最新更新日:2024/04/28
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○付け法への招待93 ×をつける

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昨日の基礎講座では、教職大学院の院生も5名参加していた。
その学生が、「私はこれまで×をつけていました。
○をつけるなんて、素敵ですね。」と話してくれた。

×をつけられて嬉しいか?
×をつけて楽しいか?

○をつれられると嬉しい。
○をつけるのは、楽しい。

○付け法の原点を思い出させてくれた。

○付け法への招待92 示範授業の続き

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昨日の井手小学校での示範授業を参観された先生からメールが届きました。紹介します。このメールの中に、授業のヒントが詰まっています。

「志水 廣 先生

本日は師範授業を参観させて頂きありがとうございました。
先生のおっしゃておられる「知」と「心」の変容を実感しました。とても楽しい授業でした。
井手小学校の4年生の子どもたちは6時間目でしたが、本当によく頑張ったと思います。
先生が子どもたちにゆさぶりをかけながら考えさせ、すうっと自然に算数の世界へ…
180度より大きい角度のはかり方の学習に入っていきました。おうぎの使い方や黄色
の棒の使い方がとてもすてきで、角度が回転の量であることを視覚的に見せられていて本当にわかりやすかったです。

さりげない先生の一言が子どもを動かせ(頭も手も)、さすが志水先生…と感心して見せて頂きました。

例えば、「下の線ってどの線?」「分度器が2こあったらいいけどなあ…だから工夫せんなあかん、この工夫がいるんや。」「ここまでは180度ってわかってるって印してくれる。」
等々

○付けでも、一人一人に声をかけ、認めておられたので、最初は難しそうに感じていた子も、先生が回られるたびに自信を持ってきたように感じました。最初は緊張からかあまり発言しなさそうでしたが、フラッシュカードではどんどん積極的になり「かんたん」「楽勝」といいながら、笑顔いっぱいで先生の出される問題にくらいついていく姿が感動的でした。
まず、子どもたちに共感し「心」を受けとめ、どの発言も大事に生かされて全体のものとなり、みんなが理解していくすてきな1時間でした。
とびきりのおいしいお料理をいただいたあとのように、幸せいっぱいの気持ちで学校の戻りました。
本当にありがとうございました。
N.M」

N.Mさん、ありがとうございました。

○付け法への招待91 示範授業 180°をこえる角の大きさ

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京都府井手町のジョイントアップ事業として、多賀小学校、井手小学校を訪問した。
多賀小学校では授業診断。
井手小学校では、示範授業をさせていただいた。

単元は4年の角とその大きさで、本時は「180°をこえる角の大きさ」であった。
導入のぼけから始まり、だんだんと子どもたちが集中していった。
○付け法で、角の測定技能の確認をして、復唱法で「下の線」というキーワードから、180°の直線に伸ばす展開となった。
最後は、フラッシュカードで180°+aの場面を鍛えていった。
そして、一番の驚きは、330°の角の大きさをフラッシュカードで提示した場面である。これは本時でやっていなかったのにもかかわらず、子どもたちから簡単という声がでた。ひき算だという。
そこで、式を書かせて確認した。
なんと、ここまでで35分間であった。つまり、10分間余ったのである。
振り返りを書かせて発表させた。

やはり、○付け法で自信をつけることのよさ、また、意味付け復唱法でキーワードからくる本時へのねらいに迫る、そして、適用場面定着法で定着とさらなるジャンプができた。
志水メソッド満載の授業である。
担任の先生のこれまでの角の指導の基盤があってこそできていた。
感謝している。
終わったとき、教室をでると教育長先生が「さすがですね」と言われた。また、帰りの車の中で指導主事の先生から「自然な流れのよさがすごいですね」と、指摘していただいた。
そう、やっと自然体の授業ができるようになったか。
九州での研修会で、ある先生が志水先生の授業は、地味な授業です。でも、そこに子どもとのドラマがありますと。まさにその授業であつた。
担任は、A君が最後まで集中できていたことに感動していた。Bさんの素直な言葉がキーワードとなった。

この授業に至るまで、いろいろな教訓があり、それがこの授業に生かされていた。
昨日の場の設定に、本当に、感謝している。
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○付け法への招待90 内地留学生の報告

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連休中に内地留学生の小田切宏さんが来られました。
その際、担任に戻って○付け法の実践を報告してくれました。
以下のは、その報告です。

