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○付け法への招待112 成功率90%でも

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月刊「致知」2012年9月号に、岡山大学の佐野俊二先生の(心臓外科)へのインタビューがのっていた。

記者の質問「世界トップレベルの技術を身に付けられたいま、手術で常に心掛けておられることは何ですか」に対して、
佐野先生は、
「自分たちができる最善を尽くすという医者の本質から決して離れてはならないということです。
論理的に成り立たない手術は別ですが、論理的には成り立つけれども難しいというのなら、きっとできるはずだと信じてやります。」
「我々のところのように、新生児の手術の成功率が90%を超えるところは、世界でも超一流施設と言っていいでしょう。でも、実際にはそこで年に二、三人は亡くなっているわけで、亡くなったご両親からすれば、僕は神様でも何でもない。」
「これで自分は医師としてパーフェクトだと思い始めたらそこで進歩は終わりです。二人しか亡くなっていないと思うか、二人もなくなったと思うか、その思い方の違いは後に大きな差となって帰ってきます。」

40人の子ども達に対して、2人を積み残した。できないのは当たり前と考えるのか、2人も積み残してしまったと反省するのかでは大違い。どの子も分かる・できるようにしてあげたい。
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○付け法への招待111 心の記憶を消す

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○付け法の演習のときにとても上手な方がいた。
昨年も志水塾に参加して学んだ方である。

どんな気持ちで○付け法をしているのですかと質問した。
すると、「子どもが、『間違ったという記憶を消すために声かけします』と話された。
確かに、間違ったというマイナスの心の傷を消すためには、励ますことは大切なことである。
こんな先生に声かけしてもらったら、自尊感情は傷つかないだろうなと思った。
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○付け法への招待110 全ての子どもに

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兵庫県のM.Mさんよりメールがとどきましたので、紹介します。

「さて、7月に、久しぶりに授業をする機会をいただきました。
2年生の道徳の授業でした。
初めは、緊張していた子どもたちとも、、次第に一体感を感じながら授業を進めることができました。
何よりも、子どもたちの真剣な眼差しが私の心に強く残りました。教師って本当に良いなあと実感しました。
ワークシートを書くときには、○付け法を取り入れたり、子どもたちとのやり取りでは、復唱法を使って、発言を受けとめ、拡げられるようにと取り組みました。
どんな授業でも、志水塾で学んだことを生かせることができるし、また、志水塾の全ての子どもたちにわかってほしいとの精神が、自分に染みついていることを感じました。」

志水メソッドは普遍性がある。

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○付け法への招待109 見て見てぼくのノートを

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志水塾伊豆大会の後、懇親会で、K先生がいいました。
「○付け法をすると、低学力の子どもがノートを見てほしい」と言います。
「見てほしいんですね。考えたことと答えが合っているかを見てほしいんです」

見てほしいという意志を表明することがまず素晴らしい。
どうでもいいやと思ってしまうと、なかなか学力への希望が見いだせない。
○付け法は子どもの意志を作り出す。
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○付け法への招待108 ○付け法もどき

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○付け法をしていると思っている人の机間指導の様子をY先生からお聞きしました。

上の通りです。
第ゼロ段階 
 はじめは、問題解決のとき、子どもの様子を見回りません。つまり、自力解決の時間が机間指導の休憩時間になっているということです。

第一段階
 机間指導をしようとすることになりました。でも、散歩の状態でした。

第二段階
 ○付け法をすることになりました。でも、黙々とやっていました。黙々と○をつけて回る。お通夜法でした。

第三段階
 声かけをするようになりました。ほめたり、アドバイスしたりする声かけをするようになりました。これで、○付け法らしきものとなりました。

机間指導(○付け法)にも段階があるということです。
○付け法では、スピード、正確さ、声かけ、実態把握、判断の要素があります。
これらの観点で○付け法を行っていこう。

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○付け法への招待107 できない子どもの面倒を見ていると

