最新更新日:2024/05/20
本日:count up31
昨日:31
総数:440956
新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内  新規「授業力アップわくわくクラブ」サロン会員のご案内 

○付け法への招待11 部分肯定の精神

画像1 画像1
○付け法は、机間指導で思考の途中過程と答えの結果に対して○つけを行う。

すると、どうしても途中までしかできていない子ども、
途中までは合っているがその後はつまずいている子ども、
などに遭遇する。

このとき、完全正答だけを求めようとすると、○にはならないから○つけは不可能となる。
部分肯定の精神ですると、途中までを認めることができる。
具体的には、「ここまでは合っているよ。ここから、もう一度考えてみよう」
「ここまでは、オッケー。次は、こう考えてごらん」と示唆することである。
部分的に合っているところに、部分○をあげるのである。
すると、子どもは途中まで認められているからこの後頑張ろうという気持ちになる。

結果主義に凝り固まっている教師にとっては、この部分肯定がなかなかできない。
でも、部分肯定に取り組み始めると、良いところ探しとなり、教師の気持ちがよくなる。
部分肯定の精神をぜひ取り入れてほしい。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待10 まず素早く回る

画像1 画像1
○付け法のスタートは、
1.全体を見回す。・・・確かな見通しを9割の子どもがもっているかどうか。
もっていれば、○付け法開始。もっていなくて固まっていれば、見通しの確認を再度する。

2.実際に周り始めたら、解決のスタートを確認していく。つまり、問題解決の初手を確認していく。
一人の子どもが最後まで解けるのを待っていると、時間は遅くなってしまう。とにかく、どんどん見ていく。一周すれば、次は、どの子どもを重点的に見ればよいかが分かる。

[志水廣の公式ホームページ]
写真は、茨城県水戸市立妻里小学校の深谷先生。とても温かくい声かけで素早く回っていた。普段からの指導が素晴らしいことが分かった。

○付け法への招待9

画像1 画像1
授業では、子どもの反応に対して即時にフィードバックすることが基本である。
その場その場で教師が切り返すから授業がスムーズに流れる。

個に応じた指導でも、即時にフィードバックしたい。
これが○付け法である。

ゆっくりした教師の反応では、子どもは飽きてしまう。

[志水廣の公式ホームページ]


○付け法への招待9  ○×法ではない

画像1 画像1
○付け法への招待9 
できている子どもに○をつけることは当然である。
しかし、できていない子どもに×をつけるのではなくて、○をつけていこうというのが○付け法の根本である。

○付け法への招待8 どんな本で学べるの?

画像1 画像1
○付け法について書かれた本はいくつかあるが、最近の本では。
「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」がいい。

この本の特徴は、自力解決の○付け法と適用練習の○付け法の両方が解説してある。
特に、教材研究から実際の練習ワークシートまである。
23年1月末に1000部発刊した。販売窓口は、愛知教育大学の生協書籍部だけであるが、とても好調で現在の在庫は200部をきった。特に宣伝していないのにでていく。

この本は、A4サイズで200ページもあり、全国の志水メソッドを実践している人たちとともに作った。最後の編集は志水が何度も校正して仕上げた。
ちなみに、この本を明治図書に紹介して、価格を質問してみた。
「明治図書で発刊したらいくらになりますか?」
なんと、「5000円」という返事であった。
中身が濃くてしかもお値打ちの1500円で提供している。
ご利用いただければ幸いである。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
愛知教育大学の生協書籍部に電話するとすぐに対応してくれる。

申込先
メールで下記のアドレスまで「送付先氏名」「送付先住所」「郵便番号」「電話番号」「注文冊数」をご連絡下さい。発送費用は別途必要になります。尚、携帯電話からのメールでの申し込みは不可です。パソコンでのメールアドレスで申し込み下さい。
愛知教育大学生活協同組合書籍部  電話 0566-26-2704
担当 三浦久典
メールアドレス  r2202257@coop.aichi-edu.ac.jp
定価 : 本体価格1500円+税   A4版 200ページ
発行所:for next 


[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待7  結果だけか、過程と結果なのか

画像1 画像1
○付け法にも、教師が教卓で待つ方式と、教師が子どもの机の間を回る机間指導方式がある。
上の図を見れば、どちらが優位かは明らかである。
でもね、ここで納得してはいけない。
過程と結果を見るということはどういうことを言うのだろうか?

