最新更新日:2024/04/26
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東部中たより「東風」7月号

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東部中学校通信 Vol.15
平成30年7月 野呂一彦
「二つのスプレー」
 5月の大会は風の強い日だった。その試合中に、グランドに舞い込んだゴミをタイムを取って拾いにいった選手がいた。特にゲームの進行に影響するようなゴミではなかったし、最初はなぜ彼がタイムを要求したのか分からなかった。彼は、舞い込んだゴミに駆け寄って、拾い、ポケットに入れた。「ありがとうございました。」と審判に言ってプレーが再開された。
 アメリカンフットボールの試合での悪質な反則行為が話題になった。立場によって見解は異なると思うのだが、スポーツとは何か?ルールとは何か?を改めて考えさせられる事件だったと思う。
 かつてサッカーのドイツ代表にオリバー・カーンという名ゴールキーパーがいた。ドイツ代表はこれまでに数々の名ゴールキーパー(GK)を生み出してきたが、中でもオリバー・カーンは、2002年W杯の闘志あふれるプレーで日本でも知られる存在になった。ブラジルとの決勝では好セーブを連発しながらも、自分のミスからゴールを決められて優勝を逃し、試合後にポストにもたれてうなだれる姿は多くの人の胸を打った。カーンの「頭の中のカバン」には、「クールダウンスプレー」と「防護スプレー」の2つのスプレーが入っているそうだ。もちろん、イメージでの話なのだが、ファウルを受けた時など、頭にカチンときたときに使うのが「クールダウンスプレー」、失点してしまったときなど、ネガティブな気持ちから自分を守るために振りかけるのが「防御スプレー」だ。彼は、これら二つのスプレーをうまく使って、自分の感情をコントロールし、その冷静なプレーでドイツの守護神となっていったのだ。
 試合の中だけでなく、私たちは普段の生活の中でも、いろいろな状況に出くわすものである。いかなる状況においても、自らの感情をコントロールし、落ち着いて冷静な判断ができる人は魅力的である。ゴミを拾ってくれた選手のチームは、残念ながら負けてしまったが、種目に対する真摯な気持ちや、その気持ちを行動に移した彼の勇気が感じられた。何でもない一瞬の出来事であったが、とても爽やかな空気が流れた。
9月 行事予定
3日(月)3年実力テスト
12日(水)前期期末テスト 〜14日(金)
22日(土)松阪地区新人大会 
〜29日(土)30日(日)
27日(木)社会見学

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学校行事
7/15 松阪地区総合体育大会
7/16 海の日
7/17 交通指導 生徒会委員会
7/18 クラブ週休日
7/21 夏季休業開始
松阪市立東部中学校
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