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○付け法への招待107 
沖縄で○付け法を実践しているAさんが教えてくれた。
机間指導(○付け法)でできない子どもの面倒を見ていると、できる子どもがちらっと私を見ているという。
つまり、教師のあり様を他の子どもは観察しているのである。
そして、教師の優しさを感じているという。
「なかなかやるね。先生は」
という視線だという。
教師の優しさを子ども達は学び取っている。
あなたも優しさをもって○付け法をしてくださいね。
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○付け法への招待106 実践記事

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○付け法への招待106

3月まで内地留学生だった小田切宏久先生からメールがきました。
志水メソッドを活用した実践です。啓林館のホームページに紹介されています。
下記のアドレスで見ることができます。
わかりやすい記事です。

「志水 廣先生へ

 昨年は、大変お世話になりました。先生のご活躍の様子、先生のホームページより見させていただいています。
 さて、本日、メールをしましたのは、以前お話をしました原稿が、啓林館のホームページに掲載されましたので、ご報告します。URLは、
http://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/tea/sh...
です。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
どの子どもも「わかる」「できる」「身に付く」授業づくりを目指して
〜志水メソッドの実践 4学年 単元「1けたでわるわり算の筆算」〜.


4年

長野県伊那市立西箕輪小学校 小田切 宏久
.

1.授業づくりにあたって

どの子どもも「わかる」「できる」「身に付く」授業づくりとは,言葉では端的に言えるが,いざ実践を行うとなると,目の前にはいろいろな子どもがおり何をどのように指導したらよいかはっきりとした指導法がなかなかみえてこないのが現状である。先行研究を調べてみると,この「わかる」「できる」「身に付く」という観点における研究は,今までいろいろな先行研究があるが,今回は,愛知教育大学教職大学院教授である志水廣教授が,長年にわたって現場の先生方と一緒になり,現場の必要感からボトムアップで開発をされた志水メソッドに添って私なりに実践を行ってみた。紙面の関係上,すべてを記載することはできないが,詳細は志水廣先生のホームページ(http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...)や書籍をご覧いただきたい。

2.志水メソッドとは・・・
以下は、下のアドレスで
http://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/tea/sh...

○つけ法への招待105 ストップウォッチ

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普段から○付け法を意識している人は、机間指導の時間を考えている。
どのくらいの時間ならば、回ることかできるか。
また、子どもの集中力はどのくらいの時間までならばもつのか。

一周を3分間で回りたい。

上の写真は木曽川西小学校の授業から取材している。
担任は、ストップウォッチを常に押して回っていた。
一周2分間を目標としていた。35人くらいいたが、どれも2分過ぎには終わっていた。

普段からスピードを意識したらストップウォッチを使っているかどうかである。
慣れれば、使う必要はないが、慣れるまでは、ストップウォッチやキッチンタイマーを使いたい。
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○付け法への招待104 声かけは集団を動かす

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一宮市立木曽川西小学校の三島先生の授業を参観した。とても素晴らしい6年生の子どもたちであった。3年目の教師とは思えないほど、充実した授業が展開されていた。

○付け法の場面である。
酢とサラダ油の比30:50のとき、酢はサラダ油の何倍ですか?
という問題であった。

子どもは、30÷50をしていた。
子どもの反応は、3/5または0.6がノートに書かれていた。
教師は○付け法をしていて、二つの答えがあることを知り、一つしか書いていない子どもたちに「答えが2つあるね」と少し大きめの声で呼びかけた。
すると、10数人がその場で動き始めた。
もう一方の答えも出そうとしていた。

実態把握から、集団への指示がでた瞬間であった。

普通、○付け法は個別指導である。ところが、教師の一言で、解決できた子どもは、もう一つの答えを見つけだす行動に変容した。つまり、一斉に子どもを動かす声かけにもなっていた。
○付け法では、これを意識的に使うと、他の子どもたちへの影響が大きい。
教師の声を聞き取り、すぐに考えようとする子どもたちにびっくりした。
とてもよい子どもたちである。
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○付け法への招待103 間違えたくて

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子どもは、間違えたくて間違っているわけではない。
むしろ褒められたいのである。