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待6 ノートを見ると面白い

画像1 画像1
ノートを見ると、子どもの思考が見えてくる。

この思考の様相を本時の授業で見るのが、○付け法である。
即時に見て、即時に評価して、場合によっては指導しようというのである。

ノートを授業後に回収するのでは、遅い。
今、考えたことの現れをその場で見ることが、本来の授業だと考える。
あなたも、机間指導してノートを見よう。
そして、子どもに良い評価をしていこう。
机間指導でほめるだけで授業は大いに変わる。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待5 ○付け法が可能なクラス

画像1 画像1
○付け法は、個別指導である。
その際、少なくとも3分間は必要になる。
3分間の間に、子どもがゆるむようなクラスには、○付け法は向かない。
○付け法が向かないというよりも、個別指導そのものが向かない。

だから、○付け法を実施する際には、自分のクラスの子どもたちの実態がどの程度が見極めてほしい。
ある教師は、○付けのスタートのときに、3分間は集中してやろうと声を一斉にかけてから実施していた。
子ども達は、「先生、頑張って」という思いで取り組んでいた。
このようなクラスはとてもほほえましい。

3分間も集中できないクラスで、○付け法(個別指導)を実施すると、さらに騒がしいことになる。
これは注意しておきたい前提条件である。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待4 確認と見届け

画像1 画像1
算数・数学の授業において、どこまでできているか、どこでつまずいているかを確認することはとても大切なことである。
これを机間指導でやろうというのが、○付け法である。
確認したあと、それを指導して、本当に「できるように」なったのかの見届けも大切である。
確認と見届けをして、完全習得学習を目指す、これが○付け法である。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待3 学校の役割

画像1 画像1
学校の役割は、子どもに○を与えて帰すことである。

子どもに×を与えて帰す役割でないのは、当然のことである。
子どもができないまま放置して帰すところではない。

学校は、できないことをできるようにすることである。
たがら、○でない状態から、○になるように指導・支援することが求められる。
再度、繰り返す。
学校の役割は、子どもに○を与えて帰すことである。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]
写真は、数直線に3の倍数に記しをうったことに対する○付けである。

○付け法への招待2  ○付け法の定義

画像1 画像1
○付け法とは何か

○付け法では、解決過程と解決結果に対して、見ていくことが大事である。

[志水廣の公式ホームページ]

○付け法への招待1

画像1 画像1
○付け法への招待と題して、再度○付け法について少しずつ紹介します。

☆志水式○つけ法の理論から


0.○つけ法の精神
 (1)子ども全員が「わかる」「できる」授業を保障することである
1.○つけ法の勧め
 (1)○つけ法とは何か
   ・子ども一人一人に対して赤ペンで○をつけていく方法である。
   ・志水流は出前方式。
   *教卓方式とは異なる。
   *出前方式でも教卓方式と同じになることがある。
   ・目標は全員に○をつけることである&;「できる」ことの保障である。
   ・○つけ法は指導と評価が一体化する技法である。
   ・導入での復習や適用題の場面では30人3分間で○つけ可能。
   ・自力解決では7分間で30人の○つけを目標。
   ・部分肯定の精神でする。
 (2)○つけ法をなぜするのか
   ・算数の特性から。
   ・脳科学の立場から:声かけの重要さ:人称が消える。
   ・認知心理学の立場から。
   ・カウンセリングマインドの立場から。
   ・形成的評価。
 (3)○つけ法のよさ
   ・子どもの立場から:達成感,認知,称賛。
   ・教師の立場から:つまずきに即時指導。
   ・教室の空気が一気によくなる。やる気になる。
    教室の場が変わる○つけ法をしよう!
   ・採点の○つけではなく,形成的評価のための○つけでありたい。
   ・少人数指導にぴったりである。
 (4)○つけ法の前に
   ・何に○をつけるのか。
   ・前提条件:9割の子どもが解決への見通しを持っていること。
 (5)○つけ法をするポイント
   1)スピード 正答だと一人5秒,誤答だと一人15秒の声かけが目標である。
    *一人に30秒以上の個別指導すると,授業の集団が壊れる。
   2)正確さ  誤答に○はつけないこと。
   3)声かけ  :声かけの重要さ:声は大きく教室中に広げよう。
   4)実態把握(デジカメのように記憶)
   5)判断
   6)次への指示
 (6)○つけ法が短所になってしまう例
 (7)○つけ法の練習は,適用題や復習題からやってみる
   ・スピードがついたら自力解決に挑戦してみる。
[志水廣の公式ホームページ]




教卓へもって来る方式

画像1 画像1
できた人は、ノートを持って来なさいと、教師は言う。
持ってきた人は、丸をもらっている。
教室の中でこの風景はよくある景色である。

さて、できた人はノートを持って来なさいということは、
できない人はノートを持って来るなという意味、あるいは、できない人はノートを持って来られないという意味となる。

算数・数学で問題の解決ができない子どもは、じっと鉛筆をもったまま、前の方で友達が丸をもらっている様子をぼうっと見ている。

本当に手だてが必要なのは、ノートを持って来られない子どもではないのか?
「ぼく、この問題は分からないからノートを持っていけません」、「本当はノートを持っていきたいんだけれど・・・」という声なき声が聞こえてくる・・・。
「先生は、どうしてぼくに教えてくれないんだろう」という叫びが聞こえてくる。