「はじめての○付け法から学んだこと」

 4年生の担任となり、子どもたちにとっては、はじめての○つけを行いました。分度器で角度を測る適用場面です。「みんなどんどん解いているね。すごいなあ。じゃあ、これから先生がみんなのところを回って1番の問題だけ○つけをするよ」といって子どもたちのところに行って○つけを行った。答えが間違っていたり、あるいは、まだ問題を解いている途中であったりしても、とにかく部分○をつけて、算数を学ぶ喜びを少しでも感じてほしいと願って部分肯定することを心がけました。
 実際に回りはじめると、まず、○をつけてニコッとする子どもに出会いました。さらに、○つけを行うと、「先生、2番もできたよ。○をつけて」という目を輝かせながら、私に大声で呼びかける子どもに出会いました。さらに、○つけを行うと、「やったー」という歓喜の言葉を発する子どもに出会いました。決め手は、授業で1度も発言がなかった子どもが、授業後、「先生できたよ。○をつけて」とノートを持ってくる子どもに出会いました。たった3分ほどの○つけから、今までの子どもからは、なかなか見ることができなかった子どもの言動を目の前で見ることができました。驚きです。
 もし、○付け法をしなかったら、こんな感動と出会えなかったと思います。改めて、○付け法とは、どんな子どもであってもやる気を高めることにつながり、学校の事務処理で途方にくれている私にとっても、子どもから無償の褒美をもらえ、もっと、授業の教材研究をしなくてはいけないというきっかけを与えてくれることを強く感じました。
 あれから3週間ほど経ちました。授業になると、子どもから「先生、○をつけてよ」と言ってくれるようになりました。○付け法を子どもとのコミュニュケーションツールとして、どんどん使っていきたいと思っています。


○付け法への招待89 与えた者が

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与えた者が与えられる。
これは真理である。

子どもにどんどん○を与えれば、子どもから○が返ってくる。
笑顔という○、感謝という○。自信という○。

復唱法でのうなずき、受容と肯定をすれば、こどもからうなずき、受容・肯定が返ってくる。

○を「愛」に置き換えてもよい。愛を与えれば、愛が返ってくる。

人は、愛する人のためならば、頑張れる。
子どもを喜ばせたいといういちずの思いが、愛となって現れる。

○つけをすることで、自然と愛あふれる教師になっていく。
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○付け法への招待88 無から生み出す

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お金をかけないで。
子どもを喜ばす。

教具をつくると材料費がいる。
ワークブックを買うとお金がいる。
デジタルコンテンツを買うとお金がいる。
デジタル黒板を買うととんでもないお金がいる。

でも○付け法は、ただである。
ソフトペン代だけである。
笑顔はただ。支援の声かけもただ。
○付けという「ただ」は、効くんだなあ。
「ただ」の○つけだけなのに、子どもの「心」と「知」に響く。
その意味でとても高価なものである。

だから、「ただ」ほど高いものはないのである。
この「ただ」の武器があってこそ、お金をかけた教材・教具が生きてくる。
この順番を間違えると、お金だけかけて、効果は少ない。
まずは、○つけという「ただ」の武器を磨いてほしい。
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○付け法への招待87 志水式○つけ法の命名について

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☆志水式○つけ法の命名について

 ○つけ法が単なる問題解決の結果の丸つけと混同されてきた。そのために○つけ法を分類整理して新規の名前を付けることにした。
復唱法は,意味付け復唱法としてより内容が明確になった。単なる繰り返しで記憶させるための復唱とは異なることを明確化できた。○つけ法も次のように修正したいと思う。この際,「つけ」も「付け」として意味付け復唱法にそろえることにする。
志水式○付け法は下の2つに分類される。
1.自力解決の場面で・・・形成過程○付け法
2.適用練習場面で・・・・ 適用確認○付け法
適用練習場面では,本時で学習したことを子どもは適用して問題を解くことになる。これを教師は確認の意味で○付け法を使う。
自力解決の場面では,未知の問題に対して既習事項あるいは全く新しいアイデアで問題解決することになる。このとき,子どもの学習形成に対して教師は指導・支援する。この学習形成に対して「評価と指導」を一体化していくのが「形成過程○付け法」である。形成的な評価という言葉とともに,問題解決の過程に対する評価と指導という意味で,「形成過程○付け法」と呼ぶことにした。
ピンポイントの○付け法というのは,自力解決の場面でも適用練習の場面でも使われることがある。見通しに○付けすることもあれば,繰り上がりのメモに対して焦点化して○付けする場合もある。つまり,あるねらいにしぼって焦点化した○付け法をピンポイントの○付け法と呼ぶことにする。