だから、×のまま放置しているのは、間違いの放置である。
そして、「あなたは間違っています」
と言われても、立つ瀬がない。
それならば、机間指導のときにしっかり教えてほしいと子どもは思っている。
机間指導のときに指導と支援をしっかり行って、ほめるようにしたい。
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○付け法への招待102 自力解決時の○付け法

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自力解決の際の○付け法は、主に二つの場合がある。

本時のめあてを確かにつかみ、解決の見通しが立って、自力解決に突入したとする。

ここからが○付け法は2通りに分かれる。

第1は、スイスイタイプ。
第2は、ギクシャクタイプ。

スイスイタイプは、文字通り、子ども達が自力解決がどんどんできていく。ほんの2人くらいの子どもが困っている状態のタイプである。この2人にヒントの声かけをすればよい。この後の、発表は、簡単なおさえでよい。再度説明は必要ない。

一方、ギクシャクタイプは、子どもが自力解決で悩んでいる状態である。
50%以上、いや70%以上の子どもがなかなか解決できていない。
このとき、教師の○付け法のスピードは落ちる。だから、早めに、○付け法をやめて、再度、方法の見通しを再確認することである。

ギクシャクタイプの授業をすると、教師も子どもも反省する。だけど、待ってほしい。もし、入念な計画をして○付け法を実施したと思っても、予想外のことは起きる。だから、そのときは、気持ちを切り替えて再挑戦すればよい。
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意味付け復唱法への招待1 素直にありのままを聴く

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本日から、意味付け復唱法への招待を始める。100回を目指して書いていく。

第一回目は、意味付け復唱法の基本は、素直にありのままに聴くということである。
そのためには、「我」を捨てないとできない。
「おれ我、わたし我・・・」という気持ちあると、素直に聴くことはできない。
「我」を捨て、子どもの声に耳を傾ける。
ここから出発したい。

ただし、授業は、教師が主導権を握っている。
このとき、教師の「我」という主体性がないと授業を展開できない。
ここに最大の矛盾がある。

教師の「我」で授業はスタートし、子どもの反応には、教師の「我」を捨て「素」になる。子どもの声が教師に素直に耳に入るとき、子どもは自己の可能性へと飛び立とうとする。
「我」をもち、「我」を捨てる。この両面性をもつことで、子どもの声が授業を動かしていく。
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○付け法への招待101 1−100までの反響

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○付け法の招待をはじめて、100番まで到達した。
ほっと一息である。

さて、昨日30日、福岡県大任小学校を訪問した。高瀬先生の机間指導乃○付け法をみた。
すごく的確で素早い。かなりの上達度である。以前も上手であったが、さらにバージョンアップしている。

懇親会のとき、その秘密がわかった。
「HPの○付け法への招待の100までを整理しました」と話してくださった。
この意欲と行動が大事である。

○付け法について、100件の記事があれば大概のことに答えることができる。
無料で公開している。
使ってほしい。
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○付け法への招待100 金環日食からスタート

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現職の教員の授業を参観しにいった。
すると、「金環日食がみることができました」という。
続いて、「輪が、○付け法の○に見えました」とも話してくれた。

本当にそうだなと思う。
暗闇を照らす輪が金環となっている。

○付け法が子ども達の心の火をともし、教師達の心の火をともす。
金環日食から○付け法はスタートしよう。

記念すべき100回です。ご覧いただき、ありがとうございます。
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○付け法への招待99 使えば使うほど

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指導技術というのは、使えば使うほど減らない。むしろ増えていく。
普通は、何かを使うと消耗する。無くなっていく。
ところが、技術は、使っていくと、腕に磨きがかかる。

教員はも無意識に技術を使っている。
それを意識的に使おうというのが、○付け法をはじめとする指導技術:志水メソッドである。
体得するには、ある程度、手順を明確にしておかなくてはならない。その段階まで、志水はやってきた。

その上で、実際の授業では、想定外がたくさん起きる。このときに最善手を探そうとするのが、志水メソッドの特徴である。マニュアルだけにおぼれていてはいけない。
もちろん、マニュアルも知らないなんて問題外である。

