて、意味を解釈できないと、メモして、ノートに表すことはできないからである。 児童・生徒のノートを点検して、具体的にどうすれば伸びるかを指導したい。 ［志水廣の公式ホームページ] 魔法の言葉
１年生は宇宙人。独特の世界を持っている。だから可愛い。 でも、大人の言葉がわからない。伝わらない。 ところが、阿智第二小学校の伊藤正子先生の授業で魔法の言葉が飛び出した。 算数の授業でさいころを算数セットから取りだしてしまわせたときのこと。 「さいころは、白を出して、後は、算数セットのお部屋に入れといてください。」 「箱を気を付け！しておいてください」 「さいころさん、おやすみなさい」 「お部屋」「気を付け」「おやすみなさい」 この言葉は見事に一年生の子どもたちに伝わった。 まさに、魔法の言葉でした。 ［志水廣の公式ホームページ] 舞台の設定２
教室は一つの舞台。 どの子も活躍できる舞台を設定することだ。 事前に計画的に用意する舞台。 授業の中で瞬間に生まれる問いからあらたにスパークする子どもの舞台。 教師は、シナリオライターであり、なおかつ、演技者である。 写真の先生は、音楽の教師（岡谷小学校）を始めて２年と少し、どんどん上手になる。毎年アドバイスしたことは改善されている。すごいなあ。 ［志水廣の公式ホームページ] 舞台の設定
最近つくづく思うのは、舞台の設定は、他の人様がやってくれるということである。 自分で設定するよりかは、はるかに大きなエネルギーの場が与えられる。 この人様の好意に対して誠実に受け止めていくようにしたい。 ［志水廣の公式ホームページ] 飽きると
授業をしていると、子どもが飽きてくることがある。 このときは、どうすればよいか。 正解はどれか？ �）阿�ているということが、分からないから当初の計画通りに進む。 �∨阿�ていても、今やっていることは大事だから当初の計画通り進む。 �Ｋ阿�ていることは分かるけれど、他の手を思い浮かばないから当初の計画通り進む。 �に阿�ていることは分かったから、今の事は大事だとお説教を始める。 �ニ阿�ていたら、今の作業はやめて他のことの話題に移る。 私は、�イ�正解だと考える。子どもの関心がなくなると、なかなか引き戻すことはできない。新たな展開に移った方が、新鮮に見えてやる気になる。 でも、�，�ら�い亮�業は意外に「ある」。 それは、他の話題を用意していないし、また、他の話題に移る勇気が足りないからである。 ［志水廣の公式ホームページ] 子どもを困らせているか
スムーズに教師の思うままにいく授業がある。 これはある意味、危険である。 算数の授業では、普通は子どもが困るものである。 子どもが困らない授業は、おかゆさんを食べさせる授業である。 これでは玄米食は食べられない。本当の力とは、玄米食でもしっかりと噛める力のあることである。 そのためには、教師は困る場面の設定が必要である。 子どもが何に困るのか、どこで困るのか。なぜ困るのか。 これらを教材研究で明らかにしてほしい。 ［志水廣の公式ホームページ] 化学反応
ＡとＢの組み合わせで吉とでるか、凶とでるか。 片や素晴らしい化合物ができ、片や爆発反応まで行ってしまう。 相性は確かにある。 それを見抜き適材適所に配置するのが上の役目である。 ［志水廣の公式ホームページ] 今年は動きます
昨年度も一昨年度も多忙だった。 ただし、私にとってはある意味、活動ができなかった。 教職大学院の設立に向けて、他公的な仕事で振り回された。 今は、それらも一段落した。 もちろん、教職大学院は軌道にのるまで自転車操業の日々である。 それでも、志水本来の活動を再開する。 志水塾初級講座もその現れである。 動きますよ。 ［志水廣の公式ホームページ] 心の表現の共感から始まる
キャッチ＆リスポンスは、子どもの心の表現を共感することから始まる。 東角小学校の授業で、２０×３の場面で、子どもは次のような発言をした。 「これまでは、九九しかないけど、１０より大きいかけ算で、３年になったら２０までいったから、びっくりしたあ」 と、素直に表現した。 この表現の素晴らしさにわたしは感動した。２０のだんの九九なんだと。インド式計算を予想させる発言である。こういう子どもに育てたいのである。 では、ここで、どうリスポンスすればよいか。 「ほんとうやなあ。びっくりするなあ。他のみんなもそうびっくりしたかなあ」 と共感してみるのがよい。 または、「びっくりしたんやなあ。ところで、みんな、Ａくんのびっくりの意味がわかるかな?｣ とレスポンスしてみよう。すると、「ぼくもそうや」という共感が生まれる。授業の中で同志の関係が生まれる。同志というのは、教師と子ども、子どもと子どもとの関係で同志になる。教師が高見の見物をするのではない。この共感性は、共に追求しようというエネルギーに転化される。 子どもの感情表現は授業を進める上でキーワードとなる。 「びっくりしたあ」という発言は、２０×３は、２×３に帰着でき、結局、簡単だあとなる。びっくりが大きければ大きいほど、簡単さも浮き彫りになる。授業の最初の言葉が、授業の最後で「算数のよさ」に迫る伏線となる。だから、たかが感情表現だとあなどってはいけないのである。 ［志水廣の公式ホームページ] |
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