○付け法への招待86 ○付け法から生まれるのは

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○付け法をするとき、そこには「愛」が生まれる。

教師から子どもへの「愛」が生まれる。
支援の声かけという「愛」である。
次に、子どもはその期待に応えて、子どもができたとする。
そのときに教師から「○」というご褒美で、褒められる。
教師からの「○という愛」を感じる。

さらに、子どもは、「できた」ことを教師から認められる。
すると、子どもは、教師に対して、「ありがとうごさいます」と返事をする。
子どもから教師への「愛」が生まれる。

こんな素敵に「愛」の交換授業をしてみませんか。○付け法で・・・。

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○付け法への招待85 ○付け法が向かない人

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志水メソッドに出会って、多くの教師たち、また多くの学校から感謝されている。
なぜなら、○付け法を始めて15年間、普及してきた事実がある。悪いものだったら、もうとっくに滅びてしまっている。

ところが、現実には、○付け法に向かない教師もいる。
○付け法をすると、子ども達がざわつくのである。
そして、○付け法が終わったら、子ども達が飽きてしまっている。
集団としてくずれてしまっている。

また、教師の声かけも否定的な声かけばかりしていると、ノートを机の中にしまい込む子どもの姿がある。ノートを見てほしいという現象ではなくて、見てほしくないという現象である。
このような教師は、○付け法以前の問題がある。
学級の躾である。
その大前提は、一斉指導ができる教師であるということである。
では、一斉指導ができるとはどういうことを言うのか。
それは、教師の指示で全員が同じ動作・作業をし始めるということである。
ばらばらな集団では、指導そのものが成り立たない。

そのような教師は、まずは一斉指導ができるようになってから、個に応じた指導を目指すべきである。
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○付け法への招待84 保護者も喜ぶ

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志水塾九州大会フォローアップ研修会のアンケートに次のような内容があった。

・算数嫌いな子が、今年受け持ったクラスで多くて、「どうしよう・・・」と思っていました。でも、○つけ法を実践していって、「すごいやん」っていっていくと、この前あった家庭訪問で保護者から「『算数のとき、がんばりよるねってほめられた』って、すごくうれしそうに言うんですよ。」と言われ、とても嬉しさを感じました。まだまだ自分ではできないないと思っている子が多くいるので、「できる!」と思えるように○をたくさんつけていくわくわくがあふれる授業作りをめざしていきたいです。

保護者は、我が子が頑張っているのがとても嬉しい。その証拠がノートに○としてあると安心する。
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写真は九州大会フォローアップ研修会より ○付け法の実技講習

○付け法への招待83 「ありがとう」という声

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木曽川西小学校で示範授業をした。
4年の角の授業である。
学びの多い授業だった。
机間指導のとき、○をしてあげると、「ありがとう」という声を何人もの子どもたちから聞いた。
私もその声を聞いて嬉しかった。
また、できた子どもたちは、手を高く挙げて待っていた。
「来て来て、ぼくのところへ」という気持ちであった。
だからこそ、○を付けてあげることに効果がある。

参観していた西小学校の先生の感想は、私の声かけの多様さと、雰囲気に学ばれていた。
普通なら驚きそうな場面でも、柔らかく子どもに接していた、という。

ある教師は、「私ならば『ええっ』と言ってしまう」という。
私は、「それが普通なんですよ」と答えた。
予想外ならば、予想外の声を出すのが普通である。
そのことを認めた上で、ねばり強く教え得ればよいと思う。

○付け法で一人一人を確認することの大切さを示範授業で改めて感じた。
ありがとうございました。
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○付け法への招待82 ゆるんできたら

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○付け法は、子どもがゆるまないようにスピードとテンポよくしたい。

途中でゆるんできたらどうすればよいか。

次の問題を指示したり、友達相互の見直しをさせたりしてペア学習会するとよい。

できれば、黙ってまつだけでなくて、自ら次の問題を考えることができるようになればとても望ましい。

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○付け法への招待81 体育でも即時のフィードバック

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昨日、大学院生が研究室に来られた。
名古屋市の小学校の教員で今は、体育の研究をされている。