正しく知って使っていこう。そして、慣れてきたら
あなたなりの最善手を求めて進化していこう。
どんどん使って、腕を磨いてほしい。
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○付け法への招待98 高い技術力

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テレビでカンブリア宮殿を見た。富士フィルムの社長がでていた。

これからの社会のドラスティックな変化に勝つためには、高い技術力だと断言していた。
主力のフィルムの生産が落ち込む中で、10年間で売り上げが倍増した。これは、すごいことである。化粧品をはじめいろいろな分野で新出している。

教育の世界も高い技術力をもってこそ、専門職としての価値がある。
○付け法はまさに高度な技術だと考える。
机間指導の研究そのものがほとんどない。そんな中で、私の周りの人たちと解明してきた。単なる研究だけでなくて、実技講習できるノウハウまで引き上げている。

○付け法が難しいのならば、できるように訓練すればいい。
志水塾を定期的に開催しているし、講演DVDも、関連書籍もある。
勉強してくださいね。
高い技術をもって授業を楽しく改善していこう。
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○付け法への招待97 できるようになった確認

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井手小学校での示範授業のビデオを再生して見た。

すると、角の大きさの測定で一人だけ、目盛りの読み違いがあった。
60°のところを120°とかいていた。

そこで、授業の導入部でもあり、「違うよ」とはっきり断言した。
勘違いだと判断したからはっきり指摘した。
そこで、その子は考え直した。
一巡してその子に戻ってみたら合っていた。
その際、「そう!合っているよ。」と言って○つけをした。しかも、机をたたいて、それでいいと断言した。
間違いを指摘するときは気を遣う。だから部分肯定をしたい。でも、そのときは、はっきり違うと言った。その子はくじけず頑張った。
間違いを指摘せざるを得ないことがある。
そんな場合は、必ず、戻ってきて確認したい。
これがやる気を引き出す。
この後、授業の途中途中に計3回はその子のところに行って確認していた。
完璧に子どもにできさせたいという気持ちが、私の行動に表れていた。
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○付け法への招待96 良いところを見つける

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○付け法の精神は、長所を見つけほめること。

長所をつくること。

どこが良いかを具体的にほめること。

書写の○つけもこの精神が根底にある。

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○付け法への招待95 ほめられて嬉しいかどうか

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当たり前のことをほめられて嬉しいと思うだろうか。

子どもが当面の壁を感じていて、その壁を乗り越えたいと思うとき、確認してあげること、認めてあげること、ほめることは効果がある。

でも、できて当然のことについて、ほめられてもあまり嬉しくはない。

だとすると、○付け法では、どこが子どもの壁なのか、どこを確認するべきなのか、
このあたりを吟味しないと、単なるつまらない声かけに終わる。

子どもは生き物である。たえず変化している。

この生きている状態を見極めて褒めていくと効果がでる。
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○付け法への招待94 どこに○をつけるか

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わり算の筆算の第3時、53÷4の筆算の仕方を考える場面である。
このとき、どこに○つけをするべきか。

それは、既知と未知との接点である。
既習は、72÷3の筆算で、あまりがでないわり算の場合である。
このとき、12−12=0となる。「ひいてぜろ」である。

本時は、53÷4だから、あまりがでてしまう。
商の13に○をするのは当然考えられる。
でも、もっと新しい形式はどこか。それは、13−12=1の場面である。本来は、13−13=0でなくてはならない。でも、4の段では、12が近い。だから、13−12となってしまう。この12を書くことに、子どもは不安を感じる。また、13−12=1で、1を12の下に書くことも不安がる。ここにあまりを書いてよいかどうかは、未知のことである。だから、教えてもよいのである。
でも、子どもは、自然に1を書くことがある。
すると、この自然な気付きに○をつけたい。
だから、下のフリップのようになる。
既知と未知との接点を考えさせるのが授業であり、自力解決のポイントである。
そこを乗り越えたことに対して○つけをしたい。
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