教卓方式はこのような短所があるのだから、どうすればよいのか?
私は、教師が子どもの座席のところに行く机間指導方式がよいと考えている。

[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]

○付け法と意味付け復唱法を正しく知ろう

画像1 画像1
○つけ法と意味付け復唱法の概略

子どもが考えたことは,ノートやワークシートに書き込む。これを形成的に評価して○をつけていこうというのが○付け法である。意味付け復唱法は,人から聞いたことを頭の中を通して,再構成してもう一度復唱してみるのが復唱法である。その際、概念の意味付けが大切である。まず,教師が復唱するのが基本で,その次に,子どもが復唱することを目指している。
○付け法も意味付け復唱法も子どもが「わかる・できる」ことを共感的に理解して瞬時に指導する方法である。
 ○付け法は,机間指導のときに全員の子どもに解決の過程及び結果に対して赤ペンで○つけをする方法である。
特徴をいくつか上げよう。
1.教師が子どもの方へ出向き○つけをする出前方式である。
2.40名を飽きさせないスピードで回る手法である。
3.全員の答えを正確につかみ○をあげる手法である。
4.正答か誤答かを即座に判断して,誤答に対しては指導の手だてを15秒程度で打つ,つまり声かけをする。
5.目の前の子どもの実態を把握して,その直後の指導に生かす方法である。
 ○付け法を教師が真剣にやると,子どもは変容する。学ぶ意欲と態度がすぐに変容する。
 意味付け復唱法は,教師自身が子どもの発言をよく聴くことをめざしている。この技術がなかなか難しい。大抵の教師は,子どもの発言を付け足したり,減らしたり,無意識のうちに無視したりしている場面に出会う。この癖からの脱却を図りたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ] 

音声計算の可能性

画像1 画像1
 音声計算練習の教材は、単なる加減乗除の計算から、一次関数のグラフのよみとり、合同な三角形の判断、相似条件の証明などと幅広くなっている。いや、算数・数学科ばかりではない、英語の教材、音符の教材、社会科の県名、理科の元素記号の教材へと発展している。
なお、「志水廣のホームページ」にも音声計算のコーナーがある。解説とともに計算の教材や音符の音声教材を資料としてのせてある。ダウンロード可能である。
[志水廣の公式ホームページ]


○付け法の前提と向上への取り組み

画像1 画像1
○付け法の能力を高めるにはどうすればよいのか。
成功している人は、積み上げてきた人たちである。

第1段階  練習問題で実施していく。
スピード、正確さ、声かけ、実態把握の能力を磨く。
たった1割のこどもがつまずいていても、全員に○付け法声をかけていこうとすると、4つの能力をうまく発揮することはなかなか難しい。
1割の子どもの解答の予想をして、分析とともにどのような声かけをすればよいかを考えておくことである。この癖付けが必要である。

第2段階 自力解決で実施していく。

自力解決の場面であれば、前提となる事柄がある。
1.既習事項は十分に理解できているか
2.必要な計算能力は身に付いているのか。つまり、すらすらと計算できるのか。
3.見通しを正確にもっているのか。学級の人数のどの程度もっているのか。
4.学級集団として集中できているのか。
5.子どものノートにある思考に対して教師の看取り能力は十分あるのか。
6.褒め言葉は十分にあるのか。褒め言葉も意欲付けの言葉と数学的な言葉とどちらも持ち合わせているのか。

これらの前提があってこそ、自力解決が成立し、さらに○付け法も成立する。
○付け法をやれば、上のことが改善されるわけではない。
○付け法を少しずつ取り入れていき、改善することはできる。例えば、練習問題で○付け法に慣れておくと、素早く正確に看取ることができる。こういう能力の開発をなしにやろうとするところに、無理が生じる。
何事も技能の向上は、スモールステップと繰り返しである。
教師自身が少しずつ挑戦して身に付けていくことである。繰り返せば、脳の認知作用も体の作用も速く的確となっていく。
○付け法で成功してきた人たちは、そういうことを続けてきた人である。
[志水廣の公式ホームページ]


机間指導の喜び

画像1 画像1
4/26 今日のひとこと
机間指導すると、子どもの様子がつかめる。
一人一人の学びが見える。
なるほど、そんなふうに考えたのか。
面白いなあ。

なかでも、○付け法だと、○になる子どもを見て、嬉しくなる。
逆に○にならない子どもをみても、そこから○にしようという気持ちがわく。
いずれも喜びなんです。

まずは、机間指導をしましょう。
[志水廣の公式ホームページ]

○付け法の過去の記事

画像1 画像1
○付け法の過去の記事

2007年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...

2008年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...

2009年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...

2010年度
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...

別のホームページの記事
http://iijima.auemath.aichi-edu.ac.jp/shimizu/p...
[志水廣の公式ホームページ]
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

配布物