今年は、6年生の担任のMさんである。
○付け法は効果ありますね。若い講師とともにTTで授業をしています。講師の人も○付け法のよさを感じるらしく、頑張ってくれています。
さて、体育の指導についての話題となった。

即時のフィードバックの研究というのはあるようでない。
一時間が終わり、その写真やビデオを分析して次の時間に役立てるフィードバックの研究はある。でも、本当に大事ななのは、今目の前で起きている現象に対して、評価と指導を即時にやることである。
Mさんには、「志水メソッドを生かした算数数学の授業プラン」にある○付け法のための事前研究ワークシートを利用して、体育でも教材研究してもらっている。
1月にその研究をやりワークシートの良さに気づかれていた。
これから、その研究を継続する。
とても楽しみである。
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○付け法への招待1−72 は、下記のアドレスをクリックしてください。
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=...

○付け法への招待80 ○付け法のよさ

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子どもにとって、○付け法は、自分の解答がどこまで合っているか、とこから間違っているかを情報として知ることができる。
メタ認知できる。

だから、教師は、○付け法では、「どこまで」という視点で過程の評価をしてあげたい。

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○付け法への招待79 自力解決の○付け法ワークシート

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○付け法の教材研究は具体的にどうするのか。

志水塾では、自力解決のワークシートを作成している。
下のアドレスをクリックすると、その具体例がわかるのて゜見てほしい。

○付け法の教材研究は具体的にどうするのか。

志水塾では、自力解決のワークシートを作成している。
下のアドレスをクリックすると、その具体例がわかるのて゜見てほしい。

http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003...

このワークシートの元は、志水塾のテキスト「志水メソッドを生かした算数・数学の授業プラン」(算数・数学授業力アップ研究会)の本にある。コピーして使ってほしい。
この本は、愛知教育大学の大学生協で取り扱っている。
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○付け法への招待78 ○付け法はどんな時にして、そのねらいは何か。

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子どもの問題解決において、行動確定をするとき、その行動について、教師が確認したいときに行う。

算数・数学の授業では
1.導入で:前時の復習内容の定着確認。
2.自力解決で:問題解決の見通しをもっているかの確認。
3.自力解決で:問題解決のプロセスと結果を見たいとき。
4.適用題で:本問題の解決方法が理解したかどうかの確認。

○付け法は、ただ単に○つけをやればよいというものではない。
意図をもってやりたい。
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○付け法への招待77 ○付け法の動き

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○付け法をするときの教師の動きはどのようにすべきか。

1・スマートに、しなやかに
2.足の運び方はスムーズに
3.どたばたしない
4.瞬間に静止する
5.子どもの顔を見て
6.笑顔を絶やさずに
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○付け法への招待76 中学校数学の授業での声かけ

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2月に参観した中学校の数学の授業では○付け法をしていた。
そのときの声かけを記録したメモを紹介する。
三平方の定理の活用場面であった。

・直角はどこ?・・・・直角三角形を探させるため
・確かめてください。
・どんな式がたてられますか。
・この式は簡単にしてください。・・・複雑な式の整理のため・
・これ(式)を整理して(ください)。

短い言葉で子どもは動いていた。

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○付け法への招待75 一度回っても

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○付け法で机間指導して、つまずいている子どもにアドバイスしたとする。
できない子どもは、それでも不安である。
そんな解き、どう声をかければよいか。

「後で来るからね」という教師の声かけは有効。安心する。
そして、必ず、できたかどうかを見届けてほしい。

○付け法は確認し見届けが不可欠な手法である。

もしも、確認しないままだとどうなるのか。
他の子どもには○がついている。
ところが、つまずいている子どもは○かどうかもわからないまま授業が進められていく。
これでは、○がついた子どももと全く○がつかない子どもとのギャップが大きく。
かえって、○をもらっていない子どもは不安の幅が大きくなってしまう。
必ず、後から見届けてあげてほしい。
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○付け法への招待74 かいとう技法

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算数の問題が解けないとき、子どもは鉛筆をもったまま固まっている。
「知」も「心」も冷凍食品のようにフリーズしている。
なんとか打開したい。
そんな時は、ヒントをあげることが大切である。
的確なヒントにより、子どもは解き始める。
教師からの知的ヒントは解答への誘いであり、また冷えて固まった心をときほぐす解凍技術である。
○付け法は、「解答と解凍」の両面をもった技法である。
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