最新更新日:2024/04/29
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教卓へもって来る方式

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できた人は、ノートを持って来なさいと、教師は言う。
持ってきた人は、丸をもらっている。
教室の中でこの風景はよくある景色である。

さて、できた人はノートを持って来なさいということは、
できない人はノートを持って来るなという意味、あるいは、できない人はノートを持って来られないという意味となる。

算数・数学で問題の解決ができない子どもは、じっと鉛筆をもったまま、前の方で友達が丸をもらっている様子をぼうっと見ている。

本当に手だてが必要なのは、ノートを持って来られない子どもではないのか?
「ぼく、この問題は分からないからノートを持っていけません」、「本当はノートを持っていきたいんだけれど・・・」という声なき声が聞こえてくる・・・。
「先生は、どうしてぼくに教えてくれないんだろう」という叫びが聞こえてくる。

教卓方式はこのような短所があるのだから、どうすればよいのか?
私は、教師が子どもの座席のところに行く机間指導方式がよいと考えている。

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○付け法と意味付け復唱法を正しく知ろう

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○つけ法と意味付け復唱法の概略

子どもが考えたことは,ノートやワークシートに書き込む。これを形成的に評価して○をつけていこうというのが○付け法である。意味付け復唱法は,人から聞いたことを頭の中を通して,再構成してもう一度復唱してみるのが復唱法である。その際、概念の意味付けが大切である。まず,教師が復唱するのが基本で,その次に,子どもが復唱することを目指している。
○付け法も意味付け復唱法も子どもが「わかる・できる」ことを共感的に理解して瞬時に指導する方法である。
 ○付け法は,机間指導のときに全員の子どもに解決の過程及び結果に対して赤ペンで○つけをする方法である。
特徴をいくつか上げよう。
1.教師が子どもの方へ出向き○つけをする出前方式である。
2.40名を飽きさせないスピードで回る手法である。
3.全員の答えを正確につかみ○をあげる手法である。
4.正答か誤答かを即座に判断して,誤答に対しては指導の手だてを15秒程度で打つ,つまり声かけをする。
5.目の前の子どもの実態を把握して,その直後の指導に生かす方法である。
 ○付け法を教師が真剣にやると,子どもは変容する。学ぶ意欲と態度がすぐに変容する。
 意味付け復唱法は,教師自身が子どもの発言をよく聴くことをめざしている。この技術がなかなか難しい。大抵の教師は,子どもの発言を付け足したり,減らしたり,無意識のうちに無視したりしている場面に出会う。この癖からの脱却を図りたい。
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